美月らしく

美月らしく

2007.08.12
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「リング」シリーズの中田監督の新作です。

「しゃべれども、しゃべれども」の奥寺佐渡子さん脚本で
アレンジしたもの。

 ネタバレはないつもりですが、
 観てない方で、楽しみにしている方はご注意下さい。


時代は江戸、
検校の金貸し・宗悦は借金を踏み倒そうとした武士・深見に
斬られ、無念の死を遂げます。

凶器のカマとともに宗悦を沈めてしまうのです。

時は経ち、25年後、
たばこ売りの新吉(尾上菊之助)と
富本の師匠の豊志賀(黒木瞳)が出会う。
豊志賀は宗悦の娘、新吉は深見の息子。
そこから運命的な悲劇がスタートする、というわけですが。。。


映画は「因縁の世界を、愛の物語に昇華させた」ということですが、
観たところでは、「昇華させた」といえるのかどうか、
と友達と話しました。

豊志賀は父の因縁のせいで、新吉をとことん不幸にするために
とりつくのですが、

表出しているわけです。
ここが、作品の視点をわかりにくくしている。

豊志賀は新吉をあまりにも愛するために、
周囲の女たちを巻き込んで悲劇にダッシュしていくわけだけど、
その「愛」がどんどんメインテーマのようになっていって、


結果、ホラーにもなりきれず、
愛の物語にもなりきれてない感じがした。

 この男だけはぜったい誰にも渡せない!
 死んだ後でも、私以外の女を愛するなんて、絶対許さない!

という豊志賀の情念はみんなが共感できることなのだから、
いっそのこと、そのことを中心にすえて、
「愛ゆえの怪談」という作品に決めてしまったら
よかったんじゃないのかな?

どうも「愛」も「ホラー」も、
どっちもおなかいっぱいにはならない気がしましたね。

私はホラーファンではないから「ひぇぇ~~~!!」というのを
期待するわけではないけど、ホラーじゃないよね、これ。
因縁のカマは随所に出てくるけど。
だけど、愛も描ききれてないのよね。

古典に題材をとって、新境地を拓こうとした中田監督の試みは
わかりますが、作品としては、☆2つ、かな。
☆がふたつのわけは、
菊ちゃんも女優陣もよかったと思うから。

女優陣には賛否両論らしいけど、黒木瞳さんをはじめ、
ウブでかわいい井上真央ちゃん、
可憐ではかなげな麻生久美子さん、
そして定番の不幸で色っぽい木村多江さん、
みなさん熱演で、よかったと思いました。







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最終更新日  2007.08.12 19:16:30


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