図書館で借りた本。
初の著書「工場」が おもしろかった
ので、小山田浩子さんの第150回芥川賞(平成25年度下半期)受賞作品も読んでみた。
穴 小山田浩子著
今回も表紙はフィリップ・ワイズベッカーさんの作品。
田舎にある夫の実家の隣の家に住むことになった松浦あさひ。
携帯ばかりさわってる夫も、夫の両親も、義理の祖父も、隣の世羅さんも、だれもがどこかちょっとおかしい。
コンビニに行く途中、奇妙な黒い獣の後を追ううちに、得体の知れない穴に落ちてしまう。
時間も空間もないまぜになった日常が、淡々とていねいに描かれる「穴」。
「いたちなく」と「ゆきの宿」は連続したお話。
不妊に悩む40代の僕と同い年の妻、友人の斉木君、32歳の新妻洋子さん、二組の夫婦のお話。
このほうが印象的やった。
おからで作るあずまずしのお稲荷さんが気になる。
小山田さんは、断片的なシーンをたくさん書き溜めて、それを最後に順番を入れ替えたり、削ったりしてまとめて作品を生み出しはるそう。
すごいなあ。
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