めざせ!Asian Beauty  megのよくばりブログ

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2014年03月02日
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カテゴリ: 読書

図書館の予約の順番がやっとまわってきた。
LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲 シェリル・サンドバーグ著 村井章子訳

フェイスブックの最高執行責任者(COO)として活躍してるシェリル・サンドバーグさんのベストセラー。
すごく共感できて、興味深い内容やった。
アメリカでさえ、女性が置かれてる状況はこんなもんなんかと、がっかりもしたけど。
具体的な実例をたくさん挙げて、ご自身の不安感や失敗談なども率直に書いてはるので、好感が持てる。
それに、統計的な数字や理論も添えられてて、参考になる。
「LEEN IN」は、「一歩踏み出す」という意味で、シェリルさんの一番伝えたいメッセージでもある。
印象に残った文章をいくつか揚げてみる。、
リベリアで女性たちの非暴力抵抗運動を組織し、内戦終結に尽力して、ノーベル平和賞を受賞したリーマ・ボウイーは、「リベリアのような国で内戦の恐怖や集団レイプに苦しむ女性たちを助けるには、私たちアメリカの女性はどうしたらいいでしょうか」という質問に、単刀直入に答えた。「もっと多くの女性が権力のある地位に就くことです」。
女性が直面する障害物はたくさんあるが、その頂点に君臨するのが「恐れ」である。みんなに嫌われる恐れ、まちがった選択をする恐れ、世間のネガティブな関心を引く恐れ、力量以上のことを引き受けてしまう恐れ、非難される恐れ、失敗する恐れ……。そして極めつきは、悪い母親、悪い妻、悪い娘になる恐れである。
「女性特有の詐欺師感覚(インポスター・シンドローム)」。多くの人、とりわけ女性は、自分の業績を誉められると、詐欺行為を働いたような気分になるという。自分は評価に値する人間だとは思わずに、たいした能力もないのに誉められてしまったと罪悪感を覚え、まるで誉められたことが何かのまちがいのように感じる。
自分に厳しいのは女性だけではない。同僚やメディアも、女性が成功すると外部要因のおかげだと言いたがる。
それでもくじけず、手を挙げつづけなければならない。隅っこに座らないで、テーブルに着かねばならない。
成功と高感度は男性の場合には正比例し、女性の場合には反比例する。成功した男は男からも女からも好かれるが、成功した女は男からも女からもあまり好かれない。
好印象を与えつつも主張すべきは主張しなければならない。
「にこにこキッパリ」スタイルを実践するときは、たびたびほほ笑む、賞賛や気遣いを示す、共通の利害に訴える、より大きな目標を協調する、対決するのではなく問題解決のために交渉する姿勢を示す、といったことが有効だ。
何かを変えようとするとき、全員を満足させることはできない。全員を満足させようとしたら、たいしたことは何もできない。
キャリアは梯子ではなくジャングルジムだ。梯子の場合、上りは一本道だが、ジャングルジムならもっと自由な回り道の余地がある。それにジャングルジムなら、てっぺんにいる人だけでなく、大勢がすてきな眺望を手に入れられる。
一つは遠い夢、もう一つは18ヵ月プランの二つの目標を立てること。二つは同じ方向をめざしていることが大切。
仕事を決めるときの基準は一つしかない。それは、成長、それも急成長だ。会社がハイペースで成長していれば、いまいる人間がこなせる以上の仕事がどんどん湧いてくる。反対に会社が伸び悩んだり横這いになっていたりしたら、仕事は減り、人間のほうが仕事より多くなる。そうなると社内の空気は淀み、ごますりや駆け引きが横行し、士気は低下する。
リスクをとること、成長に賭けること、チャレンジすること、しかるべく昇進を要求すること(もちろんにこやかに)。これらはどれも、キャリア・マネジメントで重要な要素である。
「自分には力がないと考えたとき、人はもうあきらめている」(作家アリス・ウォーカー)
メンターはアドバイスをしてくれる人、スポンサーは影響力を行使して紹介や推薦をしてくれる人を意味する。
いまでは自分というもののすべてを仕事に持ち込むのはけっして悪くないと考えるようになった。
「冷徹なプロフェショナル」の仮面をつけるより、自分の真実を語り、個人的な事情を正直に話し、感情は切り離せないものだと認めるほうが、総合的に見てメリットは大きいのではないだろうか。
キャリアはマラソンだと想像してほしい。長い距離を苦労しながら走りつづけ、ようやく最後に努力が報われる。このマラソンのスタートラインに男性ランナーと女性ランナーがついたとする。どちらも同じだけ練習を積み、能力も甲乙つけがたい。二人はヨーイドンで走り出し、並走を続ける。沿道の観衆は、男性ランナーに「がんばれー」と声援を送りつづける。ところが女性ランナーには「そんなに無理するな」とか「もう十分。最後まで走らなくていいよ」と声をかけるのである。距離が伸びるほど、この声はうるさくなる。男性ランナーには相変わらず「いいぞ」「その調子」と声援が飛ぶのに、女性ランナーに対する声はしだいに疑念や懸念が含まれるようになり、ときには敵意さえ混じるようになる。そして女性ランナーがあえぎながらもなんとかゴールをめざそうとすると、見物人はこう叫ぶのだ――「どうして走りつづけるんだ。子供が家で待っているのに?」
キャリアを左右するような最も重要な決断を一つ挙げろと言われたら、私なら結婚と答えるだろう。結婚すると決めること、そしてそれがどんな相手かということは、決定的に重要だ。
家庭を築き、仕事も続けたいなら、対等のパートナーになれる人を探すことである。女性は自分の意見をもち、聡明で意欲的であるべきだと考えている男性、公平であろうとし、家庭でも自分の役割を果たすべきだと、いや果たしたいと考える男性である。
パートナーを本当のパートナーにしたいなら、彼を対等に、つまり対等の能力を持つ人間として扱うことである。
彼の役割と決まったら、あとは彼のやり方に任せること。
対等のパートナーシップを望むなら、最初からそのパターンを確立することが肝心である。
「すべてをやってのけるなんて、無理。フルタイムの仕事を二つこなせる人は一人もいない。仕事をし、子育てをして、三度三度の食事を手作りする……そんなスーパーウーマンは、女性解放運動の敵と言わざるを得ない」{女性運動家グロリア・スタイネム)
母親にとって、罪悪感のマネジメントは時間のマネジメントと同じぐらい重要である。
成功を定義しないといけないとしたら、「自分にできる最善の選択をし、それを受け入れること」と私なら応えるだろう。
「成功の秘訣なんてないってこと。要するに、自分に与えられたものでベストを尽くすしかない」(ジャーナリストのメアリー・カーティス)
職場における男女差別の問題を取り上げるのは、泥沼に足を踏み入れるようなものだ。平等の扱いをめざしながらも、男女のちがいは認めざるを得ないのだから、そもそもこの問題自体が矛盾をはらんでいる。
「伝統的な」結婚(妻が専業主婦である)をしている男性は、「現代的な」結婚(妻がフルタイムで外で働いている)をしている男性に比べると、職場での女性の存在にあまり好意的ではない。条件を十分に満たしている女性の昇進を却下する率が高く、女性の多い職場は面倒が多いと考えている。女性にけっして否定的ではないが、時代遅れの見方に囚われた「善意ある性差別主義者」なのだと推定している。
ハーバード・ビジネス・スクールの学内での定義は「リーダーシップとは、あなたの存在によって他の人の満足感を高め、あなたがいなくてもそれが維持できるようにすること」。
いま考えれば、大学時代の自分たちが、女性運動初期のフェミニストたちが闘って勝ちとった成果をもう過ぎたことのように眺めていたのは、じつに馬鹿げたことだった。私たちは彼女たちの努力を称えるべきだったのに、もう闘いは終わったと考えて声を上げようとしなかった。あのときの沈黙が、いま私たち自身を傷つけている。
いまこそ私は、誇りをもって、自分をフェミニストと呼ぼう。
現在のアメリカでは、自分をフェミニストと認める女性は24%しかいない。だが、「フェミニストとは、社会、政治、経済における男女平等の正しさを信じる人のことである」と定義した場合には、その比率は65%まで跳ね上がる。これは、正しい方向への大きな一歩ではないだろうか。
残念なことに、「偉くなれる女は一人だけ」という見方は今日もまだ消えていない。女は女と競争しなければならないなどという前提はナンセンスなのに、いまだにそう信じている人がいる。女性が同性の同僚にとくに辛口で、仕事への熱意、意欲、リーダーシップに疑義を提出することもめずらしくない。
「地獄には、女を助けない女が落ちる場所がある」(元国務長官マデリン・オルブライト)
女性のこうした行為は、単に相手を苦しめるだけでは済まない。女性に対する女性の辛辣な評価は客観的とみなされ、男性による評価より信用できるとみなされがちである。
女性は性差別の犠牲者であると同時に、加害者にもなり得る。
トップの座に就いた第一世代の女性たちは、数がきわめて少なく、散在していて、生き残るために順応するのに必死で、互いに助け合う余裕などなかった。だが、現役世代の女性リーダーは、次第に声を上げはじめている。もっと多くの女性がリーダーになれば、現状への同化と順応を要求する圧力は和らぎ、女性のためにさまざまな措置を講じられるようになるだろう。
女性は職場でもっとリーダーシップをとれると私は信じているし、男性は家庭でもっと力を発揮できるとも信じている。そしてそのほうが世界はもっとよくなるとも信じている。組織の半分は女性が率い、家庭の半分は男性が切り回す、そんな世界だ。

ステキな本で、いろんな人に読んでほしいと思う。
1版8刷で誤植があったのは残念。
P189の1行目「に対する期待が大幅の増えたのと」は「に対する期待が大幅に増えたのと」。

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最終更新日  2014年04月12日 17時53分37秒
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