児童館、学童クラブの知恵袋
ごあいさつ 1
基礎編 1 児童厚生員の仕事とは? 4
基礎編 2 大人の常識 5
下積編 1 新社会人の知識 12
下積編 2 ゴミ処理 13
下積編 3 げた箱 4
下積編 4 掃除 4
下積編 5 仕事の進め方 18
下積編 6 専門用語の解説 3
串打編 1 トラブル 2
串打編 2 名前の呼び方 3
串打編 3 掲示 28
串打編 4 職場の人間関係 6
串打編 5 施設管理 1
串打編 6 危機管理・避難訓練 1
裂き編 1 予算 1
裂き編 2 研修 1
裂き編 2 図書活動 11
裂き編 4 接遇 2
裂き編 5 飼育・栽培 1
裂き編 6 障害児・要支援児童 2
裂き編 7 遠足 43
裂き編 8 キャンプ 26
焼き編 1 子どもの指導 5
焼き編 2 労働問題 2
焼き編 3 指定管理委託・民間委託 1
焼き編 4 クレーム、苦情 1
音響、映像、放送 2
工作 1
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私は、東京都のある特別区の地方公務員として児童館指導員を十数年経験したのち、国会議員の公設秘書、児童相談所を経て、現在民間の会社が運営している児童館で勤務しています。そうした経験の中で、最近、この仕事に就いて日の浅い方、特にここ10数年間で新規参入した法人に勤務する若い方たちが、この仕事のノウハウや知識を得る機会が必ずしも多くなく、現場で困惑している姿を見かけるようになりました。それもそのはずで、2000年ごろから始まった地方自治体の民営化路線(指定管理委託、民営化)の影響で、新たにこの仕事に就く若い方たちが圧倒的に増え、経験の浅い方たちだけで運営している児童館が増えてきたのです。先輩やベテランが職場にいないといった状況に陥り、職場の年齢バランスや経験バランスが崩れたために、職場内での人材育成システムが機能しなくなったのです。また、そうした若い方たちを育成する役割を担う施設長や館長も、まだその役割を担うに足りる知識や経験を十分に持ち合わせていないにもかかわらず抜擢される(やりたい人はいるができる人がいないという人材不足)ことが増え、本来職場内で機能するはずのOJTが機能しなくなっているのです。 プロの鰻屋には「串打ち三年、裂き八年、焼きは一生」という格言?があります。さらに、串打ちをさせてもらうまでに、皿洗いや接客、材料の買い付けから、道具の手入れまで修行段階で店舗経営の基礎ができていなければ、当然鰻を触らせてもらえないでしょう。どんな仕事でもその道のプロになる、一人前になるには、それなりの修行と実践経験、そしてお客さまに提供できる一定の品質を生み出せる技術がなければなりません。鰻屋の経験もない人が、あるいはアルバイトでしか経験したことのないような人が、いきなり店長になったり厨房を任されても上手くできるはずがありません。また、いくら優秀な調理師養成学校を卒業したからといって、実際の鰻屋ではそんなこと関係ありませんし、そのプライドは通用しません。そこで、私は、私自身がこれまで経験してきたこれまで数多くの失敗や実践、全国の数百箇所におよぶ施設見学や児童館研究を通して得た知識やノウハウを、このブログでご紹介していこうと思ってます。鰻屋でいうなら、修行から「裂き八年」の部分まではご紹介できればと思ってます。 今の若い方はなんでもネットで調べることが多いですね。遠足から物品購入、カット集から活動のアイデアまで、何でもパソコンで調べて解決しています。個人的には、ネット上の情報より対面の情報のほうが質も量も優れていると思いますし、人脈や思わぬ情報などの副産物も生まれるのでワンアクションが活動の拡がりを生むと思ってます。しかし、時代なんでしょうか?目の前にいる人でもメールで会話する、そんな現代にふさわしい情報発信媒体として、消極的にブログを選択しました。私がこれまで対面で行った講演、講義の資料などをもとに少しずつ講座形式でアップロードしていきます。あくまでも私の主観と経験をもとに構成していますので、ご意見ご批判を楽しみにしています。特に私より何年も経験を積んだ諸先輩方(多くは定年により退職してしまいましたが)の厳しいご指摘を期待しています。そして、社会的コンセンサスが得られるブログへと成長した暁には、積極的な情報発信媒体にアプローチしていきたいと思ってます。by TokyoCityご意見ご感想や質問はTokyocity@aol.comへ
2012年08月01日
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