シャム双生児として生まれたTomとBarryは、18歳まで世間とは隔絶されて生活していた。しかし父親によって興行主に売り飛ばされ、彼らはロックバンド「The Bang Bang」としてデビューすることになる。彼らの音楽とその特異なルックスに人々は熱狂するが、ひとりの女の登場によって、離れたくても離れられない兄弟の関係は次第にねじれていく…。
兄弟を取りまく人々もいい感じです。The Bang Bangのベース担当、二人を見守り、楽器の弾き方を教えるPaul(Bryan Dick)が、個人的にすごく気に入りました。(Barryとちょっとアレ…な感じだったのにはドキドキでした・笑)また、マネージャーのNick(Sean Harris=24 hour party peopleのIan Curtis役))も、短気で乱暴な男と言われていますが、本当は双子をけっこう大事に思っていたのかな、と思わせる部分もあって、胸キュン。
設定も細かく凝っていて、それがさらに、The Bang Bangが実際に存在していたかのような思いを抱かせます。 1975年1月始動、10月活動停止。 まるでSex Pistolsのような刹那の輝きと、Clashの衝撃を併せ持ったような存在として描かれています。
ラストは悲劇的です。 けれど、見終わった後、不思議な満足感をおぼえました。 本物のドキュメンタリーを見たような。The Bang Bangへの懐古のような。 いい映画を見ました。