美月らしく

美月らしく

2006.11.02
XML
カテゴリ: cinema,drama
堤進一さんに惹かれて観てきた。


原作・浅田次郎
いつもの浅田ワールドである。
なぜかありえないきっかけで唐突に時空移動が始まる。それも、
いつも過去に向かって。美しき佳き過去を確認するために。
そして、満載の泣かせるストーリー。

ただこれは一回のタイムトラベルではなくて、
時間が、現代・昭和39年・昭和21年・戦争中と、何度も行ったり来たりするので、

途中、ややだらけた感じもしないでもなかった。

長谷部真次(堤真一)は小さな下着メーカーの営業マン。
会社のデザイナーのみち子(岡本綾)とは、不倫関係。
実は、大企業・小沼グループの御曹司だが、
父を嫌って親子の縁を切り、家を出ている。

ある日、地下鉄の階段を上がると、そこは、
昭和39年だった。
その年に事故でなくした兄を、なんとか未然に救おうとする真次は、
時空を移動するうち、若き日の父(大沢たかお)に会う。
父、母、三人の兄弟、そして父の恋人・おとき(常盤貴子)の間に
くり広げられる人間ドラマ。


うまくまとめられちゃったなという感じもした。


誰にでも若き日があって、
その時の中で必死に生きて、恋をして、
そして、やがて、人の子の親となる。

子は「親としての父・母」しか知らなくて、

親子としての安心感と反発心と、執着と独立心、愛情と誤解、
たくさんの雑多な「子」としての感情に幾重にもくるまれて、
子は、ひとりの男としての、女としての、
その頃の父と母を知ろうとはしない。

人はみな、必死で生きた過去がある。
ほんとうに純粋な青春の日々がある。
あなたのそれを、あなたの子どもも、いつか知るかもしれない。



いつものパターンだ、泣かされないぞ~!
と思いつつ、涙は自然にツゥーっと流れてくる。
やっぱりやられた、と思いつつ、
でも、どっか「これってどうだろう?」と思いつつ・・・

いくらピュアでひたむきな若き日があったとしても、
どんなに深い愛があったとしても、
やっぱりワンマンで横暴だった父は、そのまま父なわけで、
それを過去を知ったからと言って、すべてオールオッケーにできるのか?

過去はいつも裏切らないと決めてしまえるものか?

なんて思う私は、やはり浅田ワールドに浸れない人種なのかも。。。

  篠原哲雄・監督





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.11.02 21:48:00
[cinema,drama] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

―美月―

―美月―

フリーページ

お気に入りブログ

晴れたらいいね♪ 晴れママさん
或る日記 pinoco_aさん
TRALALA おみつさん1986さん
幸せを呼ぶキャラ☆ア… 幸せを呼ぶキャラ・アーティストさん

コメント新着

―美月― @ Re:ご無沙汰しています(09/26) 未月さん おひさしぶりぶりです~(^…
未月@ ご無沙汰しています すごくご無沙汰しています。 なんだかん…
―美月― @ Re[1]:「ミス・ポター」(09/26) ちゃいむむむむむさん >がんばってる…
ちゃいむむむむむ@ Re:「ミス・ポター」(09/26) >少年少女に夢を与えられる仕事って、い…
―美月― @ Re:きれいなCMだよねー(09/26) kakasamaさん >カラオケで  ん~(…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: