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2010.01.21
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格闘技でもっともわかりやすい勝ち方がKOであるのと同様に、囲碁でも大石粉砕の中押し勝ちは、とくに私のように棋力の低いファンにとってわかりやすく、また爽快感もある。
囲碁史上のハードパンチャーといえば、どのような名前が思い浮かぶか…。
その前に誤解を避けるために大前提をひとつ書いておく。それは、
およそプロ(いにしえでは「碁打ち」)である以上、誰もがハードパンチャーである。
ということである。
ある程度以上、碁を打たれる方、キャリアのある方には当たり前の話なのだが、意外と忘れられやすい。たとえば、趙治勲の碁を「地面を這いずっているだけの碁」だとか、小林光一の碁を「地下鉄みたい」だとか、これはものの一面しか見ない、誤った見方である。後者はプロの発言なので、この表現が一面的であることを承知の上で意図的に言ったものであるが、多くのファンの誤解を招いたことであろう。また、趙治勲に至っては、私は「あれこそ力碁の極致」だと思っている。何しろ、鉄壁(だと相手が思っている)をボロボロに破壊し尽くしてしまう碁で、これを「シノギ」=守りの碁などとはとても言えないのではないか。
また脱線したが、要するに、そもそもプロと名のつく人種は、もとより想像を絶する悪力の持ち主なのである。ここで挙げる何名かは、裏を返せば「力で相手の石を粉砕して勝った棋譜が残っている」に過ぎない、という見方もできる。まあ、見て爽快な気分にさせてくれる棋譜、一手を残した棋士と言えば無難なところか…。

本因坊丈和
名人碁所。総合力でも屈指だが、この人こそ「元祖ハンマーパンチ」ではないかと思う。赤星因徹との「血闘」や、外山算節との力でねじ伏せにいくような碁は、やはりファイタータイプの典型だろうと思う。

本因坊秀哉
名人。最後の世襲本因坊。この人もかなり力づくみたいな手が目立つ。トップ棋士でこれだけ力を誇示するような打ち方をする人も珍しいのではないか。古碁最後のハードパンチャーである。その師匠の秀栄が、白番で秀哉の猛ラッシュをひょいひょいかわす棋譜は圧巻。しかしその後の秀哉の屹立ぶりを見ると、秀栄の強さも、秀哉がいたからこそ光ったのではないかと思う。

岩本薫
古碁ばかり続いたのでこのへんで現代からも一人(「現代」というには異論があるかも知れないが、ここでは便宜上、コミなし碁時代を古碁、コミあり碁を現代ということにする)。


安井算知 (俊哲)
同じく私の愛読する『実力五段囲碁読本・悪力対策』が悪力ナンバーワンに推している人。確かに、秀和相手に包囲された石から逆襲し、秀和の石を取ってしまった碁などは、「力こそすべて」と言わんばかりだ(実際にはその時点で勝利確定ではなかったらしいが)。なるほど、他の碁(そんなに数は見ていないが)も力感あふれる打ち回しである。

加藤正夫
やはりこの人をはずすわけにはいかないだろう。昭和のハードパンチャーの代表格であり、「殺し屋」の異名をとる。もちろん、殺し一辺倒ではないのだが、すきあらば滅殺をねらうファイトスタイルは、アマ級位者~低段者にもわかりやすく、また見ていて楽しい碁だった。

宮沢吾朗
「吾朗通れば道理ひっこむ」と言われた強豪。この人の碁もスリリングでまさに「盤上の格闘技」の趣がある。ただし、崩れだすと止まらないという弱点もあるとか(そんなこと言われても、私などにはわからない。結果をみて、「ああ、崩れたんだな…」とわかるのみである)。崩れだすととまらないのは、我々級位者~低段者の方である(というか、むしろ「常に崩れている。相手も気づかないからバランスを保っているだけ」)。

宮下秀洋
「福島の猛牛」。こんなレスラーみたいな異名を持つ棋士も珍しいのではないか。対坂田戦にとくに見るものがある。また、武宮正樹が、その著で宮下の模様殴りこみの一局を取り上げている。攻めに強い人はシノギも強いのだ。

大平修三
この人も「ハンマーパンチ」の代表格であろう。古碁はともかく現代碁でも、残念ながらここに挙げた人は宮沢吾朗以外故人となってしまった。前にも書いたが、じつはこの人には、1局ご指導いただいたことがある。私の気合の反撃をほめてくださったことがじつに思い出深い。あの碁が大平先生の指導碁でなかったら、あのツケコシは打てなかったかも知れない…。天下の大平修三相手だからこそ、つぶれてもいいから積極的に打とうという気になったのだ。





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Last updated  2010.01.21 22:30:46
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Re:古今ハードパンチャー伝(01/21)  
加藤先生の碁はおもしろいですか?
一局くらい先生に解説してもらったことがあったような。。。。どうだったかな。。。。
今度機会があったら、並べてみようかなぁ^^
(2010.01.21 23:37:07)

Re[1]:古今ハードパンチャー伝(01/21)  
魔婆斗  さん
もんちゃん0709さん、こんばんは。
加藤先生の碁はおもしろいです。
かつて『囲碁クラブ』などを買っていた頃、よく登場してましたね。打碁集とかあるのかな…。今手元にあるものでいえば、日本棋院刊『ハイセンス囲碁ブック【上】天下の奇譜と奇手』に淡路修三相手に55子の大石を取った譜が載っています。また、趙治勲との激闘も載っていて面白いです。この本は、ほかにここでとりあげた算知vs秀和の1局なども載っていてけっこうおすすめです。残念ながら古本でしか手に入りませんが…。 (2010.01.22 20:27:01)

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