なぜ市場は思考を裏切るのか(バリュー投資に騙されるな)

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MEANING @ Re[3]:供給停止(04/23) 103さんへ 確かに、あまり自分の投資手法…
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2014.08.26
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今回は余談という事で、僕のファンダメンタル分析の手法について書きます。といってもいつものように数値は出しません。理由は、ここの読者の皆様ならご存知の通りです。皮算用に意味がないからです。

投資手法について詳細を書き始めると、どうしてもかなり長くなります。今までの比ではありません。なので要点だけに留めます。ですが、要点だけでもかなり長くなってしまいました。

それでは巻いていきましょう。

僕はバランスシートの『変動』を重視します。 過去のバランスシートの変動から、未来のバランスシートの変動を予測する。変動を予測する場合は業績が、つまりは損益計算書が重要になります。

入口は大切なのでもう一度。 『バランスシートの変動』を予測する為、『損益計算書の変動』をかなり重視します。

財務諸表は、主に『バランスシート』、『損益計算書』、『キャッシュフロー計算書』から成ります。これらを重視しないファンダメンタル投資家は殆どいません。ファンダメンタル投資家であれば、これらの財務諸表を穴が開くほど見尽くすのです。バリュー投資であっても、非バリュー投資であっても、財務諸表は確り視なければなりません。

ちなみに、僕の場合キャッシュフロー計算書は殆ど重視することはありません。ファンダメンタル投資家の中であって、僕は最もキャッシュフローを重要視しない投資家に分類されると思います。その僕ですら、キャッシュフロー計算書は確り視ています。ここだけの話ですよ。


僕の場合は、よく分からない企業の分析では基本的に損益計算書は過去5年分を確認します。現在に近い年度の変化をより重視します。
5年前以前にその企業で業績の大転換期がある場合は、その年の前後の損益計算書を視ることもあります。
大転換期の損益計算書の内容の変化は視ておいて損はありません。決して損はありません。大事なことなのであと2回言います。決して損はありません。決して得もありません。

直近だとリーマンショックの業績悪化期やアベノミクスでの業績回復期、もう少し前だと2003年~2004年の業績回復期やライブドアショックの業績悪化期。これらの時期に大きく業績を変動させている企業はとても多いです。その業績変動の内容を僕は重視します。

具体的にどこを重視するか?
売上の変動と、それに伴う収益率の変動、この2つの変動です。収益は額ではなく率で考えます。(基本的に僕は何事も率で考える傾向があります)未来はどのようにもなるので、この変動が今後も起こる可能性もあるからです。
(当時と今とで状況が変わっているなら、何が変わっていて、その結果どうなるのか。或いはどうなると投資家に思われているのか)

業績の大転換期に関する分析で僕が最も重視するのは、『業績の大転換期 以前 の四季報業績見込み』です。
業績の大転換期より前の四季報業績見込みは過去の四季報で調べます。僕は四季報は滅多に買いませんが、過去に購入した四季報は死ぬまで捨てずに資料として取っておきます。過去の四季報は何度も何度も読み返します。僕は過去の四季報を、四季報業績見込みがどのようであったか、を確認する為にとても活用しています。
過去四季報がどのように業績見込みを外しているか、それは何故なのか、を注視します。とても重視します。 先にも述べましたが、 四季報を重視する投資家が山ほどいるので、四季報がどのように業績見込みを外すかは中期投資家にとってとても重要なこと だからです。 これを調べないで利益の大転換を経験した企業の株を購入することは、僕の場合は余りありません。

自己資本比率は殆ど気にしません。 自己資本の比率ではなく、自己資本の効率を重視します。 自己資本比率を上げるのであれば、何故上げるのかの理由を極めて重要視します。自己資本比率を上げる場合、極めて多くの企業が資本効率を下げているからです。
先にも書いた通り、自己資本比率の上昇を目的とした経営には反対の立場です。 自己資本比率を上昇することが効率的な経営に繋がる場合にのみ、賛成します。
その為、自己資本比率の数値単体は気にしませんが、 自己資本比率の推移は注視します。 とても注目します。会社の目指そうとする方向性が垣間見えるからです。

僕は、自己資本比率を低下しながら設備投資をしている企業を好みます。
さらにその企業が、 売上利益率を下げないで売上高を上げているのであれば、投資先として検討する価値は十分あると考えています。

結果的に、ROEの推移を重視する事になります。 ROEは単年度の数値には意味がなく、複数年の推移に意味があると思っています。 もし長期的にROEが上昇するのであれば、株主資本比率が長期的に減少するようなバランスシートの変動であろうが問題視しません。逆にROEが低下するのであれば、バランスシートが筋肉質になっても問題視します。長期的なROE推移を予測するのは大変困難です。僕は、常に損益計算書の変動を予測しながらバランスシートの変動を注視しなければ長期的なROE推移を予測しようとするのは不可能だと思っています。


損益計算書の変動によりバランスシートがどのように変動するか、それを元にしてROEを皮算用します。
大抵少なからず外れます が、自分なりに大きな流れを掴む事はできます。
ROEが持続して上昇するか、それとも持続して下落するか、 どちらだと自分が考えているか が分かります。
どちらかによって戦略が変わります。


ROEが持続して上昇するような銘柄であれば、株価下落は気にしません。「買い」あるのみです。あとは株価と相談です。そこでPERやPBRを参考にします。この場合、 PERやPBRで株価にROEの上昇による利益の増加が何処まで織り込まれているかを判断します。 僕は特にPERを重視します。 PERの算出元パラメータの一つである利益が重要となる為、売上と売上利益率の変動を皮算用します。過去どのような時に売上利益率が変動しているかも重要になります。また、過去の業績転換期において四季報が業績見込みを外したのは何故なのか、それは今後起きる可能性が高いのか起きない可能性が高いのか、も重要です。
(ここでは難しいことは何も言っていません。非常に単純明快な事ばかりです)

逆にROEが持続して下落する企業であれば、 市場の評価との自分の妥当だと思う株価との乖離がより重要 になります。 市場の評価の推移はチャートになって現れています。 過去のPERやPBRの変動と株価の変動を鑑みて、投資妙味があれば買います。ただし、 このような銘柄については株価上昇期においてPERやPBRは余り役に立たない という認識です。むしろ、株価下落期での株価下落を食い止める為に、PERやPBRを参考にします。 PERやPBRで現れている市場の評価と、それが今後どのような変動をするのかを見積った自分の算段、この乖離がどれだけあるのかを常に意識したトレードとなります。
(こちらについては難しいことを言っています。文章で読んで分かったつもりになっても、実践してみると難しい。バリュー投資ではこれを簡単な投資と考えています)


分かっている事(発表済の材料)を過小評価します。分かっていない事(将来発表されるであろう材料)を過大評価します。

分析に費やす時間が増えるほど、投資家は分かっている事を過大評価する傾向にあります。
これらの傾向はバリュー投資家に顕著に現れています。バリュー投資では市場価格は常に大きく間違っており、正しく株式の価値を判断するのは自分という考えだからです。
僕は、分析に多くの時間を費やすのは分析によって知った内容を過大評価する事につながり、リスクを不必要に負う事に繋がりかねないので否定的です。結果に繋がらない努力と心の底から分かった上で、好きだからファンダメンタル分析をする、というのであれば問題ありません。本来そうあるべきだと思っています。 儲かるからファンダメンタル分析をやるというのでは、ファンダメンタル分析は長続きしません。結果に繋がらない時期が誰にも長く続くからです。
好きだから分析する、儲かるかどうかは関係ない、というのでなければ、分析する時間を長くしても良いパフォーマンスは得られないと考えています。

僕は、分析の精度を上げる事がパフォーマンス向上に繋がる、というバリュー投資家とは違う考えを持っています。

まだ少し続けます。






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Last updated  2014.08.26 10:35:40
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