ここ数年、この時期になると実家からの荷物に必ず入っているのが、自家製ニガウリの佃煮。でもこれ、毎回どーかと思うんです。徹底的に水に晒して苦味を抜いた後、砂糖と醤油で甘辛く煮付けた代物で、まずくはないんですが、苦くないニガウリなんて何か意味があるの?って思ってしまいます。
思えばニガウリが沖縄以外で注目されるようになったのは、ほんのここ数年。今年は都内のFMラジオ局で、“ニガウリで緑のカーテンを作ろう”ってなキャンペーンが張られ、エコなイメージで激しく売り出されていましたが、数年前までニガウリなんて、名前も知られてませんでした。おまけにあの苦さですから、どう考えても一般受けしない。その苦さを健康やエコに転化して売り出したのはさすが販売のプロだと感心してしまいます。
それはともかく、実家の両親は多分ニガウリの苦さがダメなんだと思います。でも、ブームで畑に植えてみたら、ニガウリなんて放っておいてもバカみたいに出来ますから、何とか食べなきゃいけないんです。考えた結果が佃煮。苦さを前面に出したチャンプルーなんて、絶対に作りません。そんな無理しないで、同じ瓜だったらキュウリとか白瓜にしときゃいいのにと思う私です。