とんかのクローゼット

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2007.04.24
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カテゴリ: 教会のくらし
日曜日、教会の子供たちと遊んだシャボン玉の液が残っていたので、


ネットで調べて作ったシャボン玉液は弾力があって、大きなシャボン玉が作れる。

かめは自分で作ったドッチボール大のシャボン玉を喜んで追いかけてみたりしていたが
突然、わたしに「お兄ちゃんたちもふーふーね」と報告に来た。

ふと見ると、教会前の側溝わきのくぼみに中高生とおぼしき学生服の男子集団。
しゃがんで何やら談笑している。

この町は中高生にちょうどよい溜まり場がなさそうだと思っていたから
一瞬ほほえましい思いがしたが、心なしか煙が立ち昇っているような。。。


見間違えかなー。
でも、かめも「ふーふー」って言ってたし。

再度目をこらすと、どうもやっぱり喫煙しているよう。

えらいこっちゃ。

教会前でこんなことされたら困るわ。
わたしの若かりし日も男子生徒は喫煙=大人のしるしみたいな意識があったし
これは一種の通過儀礼でもあるのかも。
でもねえ。

神さまからいただいて
親たちが丹精こめて(?)育て上げた
若くてうつくしい身体をヘンな習慣で損ねていいものかねえ。


ひとたび中毒になると、意志でやめられるものではない。。
彼らはそのことを知っているのだろうか。

見知らぬ男子学生集団だし。
ちょっと躊躇して祈ったが
腰に手をあてて腹の底から、できるだけ明るい声で叫んだ。



彼らはぎょっとして
「はいー!」


一斉に叫んで立ち去った。

咄嗟に「はいー!」と応える彼らのユーモアに
微笑しながら思った。

だめなんて言葉を使わないで、いっしょにシャボン玉飛ばさんかと言えばよかった。
彼らはタバコをやめたんでなくて場所を変えただけかもしれないなあ。

少年。
どうせなら、煙をはかずに夢を吐き出しなさい。
すぐ壊れてもかまわないから、きれいな夢を。
その瞬間は自分もまわりも幸せになれるシャボン玉のようなきれいなものを。

おばさんは今日も性懲りもなく少女の頃と変わらない夢を飛ばしている。
わたしとわたしの生きている世界が少しでもあたたかく楽しいところになりますように。





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Last updated  2007.04.25 09:13:37
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