バリュー投資に騙されるな!

バリュー投資に騙されるな!

PR

Favorite Blog

2024~25主力株概況3… New! みきまるファンドさん

Comments

MEANING @ Re[1]:逆イールドカーブ解消(11/02) 青野菜さんへ これから不況入りすれば下…
青野菜@ Re:逆イールドカーブ解消(11/02) 不況入りでもファンダ重視します。 しかし…
MEANING @ Re:今年はとてもやり易い相場(09/14) 億り人宣言とは恥ずかしいですね…。 相変…

Free Space

楽天以外のお気に入りブログ

株は最高のゲームだ
あらなみの里


いつか本を出版したいという夢があります。
もし出版しても良いという出版社の方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。
meaning756@hotmail.com



たまにyoutube動画配信もやってます。
動画一覧ページはこちら
2013.07.28
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
株式投資にまつわる本の紹介も、再開したいと思います。

結果的に、他の投資家が余り紹介していない本が中心になります。


今回紹介するのは、
「世界一シンプルなバフェットの投資」
です。

バフェットと名前が付く投資本は殆どがクソみたいなものですが、この本はバフェットの投資哲学を良くまとめられています。シンプルイズベスト。
この本に書かれている内容がバフェットの投資哲学だという事に対して、僕は大きな異論はありません。
要約するには本質を理解していないといけません。この著者はかなりバフェットの事を研究された方ではないかと思います。

似た本に、「1分間バフェット」という本があります。今年出版されたばかりの本です。

何故でしょうか。殆ど同じと言っても良いくらいよく似たこれらの本の、一体どこに違いがあるのでしょうか。
それは、表現の深さです。「1分間バフェット」では殆どが表面的な解釈に留まっていて、深い部分についての表現が出来ていないからです。
それであれば、分かり易く一般受けしそうなバフェットの発言をただ切り売りしているだけです。
投資家に好まれそうな言葉を選別し、格言といって有難がっている人々。バリュー投資家の大半はこの部類に属します。
実際、そのようなバフェット関連の本が溢れています。よく似たブログも溢れています。
それらの部分だけ選んで解釈している本では、バフェットの発言のうち比較的一般受けしないようなものについては殆どなかった事にされています。
投資家の性格に関するものや多くの時間と努力を必要とするものについては、それらの本やブログで出てくることは殆どなく、バリュー投資家に広く伝わっていません。
この傾向はバフェットの相棒のマンガーについても同様です。マンガー抜きにしてはバフェットやバークシャー・ハサウェイの成功はありませんでしたが、バリュー投資に多くの知識を求めるマンガーの発言は一般の投資家には余り受け入れられていません。数学や物理学を専攻したマンガーは、バフェットよりも幅広い学問的知識を重要視しています。
全体的にバリュー投資家は、ファンダメンタル分析を主とする投資家の中では回りくどい努力を好まない傾向にあります。基本的な経済学ですら学ぼうとしませんので、数学(※)や物理学の必要性などを説いている文章をいくら読んでも頭の中に入ってきません。バフェットもマンガーも共通して言える事ですが、学ぶことよりも学び続けることを重要視しています。学び続けることで、投資手法を変えているとも言っています。また、最初からバリュー投資をやってうまくいかないのであれば、その投資家はバリュー投資に向いていないと断言しています。
バリュー投資家はバリュー投資に正解を求めているので自分がバリュー投資に向いていないと認めることが余り得意ではない傾向にあります。その為、取捨選択して都合の良い文章だけを有難がるのです。嘘だと思うならバリュー投資家が有難がっている格言を見てご覧なさい。ビックリするから。


閑話休題。
バフェット関連の本を今まで買った事がない人は、この「世界一シンプルなバフェットの投資」から入ると良いと思います。

バフェット本人の書いた文章は有難い事にインターネット上の様々なところで読めますから、興味があれば読んでみることをオススメします。バフェットに関して言えば、出版されている本を読むより、インターネット上にアップロードされている文章を取捨選択しながら読んだ方が良いのではないかなと思います。バフェットの投資手法・投資哲学はそれ程難しいものではありませんが、出版されている本の中には誤った解釈というか誤った表現をしていて、読者に誤解を与えかねないものも散見されますからね。

バフェットの投資手法について長々と表現するのも読み物としては面白いのでしょうが、読み物として面白い本を作るのが目的ではない場合は間違っています。それらの本の中には、ページ数を稼ぐのが目的になっているように感じてしまう本もあります。
要点を簡潔にまとめるというのはなかなか難しいものです。
この本の内容を10冊の本にする事は可能でしょう。そして、そのような本が巷に溢れている事も事実です。
シンプルな考えを冗長に表現しても仕方がありません。



余談ですが、この本の終わりに解説と称して澤上篤人が書きたい事を書きたいように書いた文章が22ページもあります。これが全く読む価値のない駄文で、この本の価値を大きく毀損させてしまっています。非常に残念です。
澤上篤人というのは昔から詐欺師の匂いがプンプンします。本人のお気に入りのキーワードは「ごきげん」。暴落相場で「ごきげん」になって買っていると言っていますが、本人は言っている事とやっている事の違いが分かっているんでしょうか。
あと、もうちょっと真面目に株式投資に取り組んで欲しいです。銘柄選定を適当に決め過ぎです。詐欺師だろうがなんだろうが、心の底に市場に対する謙虚さがなければダメです。ダメダメです。僕は色々な詐欺師を見てきましたが、この人は詐欺師の中でも2流以下だと思います。



(※ただしバフェットもマンガーも数学から導き出される結果については余り重要視しておらず、数字を追いかける事については逆に「そんなに簡単なことではない」と注意しています)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.07.28 12:39:02
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: