今日のメインは近所で貰ったキンメダイ。キンメダイは今でこそ高級魚扱いですが、私が小さな頃この辺ではあまり評価の高い魚ではありませんでした。私が分析する理由は刺身至上主義です。この辺では割と一般的な価値観なんですが、うちの両親・祖父母は魚は刺身で食べるのが最高で刺身の美味い魚が高級、と思っている節あります。私から見たら魚の食べ方を知らないアホの妄言としか思えないんですが、今より流通事情が悪かった昔は新鮮な魚を生で食べるのが贅沢だったのかもしれないですね。そしてキンメダイは刺身で美味い魚ではありません。身がとても水っぽいので、キンメダイを食べるといったらまず浮かぶのは煮物でしょう。そして刺身で食っても美味くないから評価が低い、アホです。
キンメダイは煮物も美味いですが私が一番美味いと思うのは昆布〆です。三枚におろしたら砂糖をまぶして30分(塩の前に砂糖を使うことでふっくらと仕上がるし、だからといって甘くなるわけでもありません)→洗って拭いてから塩をまぶして1時間→洗って拭いて昆布をまぶして一晩冷蔵庫で、水分が抜け昆布の旨みも吸い取って大変な事になります。更にキンメダイは皮が美味いので、鱗を取り除いたら布巾をかけ熱湯を注いですぐに氷水へ。所謂湯霜作りというやつに加工します。手間はちょーかかりますが、かけるだけの価値はある味となりますんで、キンメダイが手に入ったら是非。買うとかなり高いので、なかなか大変かもしれませんけど、ヘタな外食をするくらいならキンメダイを買うほうがお得だと思います。