愛いずる者は愛かえり
福ゆく者は福くる (新書)
'08.12.10
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人間よ。汝、微笑と涙
との間の振子よ。Byron
'08.11.07
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魂と肉体を分かつものは生命で
あって決して死ではない。Val?ry
'08.09.08
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よし世がどうあれ蓮は咲く
憂えず惑わず懼れずに
'08.7.12
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薫風に乗って
弾んで今を追い
'08.5.28
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光享けて健やかに在る身を
感ず、此れ唯一無二の富
'08.5.16
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真っ直ぐ天を見続ける者は、
自分の影を見ない
'08.4.16
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与えられた木、与えられた枝
花みなそこで笑む
'08.3.29
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梅は咲いたよ
桜はまだだよ
'08.3.12
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私は自分の虚像をみる
あなたは私の実像をみる
'08.1.20
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上を向いて探せと、
落し物を知らない者はいう
'07.12.28
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眩いもの、色褪せない
小さな感情、たくさんの。
'07.11.08
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蝶は花園を舞い、猪は畑
より盗り、烏は屍を啄む
'07.10.06
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あなたの眼には花の遊覧
わたしの身には花の囚獄
'07.08.15
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ゆりも逢はむと
駆け抜けて水無月
'07.06.17
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あの夏の日、飛んでろ
ホソヒラタアブちゃん
'07.06.07
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空に雲たち、山に緑たち
道に草たつ
'07.06.01
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山河破れて
お花畑あり
'07.05.24
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楽しみは短き花の一時に
とわの想いを重ね見る時
'07.05.19
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紫花菜の咲き揃う
春から夏への曲がり角
'07.05.06
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ひとり行く児に宿貨して
花守となる草枕
'07.04.29
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ギフトラッピングで届いた
待ちに待った春
'07.04.19
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汗流し駆け抜けて
清々しく春あれかし
'07.04.16
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銀の葉が金の花を育て
金の花が時を渡る
'07.04.08
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菜ノ花並ぶ時、風光る。
紫木蓮舞う時、空和む。
'07.03.11
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春先の日溜まり招く
華胥の国
'07.03.01
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この花に出会う人は
八面玲瓏の心もちてよし
'07.02.17
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雨過ぎ去って夕静寂
忘れ色した忘れ花
'07.02.10
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真白きエリカのトンネルを
過ぐれば冬も春の色
'07.01.20
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山茶花の散り咲く道の
似てるのは23時の快速ホーム
'07.01.09
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冬越す花のみあかしは
明日みる君の眼にともり
'06.12.25
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明け六つ暮れ六つ
空は真っ暗十二月
'06.12.09
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さらなる高み目指して
木立ダリア春をも望む
'06.11.28
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沢ゆき谷ゆき尾根をゆき
葛木登りて古思ほゆ
'06.11.18
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万物紅く飾られて
天下のクリスマスを知る
'06.11.08
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全赤の仲間入りかな
花水木
'06.10.29
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山道に星座描くや
杜鵑草
'06.10.13
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行いを連れ添わない幸せ
など、ないもおなじだ。
'06.10.08
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三年過ぎて君遠く
ありやなしやの花の色
'06.09.30
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蝶待ち伏せて花隠れ
風吹くのみの夏隠れ
'06.09.27
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わたる秋風乗り越えて
かたむく西日飛び越えて
'06.09.21
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白露降る玄月の
長雨の空に蜂が袖ふる
'06.09.14
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涙 が 悲 しみの 物言 わぬ 言葉 なら 花は希望の目に映る心なり '06.09.02 |
与えて喜び貰って喜ぶ
これ自然の道の哲理なり
'06.08.23
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君の眩しさを防ぐには
ひまわりの盾が必要だ
'06.08.18
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君の円らな瞳が黒いのは
昼間に夢をみるためか
'06.08.16
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影の形に添うように
光の花に添うように
'06.08.14
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雪解けて花が咲く
思い巡らす白山の一日
'06.08.07
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青竜花と化け
白虎蝶で追う 高野夏の陣
'06.07.27
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翠の国から 暑中
お見舞い申し上げます
'06.07.17
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天の川に鵲の橋
笹生に丘虎尾の橋
'06.07.07
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ランタナが描く
モザイクの「夏」
'06.06.30
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恋愛ありて後人世あり
草花ありて後山道あり
'06.06.26
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扉は開くか閉まるか、花は
咲くか蕾むかせねばならぬ
'06.06.17
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そのままでいいよと花、
どうなってもいいよと虫
'06.06.08
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普通の花が普通に咲く
それを見過ごせば全ては普通
'06.05.29
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透き徹る花は水彩画
淡く明るく美しく
'06.05.23
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岩、木、雲。土、草、空。
地、生、天。
'06.05.18
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足るを知りて松葉海蘭
ゆらりゆらゆら
'06.05.16
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清純の音色を奏でる
楽器~それは鈴蘭
'06.05.07
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菖蒲のように体裁を捨て
菖蒲のように伸びやかに
'06.04.30
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この花一つ抱きしめて
天への道を進むのみ
'06.04.29
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五月は好い月 跳ねる月
雀の帷子 青む月
'06.04.27
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野草の輝きに
気付かされて
'06.04.19
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もうとうに春です
ムスカリがそう囁いた
'06.04.18
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新緑を出迎えた桜があり
落葉を見送る桜もある
'05.11.14
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ランタナ時計
只今黄色満満
'05.11.07
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わたしは色彩に
わが血を混ぜています
'05.10.31
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緑の野、黄色の花、
白い蝶 記憶に刻む
'05.10.26
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花に夢中の蝶を見て
胡蝶の夢に迷いこむ
'05.10.24
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野草にもお座敷かかる
暮れの秋
'05.10.21
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てふてふエアライン ユーバトリウム発ルリマツリ行 '05.10.14 |
心に染みた露草の
青は益々照り映えり
'05.09.26
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秋桜ゆれて人恋し
十年過ぎてもなお恋し
'05.09.25
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秋爽訪れて夜寂寂と更け
独り坐して双鬢を悲しむ
'05.09.24
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明月カンナを照らし
カンナ恋人を染める
'05.09.18
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白露より秋迫り、
菊は白妙を纏う
'05.09.05
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蒼天なんぞ極まりあらん、
天、人、花、みな蒼蒼
'05.08.29
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自然に休日なし、
急がず休まず
'05.08.28
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まことに日に新たに、
朝昼夕に花、また新たなり
'05.08.25
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紅の里 われ忘れめや
忘れめや
'05.08.19
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昨日は少年、今は白頭
夢は水上を駆け巡る
'05.08.16
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心に描く優艶
瞼に描く蓮瞼
'05.08.13
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いつも笑顔で
ひまわり元気
'05.08.06
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また始まらないままに
夏が通り過ぎる
'05.08.01
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浮世の風に煽られて
落ちた先も同じ屋根
'05.07.12
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お出掛けは
墨の水玉夏羽織
'05.07.12
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目眩く花、
ひとつふたつと連なって
'05.07.10
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どちらを向いても、
世界は世界
'05.06.30
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緋衣草、紅蓮の焔で
梅雨を焼く
'05.06.25
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今年は夏のエルネギーが
どんな思出に変るだろう
'05.06.19
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梅雨だから紫陽花が咲くのか、
咲いた紫陽花が梅雨を呼ぶのか
'05.06.06
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何十万年か先すべては雪の下
でも今は緑 それで十分
'05.06.04
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大切なものを大切に~
バラの中心に君の笑顔
'05.05.28
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行き着く先は知らねども
吹かれ流されて時の旅
'05.05.24
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花ゆらす五月の風
心ゆらす五月の思い出
'05.05.19
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風薫る、野煌めく、
空は五月
'05.05.16
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流れ去る
星と時間と人と花と
'05.05.14
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乙女桔梗 音無しの構えで
梅雨を待つ
'05.05.02
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遣り場のないハートこんなに
原っぱもおんなじ
'05.04.30
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春の夕間暮れに
小手毬灯る
'05.04.28
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春草オオイヌノフグリ、
しずかに青空を映す
'05.04.24
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若葉青く草叢繁く
風清々しく、白詰草揺れる
'05.04.23
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みなそこの小宇宙
チューリップ
'05.04.20
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鴉豌豆、一点の紅が
野原一面を緑に塗る
'05.04.16
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つれづれに
つらつら椿 つらつらに
'05.04.14
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みわたせば
花も紅葉も そこにあり
'05.04.11
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自然は神の芸術なり(ダンテ)
春の野にハコベ置かれる
'05.04.10
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言霊の幸ふ国の花、
今を盛りと咲き誇る
'05.04.08
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桜花爛漫の候、
いかにせん、いかにせん
'05.04.05
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乾坤無住同行二人
春の草地に仏の座
'05.04.02
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ちいさい春
ちいさい花 芝桜
'05.03.26
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すらっと気高く、
ブルーデイジーがそこにいた
'05.03.20
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ここ過ぎて
巡る季節のなかへ
'05.03.16
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熱き血汐にふれもみで……
ポピー春雨を染める
'05.03.10
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~花を賞するに慎みて離披に
至るなかれ~ トサミズキ莟む
'05.03.06
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空に絡め取ったのは春?
万作が咲いていた
'05.03.01
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立春とは名のみの寒さ……
菜の花が咲く
'05.02.20
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堺市荒山公園の梅
-道知辺(みちしるべ)-
'05.02.12
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時は氷に冴えわたり
雫と落つる
'05.02.08
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