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GM公団住宅の模型について、これをベースに何が作れるのか、あれこれ検討してみます。模型のプロトタイプは昭和40年あたりから全国の公団住宅で大量に建てられた5階建ての3Kの間取りを持つタイプ。081011-26 posted by (C)Mishizawaメインその北面は、踊り場が張り出した階段室の両側に、1住戸でサニタリーの小窓が2個と居室の窓が1個という極めてオーソドックスな団地住棟の立面を持つ。111228-26 posted by (C)Mishizawaメイン実は3Kタイプの住棟だけでなく、同時期に建てられたちょっと小さい2DKの間取りを持つ住棟も、ほぼ共通の北面なのです。081011-19 posted by (C)Mishizawaメインこれがその2DK住棟。住戸数も1フロア4戸で5階建て、1住棟で20戸であることも模型と同規模なのですが、連続したバルコニーや物置が同一面上にあり、南面の印象は大きく異なります。そこで、模型の北面と側面を利用し、南面のみ新たに製作することでバリエーションが広がります。一見、共通設計に規格化された無機質な住棟が並んでいるように見えて、実は多彩な間取りを持つ団地の姿を再現するべく、改造に踏み込みたいと思います。さて、同じ2DKでも、ちょっと変わった住棟を紹介しましょう。081229tsujidou-42 posted by (C)Mishizawaメインおなじみの辻堂団地。サンルームを持つ特徴的なこのタイプの住棟は辻堂の他に見たことがありません。しかし、北面は共通設計らしく、上記2DKの住棟や製品のプロトタイプとなった3K住棟とそっくりです。南面のみ自作してすげ替えれば、この特徴的な辻堂団地も再現できるかもしれません。と、ここまで書いて来ましたが、この北面、実は厳密に言うと年代で寸法が違い、住棟の東西方向が年々長くなっています。まあ、模型に換算すると1ミリ2ミリの違いなので、気にしないようにしています。これについてはまた今度。
2012.01.16
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昨年の暮れに、ついに鉄道模型メーカーのグリーンマックス(GM)から、公団住宅の住棟模型が発売されました。昭和40年代前半の5階建て公団型住棟を良く再現しています。形態は昭和時代の公団住宅と、修繕工事を施された近年のUR賃貸住宅の2種類あります。まずは公団住宅から。111228-25 posted by (C)Mishizawaメイン模型のプロトタイプは昭和40年あたりから日本住宅公団の団地に建てられた5階建て住棟のうち、3Kの間取りを持つタイプ。写真は南面のバルコニー側。このタイプは非連続なバルコニーと台所からバルコニーに出るためのドアが特徴で、現在でも同型が多数現存しています。081011-26 posted by (C)Mishizawaメイン愛知県知立市にある知立団地の住棟の例。昭和41年から入居が始まるこの団地にも、ズバリと言える住棟が現存しています。模型化された住棟の規模は1フロア4戸で、これは実物の団地住棟の中では比較的小規模な方です。111228-26 posted by (C)Mishizawaメイン北面の階段室側も、実物に忠実に再現されています。階段室のダストシュートは、後年では撤去されたり省略されたりしている住棟もありますが、模型は比較的オリジナルな形態を再現しています。111228-17 posted by (C)Mishizawaメインこちらは近年のUR賃貸住宅を再現した、修繕工事後の形態を再現しています。南面は上記の公団時代とはあまり差異が無いように見えますが、換気扇の排気口が異なっていたり、細部にこだわりが見られます。111228-18 posted by (C)Mishizawaメイン北面は修繕後の大胆な塗り分けが特徴で、いかにも近年の塗り替えが行われた後の形態を表現しています。ただ、この塗り分けは団地毎に様々だったので、特定の団地を再現したい場合はちょっと厄介ですね。あと、ダストシュートに沿って後年追加された配管を別パーツで再現していることと、屋上のパラボラアンテナが追加パーツとして添付されている分、公団時代よりお買い得かもしれません。ともあれ、一般的かつプロトタイプに忠実な団地住棟が模型化されたことは、喜ばしいことです。さて、Mishizawa的には製品を並べて満足するはずがありません。これをベースに改造して何に仕立て上げようか・・・続きはまた今度。
2012.01.04
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トミーテックのジオコレシリーズより、テラスハウス型団地住棟の模型が発売されました。大手模型メーカーがこのような製品を手がけたので、鉄道模型のレイアウトでも団地の再現が簡単にできるようになりました。パッケージです。建物コレクションというシリーズの中から、集合住宅をA、B、Cの3種類模型化しており、そのうちのAがテラスハウスとなっています。スケールは1/150、Nゲージのレイアウトにそのまま置ける縮尺です。パッケージには団地とは一言も書いていないのですが、モデルは住宅公団が昭和30年代に建築したテラスハウスの中から、建築家、前川国男が設計したといわれる「前川型」と呼ばれる住棟をプロトタイプにしているようです。このタイプは現在でも阿佐ヶ谷住宅で見ることができます。構成部品はたったの3部品・・・ではなく、細かいパーツはあらかじめ組み付けられてまとめられており、ベース部分に組み付けられた本体と、屋根と増築部分の3パーツに分けてパッケージされています。はめ込み式なので誰でも簡単に組み立てできるはずですが・・・南面より全景です。赤い傾斜屋根が付いた前川型の特徴を良く捉えています。住棟半分が増築されたタイプですが、この部分は取り外しができ、全戸増築前の姿を選ぶこともできます。阿佐ヶ谷団地の実物です。私の印象では壁面が実物ではもっと白っぽいイメージなのですが、このあたりは好みが分かれるところでしょう。北面には玄関が2箇所、つまり1棟で住戸数が2戸のテラスハウスとなっています。増築部分を取り外した状態ではこのような感じになります。やはりテラスハウスはこのような連続した窓がせせこましく並んでいるイメージなので、こちらの方がテラスハウスらしいと思います。なお、増築部分の地面は灰色になっているので、取り外した際には修正が必要。増築部分のパーツは側面に置いてちょっとした集会場に転用しても良いかもしれません。団地模型を手軽に再現できる貴重な一品でした。4/5追記---関連リンク・トミーテック>ジオコレ>建物コレクション・ALL-A>トミーテックが阿佐ヶ谷住宅の模型を発売
2009.03.29
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今月号のRMモデルズに、鉄道模型用の団地模型の新製品情報が載っていました。 欧州型Zゲージの販売で有名なミニチュア模型製作工房・クラフトからオリジナル商品として発売されるとのことです。 模型化される住棟タイプは板状のフラット住棟とスターハウス、それにボックス型ポイントハウス風の住棟の3種類で、それぞれ1/150と1/220の縮尺があるそうです。 クラフトのHPに情報は載っていませんが。 写真を見る限り、レーザーカッティングされたペーパーボード製の組み立て式で、窓枠やバルコニーの柵までリアルに再現。特定のプロトタイプは設定していない模様で、団地だけでなくちょっとした集合住宅にも使えそうなデザインでした。ともあれ、団地模型の製品が一気に3種類も出るとは、良い時代になりましたね。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから
2009.02.23
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Nゲージサイズのスターハウス型団地住棟(1/150)が、製品化されるという。団地の模型なんて売っていないので、「ない物は作るしかない・・・」というコンセプトのもと、スターハウス型団地住棟の模型を作ってきたMishizawaですが、製作した模型がやっと完成を見た後に飛び込んできたニュースである。路面電車模型や輸入鉄道模型で有名なトラムウェイが模型化するらしい。詳細はこちら。トラムウェイ1:150 スターハウス(製作中のオリジナル製品)リンク先の写真を見る限り、製品化されるプロトタイプは赤羽台団地等で見ることのできる梁の目立った5階建て3Kタイプ。おそらくは61-5P-3Kと呼ばれるタイプと思われる。この住棟をたくさん買い込んで、赤羽台団地のスターハウスエリアを製作するなんて夢もありますねえ。赤羽台団地。何が製品化されるかわからない時代になりましたねえ。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから
2008.10.15
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