ミカエルブレイズ

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盂蘭盆会とは、お盆のことであるのはみなさま、ご承知のとおり。

太陰暦では7月15日を中心に7月13日から16日の4日間に行われる。

なので今年は調べてみると9月2日。


しかし、国民の大半が、グレコリオ暦8月のこの時期として

行事を催行しているということは

集合意識的なパワーによって完全に8月のこの期間に物事が動くということになる。


コロナ禍で帰省もままならない、今年の8月のお盆時期に

およそ20年ぶりくらいに旅行した。

自営業をずっとつづけてきた人生なので世間の休みに仕事を休むことが

できない・・・否休まない時期がずっとつづいていた。

つい一昨年までは8月いっぱいスケジュールをめいっぱい詰め込んでいた。

それももはや記憶の中の過去の思い出。



ことしは、息子の夏休みがコロナ禍のせいでとても短く、

さらに来年は高校三年生で受験生になるので

家族で夏に旅行するならは今年しかないだろう、ということで

ひさしぶりの夏の終わりの旅となった。


当然、現在の状況では海外へ出かけることはできず

近場での旅となるので

京都、淡路島、神戸を回ることにした。


京都は小学生の時からもう数え切れないほど訪れているし、

現在の仕事をはじめてからは、仕事で毎年半月は滞在してきたので

あらためて観光する場所ではない。

神戸も幼少期から何回も訪れている。

淡路島、鳴門は二回め。



しかし、家族で訪れるとそうは言っていられず、

さらにまったくの仕事抜きで京都に滞在するのは20年ぶりくらいとなるので

それはそれで新鮮な体験となった。



ところが単なる旅行で終わらなかったところが

やはり私の人生の方向性、ということなのだろう。


数日前から、40代前半で体験した

とても重苦しい因縁の土地巡りについて思い出していたことも

今回の京都滞在での体験とつながっていたのだと、

いまならば納得する。



では、どのような体験だったのか。


憑依体質、あるいはエンパス系のひとならばよくあることだと言えるが

すでに肉体を失ってしまった霊的な感情エネルギー(アストラル)と繋がると

その感情エネルギー(アストラル)の方向性の影響を受けて、

自身の感情が思わぬ方向へ動き出すこと。



たとえば、古戦場だった場所に行った後や、激しい戦さが繰り広げられて

無念の死を遂げたひとたちがたくさん発生したような場所に行くと

突然、怒りっぽくなったり、泣きはじめたり、

あるいは無性にご飯が食べたくなったりする、ということが多々ある。


わたしがよく体験するのは、

全国各地の古戦場跡に行ったときや

京都のような古い歴史を持つまちのいわくつきの場所に行くと

無性にご飯が食べたくなる、というもの。


人間、死んだ後にまず体験するのは

残存した欲望の渦の中に意識が入り込んで、

肉体の制御を失った暴走する欲望に囚われるという体験である。


あるひとは、白いご飯に対する執着を

あるひとは、甘いものやお酒に対する執着を

完全に解放できるまで追体験するわけ。


この体験の後に今度は残存性欲の渦に囚われる。


人間の食欲に対する欲望は圧倒的で、

とくに日本の古い時代、戦さで討ち死にしたような人たちは

白いご飯を満足に食べられなかった、という欠乏感が強いので

古戦場や戦さに負けて一族郎党全て殺された城址などを訪れると

決まって、わたしはおにぎりや白いご飯が食べたくなるのだ。


しかし、もともと白いご飯が体質に合わないタイプで

ふだんはほとんど食べたいと感じない方なので

この白いご飯欲求が強くなってきたときは「つながっているな」と思うのだ。



さて、今回、ちょうどお盆時期に、因縁浅からぬ京都に旅したわけですから

当然、わたしの過去生からご先祖のご縁のある感情体との繋がりは

具体化しやすくなるわけ。



さらに旅する数日前から予兆は出ていたので

十分な心構えで京都に向かった。


　　　　　　　　　　つづく



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