ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2011.10.01
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カテゴリ: 書評


書 名=終の住処 【ついのすみか】
発行所=新潮社
発行年=2009.7
評 価=★★★★☆



【送料無料】終の住処


第141回(2009年上半期)芥川賞受賞作品である。内容は、浮気症だが仕事はできる主人公が、30歳でそれほど好きでもない女性と結婚した後、長く妻から言葉も交わさないほど冷めた結婚生活を続けた後、子供も生まれ家を建て、50歳を過ぎて、ようやくこれから死ぬまで妻と二人でこの家で暮らし続けていくんだと悟る日常を描いた作品である。20年間以上の話を、淡々と111ページでまとめられている。

なぜだか分からないけれど、どこか共感する部分がある。これは、主婦や自由業の方には分からないサラリーマン人生特有の感覚だろう。年を経るにつれ、日常の数々の自由な選択肢は限定されどうにもならないと思いつつ、それでも、何か非日常的なことに憧れたりする感覚である。加えて、非日常は行き過ぎても日常を壊すし、これを押しとどめなくてなならないバランスが日常にある感覚である。この感覚の感じがつかめないと、作品の主人公の行動やエピソードは謎だらけだろう。







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Last updated  2011.10.01 14:00:02 コメントを書く
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