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4月20日の未明、私の可愛い可愛い弟・おちびが虹の橋を渡っていきました。体調を崩してから約1週間ほどで急激に病状が悪化し、あっという間のお別れでした。約5年ほど前になるでしょうか。我が家の庭には野良ズがうろうろしていて、その中の2匹の間に仔猫が生まれました。それが、おちびでした。最初は植木鉢の下に隠れちゃうくらいちっちゃかったね。いつの間にか親たちはいなくなり、ひとりになったおちびは、他の野良ズと仲良くお外ライフを過ごしていました。けれど、2年ちょっと前。ちょうどわたしがSuedeとManicsのライヴに行ったあたりのこと。おちびがいつになく汚れて、足元も覚束ないような感じでふらふらと歩いているのを見かけたのです。わたしはとっさに「おちび、おうちに入る?」と声をかけました。するとおちびは素直に家の中に入って来て、モモ(犬です)のベッドで丸くなったのです。それから2,3日くらいはずっとそこにいました。ごはんを食べて、お水を飲んで、また寝る。それを繰り返してちょっとしてから、彼はまたお外に出て行きましたが、夕方になると、ガラス戸の前にちょこんと座って待っているようになったのです。それから毎日、適当に外で遊んでから夕方は家に戻って来るようになりました。猫を外に出さない方がいいというのは承知しています。けれど、おちびは半分野良のようなものなので、わたしたちもそこは割り切って接していました。とはいえ、おちびは本当に甘えん坊になりました。最初は撫でさせてくれるだけでしたが、だんだんとお腹を出すようになり、頭突きをするようになり、でっかい声でわたしや父を呼ぶようになり、膝に乗ったり新聞の上に乗って邪魔をしたりするようになって、わたしは彼が可愛くてたまりませんでした。推定8キロほどのふわっふわのどでかい猫になり、のしのしと歩く姿は貫禄そのもので、ぶっといしっぽもかっこ良かったです。かと思えばビビりな一面もあって、天敵のネコに追いかけられて慌てて逃げ帰ってくることもありました。でも、周りの野良ズには基本的に優しい、いい男でした。おちびはわたしにしか頭突きをしませんでした。わたしが「ねえちゃんのこと好きですかー?」と聞くと、「ニャ」と返事をしてくれました。父の抱っこが大好きだったけど、わたしが階段を下りていくと、ぱっと飛び降りて、ドアの前でわたしを待っていてくれました。マッサージチェアの背もたれの上に飛び乗って、わたしと視線を同じ高さにして、わたしが頭を撫でてあげると本当に嬉しそうな顔をしていました。最後の日も、苦しそうにしながらも、わたしの呼びかけに小さく「ニャ」と言ってくれました。それがわたしが最後に聞いたおちびの声でした。こんなに涙が出るのかと思うほど泣きました。いまも、おちびのお墓の前に行くと泣いてしまいます。そしてこうしてこの記事を書きながら、また泣いています。まだ帰ってくるような気がしちゃうんですよね。おちびが「帰って来たよ」と開けてもらうのを待ってたガラス戸とか、何とはなしに見てしまうんです。出勤前に、「行ってくるねー」とマッサージチェアをのぞき込みかけて、「あ、もういないんだ」とはっと気づく。それの繰り返しです。おちび、ありがとう。短い間だったけど、一緒に暮らせて楽しかったよ。向こうでうちのピーとかしろちゃんとかくろちゃんと待っててね。いつかねえちゃんも行くからね。Chapterhouseのジャケみたいな丸まり方が可愛かったね。親はそうでもないのに(失礼)、おちびは本当に可愛いお顔をしていました。
2026.04.25
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今年になってからもうすでにいくつか新譜を買って聴いたりしてきたわけですが、これは中でもダントツで良い。Brigitte Calls Me Babyの2nd「Irreversible」です。冒頭の「There Always」のきらめくようなギターのイントロから、Wesの伸びやかな声が入ってくると、もうそこにはBrigitte Calls Me Babyの世界が広がっていました。メロウで、甘くて、でもどうしようもないほどに惹きつけられる影が、確かにある。前作も思わず息を呑むほどに素晴らしい一枚でしたが、より洗練され、よりロマンチックな雰囲気が増したように思います。それはきっと、輝きと影のコントラストがさらに際立つようになったから。先行シングル「Slumber Party」はやっぱり白眉。ずいぶん前からライヴで演奏されていて、きっと次のアルバムに入るんだろうなとは思っていましたが、いざラインナップに入って聴いてみると、さらに良い!ポストパンクっぽいサウンドなんだけれど、やっぱり彼らのいいとこがこのとっつきやすさ。すっと耳に入ってくるメロディがたまらんのです。わたしは出だしの歌詞がなんだかとても好きで。I thought I told you / No excuse to stay home / Too bad it's Friday / There will be people you know……って、何だか人の精神面のダークな部分が見えてきそうな気がしません?たぶんとても表面上はつくろってて、内部でものすごく崩壊してそう。これは1stのときから変わらない世界観のような気が。しかし、わたしがいちばん好きなのは「Truth is Stranger Than Fiction」なのです。たぶんこのアルバムの中でいちばんキャッチーなメロディだと思います。実にストレートなロックナンバーなのですが…もうね、これはWesの声に尽きる。彼の声の伸びを思い切り堪能できる一曲なんですよ。「Fiction~!!」の部分、聴いたら腰抜かしますねきっと。そして彼の場合、ライヴの方がさらに声が良いという…!ライヴ観たい!観たい!と興奮してしまいました。「The Early Days Of Love」で繰り返される「I wanna carry you with me and bury you to be in the early days of love」の美しさと執着と不気味さには身もだえするし、途方もなく甘いサウンドの「Send Those Memories」で歌われる狂気の美学と言ったら…!「ぼくのベッドの片側には、もう誰も寝ることなんてない」からの、「戻って来てもいいんだよ、責めたりなんかしないから」とか、「悲惨なほどの苦しさが恋しいな。ぼくにとってはそんなに悪いものじゃなかったんだよ」とか…ふつうに読んだらぞっとするんだけれど、これがBrigitte Calls Me Babyの音だから許される。それがたまらんのです。で、何が言いたいのかというと、こんなふうに、平静を装いながらも執着を胸の奥に押し隠しているような歌詞が大好きなんです。それがこの甘くも切ないメロディに乗っかって来るんだから、好きにならないわけがないんですよ。帯に「シカゴのロマン派」って書かれてましたが、なんかわかる。笑実はこのアルバムのリリース前に、GtのDavidが脱退しています。ジャケットにはいるんですけれどね。これはかなり残念でしたが、彼も、バンドも、それぞれが良い方向へ行くことを願っています。それでね、来日ってどうなんでしょうか?ねえ?来て欲しいですよね??
2026.04.05
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