料理研究家・宮成なみの【 夢叶 】~胸に希望を 台所から愛を~

料理研究家・宮成なみの【 夢叶 】~胸に希望を 台所から愛を~

2007年06月11日
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カテゴリ: なみちん入院記




結構、厚みがありました。


『私、宮成さんのブログを見て
初めて入院されたことを知ったんです。

家庭科の授業のときに
生徒たちに

宮成さんが入院していること
今病気と戦っていること
だから文化祭には来られないことを話したんです。


ちょうど宮成さんが入院したばかりくらいのところで

13年間が夢じゃないよね?って書いてあったことも
呼吸ができなくなったことも話したんです。

そしたら

1ヵ月前には元気に笑って講演してたじゃないか!

って
生徒たち信じられなかったみたいで
ブログを見せろと言いだして。

家庭科の授業の時間にパソコン持ってきてみんなに見せたら
宮成さんに手紙を書こうって言う話しになったんです』


と、久原先生に言われて


激励の手紙が入っていました。

生徒たち一生懸命書いてましたから
誤字脱字は勘弁してあげてくださいね。って言って、

先生はにっこりと微笑みました。



色とりどりのペンを使って書いている子

いろんな子がいました。


宮成さんが生きてきた13年間は夢なんかじゃありません!

久留米商業に来たし
私は宮成さんの話を聞いたよ!

元気になってまた来てください!

と、力強いメッセージがいくつもいくつもありました。


食育講演会のときに
砂糖水を試飲してくれた野球部の男の子は

『自分はなにもできないけど
今日家に帰ったら仏壇に手を合わせて
宮成さんのこと頼んでおきます!』

と書いてくれていました。


またある女の子の家では
西日本新聞をとっていて

以前からお母さんが私の記事を読んで共感し
娘にとメロメロレシピを買ってきてくれていて

今では
親子で食について話し合ったり
家族が風邪をひくと
メロメロレシピのおじやを作ったりするようになった

と、書いてくれていました。


やはり1番多かったのは

一ヶ月前まであんなに元気に笑っていたのに
本当に健康を失うときは一瞬なんだと思った

今でも信じられないし、驚いている

というものでした。


ブログを読んでいて
あたしが講演のなかで何度も

「失わないで済むのなら健康だけは失わないで」

と言っていた意味がよくわかったって書いてくれている子もいました。


男の子も女の子も関係なく
どちらも

文化祭をきっかけに
講演会をきっかけに
家庭科の授業をきっかけに

おうちでお母さんと一緒に台所にたって
料理をするようになりました

とか

今まではおみそ汁や野菜のおかずを残していたけど
毎日必ず食べるようになりました

とか

朝ごはんをちゃんと食べるようにしたり
野菜をしっかり意識して食べたりするようになった途端
今まで激しくて起き上がれなくなっていた生理痛が
本当に軽くなったよ!


などの報告が書いていて
最後はどの手紙にも


だから
僕も
私も
頑張るから

宮成さんも病気に負けずに頑張ってください
生きていてください


と綴られていました。


そしてまた元気になって
久留米商業高校にもう一度来てください!

って。


『「頑張って」って書いていいのかな?ってわざわざ聞きに来た生徒もいて

本当に辛いときとか頑張ってるときに頑張ってって言えないよ
って言っていたんだけど

でもやっぱり
宮成さんに生きてて欲しいから
乗り越えて欲しいからって言っていて
他に言葉が見つからなかったみたいです』

と久原先生が
教えてくれました。



嬉しくて
嬉しくて

涙でぼやけてしまうから
手紙がうまく読めません。

目の前にいる久原先生になんて言っていいかわからずに

ただ何度も何度も
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔で
ありがとう、ありがとうっていいました。


お料理研究家になってから、この2年間
たくさんいろんなことがありました。

悲しいことも
悔しいことも
理解してもらえないことも。

私一体何をやっているんだろう?

と思うこともありました。


夢にまでみた念願の料理研究家になれたのに
ぽっかりと胸に穴の間ような孤独感を
感じることもありました。

なんの資格も持たない小娘が
ひと様の前で食の話をしていいものだろうか、と
葛藤することもありました。

自分の過去を
発病したばかりの体験談を話すと
今でも思い出すたび
ぽろぽろと涙がでてきて
話せなくなることもしばしばで
いっそ話すのは辞めたほうがいいのではないかと
悩んだこともありました。


けれど
諦めないでよかったと
伝えて続けてよかった
やり続けてよかったと

ひとつひとつの手紙を手に取り
読みながら思いました。


みんなは私のことをなみ先生と書いてくれていたけれど
またいろんなことを教えてくださいねと、書いていたけれど

私もみんなと同じ。
あたしもみんなと同じ、学んでいる途中。


文化祭を通して
みんながいろんなことを学んだように

私もみんなとの出会いを通して
いろんなひととの出会いを通して
自分で体感し、実践してみることを通して
いろんなことを教えてもらっているよ。


講演会でも
お料理教室でも
会場にいる方たちから
キッチンにきている女の子たちから
本当にいろんなことを教えられているよ。

本当にホントに感謝しているよ。

あたしにとって共に学んでくれるみんなが先生なんだ。


早く元気なって
またみんなと一緒に
笑いながら
家庭科の授業をやりたいなぁって思いました。


押し付けるのでもなく
強制でもなく
上からものを言うのでもなく

一方的に教え育てる『教育』ではなくて


共に学び
共に喜び
共に分かちあえる『共育』。


そんな食育がもっともっと身近なものになったらいいなぁと思いました。


そんな授業をしたいと願う家庭科の先生たちはたくさんいる。


だから義務教育のなかから
家庭科の授業を削らないで欲しいなぁと切実に思いました。





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最終更新日  2007年07月26日 18時40分51秒
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