美月らしく

美月らしく

2007.05.16
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カテゴリ: cinema,drama
友達のおススメを受けて観てきたんだけど、

数々の賞を総なめ状態なのは知ってたけど、、、
ダイアナさんがそんな好きなわけでもないし、ゴシップ的な内容は
たくさんだなぁ…なーんていうのは、あさはかな領分でありました。
すごく深い人間ドラマです。

(以下、観てない方、ネタバレご注意ください)

1997年のダイアナ元妃の事故死からの1週間を
王室の内側から描いています。

そぐわない嫁だったプリンセス・ダイアナの死なのだけど。。。

女王は「もう皇室を離れた人だから」と、公式コメントを一切避け、
伝統に則り、すべてを簡略に済ませようとする。

それを、国民は「女王の心は冷たい」と受け取り、
やがて大きな王制批判の渦へと発展していく。

でも、女王の心が悲しくないわけはないので、
だってかわいい孫の母親が亡くなったのだから、
おばあちゃんとしては、本当は深く心を痛ませているのだ。

だけど、女王は、「国民と王制に人生を捧げる」と誓った即位の日から、
女王としてあるべき姿を常に意識してこれまでずっと生きてきた。
「女王」は常に冷静であるべきで、国民に尊敬される沈着さを

感情はみだりに表に出すべきではない。

でも、その心は国民にも、周囲にも、理解されない。

その女王の心を深く受け止め、
国民と王室の緩衝材となって、事態を収めるべく影で活躍したのが、
事故直前に首相となったブレアさんだった、というストーリー展開。



ダイアナさんの死をあんなに全世界が悲しんだのは、
もちろんダイアナさんの人格と数奇な人生が敬愛を集めたのだけど、
でも、集団心理の暴走があったことは否定できないよね。


鹿のエピソードがとても印象的で、ジーンときたなぁ。。。
女王の本当の内面を誰ひとり理解してやれなかった(←映画では、)
夫フィリップ殿下も、息子チャールズも、皇太后も、側近も。
孤独に負けず、決してへこたれず、凛として生きる女王の姿が、
美しい牡鹿の姿に重なって、忘れられないシーンです。


キャストがすごくいいのは前評判の通り。
エリザベス役のヘレン・ミレンは、もうクィーンそのものだし、
フィリップ殿下のジェイムズ・クロムウェルも、痩身長身で気品があって
ぴったり。(ベイブの農場のお父さん役だった人)
ブレア首相(マイケル・シーン)もなかなかいい。
ただ、プリンス・チャールズ(アレックス・ジェニングス)が
ハンサムすぎる(^^;って聞いてたけど、
……ほんとに、そうだったわ >コラ


クィーン・イングリッシュが、わからないなりにも耳障りなんだけど、
(なんちゅうか、日本語でいうと、
 小さな「つ」=「っ」がのどに詰まるような感じ…しません?私だけ?)
冒頭の字幕(maam の a の発音について言ってるのだけど)
(侍従がブレアに注意して言うセリフの日本語訳)
「“陛下”は「へい」で「へー」ではありませんから」
がおもしろかった。
というようにわりとユーモラスな小ネタも挿入されてます。


 GWに合わせて良い作品がいっぱい劇場公開されてるけど、
 とても全部はみれそうにないのが残念だよ~ん!


 脚本:ピーター・モーガン
 監督:スティーヴン・フリアーズ






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最終更新日  2007.05.16 17:13:59
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