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2024.06.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート
「あんたに合わせたい人がいるの。」


出掛けに、
「仕事も順調、たまには親子で出掛けよう。いいでしょ。」
佐津香、優維香に。

「まぁ~~。珍しく、うん。いいんじゃない…???…ここんところ、おかあさんも私も、仕事仕事で。」
「でしょう~~~。」

そしてふたり、車に乗って…。
話す話題は佐津香の挿絵の事、コンペの事、優維香のインテリアコレクションの時の事。

話は尽きない。




…やがて…。


優維香、レストランの玄関で、
「ダイニングバーラスカ…。うん。結構、お洒落。はは。…って言うか、おかあさん、こういうお店…、来るんだ…???」

その声に佐津香、
「あん。おかあさんだって、最近知ったお店~~。」

優維香、頷きながら、
「ふ~~~ん。」


自動ドアから…。

佐津香、
「こんにちは~~。」


「あ、は~~い。あ~~、佐津香さ~~ん。お待ちしておりました~~。ふふふふ。いらっしゃいませ。」

「こんにちは、伽璃菜さん。」
佐津香。そして隣にいる優維香を、
「こちら、私の娘、優維香って言います。」

優維香、初めての女性にペコリと、


伽璃菜、女性に丁寧にお辞儀を。
「こんにちは。初めまして~~。」
ニッコリ。

すると厨房から未梨。
「いらっしゃい、佐津香さん。うん。お待ちかね。」
そして佐津香の隣の女性を見て、
「あら~~~。いらっしゃい。エレガンサ化粧品の方々にはお世話になっております。ラスカシェフの天樹未梨と申します。」
女性に丁寧にお辞儀をして。

優維香も、
「初めまして、娘の優維香と申します。母がお世話になっております。」

未梨、伽璃一緒に手を差し伸べて、
「どうぞ、どうぞ。」

佐津香、お辞儀をしながら…。
厨房で料理中のリチャードにもお辞儀を。
「こんにちは~~。」

リチャード、
「は~~い、佐津香さ~~ん。」
そしてリチャード、席の方に右手を。

店を見渡すように優維香。

そして未梨、伽璃菜、ひとつのテーブルに。そして、
「どうぞ。」

優維香、初めて気づく。
「あっ。」
店に入ってからも内装を見回しながらだった優維香。いきなり目の前に現れた男性に、
「あっ。コンペの。」

男性、小埜瀬である。小埜瀬、いきなり椅子から立ち上がり、優維香にお辞儀をして、
「は、初めまして。小埜瀬と申します。」

優維香、びっくりして、
「あ、あ、あ~~~。」
いきなり頭をペコリと。
「ど、どうも…。…初めまして。」

伽璃菜、
「佐津香さん、コーヒーでOK…???」
ニッコリと。

佐津香、伽璃菜に、
「えぇ。お願い。」
そして、
「優維香、あなたも…。」

落ち着かない優維香、母に、
「え、えぇ。あ…、はい。コーヒーで。」

伽璃菜、笑顔で、
「畏まりました。ごゆっくりと。」

佐津香、椅子に。優維香にも勧めて。

優維香、
「あ、えぇ。あ、はい。」

小埜瀬、緊張しながらも、自分も椅子に。女性に、
「す、すみません。いきなりで…。」
恥ずかしながらも、
「そ、そうですよね。はは。…いやはや…。」

優維香、母に、
「ちょ、ちょっと~~。おかあさん。」

そんな優維香に佐津香、のほほんと、
「うん…???」

「うん…???…って、ちょっと…。」

佐津香、とぼけたような顔をして、
「うん。」
そして小埜瀬に手を。
「こちら、エレガンサ化粧品、マーケティング事業部の小埜瀬瑛士さん。」

「そ、それは…。フランスでのコンペで、顔は…。…って、ちょっと~~。」

小埜瀬、再び、
「申し訳ない。いきなりで。」
頭を撫でながら。

「瑛士さん、私の娘。柿崎優維香です。はい。どうぞ。」

優維香、またもや、
「はい、どうぞって…。おかあさん。」
母を見て、目の前の小埜瀬を見て。優維香、再び頭をコクリと。
「初めまして。柿崎優維香と言います。」

佐津香、
「初めましては、さっきも言った。」

優維香、慌てて、
「いや。だって…。」

小埜瀬、また、
「いや。申し訳ない。いきなりで。」

「いきなりでも、今、さっき言った。」

小埜瀬、佐津香を見て、
「あ、はははははは。」
そして佐津香、小埜瀬に、
「はい。お願い。」

優維香、母に、
「はい、お願いって。おかあさん。」

小埜瀬、優維香に頭をコクリと。
「あ、あ。はは。その…、いや…。んんんん。」
そして、姿勢を正して、
「あの。…あの…ですね。」

澄ました顔の佐津香。

小埜瀬、そんな佐津香を見ながら、困ったようでもあり…。優維香に、
「あ、あの。あの。んんんん。柿崎、佐津香さん。おかあさんと、お付き合いさせて頂いております。」

瞬間、優維香、目を真ん丸に。口を窄めて。僅かに2秒。
「お、おかあさん…???」
母を見て。

佐津香、優維香に澄ました顔で、
「うん…???何…???」

慌てて優維香、
「いや…。何って…。その…。お、お付き合い。」

佐津香、キッパリと、
「そっ。」









好きになれない。   vol,276.    佐津香、優維香に、「あんたに合わせたい人がいるの。」

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最終更新日  2024.06.02 09:01:27 コメントを書く


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