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雪姫を膝の上で抱きながら目の前の森を眺め
ていた。
葉を落とした裸樹の向うに冬空が見える。
青さの深みがない何処となく白けた色だ。
ジッとこうして風景を見ていても時間は一瞬も
止まることなく終焉に向かって進んでいる。
普段の動き回ってる生活の中で1秒を意識す
ることは無いのだろうが、スポーツの世界では
妙に、突然、その1秒も0.0001などと言う数字が
競われる事の違和感を覚えてしまうのだが。
思考する生命として実体化(短時間の肉体貸与)し
た人間のわたしですが、もう少し時の流れがスロー
であって欲しいと思い、願うのですが。
*
昨日見舞いに行って見舞わられる立場を想った。
見下ろされてる自分の不安と焦燥感と見下ろしてる
見舞い客との位置関係に怒りすら覚えていた過去。
死への言いようのない恐怖とそれとは距離を置いてる
見舞う側との断絶した距離に余計絶望感が湧いて来る。
90歳になっても生きたいと願う人間本来の生への執着。
それをどうして哂うことが出来ようか、。
帰宅して小さく哀れな小動物に触れて安らぎました。