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【――光と闇――】『あらすじ』黒龍との決戦からまもなく一時終演した戦い。その戦いによって傷ついた大勢のハンター、そして銀火竜。だが戦いはまだ終わってはいない。戦場を灼熱の地へと移した黒龍はその地でさらなる力を手に入れていた。ROADらも一時安全地で準備を行い、そして最後の戦いに向けて――そして始まる最終決戦。ついに始まる未来をかけた戦い。だが始まってまもなくROADらに黒龍の魔の手が忍び寄る。強力な力の前に再び窮地へと追い込まれるハンター達だが、その時上空から黄金の輝きが舞い降りた。ついに始まる今までにない激戦。「あれが・・金色のリオレイア・・」それは奇跡としか言いようのない出来事であっただろう。大空より突如舞い降りた黄金の輝き。それは間違いなく銀色の火竜に対をなす火竜の頂点に君臨する存在だ。何故今になってその姿を現したかというと、それはきっと銀色の火竜のおかげであるのだとROADはすぐにそう感じた。ROADらハンター達に命をかけてまでも協力してくれた銀色の火竜。きっと彼が黒龍を倒すために備えたのであろう。《我ら火竜がそなたら人間に力を貸すなど当然あってはならぬこと・・しかしこの世界は誰のものでもない・・それを奪おうとする“やつ”は我々にとっても敵だ・・グオォオオ》そう金火竜はROADらに伝えた。彼らは自分たちの意志で黒龍を倒すつもりなのだろう。だがそれがどうであれ、今この状況ではROADらにとって何より頼もしい仲間であった。それが敵に回せばどれだけ恐ろしい存在であったとしても。「よし、俺達も行こう。必ずこの戦いで終わらせる」ROADはそう言うと封龍剣【超滅一門】を握りしめ駆け出した。それに続いてギルド部隊隊長オルゴンが龍騎槍ゲイボルガを構える。さらに後方には今までにROADと知り合った何人かの強豪達が構えていた。今最後の戦いが始まる。《グオォオオ・・・コシャクナァ・・》黒龍の強烈な咆哮が鳴り響いたかと思うと、遥か上空より灼熱の隕石が降り注いだ。「くっ・・これだけは避けるしか・・・」その攻撃の前にはROADらはやはり防戦一方であった。だが最初とは違い、強き仲間がいる。《チュドーーーン》地上より放たれる熱線。それはまさしく黒い鎧竜グラビモスによる攻撃であった。マグマに身を包みながら、熱線をいつでも放てる様に体勢を整えているかのようだ。《オノレ・・》黒龍も体勢を整えそれを回避する。《グオォオオ》だが第2の攻撃が黒龍を追撃した。金色の槍が黒龍へと激突。《ドシャーーン》強烈な一撃だ。金火竜のその素早い身のこなしにはさすがの黒龍も回避が遅れ直撃した模様だ。さらにそれによって墜落する黒龍を待ちかまえるのは漆黒の双角。砂漠の覇者ディアブロスだ。《ゴォオオオ》巨大な双角を突き出し、墜ちてくる黒龍へ突進する。《ドシャーーー》「凄い・・これが飛竜達の力・・ですか・・」「全く・・敵に回したくないぜコリャァ・・」リーゼルらがその光景を呆然と見ながら呟いた。ROADも先ほどまでは防戦一方であったものの、この状況を前に飛竜達だけでもいけるなどと思う様にもなっていた。《グオォオオ・・ヒリュウメガ・・ワレニタテツクナドユルセヌゾォ・・グオォオオ》崩れ散った岩肌より再び立ち上がる黒龍。敵もまた強大であった。まだまだこれからと言った様子だ。《グオォオオ》黒龍の口元が赤く染まるとあの灼熱のブレスが放たれた。黒いディアブロスがそれを掠めた様で、その威力に怯んでいる。激しい飛竜達の戦い。ROADらに出る幕はなさそうに見えたが、しかしこのままではいけないとROADは思った。「俺達も・・戦わなきゃ・・このまま見てるだけなんて・・他のみんなに示しが付かない・・」ROADは拳を強く握り、止まっていた足を動かすと再び駆け出した。「そうこなくてはなっ、レノン頼むぞ」オルゴンもそれに続く。そして後方よりギルドガンナー部隊が構えた。レノンが神ヶ島を抱え、先頭に立つ。《パシュパシュ》放たれたのは麻痺弾だ。不意を突かれた黒龍にそれが命中する。《グオォオ・・グオォオ》命中した麻痺弾の効力が効き始め、黒龍の身動きが止まった。「食らえっ」ROADの背より振り下ろされる龍殺しの剣。《ガキン》刃先が頭部を斬りつけるがやはり斬ることは無理であった。だが確実に龍属性の威力が炸裂する。「ソリャーー」それに続いてオルゴンの槍が翼を貫く。彼の防具はブレイブ同様、斬れ味上昇効果があった。そしてギルド部隊のソルドがギルドナイトセイバーを、その弟のシオンが封龍剣【超絶一門】を構え、黒龍の懐に入った。「乱舞っ」《ザシュザシュザシュ》素早い乱舞攻撃が黒龍の腹部に炸裂。「麻痺が切れるぞ」オルゴンがそう言い、さっと後方へ跳ぶROAD達。そして再び翼を広げる黒龍に《ドカンッドカンッ》後方より放たれた拡散弾が炸裂する。《グオォオ・・・ニンゲンドモガァ》《バサバサバサッ》翼を羽ばたかせ大空へと飛び立つ黒龍。そして再び上空より隕石を放つ。《チュドーーン》それに目がけて再びグラビモスの熱線が放たれるが、しかし同じ手は通用せんとばかりに邪悪なオーラが盾となってそれを消し去った。《グオォオオ》再び黒龍は咆哮を放ち、降り注がれる隕石。飛竜達もさすがにその攻撃に怯んでいる。だが金色のリオレイアは別であった。大空を舞い、見事にそれを避けながら黒龍に接近していく。《キンイロノヒリュウ・・キサマモコレデオワリダ》黒龍もそれを食らうまいと周囲の邪悪な闇を槍状に、銀色の火竜を襲った時同様それを撃ち放った。無数の黒いオーラの槍。それが金色の火竜に向かっていく。《・・・ヤミナドオソレヌ》しかし金色の火竜は闇の力を前に突撃する。全身に目映い光をまとい、黄金の槍と化して黒龍へと突撃した。《ドシャーーーン》光と闇、互いに強烈な一撃が宙でぶつかる。「おいっ・・あれ・・」皆の目に映ったのは落下していく火竜の姿。「くっ・・黒龍の方が勝ったのか」ROADらに不安が過ぎる。だが上空では翼の折れた黒龍の姿があった。少し遅れて黒龍も落下した。《ドシャーー》倒れ込む金色の火竜。グラビモスとディアブロスの両者もその姿を前に共感し、黒龍に向けて激震する。「俺達も行くぞっ」オルゴンが走り出す。「あぁ」ROADもそれに続くが、《グオォオオ》直ぐさま黒龍は起きあがった。《ワレ・・ヤミノチカラヲモッテコノセカイヲアンコクニミチビクモノ・・キサマラナドニジャマサレハシナイ・・》《ゴオォオオ》ディアブロスが突進する。がしかし黒龍はそれを受け止めた。「なっ?!」あの強烈な突進をいとも簡単に止めた黒龍。そして《ブオォオオ》またも放たれる灼熱のブレス。確実にそれはディアブロスに命中した。《ゴォオ・・》倒れ込む飛竜。その後方よりグラビモスが熱線を放つが。「グオォオ・・コザカシイィワ」それも邪悪な盾が防ぎ、そして再び槍状と化したそれが黒い鎧を貫いていく。《グオォオ》一気に倒れ込む3体の飛竜。「くっ・・やはり強い・・・」その邪悪な姿はこの短時間で進化したのだろう。闇の力に加えられた灼熱の力。黒龍の体は黒くも紅蓮に燃え上がり、今にもその力が世界を覆うかの様であった。「くそぉ」またしても絶体絶命のROAD達。「ふむ・・やつめ・・火山の力をも手に入れおったか・・」「くっ・・ミラポレアス・・いや・・ミラバルカンと言った所か・・だが・・」そんなROADらの元についに辿り着いたのはマスターとブレイブであった。「俺様の真・黒龍槍の前に果てな・・」《グオォオオオ》『続く』◎ついに次回最終章。辿り着いたブレイブとマスター。ROADらに勝機はあるのだろうか。そして世界を救うことはできるのだろうか。ついにクライマックス。
2006年01月09日
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【――灼熱の地へ――】『あらすじ』黒龍との激しい戦いが始まり、その激戦の中で傷つくハンター達。ROAD達も全力で立ち向かいなんとか黒龍を追いつめる。しかし共に戦った銀火竜はROADをかばって倒れ、そして黒鬼、リゾットも重傷を負った。ついにROADの側にいるのはブレイブのみとなってしまった。そんな中、加勢に現れるマスター。そして銀火竜の魂の力がROAD達に最後の希望を与え、そのわずかなチャンスにROADらの最後の攻撃が決まる。黒龍もこればかりは仕方なく、闇の力を帯びると別の地へと飛び立った。最終決戦場は灼熱の地。今真の最終決戦が始まる。《グオォオオ》邪悪な闇のオーラをまとった黒龍。その黒い体が降り立った地は灼熱の火山地帯。それも普段では立ち入ることの少ないエリアである。そこが黒龍の選んだ最終の決戦場。もちろんROADらがすぐにその場に行くことは不可能であった。―――「よし・・とりあえずこれで」暗闇で包まれた世界に日が灯し出され、その日が明けた。今すぐにでも黒龍を追いたいROADらであったがそれには無理があった。何しろ傷ついた者が多すぎる。仕方なくもシュレイド城決戦地から離れ近くの街へと帰還した。安全な休憩場所に着いたROAD達は重傷を負った人々をそこに運んだ。大勢の怪我人が見える。すでに戦える者は数えられる程だ。「ROADさん、これで全員です」すると村のハンター、ゲイルが姿を見せた。彼も多少の怪我を負ったものの、倒れる程ではなかったようだ。「有難うゲイル」そしてROADとブレイブはリゾットや黒鬼をその場に休ませた。「後は任せてくれ・・」そう告げるもしかし、今のROADらに黒龍を倒せるという希望はまずなかった。多くの仲間を失い、数少ない者達と黒龍に立ち向かうことがどれほど無謀なことか、自分達自身が最もわかっていただろう。しかし黒龍を自由にさせてはこの世界が滅びる。黒龍が弱っている今、どんな方法を使ってでも黒龍にとどめを刺す必要があるのだ。「行こう、ブレイブ」「あぁ、俺達がやるしかねぇ」ROADとブレイブ、最後に挑むはこの二人かと思われた。「待て、ワシも行く」しかしその二人の前へ現れたのはマスター。「お主ら若い者だけに任せるかけにはいかん。ワシの力もないよりはマシじゃろ?」小さい体に宿る最強の戦士の魂。彼の協力をROADらは歓迎した。「僕も行きます」そこへゲイルも。さらに後方からギルド部隊も姿を見せた。「我々も行くぞ。何人かは負傷したが、残りの者でも十分援護に回れるだろう」二人の元に頼もしい仲間達が集まった。「そうじゃブレイブ。お主には最後の力を与えねばな。すまぬ皆の者。時間がない。先に向かってくれ」「?!」マスターの言葉に一同戸惑いを感じたが、しかしこの場で立ち止まるわけにはいかない。「わかりました・・。先に行きます」ギルド部隊隊長・オルゴンが先に足を運んだ。「先に行きます。マスター。ブレイブ、必ず」「あぁ、俺様が行くまでくたばんじゃねぇぞ」走り出すROAD、続くゲイル。―――時間がないとわかりつつも、その中で工房へとブレイブを歩ますマスター。「ホッホッホ、その槍を出すのじゃ」その街で働く多くの工房の人達。彼らがその槍を手にとった。「わかっておるじゃろうが、急を要する。出来る限り急いでくれ」マスターがそう言った―――《グオォオオ・・ゴォオオオ》一方火山地帯では灼熱の力を吸収したかの様に変貌を遂げる黒龍の姿があった。《グハハハ・・コンドコソヤツラヲケシサッテクレル・・》轟々と燃えたぎる灼熱の炎。到底人の入れる地ではないその地で黒龍は闇の力をまといつつ、炎の力をも得ていたのだった。《ゴゴゴゴゴ》ひび割れる大地。咆哮する黒龍。世界が終焉を迎える余興かのごとく空気が乱れ、辺りは闇に飲まれていく。「黒龍っ!!」《キタカ・・》そこへ駆けつけるは世界の希望。邪悪な者へ立ち向かうは光の者。「これが最後の戦いだ」黒龍を前に武器を構えるハンター達。今強大な敵に立ち向かう。《グハハハ・・ヨクゾキタ・・・ココガキサマラノサイゴノバダ・・ユクゾ・・グオォオオ》灼熱の地より舞い上がる黒龍。その動きは先ほどの戦いよりも素早くキレがある。「あいつ・・この短時間でさらに強くなったのか?!」「どうやらその様だな・・だがまだ完全ではないだろう・・まだ勝ち目はあるはずだ」オルゴンの言う通り、黒龍の体は前回の戦いで傷ついたと思われる角や瞳。また胸の部分にも傷が見えるなど回復は完全に行えていないようであった。封龍剣【超滅一門】を構えるROAD。龍騎槍ゲイボルガを握り持つオルゴン。そこへギルドセーバーを取り出すソルド。ガンナー部隊にはレオンが構えた。「ROAD、どうやらお前の仲間は無事だったようだぞ」するとソルドがROADにそう言った。後方を振り向くと見覚えのある者達がそこへ立っている。「よっROAD。遅れてすまないな。俺達もこの3日間くらい、闇の力で狂いだしたモンスターを討っててよ。お前らに加勢することができなかった。今まではなっ」その声は何よりROADに力を与える輝かしい物だった。そこに駆けつけたのは。【――最大の奇跡・黄金の輝き降り立つ――】「おぉよROAD。今からは共に叩くぜ!!」超絶一門を持つシルド。その横でジークムントGを背負うゴルザ。「久しぶりっROAD」「元気そうね」「うむ、立派になったようじゃな小僧」超絶一門を持つケイスケにダークにダークメタルSブーツのクロ、そして老人ハンターのホルス。「この戦い負けられないんだろ」「私たちはいつまでも仲間よ」「全力でやつを斬る」「これ以上好きにさせてたまるかぁ」雷神剣インドラも所持者シオン。レッドプロミネンスを突き出すクローバ。龍刀【焔火】を構えるアスマにダークパニッシャーを振り出すエルディア。その後ろにも見える仲間達。ROADと出会い知り合った多くのハンターが再びここに集結した。最後の決戦。それは最高の仲間達と終焉を迎えることとなった。「みんな・・会えて嬉しいよ。必ず・・必ず勝とう」ROADの目に喜びの水滴がこぼれ落ちた。恐怖を無くし、勝利と言う言葉だけを胸に刻んだ。「行くぞっ皆の者っ」マスターが駆ける。勇敢な戦士達の戦いが始まる。《グハハハハ・・ナンニンフエヨウトカンケイナイ・・キサマラニアルノハムノセカイ・・グオォオオ》素早く身をこなし、その体をROADらの前に現した。《グオォオオオ》放たれる灼熱の炎。轟々と燃えさかるこの地帯ではまさに究極の攻撃だ。「この地じゃクーラーは必須だぜ」直ぐさまスキを見てクーラードリンクを飲み干すROAD達。それでもその暑さは半端ない。《グオォオオ》翼を広げ舞い上がり、下降を迫る黒龍。その素早い動きに翻弄されつつも、確実に反撃のチャンスを伺った。「撃てっ」《パシュパシュ》放たれるは麻痺弾。そして拡散弾。しかし結果は以前と変わりなかった。邪悪なオーラが全てを無にする。「くっ、諦めるな。弾がなくなるまで、撃ち続けるんだ」少しの正気を信じてただひたすら攻める。《グオォオオ》すると今度は黒龍の攻撃が放たれる。邪悪なオーラの槍。これで何人の者達が傷ついたことか。「くっもうそれは食らわない」ROADらもその攻撃をチャンスに換え、そのスキを斬りつけた。《グオォオ》「ハッ」ROADの上からさらに閃光が走る。俊足を誇るクレイモアだ。「ウオォオオオ」怯んだ黒龍の腹元にハルディオとケイスケが入り込む。《ザザザザザザッ》乱舞攻撃がうねりを上げる。《ドカーーーン》降り注ぐ邪悪な槍を後方からの拡散弾が爆破する。《オノレ・・グオォオオ》ROADの攻撃を前に再び空へと舞い上がる黒龍。《シンノチカラヲミセテクレル》「?!」すると黒龍の強烈な咆哮が空へと鳴り響いた。「気をつけよ・・何か来るっ」マスターがそう言ったかと思うと、一斉に皆が上空を見上げた。「なんだあれっ?!」《ゴゴゴゴゴゴ》空が赤く染まったかと思うと、それは突如降り注いだ。《ドガッドガッ》「なっ」「隕石だと?!」それはまさに巨大な岩の塊だ。灼熱の熱を帯びた火の塊。もちろんそんな物を食らえばひとたまりもない。ある程度離れたガンナー達の元へは落ちてはこず、彼らはその岩に向けて拡散弾を放ち援護を開始した。《グハハハハ・・ホロビロニンゲン・・》再び咆哮する黒龍。「くそぉ回避がやっとだ・・」「どうにかしてスキを作らねば・・」訪れる危機。降り注ぐ灼熱の塊は止まることを知らず、容赦なくROAD達を襲う。「くっどうすれば」回避で精一杯のハンター達。さらに邪悪なオーラをも操る黒龍へは一切の攻撃が通らない。どうしようもないROAD達であったが、しかしやはり奇跡は起こった。それも今までにない最大の奇跡。《グオォオオオ》《ゴォオオオオ》《ギュオォオオ》「なっなんだ?!」どこからともなく響き渡る無数の咆哮。《ナッナンダ?!コレハ・・マサカ・・》《グオォオオ》《ドシャーーーー》突如黒龍の足場が砕け散る。「?!」《ゴォオオオ》「・・なっ」「まさか?!」信じられない光景にただROADらの手は止まった。黒龍もその奇襲に参ったかの様に空へと逃げる。「・・・あれは・・漆黒のディアブロス?!」《ゴォオオオ》間違いなくそこに出現したのは巨大な双角を持つ漆黒の飛竜・ディアブロスであった。《オノレ・・ヒリュウドモメガドコマデモコノワタシノジャマヲシオッテ・・》しかしさらなる攻撃が黒竜を襲った。《チュドーーーーン》《?!》放たれた脅威の熱線。それはハンターなら誰もが恐れる強烈な一撃。「黒い・・グラビモス?!」マグマの中からその黒い巨体が堂々と姿を現した。「なんで・・こんな時に飛竜が?!」戸惑うハンター達。しかしROADには伝わった。「銀色のリオレウス・・まさかお前が・・」最後の最後まで力を貸してくれたのは飛竜の頂点に君臨する銀火竜であったのだろう。多くの飛竜が、間違いなくROAD達に協力してくれている。「みんな・・みんなっ。飛竜への攻撃はやめてっ。ここに出現した飛竜は・・俺達の味方だ・・」「?!」驚くべきROADの言葉に驚愕する皆。だがそれを信じる以外この光景を理解することはできないであろう。《チュドーーーン》確実に敵は黒竜であった。《グオォオオオ》さらに2体に続き上空からそれは現れた。《マサカ・・キサママデ・・》「この世界は誰の物でもない。この世界を滅ぼそうとするならばそれは我らの敵」《ドシューーーン》急下降での攻撃。それが黒龍を一瞬にして地に叩きつけた。「なっ・・」「オイオイ・・すげぇぜ」「あれが・・・」皆の前に出現したのは目映い黄金の光。銀火竜と対をなす金色の火竜・リオレイア。「あれが・・金色のリオレイア・・」ROAD達は夢でも見ているかの様な、そんな瞬間であっただろう。「銀の者に聞いた・・人間よ。あってはならぬことではあるが・・今回ばかりはそなたらに力を貸そう・・。やつを・・邪悪な者を倒すために」《グオォオオ》金火竜が咆哮する。その響きは今までにない高鳴り。黒龍を倒せる唯一の光。勝利は目前に。「わかった・・共に戦おう」『続く』◎最終決戦訪れる。その時そこに駆けつけるのは多くの仲間と、そして輝かしい光。まさに最後の戦い。クライマックスは極限の世界へ。
2006年01月02日
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【――結束の力――】『あらすじ』ついに始まった黒龍との決戦。シュレイド城で巻き起こる激しい戦い。ROADらはこの日のために用意した全ての術を使って立ち向かう。さらに銀色の火竜の協力もあって黒龍が不利な状況に見えたが、しかし闇の力が発せられたかと思うとそのオーラは黒龍をまとうかのように、全ての攻撃を無にしてしまう。さらにその邪悪なオーラは槍状の物質に変異しそしてそれらの奇襲がROADらに襲い迫る。そして、ROADの最大の危機を防いだのは―――。《グオォオオオーーーグオォ》放たれた邪悪なそれはまさにROADへと向けられ、絶体絶命の状況であったはずであった。しかしROAD自身にはそれは届くことはなく、それは別の命を絶つことで守られた。「・・リオレウス・・」寸前にROADの目前に降り立った銀火竜。ROADを守るかのように構えられた翼。その目映い光が力尽きる瞬間であった。「くっ・・そんな・・」ROAD達にとってこれ以上にない助っ人が今その場に倒れ込んだ。邪悪なオーラが再び黒龍の周囲を取り巻く。《グハハハハ・・ヤットチカラツキタカヒリュウ・・キサマサエジャマニハイラネバ・・スデニコノセカイハワレノモノ・・グオォオオ》銀火竜の死をただ黒龍は笑うかのように咆哮を放った。「黒鬼・・みんな・・リオレウス・・くそぉよくも・・」この戦いに参加した多くのハンターの多数がすでに重傷を負った様子で倒れ込んでいる。すでに戦える者はわずかと言った様子であった。邪悪な闇の力がさらに皆の精神を蝕んでいく。「ROADっ、怯むな。俺達の手で、みんなの分までやるんだろっ」すると後方からリゾットの声が聞こえた。そして放たれる拡散弾。《ドカーーン》しかしもちろんそれは闇のオーラに防がれ、黒龍へ届くことはなかった。「まだまだぁっ」すると今度は赤鬼が姿を見せ、その赤いヘビィボウガンを持ち構えた。「食らえっ」赤いそのボウガンは老山龍の素材で作られた老山龍砲・羅と呼ばれる物。そして放たれた弾は拡散弾Lv2を上回るLv3であった。《ドカーーン》再び激しい爆発音が鳴り響く。がそれでも黒龍にダメージを与えることは不可能であった。「くっ・・どうすれば・・」ROADらにとって今までにない絶望的な瞬間である。それをあざ笑うかのように黒龍は再び地にその体を降ろし、ROAD達へ眼孔を向けた。《ワガチカラノマエニホロビルガイイ》黒龍の口元が赤く輝きそして放たれた獄炎の炎。それは大地を燃やし尽くす。「くっ」とっさに回避でそれを避けるROAD。するとその前をひたすら黒龍に向かって走る者の姿が見えた。「ブレイブ?!」その素早い身のこなしはまさしくブレイブであった。黒龍の少しのスキをつき、手に持ったロードオブドラグーンを突きつける。「俺達はまだまだ負けやしないっ」ブレイブの得意な突きが炸裂。見事にそれは黒龍を怯ませた。「ROADっ!何ボヤボヤしてやがる?!てめぇが動かねぇでどうすんだ!」怒りを露わにROADへ向けられる強い叫び。「はっ・・」その叫びがROADの何かを動かした。決して諦めないその強い思いを再び取り戻した。「走れっROAD」リゾットの声がする。《パシュパシュッ》すると黒龍の身動きが止まった。《グオォオ》麻痺による効果であろう。訪れたチャンスを無駄にするわけにはいかんとばかりにブレイブが攻め入り、それに続きROADも黒龍の懐へ入った。「そうだっ、まだ負けたわけじゃない!」《ガキンッ》ROADの封龍剣【超滅一門】が黒龍の頭部を斬りつける。それは弾かれるものの強力な龍属性の攻撃を加えていた。そして斬れ味の上昇したブレイブの槍は黒龍の翼を貫いていく。「オリャァァ」怯む黒龍の周囲には困惑するオーラが見えた。最大のチャンス。「ウオォオオオ」リゾットのハニーコーマーから滅龍弾が、赤鬼の老山龍砲・羅から拡散弾Lv3が放たれ見事に黒龍に命中した。《オノレ・・ドコマデモメザワリナ・・・ソロソロオワリニシテクレル》再び黒龍の口元が赤く光った。「離れろっ」ブレイブの声が発せられ、とっさにROADもその場から跳び去った。放たれた灼熱の劫火が再び地を焼き尽くす。《グオォオオ》そのスキに上昇する黒龍。空中へ行かれてはROADらの攻撃は通らない。さらに周囲を再び渦巻くオーラがボウガンでの攻撃を防ぐ。またしても最悪の展開を迎えるROAD達。だが《ドカンッドカンッ》どこからか放たれたその弾が黒龍の不意をつき命中した。《ナニ?!》「?!」突然の攻撃に落下する黒龍。すると向こうの方で立ち上がるハンター達の姿が見えた。すでに限界かもしれないその体で必死にボウガンを構える者達。そしてその向かい側では大砲とバリスタを前に黒龍を攻める者の姿が。「へへっ、みんな・・感謝するぜ」最後の力を振り絞って皆が立ち上がった。やはり皆の心は一つ。この戦いだけは勝利しなければならないという強い思い。それが今一つになったのだ。《グオォオオオ》怒りを露わに黒龍が咆哮する。周囲を取り巻く邪悪なオーラが再び槍状と化した。《ドコマデモオロカナイキモノヨ・・イマスグケシテクレル》巨大な翼が広げられ、放たれようとする無数の黒い槍。「来るっ」その攻撃を再び避けようとするROAD達。だが目の前を閃光が走ったかと思うと何かが黒龍の頭部を弾き、その攻撃を遮った。《グオォオ・・ナンダ・・キサマ》「・・マスター!?」ROADの目の前に立っていたのは小さな老人、まさしくギルドのマスターであった。「ホッホッホ、やはりこの戦いワシも加勢しなければのぉ。皆に頼ってばかりはおられんわい。・・黒龍。お主一人の力では、我らの結束の力は打ち破れんぞ?」マスターの手には蒼と黒の双剣が握られている「ホッホッホ、この日のために作り上げた最強の双剣、双龍剣【天地】。この力の前に龍は無力じゃよ」思わぬ助っ人の登場で再び皆の闘志が燃え上がった。「行くぞっみんなっ」ROADが、ブレイブが攻め入る。リゾットと赤鬼の後方援護もあり、そして皆の援護もあって黒龍の自由を封じ込んだ。《グオォオオオ》仕方がないかの様に再び黒龍は咆哮をしてみせ、そしてまたも空へと飛び立った。しかし今度は闇の力全てを備えて。《ヨクモ・・コノワタシニココマデタテツキオッテ・・・》激しく渦巻く邪悪なオーラ。それは最後の攻撃と思われる最悪の前触れであった。「やばいのが来るっ・・」四方八方から拡散弾を放つもそれは全てオーラによって防がれた。もはやROADらにその攻撃を止める術はない。《ホロビロッニンゲン・・グオォオオ》破裂したかのようにあふれ出す邪悪な闇のオーラ。それは今までとは比べモノにならない広範囲であった。「くそぉおお」もはやそれはROADらを完全に消し去る攻撃。《ピシャーーーー》しかし突如目の前が真っ白になった。誰もが死を間近に感じた瞬間。辺りは目映い光に包まれた。「な・・」《グオォオ・・マサカ・・コノチカラハ・・》《グオォオオ》光が満ちあふれていく。邪悪なオーラを消し去り再び蘇ったそれはまさしく銀色のリオレウスであった。ひん死の状態でその身を起きあがらせる銀火竜。「リオレウス・・お前・・生きてたのか・・。でもその体じゃ・・。そんな体でまだ俺達に・・」ROADはそんな火竜の姿に胸が苦しくなった。しかし銀火竜は立ち上がる。《グオォオオオ・・・ROAD・・この戦い・・お前が終わらせなければならん。黒龍を・・必ず倒すのだ・・。私の最後の力でやつの動きを封じよう。そのスキに・・決めるんだ・・グオォオオ》ROADの心に響いたその声。そして光輝く銀色の火竜。「リオレウス・・」それが銀火竜懇親の最後の攻撃。《マサカ・・マダコンナチカラガ・・クソォ・・ハナセ・・ハナセヒリュウ・・》突如黒龍の身動きが封じられた。麻痺でもないその効力はROAD以外の者の目には写りはしなかった。全身で黒龍を包み込む目映い光のオーラ。「く・・これで決めなければっ。みんなっチャンスだ。このスキに決める!」ROADの声に皆が走る。完全に自由を奪われた黒龍。《グオォオオ・・オノレ・・》「オリャァァ」超滅一門が頭部を斬りつけ、ロードオブドラグーンが翼を貫く。後方よりリゾットのハニーコーマーが滅龍弾を、赤鬼の老山龍砲・羅が拡散弾Lv3を。そしてギルド部隊もボウガンを構え、拡散弾を撃ち放つ。さらに大砲、バリスタが使用され、それら全てが一斉に黒龍に炸裂した。「ROADさんっ頑張って!」すると向こうから聞こえる親しい声。村の剣士・ゲイルであった。彼も黒龍を前に剣を振るう事は出来ずとも、バリスタで応戦している。もはや完全にROADらの勝利は目前であった。《オノレ・・ココデヤラレルワケニハイカナイ・・ワレハジャシン・・コノセカイヲアンコクニミチビクモノ・・イマコノバハヒイテデモ・・カナラズコノセカイヲヤミノチカラデシハイシテクレルワ・・グオォオオ》疾風のごとく再び邪悪な闇の力が発せられた。身動きの取れない黒龍の最後の抵抗の様だ。《グオォオオオ》するとその咆哮によって上空の闇が一気に黒龍の体内へ吸い込まれていった。そして眩しい光をもそれは消し去った。「はっ銀火竜・くそぉこのままじゃ・・」黒龍の動きを封じていた光が断ち切られ、その漆黒の翼は再び羽ばたいた。「逃がすかぁ!!」リゾットらガンナーはすぐに拡散弾でそれを撃ち落とそうと試みるが、しかしまたしても闇のオーラがそれをはじき返し、それらが逆にリゾットらへと奇襲した。「リゾットっ・・くそぉお・・ダメなのか」絶望の中。しかし黒龍もすでに追いやられたのか地に降り立つこともなく、攻撃をする気配も見せないでいた。《ココマデワレニタイコウシタコトハホメテヤロウ・ドウヤラキサマハトクベツナヨウダナ・・ROAD・・・・》黒龍の声がROADの心を過ぎ去る。《アノヒリュウがイッテイタ・・キサマガコノワタシヲタオスト・・グハハハ・・オモシロイ・・キサマトハケッチャクヲツケネバナルマイ・・ワレヲタオシタケレバ・・シャクネツノチヘアシヲハコベ・・ソコガサイシュウケッセンジョウダ》それが黒龍の最後の言葉であった。ROADの心へとたしかに聞こえたその声。灼熱の地。そこへ向かったのだろうか、黒龍はその場を後に消え去っていった。「ハァハァ・・くそぉ・・倒せなかった・・」シュレイド城での決戦が終わった。多くの犠牲を出し、とどめをさせなかったことに悔やむROAD。しかし戦いは終わってはいない。真の最終決戦はこれからだ。『続く』◎黒鬼に続きリゾットまで。そして銀火竜も完全に絶えた。多くの仲間が負傷し、すでに戦える者はほんの一握り。しかし黒龍は全ての闇を吸収し、最終決戦場として灼熱の地へと誘いをかける。もちろんROADはこの戦いを終わらせなければならない。必ず勝利を手にしなければならないのだ。
2006年01月01日
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