美月らしく

美月らしく

2007.04.18
XML
カテゴリ: cinema,drama
オカンにとって、出来の悪いボクほど、かわいいものはない。

そう思うのかもしれないけど。
そうだ、“出来のいいボク”はもっともっとかわいいのかもしれないな。
女の子もそりゃ、かわいいだろう。
でも、やっぱり、ちょっとダメで、何してるかわかんない、心配な、
そんなボクを、オカンはいつもいつも、我がこと以上に想っているのだ。

そんなオカンとボクを、樹木希林さんと内田也哉子さん、
オダギリジョーが演じて、まったく違和感なく日常に馴染み、

映像世界に引き込んでいく。

オトンは、いつもだいだいは「時々」な存在だ。
いっしょに暮らし、毎晩帰ってくるオトンでも、
基本は、「時々」なのだと思う。

ごく稀に、「子ども大好き」「子育て生きがい」のオトンもいるけど、
だいだいのオトンは、妻と子が食うに困らないだけの安定収入を
もたらすことがほぼ唯一の果たすべき責任と把握して、
「時々」な家族の存在として、そこに甘んじている。

そう、オトンは、オカンとボクの間には割り込めない、別格の存在。
いわゆるサポーターなのだ。
ライオンのオトンを見たって、オトンはみんなそういうものだからね。


小林薫さんがそんなオトンを、飄々として、かつ哀愁を漂わせながら、
しみじみと演じている。
そんなオトンを、オカンもボクもやっぱり愛してしまうのだ。


ボクが一番恐れていたこと、それはオカンと別れる日がくること、
いつかオカンがボクを置いて、先に死んでしまう日が来るということ。


なんとか通過しようとする。
それでもやっぱり、葬儀の喪主の挨拶は
号泣してしまって果たすことができない。

さて、うちのボクは、オカンの死をどうやり過ごすのだろう?
ボクがあんなに悲しむなら、オカンは一生死なずに、
妖怪バアバとなって、何万年でも生きていてやりたいと思うのだよ。

て、全然平常心なのかもしれないけどね(^^;;;
オカンの心、ボク知らず。


原作で思いっきり泣かされたので、覚悟して行きましたが、
やはり泣かされました。
ドラマはあえて見ませんでしたが、映画はとてもよかったと
思いました。

実に多彩な役者さんが、いっぱい出演しています。
注意して見ないと見過ごしてしまう、
顔も映らなかったり(田口トモロウさん)、
声だけだったり(岩松了さん)、
あまりにも完璧に老けていて、
その人とわからない大女優のあの人、この人…の面々とか、
エンドロープを見て始めて「!?」と思ったり。

少年期(中高時代)のボクを、富浦智嗣くんが演ってました。
(「花男」のつくしちゃんの弟くん)
うまかった、とてもよかった。

猫背椿さんのブーブおばさん、はまってました。

おねえっぽい勝地涼クンのフラッシュダンスやモヒカンも
一見の価値ありでしょう(^^;

福山さんの歌が最後に実にほのぼの&しみじみします。
席を立たず、最後の最後まで
ゆっくり聴いていくべきだと思いますね。


 監督:松岡錠司
 脚本:松尾スズキ
 原作:リリー・フランキー
 主題歌:福山雅治






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.04.18 17:11:09
[cinema,drama] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

―美月―

―美月―

フリーページ

お気に入りブログ

晴れたらいいね♪ 晴れママさん
或る日記 pinoco_aさん
TRALALA おみつさん1986さん
幸せを呼ぶキャラ☆ア… 幸せを呼ぶキャラ・アーティストさん

コメント新着

―美月― @ Re:ご無沙汰しています(09/26) 未月さん おひさしぶりぶりです~(^…
未月@ ご無沙汰しています すごくご無沙汰しています。 なんだかん…
―美月― @ Re[1]:「ミス・ポター」(09/26) ちゃいむむむむむさん >がんばってる…
ちゃいむむむむむ@ Re:「ミス・ポター」(09/26) >少年少女に夢を与えられる仕事って、い…
―美月― @ Re:きれいなCMだよねー(09/26) kakasamaさん >カラオケで  ん~(…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: