ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2009.04.03
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カテゴリ: 書評



本書は、まえがきにあるとおり、筆者の大学の文科系学生向けに行われ講義に基づくものである。一応、ガリレオ・ニュートンの古典力学から、アインシュタインの相対性理論、シュレディンガーの量子力学、そして最新の力の統一理論の動向まで物理学のメインストリームは網羅している。また、数式は極力抑え、だれが理論を提唱し、それをどうやって実証したかについて、比較的詳しく歴史上の科学者としての登場人物を紹介している。人に焦点をもあてている意味で、非常に読みやすい本であった。しかしながら、相変わらず(確か微かな記憶でも、この分野は不得意だったような気がする)、定義や数式は分かるにしても、「エントロピー」とは何かというのと、「量子力学」の波動の概念はいまだもって良く分からない。恐らく、ずっと腹に落ちず、わからないままなんだろうなあ・・・

ただ、通して読んで良く分かったのが、もはや物理学の学問のフォロンティアは、137億年前のビックバンの始まりの始まりがどうであったかとか、核力としての量子色力学と量子電気力学との大統一理論とか、これと重力の一般相対論を統一した超ひも理論とか、物理学者にとっては興味深いかもしれないが、それがどうであろうと、普通に地球で暮らす人々には直接的に何の関係もないし、未知な部分が多い医学・生物学(の生命現象)にも全く関係ないように思える。もはや物理学は、「旬」を過ぎた学問なのかも知れない。これまでの物理学の実績として、ニュートン力学や量子力学が、直接的・間接的にテクノロジーの分野で人々の生活に深く関係しているにもかかわらず・・・

まあ、結構面白く、ためになりました。(評価:星三つ ★★★☆☆)



一般教養としての物理学入門







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Last updated  2009.04.03 23:05:50 コメントを書く
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