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結婚して家庭を営んでいながら愛人を持つ人間は
現代のような無責任な時代にあっては尚更珍しい
事ではなくなっているようだ。
で、わたしが今、想うのは島尾敏夫と葛西善蔵と太
宰治のことである。
奇しくも葛西と太宰は同県人であるがその愛人関係
も似た様なところが感じられます。
島尾に至っては愛人関係よりも裏切った妻への心の
ありようが異常に感じられるほどです。
わたしは、二股をかけるほどの体力も自信もなかった
ので、と言うより曾祖母から戒められていた古い時代
的な倫理観があって出来なかったのですが、若し結婚
していたら愛人は持たなかったと想います。
それは、愛する人以外に心揺れる存在に出会わなかっ
たと言う事ではなくて、その存在はあくまでもプラトニック
なものとして心に秘めていたでしょう。
3人の女性から愛を告白されて苦悶したことがありました
が1人の人だけを愛し続けました。
弟と比べれば「兄貴はアマチュアだなあ」と言う所でしょう。
心自体がそれぞれ違うので一概に非難したりすることは
慎むべきもので、なので3名の作家の名を挙げましたが
彼らを非難、批判する意思は毛頭ありません。