ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2011.09.24
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カテゴリ: 書評


書 名=アサッテの人
発行所=講談社
発行年=2007.7
評 価=★★★☆☆


【送料無料】アサッテの人


第137回(2007年上半期)芥川賞受賞作品である。内容は、主人公の失踪した叔父の日記を見つけたことから、日頃世の中との係わりを絶ちアサッテの方向を向き・アサッテの言動を行ってきたことの原因を明らかに読み解く形で、小説にしたものである。叔父の時折発する意味不明の言葉については幼少期からの吃音が大きな影響を与えており、言葉の響きを含め音に対する異常な関心にもつに至った経緯を、主人公が小説にまとめるというスタイルそのものが本書になっている。

アサッテの人とは、通常用いられる「まわりを見ない・考えない協調性のない自分勝手な理屈で行動する」人と同じ用法である。正直、あまり面白くない。ただ、前半のくだらなさ・退屈さに比べ、後半に叔父の日記の引用が多用される所からは俄然面白くなる。ただ、普通の人は特に共感することもなく読了してしまうだろう。芥川賞とは、筆者の将来性も含めて審議対象だと思うが、今後作も少し期待できると思わせる点が、最大の良い所かもしれない。






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Last updated  2011.09.24 14:16:40 コメントを書く
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