いつだったか、お茶をなさる方から「結界」という言葉を教えていただきました。茶道では、もてなす亭主側ともてなしを受ける客の間の暗黙のルールを表すものをしつらえるそうです。

この写真は、去年宮崎の知事公舎で行われたお茶席の写真です。お煎茶席の写真なのですが、お道具の前にかわいい木製のおもちゃの汽車があります。平成17年の台風14号での大災害で走ることができなくなった高千穂鉄道の復興を願う気持ちを込めて作られた積み木の汽車です。これが、この時の「結界」でした。
茶道では、この「結界」にいろいろな工夫がされているようです。季節感を出したり、そのときのテーマであったりするようです。神社仏閣などで、客人(京都のようなところでは観光客)が入ってはいけないところに縄をまいた小石などが置いてあるのに気が付かれた方もいらっしゃるでしょう。さりげなくここから先は入れませんと客人に伝えているのですね。
考えてみれば、我が家にもいろいろな結界があります。暖簾がいい例だと思います。縁側があって、障子があり2つの和室も襖で仕切られています。これも結界ではないでしょうか。
人間関係でもこの「結界」が必要だなと思うことがあります。親しき仲にも礼儀ありというように、家族であってもやはり個人を尊重する、入りすぎてはいけないこと、言ってはいけないことがあるのかもしれません。
PR
カレンダー
コメント新着
キーワードサーチ