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【――光と闇――】『あらすじ』黒龍との決戦からまもなく一時終演した戦い。その戦いによって傷ついた大勢のハンター、そして銀火竜。だが戦いはまだ終わってはいない。戦場を灼熱の地へと移した黒龍はその地でさらなる力を手に入れていた。ROADらも一時安全地で準備を行い、そして最後の戦いに向けて――そして始まる最終決戦。ついに始まる未来をかけた戦い。だが始まってまもなくROADらに黒龍の魔の手が忍び寄る。強力な力の前に再び窮地へと追い込まれるハンター達だが、その時上空から黄金の輝きが舞い降りた。ついに始まる今までにない激戦。「あれが・・金色のリオレイア・・」それは奇跡としか言いようのない出来事であっただろう。大空より突如舞い降りた黄金の輝き。それは間違いなく銀色の火竜に対をなす火竜の頂点に君臨する存在だ。何故今になってその姿を現したかというと、それはきっと銀色の火竜のおかげであるのだとROADはすぐにそう感じた。ROADらハンター達に命をかけてまでも協力してくれた銀色の火竜。きっと彼が黒龍を倒すために備えたのであろう。《我ら火竜がそなたら人間に力を貸すなど当然あってはならぬこと・・しかしこの世界は誰のものでもない・・それを奪おうとする“やつ”は我々にとっても敵だ・・グオォオオ》そう金火竜はROADらに伝えた。彼らは自分たちの意志で黒龍を倒すつもりなのだろう。だがそれがどうであれ、今この状況ではROADらにとって何より頼もしい仲間であった。それが敵に回せばどれだけ恐ろしい存在であったとしても。「よし、俺達も行こう。必ずこの戦いで終わらせる」ROADはそう言うと封龍剣【超滅一門】を握りしめ駆け出した。それに続いてギルド部隊隊長オルゴンが龍騎槍ゲイボルガを構える。さらに後方には今までにROADと知り合った何人かの強豪達が構えていた。今最後の戦いが始まる。《グオォオオ・・・コシャクナァ・・》黒龍の強烈な咆哮が鳴り響いたかと思うと、遥か上空より灼熱の隕石が降り注いだ。「くっ・・これだけは避けるしか・・・」その攻撃の前にはROADらはやはり防戦一方であった。だが最初とは違い、強き仲間がいる。《チュドーーーン》地上より放たれる熱線。それはまさしく黒い鎧竜グラビモスによる攻撃であった。マグマに身を包みながら、熱線をいつでも放てる様に体勢を整えているかのようだ。《オノレ・・》黒龍も体勢を整えそれを回避する。《グオォオオ》だが第2の攻撃が黒龍を追撃した。金色の槍が黒龍へと激突。《ドシャーーン》強烈な一撃だ。金火竜のその素早い身のこなしにはさすがの黒龍も回避が遅れ直撃した模様だ。さらにそれによって墜落する黒龍を待ちかまえるのは漆黒の双角。砂漠の覇者ディアブロスだ。《ゴォオオオ》巨大な双角を突き出し、墜ちてくる黒龍へ突進する。《ドシャーーー》「凄い・・これが飛竜達の力・・ですか・・」「全く・・敵に回したくないぜコリャァ・・」リーゼルらがその光景を呆然と見ながら呟いた。ROADも先ほどまでは防戦一方であったものの、この状況を前に飛竜達だけでもいけるなどと思う様にもなっていた。《グオォオオ・・ヒリュウメガ・・ワレニタテツクナドユルセヌゾォ・・グオォオオ》崩れ散った岩肌より再び立ち上がる黒龍。敵もまた強大であった。まだまだこれからと言った様子だ。《グオォオオ》黒龍の口元が赤く染まるとあの灼熱のブレスが放たれた。黒いディアブロスがそれを掠めた様で、その威力に怯んでいる。激しい飛竜達の戦い。ROADらに出る幕はなさそうに見えたが、しかしこのままではいけないとROADは思った。「俺達も・・戦わなきゃ・・このまま見てるだけなんて・・他のみんなに示しが付かない・・」ROADは拳を強く握り、止まっていた足を動かすと再び駆け出した。「そうこなくてはなっ、レノン頼むぞ」オルゴンもそれに続く。そして後方よりギルドガンナー部隊が構えた。レノンが神ヶ島を抱え、先頭に立つ。《パシュパシュ》放たれたのは麻痺弾だ。不意を突かれた黒龍にそれが命中する。《グオォオ・・グオォオ》命中した麻痺弾の効力が効き始め、黒龍の身動きが止まった。「食らえっ」ROADの背より振り下ろされる龍殺しの剣。《ガキン》刃先が頭部を斬りつけるがやはり斬ることは無理であった。だが確実に龍属性の威力が炸裂する。「ソリャーー」それに続いてオルゴンの槍が翼を貫く。彼の防具はブレイブ同様、斬れ味上昇効果があった。そしてギルド部隊のソルドがギルドナイトセイバーを、その弟のシオンが封龍剣【超絶一門】を構え、黒龍の懐に入った。「乱舞っ」《ザシュザシュザシュ》素早い乱舞攻撃が黒龍の腹部に炸裂。「麻痺が切れるぞ」オルゴンがそう言い、さっと後方へ跳ぶROAD達。そして再び翼を広げる黒龍に《ドカンッドカンッ》後方より放たれた拡散弾が炸裂する。《グオォオ・・・ニンゲンドモガァ》《バサバサバサッ》翼を羽ばたかせ大空へと飛び立つ黒龍。そして再び上空より隕石を放つ。《チュドーーン》それに目がけて再びグラビモスの熱線が放たれるが、しかし同じ手は通用せんとばかりに邪悪なオーラが盾となってそれを消し去った。《グオォオオ》再び黒龍は咆哮を放ち、降り注がれる隕石。飛竜達もさすがにその攻撃に怯んでいる。だが金色のリオレイアは別であった。大空を舞い、見事にそれを避けながら黒龍に接近していく。《キンイロノヒリュウ・・キサマモコレデオワリダ》黒龍もそれを食らうまいと周囲の邪悪な闇を槍状に、銀色の火竜を襲った時同様それを撃ち放った。無数の黒いオーラの槍。それが金色の火竜に向かっていく。《・・・ヤミナドオソレヌ》しかし金色の火竜は闇の力を前に突撃する。全身に目映い光をまとい、黄金の槍と化して黒龍へと突撃した。《ドシャーーーン》光と闇、互いに強烈な一撃が宙でぶつかる。「おいっ・・あれ・・」皆の目に映ったのは落下していく火竜の姿。「くっ・・黒龍の方が勝ったのか」ROADらに不安が過ぎる。だが上空では翼の折れた黒龍の姿があった。少し遅れて黒龍も落下した。《ドシャーー》倒れ込む金色の火竜。グラビモスとディアブロスの両者もその姿を前に共感し、黒龍に向けて激震する。「俺達も行くぞっ」オルゴンが走り出す。「あぁ」ROADもそれに続くが、《グオォオオ》直ぐさま黒龍は起きあがった。《ワレ・・ヤミノチカラヲモッテコノセカイヲアンコクニミチビクモノ・・キサマラナドニジャマサレハシナイ・・》《ゴオォオオ》ディアブロスが突進する。がしかし黒龍はそれを受け止めた。「なっ?!」あの強烈な突進をいとも簡単に止めた黒龍。そして《ブオォオオ》またも放たれる灼熱のブレス。確実にそれはディアブロスに命中した。《ゴォオ・・》倒れ込む飛竜。その後方よりグラビモスが熱線を放つが。「グオォオ・・コザカシイィワ」それも邪悪な盾が防ぎ、そして再び槍状と化したそれが黒い鎧を貫いていく。《グオォオ》一気に倒れ込む3体の飛竜。「くっ・・やはり強い・・・」その邪悪な姿はこの短時間で進化したのだろう。闇の力に加えられた灼熱の力。黒龍の体は黒くも紅蓮に燃え上がり、今にもその力が世界を覆うかの様であった。「くそぉ」またしても絶体絶命のROAD達。「ふむ・・やつめ・・火山の力をも手に入れおったか・・」「くっ・・ミラポレアス・・いや・・ミラバルカンと言った所か・・だが・・」そんなROADらの元についに辿り着いたのはマスターとブレイブであった。「俺様の真・黒龍槍の前に果てな・・」《グオォオオオ》『続く』◎ついに次回最終章。辿り着いたブレイブとマスター。ROADらに勝機はあるのだろうか。そして世界を救うことはできるのだろうか。ついにクライマックス。
2006年01月09日
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【――灼熱の地へ――】『あらすじ』黒龍との激しい戦いが始まり、その激戦の中で傷つくハンター達。ROAD達も全力で立ち向かいなんとか黒龍を追いつめる。しかし共に戦った銀火竜はROADをかばって倒れ、そして黒鬼、リゾットも重傷を負った。ついにROADの側にいるのはブレイブのみとなってしまった。そんな中、加勢に現れるマスター。そして銀火竜の魂の力がROAD達に最後の希望を与え、そのわずかなチャンスにROADらの最後の攻撃が決まる。黒龍もこればかりは仕方なく、闇の力を帯びると別の地へと飛び立った。最終決戦場は灼熱の地。今真の最終決戦が始まる。《グオォオオ》邪悪な闇のオーラをまとった黒龍。その黒い体が降り立った地は灼熱の火山地帯。それも普段では立ち入ることの少ないエリアである。そこが黒龍の選んだ最終の決戦場。もちろんROADらがすぐにその場に行くことは不可能であった。―――「よし・・とりあえずこれで」暗闇で包まれた世界に日が灯し出され、その日が明けた。今すぐにでも黒龍を追いたいROADらであったがそれには無理があった。何しろ傷ついた者が多すぎる。仕方なくもシュレイド城決戦地から離れ近くの街へと帰還した。安全な休憩場所に着いたROAD達は重傷を負った人々をそこに運んだ。大勢の怪我人が見える。すでに戦える者は数えられる程だ。「ROADさん、これで全員です」すると村のハンター、ゲイルが姿を見せた。彼も多少の怪我を負ったものの、倒れる程ではなかったようだ。「有難うゲイル」そしてROADとブレイブはリゾットや黒鬼をその場に休ませた。「後は任せてくれ・・」そう告げるもしかし、今のROADらに黒龍を倒せるという希望はまずなかった。多くの仲間を失い、数少ない者達と黒龍に立ち向かうことがどれほど無謀なことか、自分達自身が最もわかっていただろう。しかし黒龍を自由にさせてはこの世界が滅びる。黒龍が弱っている今、どんな方法を使ってでも黒龍にとどめを刺す必要があるのだ。「行こう、ブレイブ」「あぁ、俺達がやるしかねぇ」ROADとブレイブ、最後に挑むはこの二人かと思われた。「待て、ワシも行く」しかしその二人の前へ現れたのはマスター。「お主ら若い者だけに任せるかけにはいかん。ワシの力もないよりはマシじゃろ?」小さい体に宿る最強の戦士の魂。彼の協力をROADらは歓迎した。「僕も行きます」そこへゲイルも。さらに後方からギルド部隊も姿を見せた。「我々も行くぞ。何人かは負傷したが、残りの者でも十分援護に回れるだろう」二人の元に頼もしい仲間達が集まった。「そうじゃブレイブ。お主には最後の力を与えねばな。すまぬ皆の者。時間がない。先に向かってくれ」「?!」マスターの言葉に一同戸惑いを感じたが、しかしこの場で立ち止まるわけにはいかない。「わかりました・・。先に行きます」ギルド部隊隊長・オルゴンが先に足を運んだ。「先に行きます。マスター。ブレイブ、必ず」「あぁ、俺様が行くまでくたばんじゃねぇぞ」走り出すROAD、続くゲイル。―――時間がないとわかりつつも、その中で工房へとブレイブを歩ますマスター。「ホッホッホ、その槍を出すのじゃ」その街で働く多くの工房の人達。彼らがその槍を手にとった。「わかっておるじゃろうが、急を要する。出来る限り急いでくれ」マスターがそう言った―――《グオォオオ・・ゴォオオオ》一方火山地帯では灼熱の力を吸収したかの様に変貌を遂げる黒龍の姿があった。《グハハハ・・コンドコソヤツラヲケシサッテクレル・・》轟々と燃えたぎる灼熱の炎。到底人の入れる地ではないその地で黒龍は闇の力をまといつつ、炎の力をも得ていたのだった。《ゴゴゴゴゴ》ひび割れる大地。咆哮する黒龍。世界が終焉を迎える余興かのごとく空気が乱れ、辺りは闇に飲まれていく。「黒龍っ!!」《キタカ・・》そこへ駆けつけるは世界の希望。邪悪な者へ立ち向かうは光の者。「これが最後の戦いだ」黒龍を前に武器を構えるハンター達。今強大な敵に立ち向かう。《グハハハ・・ヨクゾキタ・・・ココガキサマラノサイゴノバダ・・ユクゾ・・グオォオオ》灼熱の地より舞い上がる黒龍。その動きは先ほどの戦いよりも素早くキレがある。「あいつ・・この短時間でさらに強くなったのか?!」「どうやらその様だな・・だがまだ完全ではないだろう・・まだ勝ち目はあるはずだ」オルゴンの言う通り、黒龍の体は前回の戦いで傷ついたと思われる角や瞳。また胸の部分にも傷が見えるなど回復は完全に行えていないようであった。封龍剣【超滅一門】を構えるROAD。龍騎槍ゲイボルガを握り持つオルゴン。そこへギルドセーバーを取り出すソルド。ガンナー部隊にはレオンが構えた。「ROAD、どうやらお前の仲間は無事だったようだぞ」するとソルドがROADにそう言った。後方を振り向くと見覚えのある者達がそこへ立っている。「よっROAD。遅れてすまないな。俺達もこの3日間くらい、闇の力で狂いだしたモンスターを討っててよ。お前らに加勢することができなかった。今まではなっ」その声は何よりROADに力を与える輝かしい物だった。そこに駆けつけたのは。【――最大の奇跡・黄金の輝き降り立つ――】「おぉよROAD。今からは共に叩くぜ!!」超絶一門を持つシルド。その横でジークムントGを背負うゴルザ。「久しぶりっROAD」「元気そうね」「うむ、立派になったようじゃな小僧」超絶一門を持つケイスケにダークにダークメタルSブーツのクロ、そして老人ハンターのホルス。「この戦い負けられないんだろ」「私たちはいつまでも仲間よ」「全力でやつを斬る」「これ以上好きにさせてたまるかぁ」雷神剣インドラも所持者シオン。レッドプロミネンスを突き出すクローバ。龍刀【焔火】を構えるアスマにダークパニッシャーを振り出すエルディア。その後ろにも見える仲間達。ROADと出会い知り合った多くのハンターが再びここに集結した。最後の決戦。それは最高の仲間達と終焉を迎えることとなった。「みんな・・会えて嬉しいよ。必ず・・必ず勝とう」ROADの目に喜びの水滴がこぼれ落ちた。恐怖を無くし、勝利と言う言葉だけを胸に刻んだ。「行くぞっ皆の者っ」マスターが駆ける。勇敢な戦士達の戦いが始まる。《グハハハハ・・ナンニンフエヨウトカンケイナイ・・キサマラニアルノハムノセカイ・・グオォオオ》素早く身をこなし、その体をROADらの前に現した。《グオォオオオ》放たれる灼熱の炎。轟々と燃えさかるこの地帯ではまさに究極の攻撃だ。「この地じゃクーラーは必須だぜ」直ぐさまスキを見てクーラードリンクを飲み干すROAD達。それでもその暑さは半端ない。《グオォオオ》翼を広げ舞い上がり、下降を迫る黒龍。その素早い動きに翻弄されつつも、確実に反撃のチャンスを伺った。「撃てっ」《パシュパシュ》放たれるは麻痺弾。そして拡散弾。しかし結果は以前と変わりなかった。邪悪なオーラが全てを無にする。「くっ、諦めるな。弾がなくなるまで、撃ち続けるんだ」少しの正気を信じてただひたすら攻める。《グオォオオ》すると今度は黒龍の攻撃が放たれる。邪悪なオーラの槍。これで何人の者達が傷ついたことか。「くっもうそれは食らわない」ROADらもその攻撃をチャンスに換え、そのスキを斬りつけた。《グオォオ》「ハッ」ROADの上からさらに閃光が走る。俊足を誇るクレイモアだ。「ウオォオオオ」怯んだ黒龍の腹元にハルディオとケイスケが入り込む。《ザザザザザザッ》乱舞攻撃がうねりを上げる。《ドカーーーン》降り注ぐ邪悪な槍を後方からの拡散弾が爆破する。《オノレ・・グオォオオ》ROADの攻撃を前に再び空へと舞い上がる黒龍。《シンノチカラヲミセテクレル》「?!」すると黒龍の強烈な咆哮が空へと鳴り響いた。「気をつけよ・・何か来るっ」マスターがそう言ったかと思うと、一斉に皆が上空を見上げた。「なんだあれっ?!」《ゴゴゴゴゴゴ》空が赤く染まったかと思うと、それは突如降り注いだ。《ドガッドガッ》「なっ」「隕石だと?!」それはまさに巨大な岩の塊だ。灼熱の熱を帯びた火の塊。もちろんそんな物を食らえばひとたまりもない。ある程度離れたガンナー達の元へは落ちてはこず、彼らはその岩に向けて拡散弾を放ち援護を開始した。《グハハハハ・・ホロビロニンゲン・・》再び咆哮する黒龍。「くそぉ回避がやっとだ・・」「どうにかしてスキを作らねば・・」訪れる危機。降り注ぐ灼熱の塊は止まることを知らず、容赦なくROAD達を襲う。「くっどうすれば」回避で精一杯のハンター達。さらに邪悪なオーラをも操る黒龍へは一切の攻撃が通らない。どうしようもないROAD達であったが、しかしやはり奇跡は起こった。それも今までにない最大の奇跡。《グオォオオオ》《ゴォオオオオ》《ギュオォオオ》「なっなんだ?!」どこからともなく響き渡る無数の咆哮。《ナッナンダ?!コレハ・・マサカ・・》《グオォオオ》《ドシャーーーー》突如黒龍の足場が砕け散る。「?!」《ゴォオオオ》「・・なっ」「まさか?!」信じられない光景にただROADらの手は止まった。黒龍もその奇襲に参ったかの様に空へと逃げる。「・・・あれは・・漆黒のディアブロス?!」《ゴォオオオ》間違いなくそこに出現したのは巨大な双角を持つ漆黒の飛竜・ディアブロスであった。《オノレ・・ヒリュウドモメガドコマデモコノワタシノジャマヲシオッテ・・》しかしさらなる攻撃が黒竜を襲った。《チュドーーーーン》《?!》放たれた脅威の熱線。それはハンターなら誰もが恐れる強烈な一撃。「黒い・・グラビモス?!」マグマの中からその黒い巨体が堂々と姿を現した。「なんで・・こんな時に飛竜が?!」戸惑うハンター達。しかしROADには伝わった。「銀色のリオレウス・・まさかお前が・・」最後の最後まで力を貸してくれたのは飛竜の頂点に君臨する銀火竜であったのだろう。多くの飛竜が、間違いなくROAD達に協力してくれている。「みんな・・みんなっ。飛竜への攻撃はやめてっ。ここに出現した飛竜は・・俺達の味方だ・・」「?!」驚くべきROADの言葉に驚愕する皆。だがそれを信じる以外この光景を理解することはできないであろう。《チュドーーーン》確実に敵は黒竜であった。《グオォオオオ》さらに2体に続き上空からそれは現れた。《マサカ・・キサママデ・・》「この世界は誰の物でもない。この世界を滅ぼそうとするならばそれは我らの敵」《ドシューーーン》急下降での攻撃。それが黒龍を一瞬にして地に叩きつけた。「なっ・・」「オイオイ・・すげぇぜ」「あれが・・・」皆の前に出現したのは目映い黄金の光。銀火竜と対をなす金色の火竜・リオレイア。「あれが・・金色のリオレイア・・」ROAD達は夢でも見ているかの様な、そんな瞬間であっただろう。「銀の者に聞いた・・人間よ。あってはならぬことではあるが・・今回ばかりはそなたらに力を貸そう・・。やつを・・邪悪な者を倒すために」《グオォオオ》金火竜が咆哮する。その響きは今までにない高鳴り。黒龍を倒せる唯一の光。勝利は目前に。「わかった・・共に戦おう」『続く』◎最終決戦訪れる。その時そこに駆けつけるのは多くの仲間と、そして輝かしい光。まさに最後の戦い。クライマックスは極限の世界へ。
2006年01月02日
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【――結束の力――】『あらすじ』ついに始まった黒龍との決戦。シュレイド城で巻き起こる激しい戦い。ROADらはこの日のために用意した全ての術を使って立ち向かう。さらに銀色の火竜の協力もあって黒龍が不利な状況に見えたが、しかし闇の力が発せられたかと思うとそのオーラは黒龍をまとうかのように、全ての攻撃を無にしてしまう。さらにその邪悪なオーラは槍状の物質に変異しそしてそれらの奇襲がROADらに襲い迫る。そして、ROADの最大の危機を防いだのは―――。《グオォオオオーーーグオォ》放たれた邪悪なそれはまさにROADへと向けられ、絶体絶命の状況であったはずであった。しかしROAD自身にはそれは届くことはなく、それは別の命を絶つことで守られた。「・・リオレウス・・」寸前にROADの目前に降り立った銀火竜。ROADを守るかのように構えられた翼。その目映い光が力尽きる瞬間であった。「くっ・・そんな・・」ROAD達にとってこれ以上にない助っ人が今その場に倒れ込んだ。邪悪なオーラが再び黒龍の周囲を取り巻く。《グハハハハ・・ヤットチカラツキタカヒリュウ・・キサマサエジャマニハイラネバ・・スデニコノセカイハワレノモノ・・グオォオオ》銀火竜の死をただ黒龍は笑うかのように咆哮を放った。「黒鬼・・みんな・・リオレウス・・くそぉよくも・・」この戦いに参加した多くのハンターの多数がすでに重傷を負った様子で倒れ込んでいる。すでに戦える者はわずかと言った様子であった。邪悪な闇の力がさらに皆の精神を蝕んでいく。「ROADっ、怯むな。俺達の手で、みんなの分までやるんだろっ」すると後方からリゾットの声が聞こえた。そして放たれる拡散弾。《ドカーーン》しかしもちろんそれは闇のオーラに防がれ、黒龍へ届くことはなかった。「まだまだぁっ」すると今度は赤鬼が姿を見せ、その赤いヘビィボウガンを持ち構えた。「食らえっ」赤いそのボウガンは老山龍の素材で作られた老山龍砲・羅と呼ばれる物。そして放たれた弾は拡散弾Lv2を上回るLv3であった。《ドカーーン》再び激しい爆発音が鳴り響く。がそれでも黒龍にダメージを与えることは不可能であった。「くっ・・どうすれば・・」ROADらにとって今までにない絶望的な瞬間である。それをあざ笑うかのように黒龍は再び地にその体を降ろし、ROAD達へ眼孔を向けた。《ワガチカラノマエニホロビルガイイ》黒龍の口元が赤く輝きそして放たれた獄炎の炎。それは大地を燃やし尽くす。「くっ」とっさに回避でそれを避けるROAD。するとその前をひたすら黒龍に向かって走る者の姿が見えた。「ブレイブ?!」その素早い身のこなしはまさしくブレイブであった。黒龍の少しのスキをつき、手に持ったロードオブドラグーンを突きつける。「俺達はまだまだ負けやしないっ」ブレイブの得意な突きが炸裂。見事にそれは黒龍を怯ませた。「ROADっ!何ボヤボヤしてやがる?!てめぇが動かねぇでどうすんだ!」怒りを露わにROADへ向けられる強い叫び。「はっ・・」その叫びがROADの何かを動かした。決して諦めないその強い思いを再び取り戻した。「走れっROAD」リゾットの声がする。《パシュパシュッ》すると黒龍の身動きが止まった。《グオォオ》麻痺による効果であろう。訪れたチャンスを無駄にするわけにはいかんとばかりにブレイブが攻め入り、それに続きROADも黒龍の懐へ入った。「そうだっ、まだ負けたわけじゃない!」《ガキンッ》ROADの封龍剣【超滅一門】が黒龍の頭部を斬りつける。それは弾かれるものの強力な龍属性の攻撃を加えていた。そして斬れ味の上昇したブレイブの槍は黒龍の翼を貫いていく。「オリャァァ」怯む黒龍の周囲には困惑するオーラが見えた。最大のチャンス。「ウオォオオオ」リゾットのハニーコーマーから滅龍弾が、赤鬼の老山龍砲・羅から拡散弾Lv3が放たれ見事に黒龍に命中した。《オノレ・・ドコマデモメザワリナ・・・ソロソロオワリニシテクレル》再び黒龍の口元が赤く光った。「離れろっ」ブレイブの声が発せられ、とっさにROADもその場から跳び去った。放たれた灼熱の劫火が再び地を焼き尽くす。《グオォオオ》そのスキに上昇する黒龍。空中へ行かれてはROADらの攻撃は通らない。さらに周囲を再び渦巻くオーラがボウガンでの攻撃を防ぐ。またしても最悪の展開を迎えるROAD達。だが《ドカンッドカンッ》どこからか放たれたその弾が黒龍の不意をつき命中した。《ナニ?!》「?!」突然の攻撃に落下する黒龍。すると向こうの方で立ち上がるハンター達の姿が見えた。すでに限界かもしれないその体で必死にボウガンを構える者達。そしてその向かい側では大砲とバリスタを前に黒龍を攻める者の姿が。「へへっ、みんな・・感謝するぜ」最後の力を振り絞って皆が立ち上がった。やはり皆の心は一つ。この戦いだけは勝利しなければならないという強い思い。それが今一つになったのだ。《グオォオオオ》怒りを露わに黒龍が咆哮する。周囲を取り巻く邪悪なオーラが再び槍状と化した。《ドコマデモオロカナイキモノヨ・・イマスグケシテクレル》巨大な翼が広げられ、放たれようとする無数の黒い槍。「来るっ」その攻撃を再び避けようとするROAD達。だが目の前を閃光が走ったかと思うと何かが黒龍の頭部を弾き、その攻撃を遮った。《グオォオ・・ナンダ・・キサマ》「・・マスター!?」ROADの目の前に立っていたのは小さな老人、まさしくギルドのマスターであった。「ホッホッホ、やはりこの戦いワシも加勢しなければのぉ。皆に頼ってばかりはおられんわい。・・黒龍。お主一人の力では、我らの結束の力は打ち破れんぞ?」マスターの手には蒼と黒の双剣が握られている「ホッホッホ、この日のために作り上げた最強の双剣、双龍剣【天地】。この力の前に龍は無力じゃよ」思わぬ助っ人の登場で再び皆の闘志が燃え上がった。「行くぞっみんなっ」ROADが、ブレイブが攻め入る。リゾットと赤鬼の後方援護もあり、そして皆の援護もあって黒龍の自由を封じ込んだ。《グオォオオオ》仕方がないかの様に再び黒龍は咆哮をしてみせ、そしてまたも空へと飛び立った。しかし今度は闇の力全てを備えて。《ヨクモ・・コノワタシニココマデタテツキオッテ・・・》激しく渦巻く邪悪なオーラ。それは最後の攻撃と思われる最悪の前触れであった。「やばいのが来るっ・・」四方八方から拡散弾を放つもそれは全てオーラによって防がれた。もはやROADらにその攻撃を止める術はない。《ホロビロッニンゲン・・グオォオオ》破裂したかのようにあふれ出す邪悪な闇のオーラ。それは今までとは比べモノにならない広範囲であった。「くそぉおお」もはやそれはROADらを完全に消し去る攻撃。《ピシャーーーー》しかし突如目の前が真っ白になった。誰もが死を間近に感じた瞬間。辺りは目映い光に包まれた。「な・・」《グオォオ・・マサカ・・コノチカラハ・・》《グオォオオ》光が満ちあふれていく。邪悪なオーラを消し去り再び蘇ったそれはまさしく銀色のリオレウスであった。ひん死の状態でその身を起きあがらせる銀火竜。「リオレウス・・お前・・生きてたのか・・。でもその体じゃ・・。そんな体でまだ俺達に・・」ROADはそんな火竜の姿に胸が苦しくなった。しかし銀火竜は立ち上がる。《グオォオオオ・・・ROAD・・この戦い・・お前が終わらせなければならん。黒龍を・・必ず倒すのだ・・。私の最後の力でやつの動きを封じよう。そのスキに・・決めるんだ・・グオォオオ》ROADの心に響いたその声。そして光輝く銀色の火竜。「リオレウス・・」それが銀火竜懇親の最後の攻撃。《マサカ・・マダコンナチカラガ・・クソォ・・ハナセ・・ハナセヒリュウ・・》突如黒龍の身動きが封じられた。麻痺でもないその効力はROAD以外の者の目には写りはしなかった。全身で黒龍を包み込む目映い光のオーラ。「く・・これで決めなければっ。みんなっチャンスだ。このスキに決める!」ROADの声に皆が走る。完全に自由を奪われた黒龍。《グオォオオ・・オノレ・・》「オリャァァ」超滅一門が頭部を斬りつけ、ロードオブドラグーンが翼を貫く。後方よりリゾットのハニーコーマーが滅龍弾を、赤鬼の老山龍砲・羅が拡散弾Lv3を。そしてギルド部隊もボウガンを構え、拡散弾を撃ち放つ。さらに大砲、バリスタが使用され、それら全てが一斉に黒龍に炸裂した。「ROADさんっ頑張って!」すると向こうから聞こえる親しい声。村の剣士・ゲイルであった。彼も黒龍を前に剣を振るう事は出来ずとも、バリスタで応戦している。もはや完全にROADらの勝利は目前であった。《オノレ・・ココデヤラレルワケニハイカナイ・・ワレハジャシン・・コノセカイヲアンコクニミチビクモノ・・イマコノバハヒイテデモ・・カナラズコノセカイヲヤミノチカラデシハイシテクレルワ・・グオォオオ》疾風のごとく再び邪悪な闇の力が発せられた。身動きの取れない黒龍の最後の抵抗の様だ。《グオォオオオ》するとその咆哮によって上空の闇が一気に黒龍の体内へ吸い込まれていった。そして眩しい光をもそれは消し去った。「はっ銀火竜・くそぉこのままじゃ・・」黒龍の動きを封じていた光が断ち切られ、その漆黒の翼は再び羽ばたいた。「逃がすかぁ!!」リゾットらガンナーはすぐに拡散弾でそれを撃ち落とそうと試みるが、しかしまたしても闇のオーラがそれをはじき返し、それらが逆にリゾットらへと奇襲した。「リゾットっ・・くそぉお・・ダメなのか」絶望の中。しかし黒龍もすでに追いやられたのか地に降り立つこともなく、攻撃をする気配も見せないでいた。《ココマデワレニタイコウシタコトハホメテヤロウ・ドウヤラキサマハトクベツナヨウダナ・・ROAD・・・・》黒龍の声がROADの心を過ぎ去る。《アノヒリュウがイッテイタ・・キサマガコノワタシヲタオスト・・グハハハ・・オモシロイ・・キサマトハケッチャクヲツケネバナルマイ・・ワレヲタオシタケレバ・・シャクネツノチヘアシヲハコベ・・ソコガサイシュウケッセンジョウダ》それが黒龍の最後の言葉であった。ROADの心へとたしかに聞こえたその声。灼熱の地。そこへ向かったのだろうか、黒龍はその場を後に消え去っていった。「ハァハァ・・くそぉ・・倒せなかった・・」シュレイド城での決戦が終わった。多くの犠牲を出し、とどめをさせなかったことに悔やむROAD。しかし戦いは終わってはいない。真の最終決戦はこれからだ。『続く』◎黒鬼に続きリゾットまで。そして銀火竜も完全に絶えた。多くの仲間が負傷し、すでに戦える者はほんの一握り。しかし黒龍は全ての闇を吸収し、最終決戦場として灼熱の地へと誘いをかける。もちろんROADはこの戦いを終わらせなければならない。必ず勝利を手にしなければならないのだ。
2006年01月01日
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【――襲い来る闇の力――】『あらすじ』ついに黒龍・ミラポレアスとの決戦の日が訪れた。早くも世界は暗黒に飲まれ、今もなお、闇の力は増大していた。そんな中ついにROADらも黒龍との決戦の地、シュレイド城に辿り着き、決戦の火ぶたが幕を開ける。すでに銀色のリオレウスと黒龍との激戦が巻き起こっており、ROADは皆に銀火竜との協力戦を依頼した。ついに始まる。「行くぞっみんな」駆け出した多くのハンター。皆がROADの後に続き、シュレイド城の門をくぐった。そこではすでに銀火竜と黒龍が争っている。それは上空での激しい戦い。互いの火球が轟々と燃えさかり、暗闇の中に明かりを灯しているかのようであった。「黒龍を撃てっ」早速ギルド部隊隊長の一言で、ギルドガンナー部隊が神ヶ島を構えた。「放てっ」銃口から放たれた拡散弾が黒龍を襲う。「グオォオ」「辿り着いたか・・ROAD」銀色の火竜はROADらを確認するとその場から離れ城の頂上へと飛来した。「俺達もっ」ギルド部隊に続きROADらも武器を構えた。黒龍への近接戦がどれほど危険を要するものか、それは誰もが理解していた。しかしROADらを止める者は誰一人といない。「みんな、ROAD達に道をっ」するとリゾットが皆に向かってそう言った。そしてハニーコーマーに装填したその弾を黒龍へと撃ち放つ。《パシュッ》降り立った黒龍にその弾が命中。《グオォオオ》麻痺弾だ。それに続いてハンター一同が後方から同様に麻痺弾を放つ。伝説の龍であってもそれは生物。麻痺、毒等の効果は有効であるのだ。《グオォグオォ》見事に命中した麻痺弾によって黒龍の身動きは封じられた。「今だっ、食らえっ」そのチャンスを手に、ROADらは武器を振るった。究極の龍殺しの大剣・封龍剣【超滅一門】を振りかざし、黒龍の頭部へと斬りつける。しかしさすがにその攻撃は弾かれた。だが狙いは龍属性での攻撃であり、それは確実に黒龍へと届いただろう。さらに黒鬼の龍を粉砕するハンマー・龍壊棍が唸り狂う。「オラオラァ」強烈なタメ攻撃が黒龍の体を打ち叩いていく。「てめぇ自信の力で滅びなっ」逆サイドではブレイブの黒き槍・ロードオブドラグーンが突き出され、薄い翼膜を集中的に攻撃していた。ブレイブはこの戦いのために制作したハンターUヘルムやグラビドGフォールドなどの防御力に若干頼りなさを感じる物を装着しているわけだが、それによって発動したスキル、斬れ味上昇の効力によって武器の斬れ味は最高へと達していた。それはもはやどれほどの堅さであろうと貫くことのできる物と化し、黒龍の堅い体表も物ともせずに貫いていた。そして周囲のハンターが大砲、バリスタを使用し攻撃を加えた。《パシュパシュ》さらにリゾットに続き、全方位より拡散弾が放たれる。街と村のハンター達が集結すればその数はシュレイド城を囲める程に。その攻撃は確実に黒龍を上回っていた。《グオォオオオ》「やばいっ、みんな離れろっ」すると直ぐさまROADがそう言うと黒龍の麻痺状態が解け、大きな翼が広げられた。「オノレ・・ニンゲン・・コノワタシニタテツクナドユルセヌ・・イマココデホロボノシテクレルワ・・」《バサッバサッ》激しく羽ばたき、舞い上がる砂煙でROADらの視界を封じた。「くっやばい」《グオォオグオォオ》そして予想通り、赤く光った黒龍の口から灼熱の火炎球が放たれ大地を燃え上がらせた。ROADらは間一髪それを回避するが、その衝撃は強烈なものだ。「撃てっ」上空に舞い上がった黒龍を再び拡散弾が狙う。がしかし黒龍の周囲に暗いオーラがまとわりついたかと思うとそれは拡散弾を通すことなく爆破させた。「くっ攻撃が届かない・・」《オナジテガナンドモツウヨウスルトオモウナヨ・・グオォオ》再び灼熱の炎が地に降り注ぐ。「みんなっ避けろっ」その炎に周囲のハンターも回避する一方、だが確実にその衝撃の前に徐々に倒れ込んでいった。「くっ、なんとかしてやつを」しかし剣士であるROADらの攻撃は黒龍には届かない。リゾットも攻撃を試みるが全て邪悪なオーラがそれを打ち消した。「くっどうする・・」黒龍への攻撃が届かぬ一方、黒龍の攻撃は確実にハンター達を襲う。邪悪なオーラは再び黒き触手と化し、ハンター達をはじき飛ばしていった。強烈な攻撃によって一人、また一人と致命的なダメージを与えられ倒れ込んでいく。「くそぉ降りてこい黒龍っ」しかしROADの叫びも虚しく、黒龍の攻撃はROADに向けられた。《ククク・・オロカナニンゲンヨ・・イマスグケシテクレルワ・・》再び口元が赤く輝き、灼熱の炎が放たれようとした瞬間。《グォオオオオ・・ドガッ》「なっ・・?!」「リオレウスっ」ROADへの攻撃を遮ったのはまさに銀色の火竜であった。「私が居ることを忘れないで貰おうか」《グオォオ・・オノレ・・》銀火竜の衝撃によって耐性を崩した黒龍。かすかに見えた邪悪なオーラの隙間をリゾットの放った龍殺しの弾・滅龍弾が射抜いた。《グオォオ》大地へと落下する黒龍。「ハハ、いいぞリゾットっ」すかさず怯んだ黒龍へROADらが攻撃する。《グオォオ・・》怒りを露わに黒龍の動きが素早くなった。繰り出される攻撃をROADらは回避で応戦するが、だが突如黒龍の尾が黒鬼へと振り放たれ命中した。「ぐはっ」寸前に回避を試みたものの、その攻撃は黒鬼を襲う。「黒鬼!」黒龍の攻撃は邪悪な力とあってかなり強力なものであり、それをまともに受ければ即死も免れないほどであるのだが、黒鬼の防具・タロスSシリーズは持ちこたえた。カンタロスの素材で作られたその防具は不思議にも龍属性への耐性を備えており、黒龍の強力な攻撃も耐えることができたのだろう。しかし黒鬼自身の体がそれによって致命的なダメージを受けた。すでにハンマーを振り回す術はない。「くっ・・すまねぇROAD、俺はここまでの様だ」黒鬼はスキを見て仲間のハンターの元へと歩んだ。「黒鬼・・任せろっ。必ずお前の分まで」《グオォオオ》「行くぞっ黒龍っ」黒鬼を背に、再びROADらが剣を振るう。「黒鬼っ大丈夫か?!」すると黒鬼の元へ相棒の赤鬼が駆けつけた。ふらつく黒鬼の様子から、骨の何本かが折れた様子だが、タロスSを装着していなければそれこそ手遅れであっただろう。「俺は大丈夫だ・・頼む。俺の代わりに、ROAD達に力を貸してやってくれっ」「・・ガハハハ・・当たり前だろっ、任せろ。必ずだ」赤鬼は黒鬼の無事を確認すると再び戦場へと足を運んだ。「良くも黒鬼を・・黒龍。許さねぇぜっ」赤鬼の手に構えられたのは巨大なヘビィボウガン・老山龍砲・羅と呼ばれる物だ。《ドカーーン》そして放たれたその強烈な弾は拡散弾Lv2を上回るLv3。その威力は計り知れない。《コシャクナ・・》再び上昇しようとする黒龍へ再び多くの麻痺弾が命中した。《グオォオ》「お前一人の無力さを思い知るがいいっ」銀火竜が降下し、その毒爪を黒龍の頭部へと蹴りつけた。《ザシュザシュ》「良しっ」《パシュパシュ》それに続いてリゾットは毒弾Lv2を撃ち放つ。猛毒に犯された黒龍。スキを見てROADらも攻撃を加える。《グオォオオ》しかし黒龍も負けずと邪悪な力を発し、放たれた黒い触手を槍状にしてROADらへ撃ち放った。「くそっ」《ザシュザシュッ》その数は多く、ROADらをそれ以上寄せ付けないと言った様子だ。《マサカ・・ニンゲンゴトキニコレホドマデシテヤラレルトハ・・・コレデサイゴニシテクレル》すると突如黒龍は強烈な咆哮を放った。ROADらは急なそれに耳を防ぎざる終えない。「しまっ」そして狙っていたかのように邪悪な触手がROADらに放たれた。《グオォオオ》ROADらに向けて放たれたそれを、危機一髪銀火竜の火炎球が焼き尽くすが、一発の炎でそれら全てを防ぐことは不可能であった。「くっさせるかっ」放たれた無数の槍は一斉にROADに向けられた。「くそっ」咆哮による硬直も解け、身動きがとれるも遅く、すでにROADの目前に黒龍の攻撃が迫っていた。そして《ザシュザシュザシュ》貫かれるその身体。しかしそれを受けたのは目映い光。「リオレウス・・」寸前にROADの目の前に降り立った銀色のリオレウスはいくつもの黒き槍に貫かれていた。《グオォオ・・・グオォ》『続く』◎ついに黒龍との戦いが幕開け。銀色の火竜と共に協力し、黒龍に対抗するが、しかし黒龍も闇の力を自在にROADらを苦しめる。そしてついに光が果てる。☆新年最初の25章。今年もどうぞよろしくお願い致します!!
2005年12月30日
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【――共に戦おう――】『あらすじ』ついに岩山龍を討つことに成功したROAD達。その中で危機に陥るROADだったが、まさに奇跡というかのように銀色のリオレウスがそれを救った。再び皆と合流したROADはついに黒龍戦に向けての最終準備を開始。そしてついに世界が暗黒に包まれ始めた。最終戦闘地はシュレイド城。そこへついに黒龍が禍々しき姿を現した。暗黒の中、銀色の火竜もついにその場に現れ、ROAD達よりも一足早く、激しい戦いを開始するのであった。ギルド城・工房――「ほれ、できたぞROAD。これが至上最強にして最高の力を得た究極の龍殺しの剣。封龍剣【超滅一門】じゃ」そこには3人の老人、龍ジジ、鉄ジジ、骨ジジが立っていた。その手から差し出されたのはまさしく伝説の龍殺しの大剣。老山龍だけでなく、岩山龍の魂をも封印したかのようなその剣はどこか黒龍の邪悪なオーラに匹敵する凄まじい力が感じられた。「これが超滅一門・・。岩山龍の魂を宿した龍殺しの剣。有難う、龍ジジ、鉄ジジ、骨ジジ。必ず、黒龍を倒してみせる」ROADはその剣を背に掛け、拳を突き出した。「ホッホッホ、男の約束じゃぞい?必ずじゃ、ROADっ」「おうっ」―――一方広場では大勢のハンターが集結していた。「これより黒龍との最終決戦を開始する。恐れる者はここに残れっ!勇士ある者、自信のある者は我らに同行せよっ」ギルド部隊隊長オルゴンが皆を誘導し、そしてシュレイド城へと足を進め始めた。遅れて工房からROADが姿を見せると、それを待つかのように4人が立っていた。もちろんリゾットらだ。「準備はいいか?ここからが本当の戦いだ。全力をぶつけなければ勝利はないぜ」背にはハチの尾型のヘビィボウガン・ハニーコーマー、防具はバトルSシリーズで揃えられている。バッグには大量のカラ骨と竜の爪に龍殺しの実が詰められている様だ。「ガハハハ、いよいよ伝説と向き合えるかと思うとぞくぞくするぜっ」黒鬼の防具は漆黒の鎧。黒いディアブロスの素材を使用して作られたディアブロUシリーズに漆黒の合金防具・クロムメタルSシリーズで整われていた。武器はドラゴンブレイカーに岩山龍の素材を加えて誕生した龍壊棍と呼ばれる蒼いハンマーだ。「今までとはケタ違いの相手か・・。ククク、最高じゃねぇか」ブレイブは龍耐性を備えたタロスSシリーズの防具を着ている。黒龍との近接戦で最も重要な龍耐性を備えたこの防具はまさにこれから始まる黒龍戦で大いに活躍を見せるだろう。そしてもちろん武器は黒龍の力を秘めた黒い槍・ロードオブドラグーンだ。「僕も、役に立てるよう頑張ります」村の剣士・ゲイルも龍属性を帯びたオベリオンを手に、防具は蒼いリオレウスの素材で作られたリオソウルシリーズをまとっている。そして究極の龍殺しの力を秘めた超滅一門を背に掛けるROAD。防具は白いランポスの素材で作られたランポスUシリーズ。「さぁ行こうっ、必ずこの戦いに勝つっ」―――一方シュレイド城――黒龍と銀火竜の激戦が繰り広げられていた。《グオォオオ》灼熱の火炎球が激しくぶつかり合う。「この戦い、貴様に勝利はない」銀色の火竜は上空を華麗に舞いながら、灼熱の火炎球を一発一発と撃ち放ち、黒龍の周囲を確実に狙いながら攻撃を仕掛けている。一方黒龍は余裕といった感じにその地で堂々と体を落ち着かせ、その火炎球に怯む様子も見せずに反撃していた。《ムダナテイコウハヨセ・・スデニコノセカイハワレノテニオチタ・・ジキニコノセカイニスムスベテノモノガヤミニノマレショウメツスル・・グハハハ》黒龍・ミラポレアスの周囲から邪悪なオーラが放たれる。それは生きているかのように自在に動く触手となり、邪悪なその塊は無数の槍と化して銀色の火竜に向けて放たれた。《グオォオオ》無数のその攻撃にリオレウスは猛スピードで上昇する。《ムダダ・・ニゲラレハシナイ》暗黒の触手によって銀火竜も余裕がない様子だが、それでもその華麗な舞でそれを交わし、火球でそれらを粉砕していく。「この程度ではまだ落ちんっ」《グオォオ》その勢いのまま、銀火竜は黒龍に向けて下降した。得意の猛毒の爪でのハントだ。《グオォオオ》《ザシュザシュッ》翼を羽ばたかせ、その凶器である猛毒を備えた爪先を黒龍の顔へ斬りつけた。だが黒龍もその程度では怯みを見せず、ついに大きな翼を広げ、そして必殺のバックブレスを繰り出す。と同時に銀火竜も同等の攻撃を放った。《ドカーーーン》激しい爆発と同時に両者が飛び立つ。同等の力を持つ2体はついに空中戦へ。そして―――「ここがシュレイド城じゃ。すでに黒龍と銀色の火竜が争っておる・・」ついにROADらがそこに辿り着いた。もちろんマスターもそこに来ている。その小さくも大きな背には見慣れない双剣を背負っていた。「マスター、ここから先は俺達が」するとROADらが誰よりも前に先出た。「みんなっ聞いてくれ、銀色のリオレウスは俺達と共に戦うと誓ってくれた。あれは嘘だとは思えないんだ。だから、銀色の火竜への攻撃は避けてほしい。敵は黒龍だ」ROADは強くそう言った。大勢のハンターにそれがどう受け止められたかはわからない。火竜を味方だと思うということに戸惑いを感じるものも少なくはない。しかしROADは必死に頼んだ。「行こうぜっROAD!」「お前の後ならみんなついてくるさっ」「さぁ共に戦おう!」どこからかそんな声が聞こえてくる。ROADに出会った多くのハンター達の声が。「みんなぁ行くぞぉ!!」そしてついにハンター一同もシュレイド城へと足を運んだ。ついに最終決戦が幕を開く。《グオォオオ》「共に戦おう、リオレウスっ」『続く』ついに黒龍との戦いが始まる。先手を打つ銀色のリオレウス。そして共に戦おうと誓うROADに皆がついてくる。決戦の幕開け。
2005年12月25日
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【――邪神降臨の日――】『あらすじ』岩山龍の侵攻を阻止すべくROAD達が立ち向かう。しかしそれは一行に止まることなく、ついに砦・メインエリア5に侵攻を果たした。そんな危機的な状況の中、ついに大勢のハンター達がその場に到着し、村の勇士あるハンターも集結する。ついに岩山龍を討つ時がやってきた。そしてROADはこの戦いを決めるためについに、砦の最高設備・撃龍槍に手をつける。そして―――。《グオォオオオ》それが敵の最後の悲鳴であった。ついに岩山龍を倒したのだ。多くのハンターの協力あって、ついにこの長い戦いも終焉を迎え、無事城を守ることもできた。しかし――良い結末だけではなかった。「ROADっ!!」リゾット達が城の方へと大きく叫ぶ。その先には岩山龍が倒れ込んだことで一部崩壊した砦の姿があった。その衝撃によってROADの足場は崩れ落ち、そしてROADはその中へと巻き込まれたのだ。リゾットらもこの状況にどうすることもできないでいる。村の剣士・ゲイルもただそこへ駆けつけるものの、崩れ落ちる崖クズに先を閉ざされ、梯子も手が付けられなくなっていた。「ROADさーん!!」その声虚しく辺りはしんと静まりかえった。この戦いの勝利に喜ぶこともままならず、ただROADの無事が確認できないことにリゾットらは不安を抱いた。何よりこの状況でROADが無事でいる確率はまずなかった。――――その頃、彼、ROADの意識がはっと戻った。「ここは・・・」目を見開くと、そこは真っ暗な場所。何もないそこは静かで薄気味悪く、ただROADだけが立っていた。「何なんだここ・・。俺・・死んだのか・・・?」ROADはゆっくりと立ち上がり、自分の体に触れ、そして無事であることを確認した。だが何の音も、声も、わずかな風さえも感じられない。その時だ。《グオォオオ・・モウスグダ・・ワガチカラニヨッテコノセカイハホロビル・・ニンゲン・・ヒリュウ・・スベテノセイブツヲケシサリ・・アンコクノセカイガタンジョウスル・・グハハハハ》ROADの頭の中を巨大な影が通り過ぎた。それはまさしく邪悪な影、黒龍のものであろう。「くっ、なんで・・。俺は・・まだ死ねない・・。まだ死ぬわけにはいかないんだ・・。黒龍を倒さなければ、この世界を救わなければ・・」ROADは悔しげに歯を食いしばった。そして何もないその足下に強く拳をぶつけるが、しかしなんの力も感じられない。全てが無であるかのように。「みんな・・」ROADはただ目をつむり、心の中で思い起こした。それは多くのハンター達と共に戦う姿。多くの励ましがROADを勇気付け、そしてその手で黒龍を討つ光景。多くの仲間と共に戦うその光景はこれからの未来を浮かべたのだろうか。暗いその世界の中に、勇敢な仲間達が沢山いる。ROADはその力を手にし、そして勝利を得る。そんな光景であった。《グオォオオ》「黒龍っ、お前を倒すまで、俺は死なないっ。必ずこの手で、この世界を救ってみせる!」そうROADは強く叫んだ。心の中で思い浮かべたことを声にして、強く叫んだ。すると、突然暗黒に満ちたその世界がどこかへと消えていった。まるで戦いに勝利したかのように。そして今度は目映い光が辺りを包み。そして眩しく輝くその龍が降り立った。《グオォオオ・・ROAD・・目を覚ませ・・。お前の戦いはまだ終わってはいない・・》「?!」それは聞き覚えのある声。眩しいその光の中で羽ばたくその姿はまさに銀色の火竜の姿であった。「銀色の・・リオレウス?!」《そうだ・・こうして今お前の心に直接話しかけている。ROADよ・・黒龍を倒すと誓っただろう。その言葉に偽りはあるまい。仲間にとってお前はなくてはならぬ存在・・それは我らも同じ》銀色のリオレウスはそう言うと再び大きな翼を羽ばたかせ空高くへと飛び立った。「一体何なんだよ・・何であいつの姿が・・」すると再びその声が心の中から聞こえた。《強く祈れ。黒龍をその手で討つを誓え。そして・・目を覚ませ》《グオォオオ》――――霧が晴れ、辺りは日に包まれた。辺りはしんと静まりかえっており、そこにいるのはただ静かに腰を下ろしたリゾットらであった。ゲイルだけは必死に崖クズをどけようと試みるが。その時だ。上空に目映い光が舞ったかと思うと、それは大きく羽ばたき、彼らの元へ迫ってくる。「・・何だ?!」眩しい光を手で遮り、しかとそれを見定めた。「銀火竜?!」《グオォオオ》それは間違いなくリゾットらのいる地へと下降してくる。そして―――《人間・・我ら火竜はそなたらに力を貸す・・そなたらもそれは同じ。我らは先に敵を討つ・・》その声は皆に届いた。「?!」すると激しい突風に煽られ倒れ込んだゲイルの上に、突如彼は舞い降りた。「・・ROADさん?!」「?!」その声にリゾットらは正気を取り戻したかのように、その場へ急いで駆け寄った。誰も見間違えはしない。それはまさしくROADの姿であった。「イテテ・・みんな・・ハハ・・良かった・・」ROADはただ自分が無事でいることを確認すると平気で立ち上がって見せた。「ホントにROADだよな?!」しかしリゾットらはその場にROADが立っていることを、すぐに信じられはしない。だがそれは夢でもなく本物であった。「何だか俺にもさっぱり・・でもあの時・・銀色のリオレウスが・・俺を助けてくれたのかも・・・。ずっとあいつが俺の心に話しかけていたんだ。・・・共に黒龍を倒そうって」ROADはそう4人に伝えた。あの火竜に助けて貰ったなど普通に考えればあり得ないことだろう。しかもあの凶器である爪先に捕らわれて。だがそれによって多少不可解ながらもようやくROADがその場にいることに納得したかのように皆は安心した表情を取り戻した。もう何も考える必要もない。ただROADがそこにいることは真実であったから。「全く・・お前ってやつは・・」「ガハハハッ、こりゃぁ参ったっ」「ちっ・・驚かしやがって・・」「ROADさんっさすがです!!」4人もやっとROADの無事を確認できて一安心といった頃、向こう側から大勢のハンター達が姿を見せだした。それは共に戦った仲間達。岩山龍討伐寸前に砦から急いで離れた訳だが、どうやら皆無事であったようだ。「ROADっ!!無事じゃったのか?!」するとマスターがあの小さな足で全力で駆けてくるのが見えた。「マスター?!」「ハァハァ・・オルゴンにお主の知らせを聞いての・・。砦の崖クズに巻き込まれたと聞いて・・お主・・無事じゃったのか?!」マスターもただ必死であった。大勢のハンターもただ不可解に、しかしROADが現に無事であることにほっと安心し喜んだ。「みんな、心配かけてごめんなさい。そして、有難う。みんなのおかげで、敵を倒すことが出来た。本当に助かった」ROADは反省とお礼を一つに大きく頭を下げた。そして無事、岩山龍との戦いは幕を閉じるのであった。―――《ヒュオォオオオ》邪悪な黒雲が世界を覆い尽くす。暗闇が辺りを包み込み、世界はついに闇に閉ざされ始めた。それはもちろん黒龍・ミラポレアスの力によるもの。《ギュオオォオ》その気迫に満ちた強烈な咆哮はまさしく黒龍のものだ。黒雲の中を不気味に泳ぎ、そしてついにその姿を露わにした。飛竜とは似つかぬその細長い体に、そして小さくも強靱な前足が見える。そして何より脅威に満ちたその顔はまさに邪神であった。《ツイニアンコクノセカイガハジマル・・ワレガコノセカイノシハイシャトナルノダ・・》その地はマスターが考案した第二の設備。最終決戦場として設立されたそこは黒龍を討つために様々な設備が設置されている。そこはシュレイド城と呼ばれた。黒龍はその地へ降り立ち、そして城の破壊を前に、まずは見せしめといったようにそこへの攻撃を開始した。《グオォオ》放たれた灼熱の火炎球は飛竜の比ではない。その一撃で城の壇上は崩れ落ちた。《グオォオオ》すると別の咆哮がどこからか鳴り響く。《キタカ・・・》暗闇を照らすのは目映い銀色の光。「ついにこの日がやってきたな・・今日で全てが終わる。貴様の最後だ」《クハハハ・・コノセカイハホロビル・・ソレハカワラナイ》《グオォオ》銀色のリオレウスそこに出現。両者の戦いが激しく巻き起こる。そして――ROADらが駆ける。『続く』
2005年12月24日
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【――英雄の使命――】『あらすじ』突如出現した岩山龍を前に立ち向かうROAD達。龍属性を秘めた強力な武器を手に巨大な敵に挑むものの、しかし一行にその侵攻は止まることを知らず、ついに砦・メインエリア5に侵攻を果たした。ROAD達も精一杯迎え撃つものの、このままでは城が落とされる。そんな中、街のハンター達一同がそこへ集結。さらにROADを憧れとする村の多くのハンター達も集まった。ROADの元へと駆ける最高の助っ人達。ついに岩山龍を討つ時。《グオォオオ》巨大な龍が悲鳴を上げる。砦上部から無数のハンター達がそれを目の当たりにした。握られたボウガンから放たれる数多くの拡散弾が次々にその巨体へと命中していく。「行くぞぉ!ここでコイツを倒す!!」ROADのその一言がさらに大勢のハンター達の闘志を燃やした。「オリャァァ」するとROADの真横から蒼い大剣が振り下ろされ、岩山龍の頭部を斬りつけた。しかしその堅さの前にその大剣・オベリオンでは歯が立たない。だが若干効果はあった。少しではあるが、その大剣も龍属性を秘めた強力な武器なのだ。「その大剣、俺の持ってたペイルカイザーってやつにそっくりだなっ。良い武器持ってんじゃんっ」ROADのその言葉にさらに自信を持ったのは、村一番の大剣使い、ゲイルであった。「有難うございますっ」ROADの滅一門も負けずと敵を斬りつけた。「あの二人、兄弟みたいだなっ」リゾットがそれを見てそう言った。黒鬼もそれを見て赤鬼と二人で戦っていた頃を思い出していたようだ。遠くからボウガンを構えて援護をしている赤鬼の姿に勇気を貰った。ブレイブも、孤独で戦っていたあの頃を思い出し、今ここにいる大勢の仲間と共に戦えることの素晴らしさを実感していた。「こんなに気持ちが良いのは久しぶりだぜ・・。この勝負死んでも負けられねぇ」大勢のハンターが駆けつけたことで、4人の動きが華麗になった。ブレイブのロードオブドラグーンは休むことなく突き出されており、見事なステップがそれを可能にしていた。また黒鬼のドラゴンブレイカーには赤鬼の放った鬼人弾の効果が加算され、さらに強力になったそれは一撃で岩山龍の足下を叩き崩した。《グオォオ》「もう少しだっ、みんな一斉に放てっ」砦の方から聞こえたその声は、ギルド部隊隊長・オルゴンの声であった。ギルド部隊のガンナー達が一斉に神ヶ島を構え、拡散弾を撃ちはなった。数分の狂いもなく、それは岩山龍の背に命中しついに両方の背部を破壊した。「食らえっ」さらに破壊された岩山龍の背に、リゾットの滅龍弾が炸裂する。「行くぞっゲイル!」「はいっ」そしてROADとゲイルの大剣が同時に振り上げられ、怯んだ巨竜の頭部に懇親の一撃をお見舞いした。「オリャァァー」《ザシュッ》《グオォオオ》――「マスター、彼らはこの戦いに勝つことができるでしょうか」城の内部でベッキーが言った。しかしマスターは席に腰を掛け、心配はいらぬと言わんばかりにパイプを吸いながらくつろいでいる。彼はすでにこの結末を知っていたかのように。もはや恐れることは何もないと言いたげに、ただ笑った。「不思議ですね。彼・・」するとドリスも姿を見せた。「ROAD君、彼がいるだけで大勢の人々が動く。彼の言葉一つ一つが皆を勇気づけてくれる。もう彼はこの街でも英雄でしょうね。武器や防具に関係なく、必要なのはその素質と人間性・・。マスターに続く、最強のハンターは彼かも知れませんね」ドリスの言葉に自ずとベッキーもマスターも笑った。―――「ROADっ決めろっ」その頃、怯み倒れた岩山龍を前に、ROADは砦の梯子を駆け上っていた。辿り着いたのは、砦の最高設備。『撃龍槍』を放つためのスイッチの前だ。その最高設備である撃龍槍は二度の老山龍への対策に備え設計が行われていたが、しかし今回それは黒龍戦に使用するつもりであった。だがこの事態にこれを使用しなければもちろん勝機は薄いとあって、マスターにその使用を許可されていたのだ。龍を貫く強力な4本の槍。その威力はまさに究極だが、しかしそれは一度のみしか使用できないという大きな欠点があった。再度使用するためには時間がかかり、一度の戦闘ではもちろん使用は一回と規定されていた。この攻撃を外すわけにはいかない。ROADは英雄としてその役を受け入れた。「やってやるっ」その一発に普通なら不安を抱くだろうが、しかしROADはそれに怯えることなく、多くの勇気を受けてその場に立った。「いいぜっ、みんなっ」その声を前にリゾットらはその場を離れた。砦上部よりバリスタと大砲が放たれ岩山龍を攻撃する。《グオオォオオオ》砦の上部を敵意し、その巨龍は大きく体を揺さぶると、二本の太い後ろ足で全身を持ち上げ立ち上がった。《グォオオ》その大きさはとてつもない。すでに敵の頭部は皆の視点を超えていた。「ROADっお前なら大丈夫だっ」「自分を信じろっ」「ここで外したらブッ殺すぞっ」「イッケー!ROADさん!」リゾットらの声が心に響く。《グオォオオ》砦へと少しずつ、しかきその気迫は大きく、ROADに迫って来る。「これで、決まれっ。この戦いを終わらせるんだっ!」「いけぇROAD!!!」《ガシャッ》《ギュオーーーーン!!!》ROADの手に力が入る。その瞬間、大きなそのスイッチは押し下がり、そして砦に備えられた4本の巨大な槍が撃ち出された。《ガキーーーン》《グオォオオオ》今までにない強烈な悲鳴が鳴り響く。そこには巨大な4本の槍に貫かれた岩山龍の姿があった。「やった・・・」《ウオォオオ》その光景はまさに勝利と確信できる一瞬であった。放たれた撃龍槍が再び砦に格納され、巨龍の真紅の血が流れ落ちる。《グオォオオ》だが、勝利を確信するもつかの間、巨龍は再び咆哮した。「何?!まだやつは死んでない・・それより・・」「やばい、コイツ、砦に突っ込むぞっ」リゾットらの目に入ったのはよろける巨龍の姿。すでにひん死の状態であったのだろう。体を下ろす力もなく、ただその巨体は今にも砦に向けて倒れそうだ。「やばいっ、みんな、急いで階段を下りろっ!奴が倒れるっ」ROADの言葉に皆は焦り始めた。慌てて階段を駆け下りる大勢の者達。このままでは皆が巨龍の下敷きになる。「くそぉ、コレでも食らえっ」ROADは側に落ちていたバリスタを撃ち放った。さらに下ではゲイルがよろける岩山龍の足元にひたすら斬りかかる。リゾットもブレイブも黒鬼も必死に迎撃を試みる。そして《グオォオオ》それが巨龍の最後の悲鳴であった。戦いには勝った。「やったぜ・・けど・・」しかし巨龍は倒れる。さっきの攻撃によって少し軌道はずれたものの、もはやROADに逃げ道はなかった。「ROADっ!!」「おいっ、何してんだっ」「走れっROADっ」「ROADさん!!!」しかしすでにROADに足下はなかった。「うわっ」《ドカーーーン》岩山龍の最後。それは砦の一部を破壊し、そして皆の英雄を飲み込んだ。『続く』◎岩山龍の最後。見事に勝利したハンター達。だが勝利のための犠牲は皆の英雄?!果たしてROADの運命は。そしてついに次回、黒龍との決戦の日。集結する者達。壮絶なる戦いが今始まる。
2005年12月22日
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【――集結する仲間達――】『あらすじ』黒龍との決戦を明日に控えるハンター達の前に、突如出現したラオシャンロン。その巨大な龍は城に向かって侵攻を開始。それを阻止すべくROADらが立ち向かう。以前に二度の出現を見せたラオシャンロンだが、しかし今回は姿が異なり、岩山龍と思われる強化した姿になっていた。巨龍を追い返すべく、ROADらは必殺の龍殺しの武器で対抗するが、しかし岩山龍の侵攻は止まらず。果たしてROADらに勝機はあるのか。《グオオオオ》砦・エリア3で再び咆哮が鳴り響く。ROADらももう一度ラオシャンロンを追い払う術を試みるが、しかしダメージは確認されない。「もう一度、爆弾を」リゾットがそう言った。4人は迷わず残りの大タル爆弾をセットした。巨龍の頭がその上に来た瞬間、リゾットのヘビィボウガン・ハニーコーマーが銃口を揺らし、通常弾で着火した。《ドカーーン》激しい爆発が巨龍の頭部を爆破する。さすがのラオシャンロンもダメージが蓄積され、怯みをよく見せるようになっていた。すかさずROADは封龍剣【滅一門】を両手に振りかざすと、強力な龍属性を帯びたその刃部を巨龍の頭部に叩き付けた。《グオォオ》巨龍は再び体を揺らし、その痛みに悲鳴を上げた。「食らえっ」今度はブレイブの槍・ロードオブドラグーンが岩山龍の堅い皮膚を突きつける。防具のスキルによって斬れ味の上昇したその槍は、軽くその堅い皮膚を貫いた。さらに怯みを見せた岩山龍の足下を、黒鬼の赤いハンマー・ドラゴンブレイカーが叩きつけ、爪先を砕く。そしてリゾットのハニーコーマーが再び火を噴いた。《ドカーーン》拡散弾が背中に命中し、それによって背中の一部が欠けた。順調に巨龍の侵攻を妨げている様子であったが、しかし巨龍の一歩は大きく、その侵攻は予想以上に早い。この龍を進路から外すことは不可能に近かった。もちろん侵攻が止まる気配も全くない。「くっ、これで・・」《ガチャッ》高台からリゾットは武器を構えた。銃口部にセットされた弾は滅龍弾だ。龍殺しの実を含んだその弾丸はその名の通り、龍に絶大な効力を発揮する。「食らえっ」ハニーコーマーの銃口からそれが放たれた。狙いは巨龍の背中。ラオシャンロンの最も苦手とする背中の部分に見事にその弾丸が命中した。《グオォオ・・》巨龍の叫びは今までにないものだ。もちろんそれほど効果があったのだろう。《グオォオ・・・》「?!おいっ、倒れるぞっ」黒鬼がそう言ってすぐ、その巨大な龍の頭部が大地に倒れ込んだ。「なっ・・倒れた・・。やったのか?!俺達・・」ROADもその状況にただ驚いた。「おぃおぃ・・まさか・・この龍ってのはこんなに弱いのか?」ブレイブもやっと余裕様々の様子を見せた。がしかし、それも一瞬のことであった。「いやっ違うっ」リゾットはすぐさま巨龍の頭部に拡散弾を撃ち放った。《グオォオオ》爆煙の中から再び岩山龍の咆哮が鳴り響く。「ちっ」立ち上がったその巨龍はかなりの巨大さだ。その気迫はどの飛竜の比でもない。「全く・・とんでもない野郎だな・・」4人も呆気に捕らわれていた。《グオォオ》4人を敵意したかの様に巨龍の瞳が睨みをきかせる。《ドシャーーーン》すると岩山龍は巨大な尾を振り回し、崖を崩し始めた。それもROADらに向けて攻撃するかのように。「くっ、こりゃあやばいぜ・・」ブレイブもとっさに突進でその場を離れ、すかさず巨龍の腹部にロードオブドラグーンを突き立てた。ROADも回避でなんとかその攻撃を避け、反撃を試みる。黒鬼は先へ走り、鬼人笛を吹き鳴らした。「もう一発っ」リゾットも高台から滅龍弾を放つ。4人の攻撃が再び岩山龍を怯ませる。―――一方、ギルド城。マスターの前に多くのハンターが立ち並んでいた。「ふむ、ROADらはやってくれておるようじゃのぉ・・。さて、問題はあやつの侵攻が止まるか否か・・。ROAD達には黒龍戦に向けてそれ相応の力を与えた・・。せっかく黒龍との戦いを前に備えた戦力や設備が欠けるのはつらい・・。彼らの活躍に期待したいのは山々じゃが、しかし・・このままでは砦の設備や城までもが崩壊する・・。やはり・・そなたらにも強力を要するな・・。ここの掟ではクエストへの参加は4人一組と決まっておるが・・。じゃがて、この状況じゃそんなことも言っておられんじゃろう。頼むぞ皆の者・・」その言葉は目の前にいる全ハンター達に言い渡された。もちろんそれはROAD達に加勢しろと言うことであった。「よっしゃぁ、みんな行くぞぉ!!」この街で暮らす大勢のハンター達が走り出した。「ふむ、良い仲間を持ったのものじゃ・・。それにしても・・お主まで来てくれるとはのぉ」するとマスターの後ろに見慣れた一人の老人が立っていた。それはROADも良く知っている。村長だ。「ホッホッホ。何、以前から村にも不可解なことが起きておっての、それが黒龍の仕業と聞いてはこちらもじっとしておれんわい。それにじゃ、ROADのいる街が危機に陥っていると聞いて、動かぬ者は誰一人おらんかった。・・皆、ROADのことを誇りに、村の英雄に思っておる。彼の力になれることが、村の人々の喜びなのじゃよ」村長はそう言った。すると片隅でベッキーが嬉しそうに笑みを浮かべた。しかしマスターはまだ不安で一杯の様子だ。「じゃがてこの戦いは危険を要するわい。村の人々に何が起こるかも知れん。わしには少し荷が重すぎるかものぉ・・」「ホッホッホ、心配せんでよい。彼らは立派じゃ。わしらの全盛期よりも遥かにのぉ。村の者らも足手まといにはならぬ。ROADが側にいるのならばな・・」「その通りです」すると村長の背後から一人の青年が姿を見せた。全身リオソウルの防具で身を包み、オベリオンと呼ばれる村では持つ者の少ない強力な武器を背負っていた。「マスター、お会いできて光栄です。僕はゲイル。自分で言うのも何ですが・・村一番の剣士を努めています。・・ROADさんのお力になりたく、この場にやってきました。村の英雄と呼ばれるROADさんの力になりたい。それは村の誰もが思っていることです。僕らにも協力させてください」彼はそう言うと深く一礼した。マスターは彼の思いを受け止めたかのようにただ頷いた。それによって信頼なる多くの仲間が、今この街に集結した。全てはROADを知る者達。―――「くっ、こいつ一行に止まる気配が見えねぇ・・」「・・城に眠る黒龍の素材や、過去に出現した老山龍の素材に導かれているのかもな・・。こいつにとっちゃ・・それらは敵か・・。あるいはこいつ自信、黒龍に恐れているのかもしれない・・」「そんなこと言われてもなぁ・・。俺らにとっても黒龍は敵なんだ・・。今ここでこいつに城を破壊されちゃぁ、明日の決戦に勝機はない・・。」「とにかく、これ以上こいつを城に近づけるわけにはいかない!」《グオォオオ》だが激闘の中、岩山龍がついにエリア5・砦メインエリアに侵入した。「くっ、止まれぇ!!」ROADは必死に剣を振るった。諦めず、ただひたすら攻撃する。「食らえぇ!!」ブレイブも黒鬼も全力で攻める。《グオォオ》だが、もはや城を前に岩山龍はROADらを敵意している様子はなかった。目前にある敵を前にラオシャンロンの闘志は向けられていた。「頼むっ、止まってくれっ」《ドカンッドカンッドカンッ》《パシュパシュパシュッ》《グオオォオオ》「?!何だ?!」それはもちろん急なことで、ROADらも驚くしかなかった。ついにそこに辿り着いたのだ。大勢のハンター達が。「おまたせぇ!!ROAD!!みんなぁ!!」《ウォオオオオ》城の丈夫には紛れもない、大勢のハンターが立っていた。「なっ・・みんな・・」《ドカンッドカンッドカンッ》四方八方から拡散弾が放たれる。城上部からはバリスタ・大砲が放たれ、それら全てがラオシャンロンに命中していく。「まさか、みんな来てくれるとはな・・。これほど頼もしい助っ人はないぜ・・」「ROADっ暴れるぞ!!!」ブレイブもいつもと変わらぬ自信に満ちた表情に戻っていた。黒鬼もリゾットも。するとROADの元へと一人のハンターが駆けてきた。「あなたがROADさんですねっ。お会いできて光栄です」先ほどの青年、ゲイルだ。「あっあぁ・・そうだけど。君は?」「村のハンター、ゲイルと言います。村のみんなもROADさんのお力になりたいと思い、加勢に来させて頂きました。もちろん危険は承知の上ですっ。マスターに許可も頂きました。あのっ僕、頑張りますんでっ」「そうか・・。なら、よろしく頼むゲイル!行くぞっ、こうなったら・・全員でラオシャンロン初討伐だ!!」「はいっ!!」《ウォオオオオ》ついに希望が見えた。街と村のハンターが一つに。ラオシャンロンの侵攻を阻止することはできるのだろうか。『続く』◎ついにラオシャンロンは砦・エリア5へ。ここで阻止しなければ確実に城は落とされる。街と村のハンターが協力し、岩山龍へ一斉攻撃を開始。ついに激闘は最終戦へ。そしてついに動き出すは邪神、黒龍・ミラポレアス。そしてそれに対すは火竜の民、銀色のリオレウスが舞う。果たして世界の行方は。
2005年12月21日
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【――岩山龍を討て――】『あらすじ』ついに目覚めた黒龍・ミラポレアス。街の人々は黒龍との決戦に備え準備を開始した。そしてついに明日に決戦を控えた直後、ギルド城から少し離れた地の大きな山が動くという奇妙な現象が起こった。しかしそれは山ではなく、過去に二度出現したと言われる老山龍・ラオシャンロオンであった。だがその姿は以前とは異なり、今それが少しずつ城に迫ってきていた。迎え撃つはROADとその仲間達。「行くぞっ!!」そのかけ声と共に4人は走り出した。ROADに続き、リゾット、ブレイブ、黒鬼の三人が、新たな力を見せつける瞬間であった。「みんな、話した通り、あいつは飛竜とは異なる生物・・。そう簡単に倒すことはできないと思う。今回、マスターと街を守ることを約束した。だから、倒さなくてもいい。ただやつを絶対に街に入れてはいけない!!」それが今回の目標であった。今だかつてこの龍を倒した者はいない。それを倒そうなど無理な話でもあったのかもしれないが。しかし、ROAD達はただこの街を守ることに必死であった。「よし、やつのルートは確認済みだ。この砦でやつを止める。必ず!!」リゾットもいつも以上に感情を高ぶらせていた。もう後戻りはできない。すぐそこに敵がいるのだ。「みんなっ準備だ!」ROADがそう言うと、皆は持ってきた大タル爆弾Gを2つずつ、岩山龍の侵攻先にセットした。「着火は任せろっ」そう言ったのはリゾットだ。構えた武器はハチの尾の形をしたボウガン、ハニーコーマー。威力も高く、強力な弾を多数扱える強力なボウガンだ。ただヘビィボウガンであるためリロードが遅いという欠点もあるが、それはバトルSシリーズ防具の装填速度を上げるスキルによって見事に克服されていた。《グオォオオ》「さて、デカい野郎のお出ましだぜ」霧の中から巨大な顔が覗き出した。その迫力は凄まじいものだ。その巨体が一歩動くだけで大地が揺れ動く。「追い払うだけか・・正直そう簡単にいきそうもないな・・」黒鬼がそう言った。皆も同じ思いであっただろう。しかしここでこの巨龍を止めなければ城は間違いなく壊滅する。ただ前向きに考え、ROADは武器を構え走った。「いいなっ作戦通りに!!」《グオォオオ》「食らえっ!!」《パシュッ》ハニーコーマーの銃口が揺れる。《ドカーーーン》大タル爆弾Gを弾が貫き激しい爆発を起こした。「オリャァァ!!」爆風の中、ROADの封龍剣【滅一門】が振り下ろされた。《ガキンッ》戦闘が始まってすぐ、岩山龍の巨大な角が斬り飛ばされた。《グオォオオ》その巨体が悲鳴を上げて大きく体を揺らす。《ブロロォオ》すると黒鬼が少し離れた場所で鬼人笛を吹き鳴らした。その音を聞いたROADらは一気に力を増幅させる。「オリャァ!!」再び滅一門が止まることなく振り回された。強力な龍属性を秘めたその剣は確実に巨龍を苦しめていく。するとブレイブが後方で立ち止まり、背に手を掛けた。「クククク、ROADっ!いいとこ取りはさせねぇぜ!!俺様も黒龍を撃つために力を得た。マスターに許し貰った、禁断の力だっ」《ジャキンッ》すると先程まで黒布に包まれていた謎の武器がその姿を露わにした。「そっそれ、まさか?!」一気に場が静まりかえった。もちろん三人とも驚いたのだ。何故武器を隠す必要があったのか、ずっと気になっていたその謎が明らかになった。「クハハ、そうだ。これはやつの、黒龍の素材を利用した。龍の力その者の武器・・。そうだな、名はロードオブドラグーンってとこか・・。クハハハ」その黒い巨槍はまさしく黒龍の素材を利用した究極の武器であった。もちろん城の地下に封印されていた棺桶の中の素材を利用したのだろう。それがどれほど恐ろしい物であるか、マスターもブレイブも覚悟の上で扱っていることは間違いないだろうが、しかしその槍から放たれる禍々しい黒い闇のオーラは脅威そのものであった。しかし今に至ってはこれほど頼もしい物はない。黒龍の力を備えた武器であるのだから、岩山龍もこれには耐えられないだろう。「へへっ、またすげぇ物騒なもん持ちやがって・・。期待してるぜ」「ククッ、当然だ。お前らがへばっても俺様が一人でこいつを追い払ってやるよ!行くぞぉ」《ザシュザシュッ》早速ブレイブの見事な連続突きが巨龍の頭部を貫いた。その素早い突き出しはまさに熟練の技だ。大剣しか手に取ったことのないROADにとってそれは驚くことしかできない代物であった。さらに黒龍戦のために備えた防具、匠スキルの力で斬れ味は各段に上がり、ブレイブの槍は岩山龍の堅い皮膚をも貫いた。「ガハハハ。貴様らはつくづく俺様を驚かせてくれる・・。この天下の黒鬼様もお前らには一歩及ばねぇかもな・・。だが、俺様もマスターに力を貰った。こいつが俺様の最高の一品よ!!」黒鬼はそう威張り散らすと巨大な真紅のハンマーを軽く持ち上げた。「龍を砕くハンマー、ドラゴンブレイカーだ」それは真っ赤に染まった巨大な爪の様なハンマー。過去に出現した老山龍の大爪をそのまま生かした武器だ。防具はグラビドSで揃えてあり、攻撃力が大きく上がる。巨大なハンマーの破壊力が一気に上昇していた。「へへっ、みんな上等だぜっ」《グオォオ》巨大な敵を前に、ROAD達は怯えることもなかった。自分達の力を信じて。「食らえっ」《ザシュザシュッ》《ドカンッ》ROADの滅一門が敵の頭部を斬り裂き、ブレイブのロードオブドラグーンがサイドから側部を突きつける。黒鬼のドラゴンブレイカーが振り下ろされ、岩山龍の爪先を叩きつけ、そしてリゾットのハニーコーマーが拡散弾Lv2を放ち、その岩肌を爆破した。戦闘から7分ほど経過した。第一の防御壁が侵攻を遮る。「さて、どうする?!」《グオォオオ・・ドシャーーン》だがその門を前に岩山龍は侵攻を止めることなく、その巨体を叩きつけてあっという間にそれを破壊した。「ちっなんつぅ破壊力だ・・」それだけで場の空気が重くなった。さらにその衝撃は近くの崖にも影響し、それが崩れ落ちた。「危ないっブレイブっ」ROADが声を掛けるも、大きな岩片がブレイブに降り注いだ。「くっこんなものっ」ブレイブはとっさにその巨大な槍を突き出し粉砕した。「くっ、ROAD、俺様の心配をしてる暇はねぇだろ?!」もちろんROADや黒鬼にも岩片が降り注ぐ。「危ないっ」《パシュッ》間一髪、黒鬼に向けて落下した岩片をリゾットが撃ち砕いた。「すまねぇなっ」そんな中、岩山龍は先へと侵攻していた。「くっ、エリアを移動するぞ。先に回り込んで攻める!」4人は砦の内部通路を通り、岩山龍の前方に構えた。「さて、どうする。どうやってやつを止める・・」ROADはただそれだけを考えていた。しかし考える間もなく、敵は迫ってくる。《ブロロォオ》再び黒鬼が鬼人笛を吹き鳴らす。さらに三人は砥石で武器の切れ味を上げた。リゾットは調合で弾を再準備した。「これを使うか」そう言うとリゾットは龍殺しの実を握りしめた。今回のために採取してきた龍を討つために大いに役立つ一品である。これを一回り大きなカラの実に装填すれば滅龍弾と呼ばれる必殺の弾丸が作れるのである。《グオォオ》四人が準備を終える頃、再び霧の向こうから咆哮が鳴り響く。戦闘はまだ始まっただかりだ。『続く』◎岩山龍のとの戦闘が始まった。その巨体を相手に四人は必殺の武器を持って対抗する。黒龍戦を前に果たしてROADらはこの危機を回避することができるのだろうか。戦いはますます激しくなる。
2005年12月18日
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まず始めに【セカンド冒険紀】の更新ができないことをお詫び致します。時間がないのと、以前同様またPCの調子が悪く、途中で落ちることがよくあり更新がなかなかできません・・(T_T)明日は時間があると思いますので書かせて頂くつもりです!そして本題ですが、今回の話題は新モンスター【テオ・テスカトル】について♪今日近くの本屋でファミ通を読みあさり、見ましたよ!新たな古龍を!(^^)!いやはやもう以前のMHシリーズとは比べ物にならぬ敵の出現ですね・・。四足歩行の龍はやはり出るだろうなと予想していたものの、こうして本当に出現すると、戦いがかなり厳しいものになりそうですね^^;それにしても強そうなあの灼熱の身体に鋭い爪や牙、大きな角がまた厳つい・・。やっぱ動きは素早いんでしょうねぇ(>______
2005年12月17日
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皆様お久しぶりです(^^)寮より帰って参りました♪えぇ早速ですが、なんと自分もMHPを体験しました(*^_^*)実は友達が学校にMHPを持って来たのですよ♪(笑)いやはや驚きでしたがそれ以上に興奮しましたよ!!そしてそしてもちろんやらせて頂きました♪その人はMHGから始めた人であんまし慣れてなくて、まぁ手伝い程度にやらせて頂きました(*^_^*)最初に【初心者ではない】を選んだところで、ボックスには武器が揃ってます♪とりあえずアイアンソード持ってクエストへ行ったところ・・・操作が難しいですねぇ(>___
2005年12月16日
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皆さんこんばんわ!管理人KATSUHIです(^o^)久しぶりに日記を書こうと思います♪ちなみにただ今管理人は期末考査と言う黒龍以上の強敵と戦っているわけですが、明日それがついに終わります♪あぁやっとだぁ・・と思いながらも明日の2教科は多分死にました・・(オイッ)今日はと言いますと、この前MHG復帰したんですよ(*^_^*)それで最近の土日は以前と代わらぬハマリ様でやっております(笑)もちろん今日も昼からやってました♪(テスト?ん?)それでですねぇ、まぁ久々にやると操作が忘れてしまってたり・・この素材はどこで?など、少し初心に戻りました(^_^;)でまぁ軽くソロプレイで、以前はまっていた【全モンスター討伐】というのをやってました♪これはですね、G級のイャンクックからどんどん倒していくわけですよ!もちろんリペイントも含め、クエ失敗したらまたクックから。装備&アイテムは自由!と言うルールを自分で作りやってました♪あ、ちなみにラオ・キリン・黒龍はなしです!キリンは可能ですがイベですし、ラオと黒龍は孤独で行く気がしません・・(=_=)でですね、クックから狩りにいざ、出発!!瞬殺!!そりゃねぇ・・。青クック・・ん・・んん・・何故俺はこんなやつに苦戦している?!こいつ・・以外に強い・・と久々にやるとかなり痛感しました・・笑そしてまぁ危なくも順調に、死ぬことなくゲリョス・紫ゲリョス・ドスガレオス、そしてフルフル・・ブレス直撃!!オイッ・・まぁ生きてましたよ・・危なかったけれど・・(^^;)それにしてもフルフルいつ見てもホラーゲームですよね・・笑自分もフルフル防具でいったんですが、この防具も絶対ホラーです。【15禁です】でまぁそんなことを沢山思いながら、無事フルフル討伐成功。続いてレウスですが、レウス&レイアはご存じの通り三色あります!もちろん全て倒しますよ!(^^)!それで行ったら早速銀で驚き!!まぁ久々でやつの動きに手こずりましたが、この後の蒼レウスはさらに苦戦しましたね^^;あのちょこざいな動きにむかついて、結局十八番の閃光玉と落とし穴使ってブッ殺でした♪でですね、なんと銀レウスの尾から逆鱗が剥げました!!えっ?玉じゃないのか?って(>____
2005年12月11日
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【――老山龍の再来――】『あらすじ』邪神・ミラポレアスに対抗すべく全ての者が動き出した。それはROAD達だけではなく、この世界に住む飛竜という生命達も。黒龍という強大な敵を討ち倒すにはこの世界に住む全ての者が力を合わせるしかない。そしてROADは決戦を前に龍殺しの剣の制作を試みた。一方ではROADと知り合った大勢のハンター達がその戦いに備えて準備を行っている。ついに黒龍との決戦を明日に迎えた人々。しかしそんな中、突如大地は揺れ動き予期せぬ事態が起こり始めた。「マスターっあれはっ」ベッキーが窓辺で呟いた。その光景は誰もが信じがたい最悪の事態であった。「く・・こんな一大事にまさか・・やつが・・。これも黒龍の影響か・・」マスターの焦りは尋常ではなかった。大地は大きく揺れ動き、止むことを知らぬまま序序にその地響きはこちらに近づいていた。《グオォオオ》「おいぉい・・ウソだろ?」「・・・でっかいねぇ・・」酒場から出てきたのはリゾットとリーゼルであった。向こうに巨大な動く山が見えている。しかしそれは紛れもなく山と見違える程に巨大な龍であった。多くのハンター達が慌てて広場に集結する。しかしそれを見た者達は皆動かなくなった。いや、動けなかったのだろう。その巨大さ故の強大さの前に。――「エリアB2‐4を通過っ。攻撃を開始せよっ!」門兵がそう言うと、角笛が鳴り響いた。いくつもの巨大な門が閉鎖され、その龍の行き先を遮った。《パシュッパシュッ》すると仕掛けられたバリスタが門兵の手によって動かされ、鋭い矢を放ち出した。《グオォオ》無数の矢がその巨大な龍に向けて放たれる。しかしまだその敵は深い霧の中、全体を確認することはできず、命中しているかの確かめようもない。―――一方ROADはこの事態の中、工房でついにその剣を手にした。「ROADよっ。何やら外が騒がしいわい・・。きっと戦いの前兆じゃろう・・。何・・もはやお主に恐れるものはない・・。この街でその伝説の剣を持つ者はROAD、お主だけじゃ。その力を存分に振るい、必ずやこの街に平和を」龍ジジがそう言うと、約束を交わすかのようにROADの手をとった。「任せてくれ。必ず」ROADはそう言うとその剣を背にしまい、そして猛ダッシュで駆けだした。何が起こっているのかも解らぬまま、しかし何が起ころうとももうROADが怯むことはなかった。―――「おぉ、ROADだっ」「本当だっ、ROADだ」街中の人々がROADを見た途端に明るくなった。ROADはもはやこの街に欠けてはならない存在になっているようだ。「あれは・・・」人々を間を通り、辿り着いたそこから双眼鏡を取り出し覗いた。「でかい・・龍なのか?」巨大なそれはROADももちろん見たことがなかった。すると《ドカンッドカンッ》バリスタに続き大砲が放たれた。しかしその巨大な龍は止まることを知らず、ただ城に向かって進行して来る。「なんてでかさだ・・」ROADも息を呑んだ。まだかすかな影しか捕らえることはできないものの、それがもしも目の前に来たらもうそれは巨大な壁でしかないだろう。「ROADっ、来てくれっ」すると向こうの方にギルド部隊隊長・オルゴンの姿が見えた。―――「これを見てくれっ」オルゴンが一枚の紙を開いた。それは巨大な龍について書かれたものであった。「ラオシャンロン・・?」そこに記された名前はまさにその龍の名前であった。しかしその紙は何年も前の物なのだろうか、すでに一部一部が破ていたり汚れていたり、見にくいものであった。「それはワシがまだ現役のハンターであった頃に記された物じゃ」すると奧からマスターが姿を見せた。「マスターの現役時代?」「うむっ、その頃一度今回と同じ様にこやつが出現しよったのじゃ。巨大な山の様な龍・・。その体表が老いた山の様な姿であったことから老山龍。またの名をラオシャンロンとこの名がつけられた。それは歩くだけで災害を起こす災いの象徴。もはや飛竜とは別格の厄介な相手じゃ・・。やつはワシの知らぬ時にも一度出現したらしくての、これで三度目の襲来と言うわけじゃな・・。この街は呪われているのかもしれん・・。やつの、黒龍の素材がやつをここへ呼んでいたのかもしれん・・」そうマスターは言った。大方ROADは話の内容を理解した。しかしそう言うことであるならば、あの巨大な龍を倒さなければならない。「ROADっ、お前ならもちろん力を貸してくれるな?そして街の皆も、きっと力を貸してくれるはずだ」オルゴンが言った。そしてマスターも。「うむ」二人に言うコトは何もないと言った表情であった。しかしこの事態が予想以上のものであるということに気付いたのはまもなくしてのことだった。―――「マスターっ・・。大変ですっ・・。違うんです・・あいつとは・・」ベッキーが部屋に駆け込んできた。何を言っているのかわからぬまま、焦りながらもROADらは外へ向かった。《グオォオオ》すでにその龍は城の設備を破壊し始めていた。「マスターっ、すでにエリアD4‐7を突破っ。防御壁では歯が立ちません・・」その言葉にマスターの表情も硬くなった。多くの防御壁がその巨大な龍の体によって突き飛ばされていく。《グオォオ》しかしマスターの目に映った脅威はそれだけではなかった。「・・・あれは・・。ラオシャンロンなのか?!・・いや・・まさかやつまでもがリペイントに・・・」「・・どう言うことだよっ?!」ROADもただそう言った。あの大きな紙に記された龍は体表が赤茶色でたしかに老山龍と呼ぶに相応しい姿であったのだ。それが、今目前にいる龍の体表は青、いや灰色と呼ぶべきだろうか。老いた山と言うよりは堅い岩石の様な、まさに岩山龍と呼ぶに相応しい姿であった。「止む終えん・・・すでに何が起こっても不思議ではない状態じゃ・・。黒龍といい、銀火竜といい、もはや驚くことに疲れたわい・・フゥ・・」マスターは気が抜けたかの様にその場に腰を下ろした。「ROADよっ・・ワシは昔、二度目のラオシャンロンの襲来を阻止した。この手で奴を斬り、そしてお主に渡した素材はその時の物じゃ・・。じゃがワシは奴に留めを指しきれず、ただ追い払うことで精一杯じゃった・・。じゃが、ROADお主なら、そしてこの街の皆と力を合わせれば、今度こそやつの存在を消すことができるかもしれぬ・・。・・ワシはこの通りもう歳じゃ。正直リオレウスとの戦いですでに限界じゃった・・。ROAD・・お主にできるか?」マスターの話が終わると、ただROADは拳を握りしめ言った。「任せて下さい」「うむっ、頼むぞ、ROAD」―――《グオォオオ》《ドカンッ》《ドカンッ》「エリア5を突破っ!うっうわぁ」《ドジャーーーン》その巨大な龍・ラオシャンロンは火竜の様な火を放つわけもなく、主な攻撃も特にない様であった。しかしその龍が一歩進むだけで大地は揺れ動き、その衝撃で崖を崩し、そしてその大きな尾を一降りするとそれは何もかも、周りにあるものをことごとく破壊していく。《グオォオオ》《パシュッドカンッ》するとラオシャンロンの頭部を何かが激しく爆撃した。《グオォオ》《ドカンッ》《ドカンッ》それはバリスタでも大砲でもない。拡散弾だ。「そろそろ、大人しくしてもらおうか」「これ以上好き勝手させるわけにもいかないしな」「でけぇだけの龍が調子に乗りやがって」「みんな、行くぞっ」《グオォオオ》ラオシャンロンの前に立ちはだかったのはまさしくあの時の4人であった。ROAD、リゾット、ブレイブ、黒鬼。そして今回は後方にガンナーを勤める多くのハンターが立ちはだかった。黒龍戦を明日に備え、巨大な龍・ラオシャンロンとの激戦が始まる。『続く』黒龍との決戦を明日に備え、ラオシャンロン・岩山龍との戦いが始まった。飛竜とは異なるこの龍に、ROAD達はどう戦うのか。今までにない激戦が始まる。
2005年12月10日
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【――暗黒の4日間――】『あらすじ』襲い迫る闇の力の前にもはや為す術のないROAD達。しかしそんな絶体絶命の中、邪悪な暗黒雲が裂き乱れ、目映い光をまとった銀色の火竜が姿を現した。その光は一瞬にして闇を消し去り、蒼いリオレウス達を正気に戻す。闇の邪神の正体も分かり、そして銀色の火竜の協力あって敵を討つ術を見いだしたROAD達は、その日に向けて準備を始めるのだった。ゲストハウス・キングルームのベッドの上でROADは昨日の出来事を振り返っていた。何よりもあの銀色のリオレウスの存在が心に何かを残していたのだろう。「我ら火竜の民は今、そなたらに牙を向けるつもりはない。我らはそなたらに協力しよう」その言葉をどう受け止めて良いか、すぐには答えが出ないでいた。むしろ初めてその姿を見せた銀色の火竜と話ができるなど、夢でも見ているのではないかとただそう思っていた。―――朝早く、ROADは工房へ向かった。街の皆が今、黒竜戦に向けて全力を注いでいる。そんな中ROADも一つの希望を見い出していた。黒竜に対抗する術の一つである龍属性の力。その力を宿した武器を用いれば勝機もあるかもしれないとマスターが言っていたことを忘れはしなかった。この街の全員が龍属性の力を手にすればもしかしたら闇の力に対抗できるかもしれないと、それが一つの希望であったのだ。そしてROADは以前から使用していたペイルカイザーを手にした。龍属性を備えた武器の一つであるこの剣だが、しかし若干その力の弱さをROADは実感していた。「これじゃぁ・・ダメかもしれない」そう昨日の夜にすでに決めていたROADは、以前街の人達と話した話題を振り返っていた。《伝説の龍殺しの剣》それをROADは作ろうと考えた。その剣を持つ者は敵なしと言われるほど、希にしか存在しないその剣に向けてROADはただ、一つマスターに願い入れていた。―――「ROADよ、伝説の剣を持つということはとてつもない力を手に入れるということじゃ・・。その力は飛竜を消すための力を宿した究極の剣・・。もしその使い道を外せばこの世界の秩序が乱れる、ということはわかっておろうな?」その言葉は強くROADの心に残っていた。マスターの真剣な瞳にROADはただ一言「わかっています」そう述べた。マスターももはやROADを一流のハンターとして認めていたのか、その言葉に反する様子もなかった。そして奧の部屋にROADを連れて行ったのは他でもない。その部屋に眠った龍の魂が今、ROADの手元に舞い降りたのだ。「その剣を作るためにはこれが必要とされている・・。もはや黒龍との戦いまでに余裕はないしの。世界の危機として、このワシの私物をお主に分け与えよう・・」その言葉が指し示した物は小さな箱に封じ込められ、箱を開くと眩しいほどの光を発した。何十にも包まれたそれは『老山龍の逆鱗』とそうマスターが呼んでいた。それは極一部の本に記された歴史の中の巨大な龍の堅物。その稀少な物を手にするということがどれほど恐ろしいことか、しかしそれが今のROADにとって必須の物であるということは事実、迷うことなくROADもマスターもただ闇を討つために今それを使って伝説の剣に手を掛け始めるのであった。―――「さぁこれで第2段階『ドラゴンマサクゥル』の完成じゃ・・」額に大量の汗を流した龍ジジを含めた3人の老人が、その見事な剣を今ROADに指しだした。その剣に込められた力は計り知れない。ROADがその日までに手に入れた稀少な火竜の逆鱗を数多く使うなんとも贅沢な武器だ。また、例の老山龍の逆鱗にさらにその鱗も加えた絶品。それはもちろんマスターの協力なしでは完成することのない幻の剣であっただろう。しかしその剣はまだ最強には達していなかった。まだ進化の可能性を秘めたその剣を再びROADは工房に預けた。ROADのボックスの中には今までに入手した数多くの素材が眠っていたが、この日それらはその剣を作るための資金としてほとんどが売られた。「よし、とりあえずこれでいいな・・。黒龍との決戦の日まであと4日・・」それが今ROADらに与えられた短い時間であった。―――一方《グオォオオ》巨大な闇の力はどこかで唸りを上げていた。「ワレニハムカウモノハホロビルウンメイ・・コノセカイハモハヤワレノシュチュウニアル・・」《グオォオオ》―――そしてそれに対するは火竜の民。銀色のリオレウスの周りに集結した無数の火竜達。それらが一気に動く時、今までにない歴史史上最大の戦争が起こることであろう。―――《ザシュザシュ》《グオォオ》別の場所ではその強力な一撃が鎧竜グラビモスを絶命させた瞬間であった。白い白銀の角を両肩に付けた見事な防具を装備していたのは紛れもなくブレイブであった。「よし、これで揃ったな」ブレイブは一人火山へ足を運び、上位クラスの鎧竜を倒していた。その目的は防具の生産。しかしそれはグラビドフォールド“G”と呼ばれる物で、最近の“S”や“U”には劣る防具であった。何故それを今さら生産したのかというと、もちろんブレイブのある考えのためであった。それは黒龍の体位を傷つけるためにはそれ相応の斬れ味が必要であるとのことであった。しかしそれは斬れ味最高の青色でも不可能とのことで、マスターにそれを聞いた瞬間この策しか頭を過ぎるものはなかった。この時ブレイブの防具は頭と足が蒼いリオレウスの素材で作られたリオソウルS、胴は通常のリオレウスの鎧、レウスSメイル。腕はあの一角竜モノブロスの素材を使ったモノブロスSアーム、そして腰はグラビモスGフォールドであった。それらを装着することで防具に眠った能力、スキルが発動する。「よし、これで斬れ味がアップする」―――また別の所で素材集めをする者たちもいた。黒竜の話題でいつも以上に賑やかな街。すると店の叔母さんが言った。「毎度あり~」どうやら購入したのはリゾットの様だ。「おぉ~い、リゾットっ、こっちもOKねぇ」向こうから聞こえてきたのその声はリーゼルであった。「よし、早速取りかかるぞ」そう言うと二人は工房へ足を進めた。「竜の爪と・・カラ骨「小」っと・・」そう言うとそれは調合され、見事に拡散弾Lv2を生み出した。「こちらはバストンメイジっ。あの毒怪鳥のボウガンねっ」そう言うとリーゼルは巨大なボウガンを腰に抱えた。「良し、俺はメイルシュトローム改っと。これで良しだ」二人は拡散弾とその素材、また多種の弾をバッグに詰め込み武器を構え、今にも黒竜に挑むかのように準備万全の状態に入った。―――「ふむ、ワシも新たな剣を抜かねばな・・」マスターも刃ころびたその伝説の双刃を倉庫に眠らせ、そして新たな武器に手をつけていた。街の人々は手を休めることなく、ひたすら黒竜に対抗する術を身につけていった。1日、また1日と過ぎて行った。そして残り1日。その日は最後の微調整。又は最後の戦いに向けての憩いの1日であったかもしれない。「――マスター・・ついに明日ですね・・。」そうベッキーが言った。「うむ」マスターはただそう言ってパイプを口に加えながらただそこでじっとしていた。ROADも、多くの人々もこの日だけは一時体を休めた。予期せぬその最大の出来事が起こるまでは。―――「緊急連絡っ、ミナガルデ西エリア206にて山が・・いや、巨大な・・・龍が突如出現しましたっ。応援を、応援を要求しまっ・・・ツーーー」その放送が城に知らされた瞬間、静かだった街の所々から騒ぎ声が聞こえた。それが、その“龍”が黒竜であるかどうかわまだ解らなかったが。しかしマスターはそれを黒竜ではないと否定した。「まさか・・闇の力の影響で・・やつが目覚めおったか?!」マスターの瞳が開く。「なんだっ?!」街の人々が皆その方向へ目を向けた。《グオォオオオ》夢にも思わぬその存在。それは大地を揺るがす巨大な災害その物であっただろう。《グオォオオオ》飛竜でも黒竜でもないその龍は、間違いなくギルド城へ少しずつ、確実に進行していた。街は次第に地震かと思われる揺れを感じ始め、その地響きは止む様子を見せなかった。巨大龍の進行が始まった。「くっ・・こんな時に・・なんという不運じゃろうか・・。ベッキーよっ。全ハンターを集結させよ。やつは我らの力全てを合わせねば打ち倒すことはできぬ、伝説の怪物じゃ・・」そして黒龍との決戦を明日に控え、突如出現したその巨大な龍に向かってROADらは走り出した。最悪の予感が走る。【続く】◎不安を胸に、人々は黒龍に対抗する術を見いだした。そして黒龍との戦いを明日に控え、突如出現したその巨大な敵に向かう者達。もはやハンター達に休む間はない。ROADらが向かう先に存在する脅威の敵はいったい。
2005年12月03日
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【――闇を討つ手――】『あらすじ』闇の力がついにギルド城を覆う。闇に操られた無数の火竜が城への一斉攻撃を開始した。それに立ち向かうべく街の多くのハンター達が戦場へ。そしてついにマスターもその剣を抜いた。しかし闇の脅威にすでに限界が着ていた多くのハンター達。苦戦を強いられる中ROAD達が帰還。だがそれでも状況が変わることはなかった。ついに邪神が動きを見せ、暗黒の支配下に落ちようとしたその瞬間、目映い光が闇を消し去り、そして遥か上空に眩しく輝く銀色の火竜が姿を現した。「我ら火竜族を良くも好き勝手してやってくれたな・・これ以上貴様の好きにはさせんっ」その声はまさに遥か上空に君臨した銀色の火竜のものであった。まさに奇跡であろう、突如出現したその光り輝く火竜によって見事に闇が姿を消した。そしてあれほど暴れ回っていた多くの蒼いリオレウス達も、その火竜の声が聞こえたかと思うと正気に戻ったかのごとく大空へと姿を消していった。「銀色のリオレウス・・あんなのがいるのか・・」ROADだけではない。その光景を目の当たりにした人々が皆、その姿に心奪われたことだろう。大空を支配するかのごとく、その銀色に輝く体表を羽ばたかせ旋回している。しかしいくらその火竜が美しいとしても、脅威であった闇の力を退けてくれたとしても、その姿はまさにあの獰猛な火竜・リオレウスの姿であった。あの無数の火竜を一声で正気に戻したからには、やはり最高位置に着く火竜の中の王なのだろう。今まさにその驚異的存在の敵が目前にいる。「皆、武器を構えるのじゃ・・やつは飛竜の王、リオレウスじゃ・・。闇による脅威は消えたが、こやつもそれ並の強敵じゃぞい・・。今のわしらが協力し、全力で挑むほかに勝機はない・・」その鋭い眼孔を見開き、そこに立ちすくむハンター達にそう言ったのはマスターであった。「しかしマスター、ここに残る者のほとんどがすでに限界です・・。もはやこれ以上戦場に出るには無理な者の方が多いのが現状ですが・・」ギルドナイツの隊長・オルゴンが言った。しかし止む終えなかった。もはや城は廃墟を呼ぶに相応しい姿になっている。傷ついた人々が安心して休める場所など存在しなかった。「・・仕方あるまい・・。まだ剣を振るえる者は前へ・・」マスターがその瞳を閉じ、静かにそう述べた。真っ先に前へ出たのはROAD。それからざっと数人。ROADと知り合った仲間達がほとんどであった。「銀色のリオレウス・・まさかこんな状況で戦う事になっちまうとはな・・」リゾットが小声でそう言った。目前にいる銀色の火竜を相手に、誰もが万全な状態で戦いたいと思っていただろう。だがそんなことを言える状況でないことを皆解っている。もはや残りわずかな体力で敵を討つしかないのだ。「来いっリオレウス!!」マスターの叫びが聞こえると、まだ使用可能であった城の攻撃設備・バリスタを一人のハンターが放った。《パシュッパシュッ》しかしその矢が的を射抜くことはなかった。美しく舞うその銀色の猛者にそんなモノが通用するはずもない。それから数分―――空を旋回する火竜にハンター達の攻撃は届かぬまま、様子を見るもののどうにも戦いは始まらない。「むむむ・・あやつ・・。まさか戦う気がないのかね?!」不気味な骸骨防具・スカルSフェイスを被ったリーゼルがそう言うと、皆も納得したかのように構える武器を少しゆるめた。「銀色の火竜・・様子見なのか?!それとも・・我らを相手にしていないというのか・・」マスターも不可解なその状況に悩まされる一方であった。しかし一行にその火竜が下りてくる気配が見えず、もはや辺りはしんと静まりかえった。――――「おいっ、リオレウス!!お前はなんのためにここへ来た?!・・俺達は敵じゃないのか?!」するとROADがそう言った。それが人の言葉であり、あの獰猛な火竜に通じるなどと誰が思うだろうか。しかし一行に事が進まぬ中、その状況をどうにかしようと試みたのはやはりROADであった。しかしまさにその叫びがその状況を一気に変えた。《グオォオオオ》上空でその夥しい咆哮を放つリオレウス。そしてついにその巨体が下降し、ROAD達の目の前にその体を下ろした。まさかの襲撃に焦り戸惑う人々を凄まじい突風が襲い、抵抗する間もないハンター達。銀色に輝くその巨大な火竜が今、ROAD達の目前に立ちはだかった。。「くっ・・・やっぱり戦わなきゃいけないのか?!」激しく巻き起こる突風を手で防ぎながらROADがそう言った。《グオォオオ》またもその強烈な咆哮が鳴り響き、皆の体を硬直させた。「やばいっ」そう誰もが思った瞬間、しかし火竜の猛攻撃は来なかった。「なっ?!」その状況に誰もが戸惑っただろう。「我の声が届くか人間よ」突然耳元に語りかけてきたその声がその火竜のモノであったなど。しかし紛れもなくその気迫に満ちたその声は、目前にいる銀色の火竜の声であった。「聞こえる・・リオレウスの声が・・」その声は皆に聞こえた。「我は火竜の民を束ねる存在・・。人間を前に姿を現すのはこれが二度目かな・・。我がこの手でそなたらと戦うことは望んではいない・・。今はその手に持つ武器をしまってくれぬかな・・」まさかあの火竜の王・リオレウスがそんなことを述べるなど、ROADもマスターも、そこにいる誰もが何か不思議な夢を見ているかの様な状況であっただろう。しかしその先の話に嘘偽りはなかった。「今、闇の化身が復活と遂げ・・その姿を覚醒しつつある・・。そなたらも見たであろうあの邪神の影を?あの者の名は“ミラポレアス”。悪しき黒龍じゃ・・。やつはかつてこの世界に一度姿を現し、そして闇の力で世界を暗黒へと導いた・・。やつの能力は未知・・ただそれに対抗するには人の力と、我ら火竜の力を協力せねばもはや勝てぬ相手だ・・。以前は強き心を持った一人の覇者が我らと協力し、そしてその悪しき力を封じ込めることができた。そして・・この城が何故狙われたか・・それは解っておるのかな?」それを聞いてマスターがその理由を知ることはなく、皆がその訳を気になった。「マスターっ!!」すると崩れかけた城の地下から、ベッキーとドリスが姿を見せた。「その理由は多分これです・・」ベッキーはそう言うと、地下から引きづり持ってきたのだろう、その大きな棺桶の様な箱を開けようとした。鎖が掛けられ“禁”の札が貼られているそれはどう見ても開けてはならない禁断の箱であることが明らかであった。「これはもしや・・」マスターはそうボソリと述べると直ぐさま握っていた双刃を振り下ろし、そしてその鎖を砕くとすぐに中を覗いた。「これはっ?!」中にあったものを見た誰もがそれにゾっとした。そしてそれが何をしめすかすぐに解った。「そう・・それが黒龍の恐れる唯一の存在・・。かつてあやつを封印した男と・・そしてやつの力の結晶だ・・」銀色の火竜がそう言った。棺桶の中にはすでにミイラを化したハンターの遺体と、そしてその側に散りばめられた黒い素材。それはまさしく邪悪の化身、黒龍のモノだろう。それを見てROADがそう言った。「やつは・・自分の力を恐れている?!」するとベッキーが例の本を広げた。「ここを見て・・《闇は闇に恐れる》」そしてそれを聞いたリゾットが納得したかのように頷いた。「やつは・・自分の力に恐れている・・。つまり・・この素材を使えば・・やつに対抗できる武器が作れるんじゃないのか?!」その言葉に皆が今までにない希望を抱いた。そして銀色の火竜が羽ばたく。【続く】◎銀色のリオレウスを前に戦闘が起こることはなく、そしてまさかの火竜との通話。しかしそれによっての闇の力に対する希望を手にした。これより黒龍・ミラポレアスに対する抵抗を試みる。
2005年11月26日
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【――ギルドの仲間達――】『あらすじ』ついに黒いディアブロスとの激闘の中、勝利を手にしたROAD一行。しかしその間も虚しく闇の力がついにギルド城へと攻め入った。闇が空を覆い、そして無数のリオレウスが城へと襲撃する。多くのハンターがそれに立ち向かい、そしてマスターもついに剣を抜いた。激戦の幕開け。「ハァァァ!!」《ザシュッ》その一撃が一体のリオレウスを斬り倒した。その剣は伝説と歌われた『伝説の双刃』と呼ばれる双剣。その身のこなしは実に熟練した業物であった。それがまさかあのマスターでだとは、皆驚きであっただろう。しかし今はそれどころではない。その一撃は凄いものであったが、その程度で倒れる相手ではないのだ。「ベッキーよ。ここは危険じゃ!一旦外へ走れっ。そして街の人々と避難するのじゃっ!」マスターがベッキーにそう指示した。しかしあのベッキーがそれを聞くわけもなく、どこからかおやすみベアを取り出しそれを構えた。「私もハンターとしての実力はあります。マスターお一人でこの場を任せるなど、私にはできませんっ」ベッキーも必死の様子であった。しかしマスターは目をつむり、その手で近くにいる兵士達にベッキーを連れて行けと言った様に指示した。「マスターっ!」その声をリオレウスの強力な咆哮がかき消した。「ふんっ、この身が滅びようと、必ずやこの場は守るわいっ。ROAD、お主が戻るまでやつらの好きにはさせんぞ」《グオォオ》火竜の猛攻撃が続く。外部では大勢のハンターが武器を振るっていた。「ソリャーー」俊足を誇る女性ハンター・クレイモアがダークでリオレウスの動きを封じた。身動きの取れない火竜に向かって二つの閃光が走る。《ザシュザシュッ》それは強力な龍属性を秘めた封龍剣【超絶一門】であった。その二人は同じその剣を持ち、素早い身のこなしで蒼い甲殻を斬り裂いた。「やるね、ハルディオ君」「そちらこそ、ケイスケ君」二人共以前ROADとクエストをこなした者達だ。見事な双剣裁きはあの頃とは比べモノにならぬほど上達していた。「二人とも!後ろっ」クレイモアの声が響く。しかしガードのできない双剣の二人にその火竜の強烈な一撃を防ぐ術はない。《グオォオオ》《ドカンッ》「はっ・・」しかしその瞬間後方から放たれた何かがその飛竜を撃ち抜き落下させた。「ふぅう・・若者よっ。気を抜くでない!ここは戦場じゃ。やつらの数は無数じゃぞい・・」どこからか老人の声が聞こえたかと思うと、かなりその場所から離れた岩壁にその老人ハンターは堂々と立っていた。タイタングレネード改と呼ばれるヘビィボウガンを抱き抱え、老人とは思えないその身のこなしでさっと岩壁を駆け上がっていく。「なんて爺さんだ・・」その姿は以前、ROADと共にバサルモスを討伐したホルスの姿であった。「まだ来るわよっ」すると今度は女性の声がした。「いい加減蒼いリオレウスも見飽きたわっ」ダークメタルSブーツを履いたその女性はさっと地を蹴りつけ、手に握りしめた麻痺槍トライデントでその火竜を壁に突き倒した。《ドシャーン》黒いブーツと言えばやはりホルスと同行していたクロだ。「ホルス、援護頼むわよっ」「わかっておる」その息は見事に一致し、そしてホルスの放った拡散弾がうごめく火竜の胴体に直撃した。激しく爆発しよろめくその火竜の瞳を二つの閃光が走った。「ハァッ」クロのトライデントが、続いてクレイモアのダークがその頭部を突き刺した。《グオォオ》連続攻撃が見事に炸裂。「ほほぅ。どうやらこの街のハンター達は十分な実力を持っているようだな」その声はギルドナイツの隊長オルゴンだ。背負った巨大な槍は以前同様、龍騎槍ゲイボルガであった。《グオォオ》それに目をつけた一体が下降し襲撃する。「隊長、あなたが出る必要もありません」その声と同時に3方向から拡散弾が放たれ見事に敵に命中した。《ドカンッ》もの凄い爆発音が鳴り響き、巨大な火竜が見事に落下した。ギルドナイトSシリーズを装着し、神ヶ島と呼ばれる銃型のボウガンを持っている。そこには青い怪鳥討伐時に知り合ったレノンもいた。彼もナイツの一員としてまた実力をつけた様子だ。さすがのリオレウスもその爆撃に身動きが取れない。そしてそのスキをついて二人のハンターが剣を抜いた。「ハァッ」激しい雷が蒼い鱗を引き裂く。伝説の神の雷を宿す雷神剣インドラを振るう彼はシオンだ。もう一人はあの老山龍の素材を使うと言われる究極の大剣・龍刀【火焔】を手にしたアスマであった。「我が剣に敵なしっ」《ザシュッ》振り下ろされた一撃が蒼い尾を斬り落とす。激しい戦乱の中、闇は止まることを知らず、城の上部が序序に闇に覆われていった。「ハァハァ・・やはりキリがないか・・」マスターもあれから必死に剣を振るっていたが、さすがに限界であった。必死に抵抗を見せるハンター一同もさすがにこの状態を変えることはできないでいる。《グオォオ》大空を邪悪な影が通り過ぎる。「ヤミニハムカウオロカモノタチヨ・・・・キサマラニカチメハナイ・・」蒼いリオレウスたちの咆哮が響き渡る。城はほぼ壊滅。大勢のハンターもいつの間にか少なくなっていた。もはや闇の力はその地を包み込んでいた。「くそぉ・・いったいどうすれば・・・」その状況にどうすることもできないハンター達。しかし諦めない者達がそこにいた。「何を弱気になってる?!まだ希望は失っていない。ROAD達が帰ってくるまでこの地を奪われるわけにはいかないよぉ!!」スカルSフェイスを被ったリーゼルがそう叫んだ。「そうだっ、俺達が諦めてどうする?!まだ希望は残っているだろう?!」そして赤鬼も。ROADに出会った大勢のハンター達が武器をかざす。諦めない多くのハンター達からほとばしる希望の光はROAD達に届いたのだろうか。「みんなぁ!!」どこからか聞こえる透き通った声。皆の心に強く届いたその声はまさしくROAD達であった。「オオォオ」大勢のハンター達が叫ぶ。ROAD達の無事を確認した人々に再び力が宿る。「うむ、よう帰ったROADよ。」マスターも立ち上がった。そして戦いは少しずつ終焉を迎えながらも、ハンター達は諦めない。「さて、この状況をどうする?!」ROAD達がついに皆と合流。事態は一転。【――闇を照らす光――】「ROADっ、どうよこの光景?さすがの俺様も手が震えるぜ・・」黒鬼がそう言うと、ROADもただ頷き唾を飲み込んだ。「なんて数のリオレウスだ・・」大勢のハンター達が何体かの火竜を倒した様子であったがまだその数は多い。さすがにどうすることもできない。「さてさて終焉も間近ですかね・・キサマラニ・・生き残る術はナイ・・グオォオ」黒い影が上空をうごめく。その姿ははっきりと見えず、ただその周りに集結するかの様に蒼いリオレウスたちが翼を広げている。そして5人の黒マントの男達。―――事態はただ闇に覆われていく中。「ベッキー!」突然一人の女性がそう叫んだ。「えっ?!ドリス?!」向こうから走ってくるのは以前一度だけROADも話したことがある、もう一人の看板娘の姿であった。手元には何か書類のような物を持っている様子であった。「どうしたのこんな時に?!あなた・・たしか別の街に向かっていたのよね?」ベッキーが訪ねた。久々の再開もそう長く交わす間もなくただ二人は焦っていた。「ハァハァ・・ベッキー、ここじゃ話せないわ。安全な場所へ・・」ドリスはここまで全力で走ってきたのだろうか、息苦しそうにそう言いベッキーの手を掴むと奧の部屋へと足を進めた。「どうしたのドリス・・」ベッキーは不可解そうにそう聞いた。ドリスもようやく落ち着いたのか席に腰を下ろし、持っていた書物を机に置くと差し紙の貼られたページを開いた。「ここを見て・・これはある街で入手した本なんだけど・・」そこには今まさに起きている出来事に良く似た内容が記されていた。《闇がその姿を現す時、この世界は暗黒の時代を迎える。邪悪の化身がその姿を保てる様になるまでの間、闇の使者がその姿を現し、その力で飛竜を操り世界を攻め入るだろう。闇に対抗できるのは光のみ。その光を持つ者この世界に下りる時、奇跡が起きるだろう。そして闇は闇に恐れる。封印されしその力を手にすれば、大いなる闇を封じ込める事ができるだろう》その内容は一体何を意味しているのだろうか。「最後の方の文章の意味がわからないわ・・今ここに書かれている通り、多くの火竜がこの街を襲っている・・でも全く勝てる希望がないわ・・」ベッキーは悔しそうに歯を食いしばった。「光・・その希望はきっと現れるはずよ・・それまでこの街が、皆が持つかどうか」「そんな存在するかも解らない希望に何を期待すれば良いの?!」ベッキーもドリスもただ黙ってしまった。―――「ROAD・・俺達、このまま滅ぶと思うか?」リゾットがROADにそう言った。「・・俺達の力じゃもうどうにもならないかもしれない・・でも何か・・闇よりももっと凄い力が・・」「・・?」《グオォオオ》そんな二人を一体のリオレウスが捕らえた。「来るぞっ」《ドカンッ》強烈な火球が辺りを粉砕した。《ギュオォオオ》猛スピードで二人を襲うリオレウス。それをROADの放った閃光玉が止めた。「・・こいつでいったい何匹目になるだろうな?」ROADもリゾットも武器を構えた。黒いディアブロスとの激戦後、早速この地で休む間も無く戦いが始まった。さすがの二人もそう長くは持たない様子であった。するとブレイブも姿を見せた。「ちっキリがねぇぜ・・こいつら・・単独なら雑魚なのになっ」辺りは燃え盛り、火竜の咆哮が鳴り止むことはなかった。大勢のハンター達はすでにボロボロになり、もはや武器を振るう力もない様子であった。「何でもいい・・奇跡よ・・起きてくれ・・・」ROADも無駄だと思いながらもただそう祈るしかなかった。「アンコクノジダイガハジマル・・ホロビルガイイ・・」上空より邪悪な影が忍び寄る。しかし何だろうか、急にあれほど凶暴的に暴れ回っていた火竜が動きを止めた。「ナニ?!どうしたというのだ?さぁもっと暴れるんだ!」あの黒マントの男達が急に焦りを見せ始めた。急に何かが辺りを眩しく照らしていく。「何だ?!何が起こった?!」《グオォオオオ》《バシュッバシュッ》するとどこからか強烈な咆哮が鳴り響き、その方向から何発もの火球が放たれた。蒼いリオレウスとは比べモノにならない大きさ、そしてその威力ははかり知れない。それが黒マントの男たちに直撃した。「なっなんだ~グオォオ・・」激しい爆発がその男達を消し去る。ハンター達にその状況を理解できるわけもなかった。ただ暗い闇が途切れ、目映い光が差し込んだ。「ナッナンダコノヒカリハ・・ナゼヒカリガ・・」邪悪な影がその姿を薄めていく。眩しい光は威力を増し、一気に闇を消し去った。マスターもその状況を把握できない。ただその目映い光の中から美しい銀色の火竜が姿を現したのは紛れもなく現実であった。「闇よ・貴様の好きにはさせぬ・・我ら火竜族をよくも好き勝手してくれたな・・」突如姿を見せたのはまさしく銀色のリオレウスであった。「銀色のリオレウス・・あんなのが存在するのか・・」ROADだけではない。その光景を見た全てのハンター達が驚きを隠せないでいた。「オノレ・・マタシテモキサマ・・・ワガチカラニタテツコウトハ・・シカシワガチカラハイゼントハチガウ・・・コノバハヒイテヤロウ・・ダガオボエテオケ・・ヤミガカナラズセイスル・・」そう述べた闇の邪神は黒い霧となってそのおぞましい姿を消し去った。いったい何が起こったのか。ROADたちには知るよしもなかった。ただ上空には眩しく輝く銀色のリオレウスの姿があった。そして蒼いリオレウスたちがそれに従うかの様にその姿を遥か空へと消していった。「奇跡が起こったのか・・」「あれが・・紛れもなく・・闇を打ち消す光・・」【続く】◎闇に照らされた光の存在。ついに出現した銀色のリオレウス。事態はどうなる?!
2005年11月23日
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【唸れ!希望の光】『あらすじ』突如姿を現した謎の黒マントの男。そして大いなる闇の力が序序に近づいていた。ROADら一行は闘技場と呼ばれる謎のエリアで黒いディアブロスとの激闘を開始する。その力の前に苦戦を強いられ絶体絶命に陥るROAD。しかし皆の言葉が勇気に代わり、そして再び立ち上がったROADは見事にその黒い双角竜の尾を斬り飛ばした。形勢が一気に逆転する。《グオォオオ》ほとばしる叫び声。放たれる斬撃。ROADの見事な一撃が黒いディアブロスの尾を斬り飛ばした。絶体絶命の縁から立ち上がったROADにもう恐れはない。ただここにいるみんなとなら目前にいる敵を倒せると確信した。「もう、恐れはしない・・。俺はみんなと必ずこの戦いに勝つ。そして街の人々を助けるんだっ」ペイルカイザーを両手で握りしめ、もう一度怯む敵に強烈な一撃を加えた。「さぁラストスパートだ。勝利は目前だぞっ」リゾットも余裕を見せ始める。メイルシュトローム改を構え、拡散弾を撃ち放つ。《ドカンッ》黒い頭部が激しく爆発し、視界を眩ました。「こっちだぁ!!」その声と共に純白の槍が水しぶきを吹き上げその黒い一角に命中した。《バキンッ》今までの総攻撃が蓄積されていたためだろう、その一撃は見事にその巨大な黒い一角を突き飛ばした。《グオォオオ》ディアブロスの象徴と言える2本の角の一方がついに折れた。もはやそこにあの強大な敵の姿はない。目前にいる敵よりも、遥かにROADたちの気持ちが勝っていたのだ。「オリャァァ」怯みを見せる敵の足下を、黒鬼の溶解鎚【煉獄】が殴りつけ、その威力に黒いディアブロスはバランスを崩した。《グオォオオ》体勢を崩し横倒しになるディアブロス。抵抗を見せるも、それはROADたちに当たることはなかった。「俺たちは負けない!!」再びROADのペイルカイザーがその一撃を見せた。強烈な一撃。それがもう一方の一角を粉砕した。「ナイスだっROADっ」あのブレイブがROADを褒めている。もはやこの戦いの中でブレイブはROADのことを仲間と認めていたのだろう。あの黒鬼も、ただROADに協力し、目前にいる敵を倒したいと思っていたことだろう。そしてリゾットももう一度ROADと共に、素晴らしい狩りをしたいと願っていたはずだ。《グオォオオ》唸るディアブロス。双角を折られ、尾を切断され、無惨な姿へと変わったその敵もまだ諦めていない様子であった。体勢を構え、猛突進を放つ。がしかしROADたちはそれをあっさり交わすと背後から一気に攻めた。そしてリゾットの放った麻痺弾が決まる。《グオォグオォ》麻痺状態に陥った敵はすでに虫の息であった。ROADのペイルカイザーが頭部を叩き斬る。ブレイブのホワイトディザスターが、黒鬼の溶解鎚が両足を攻め、そしてリゾットのメイルシュトロームが放った拡散弾が翼を爆撃した。《グオオォオ》「オリャァァァ」その声が響き渡ると、ついにその巨大な黒い飛竜が倒れ込んだ。ついにROADたちはこの戦いに勝利したのだ。「やったぜ・・」すでに4人共限界であっただろう。それでも立っていられたのはやはりお互いが支え合っていたからだ。何より街の人々の希望として、負けるわけにはいかないと言う強い思いが勝利したのだろう。この戦いには見事に勝利した。しかし、真の敵は別にいる。「さて・・・疲れてるだろうが、これからが本番だっ・・みんな行けるな?」リゾットが訪ねた。がしかしその必要はなかったようだ。「ガハハハハ、何だこんなもん!俺様は天下の黒鬼様よ!!」「クククッ、俺様がこんな所でくたばるわけがねぇだろ?」「行こうっ、リゾット。俺達は闇の力になんて負けやしないっ」その言葉に嘘はなかった。リゾットもそれを聞いてただ頷くとすぐに駆けだした。果たしてROADたちはギルド城へ間に合うのだろうか。4人が駆ける。――――一方ギルド城―――「マスター、すでに準備は万端です。ただ敵の動きが今だ見えず・・」一人の兵士がそう述べた。「うむ、しかしもうすぐじゃ。やつらは動き出しておる。・・それよりもROAD・・・無事でいてくれ・・」マスターの心を走るのはやはりROADたちのことであった。がしかしその一時もすぐに過ぎた。《グオォオオオオ》強烈な咆哮が響き渡る。「来おったか?!」マスターが慌てて外部に目を向ける。しかしその光景を目にいれた瞬間、マスターの体は固まった。「何と言うことじゃ・・」空はゆっくり邪悪なオーラで包まれていき、そして辺りを暗黒が包み込んでいく。「マスター・・・これは・・・」「そんな・・」上空には無数のリオレウスの姿があった。それも蒼いリオレウス。「これも闇の力によるものか・・」《グオォオオ》その無数の飛竜が城へと攻めてくる。「えぇい、我らも戦の時じゃ!!必ず、この地を守ろうぞっ!!」マスターの声と共に大勢のハンター達が姿を見せた。ギルドナイツが、城部の守りにつく者達が、そして今までROADに出会った多くのハンターたちが無数の敵に挑む。《グオォオオ》「行くぞっ皆の者ぉ!!」ギルドナイツが先制する。華麗に舞うはギルドナイトセーバーを持つソルドであった。その素早い舞いが飛竜を圧倒する。それに続きソルドの弟、シルドも姿を見せた。手に持つのはあの水竜の素材で作られたガノカットラス改と呼ばれる双剣だ。「リャアアァァ」《バシュバシュバシュ》見事な二つの舞がリオレウスに炸裂した。「オォオオ」続いて多くのハンターが姿を見せる。防戦一方とか思われたものの、街の人々は臆することなく、ただこの地を守ろうと、闇になど負けはしないと強い意志を持って戦っていた。そして何より、ROADたちが無事に帰還するまでに負けるわけにはいかない。「皆に頼ってばかりではなるまい。わしもマスターと呼ばれる器。この地は我が守ろうぞっ」今までにない激戦が始まった。城に攻め込むリオレウスの数は圧倒的。しかしそれに立ち向かうハンターの数も負けてはいなかった。そして城部に設置された秘密兵器も作動された。《パシュパシュッ》バリスタと呼ばれる放槍型の武器だ。大砲も放たれ、その戦いがさらに激しさを見せる。上空を闇が覆っていく。「クククク・・必死だな・・人間共・・」その声を耳に入れた皆が上空を見渡した。黒い影が5つ、空に姿を見せた。「クククク・・我ら闇がこの世を支配する・・もはや人間に打つ術はない・・」あの時同様黒マントの男がそう言った。しかしその姿も一人ではなく5人であった。「やつらは一体何者なのじゃ・・」マスターもまさかとは思ったものの、それが事態を一転させた。その者たちの放った謎の力がリオレウスたちを包み込んでいく。「あの力は?!」黒いオーラが飛竜にとけ込んでいく。もはやその状況を把握できる者はいなかった。ただその力を受けた飛竜はどことなく凶暴になっていった。おぞましいその闇のオーラがより一層脅威を見せる。《グオォオオ》灼熱の炎が放たれる。《ドカンッ》城部がコナゴナに吹き飛んでいく。「これはまずいっ」マスターが一時皆に撤退を申すも、すでに時遅し、飛竜の猛攻が攻め込んでいた。「もはや、逃げることもできぬな・・ROAD・・最後にもう一度お主の力をこの目で見たかったのぉ・・」《グオォオ》「ハァッ」ほとばしるマスターの一撃。希望はROADに託された。【続く】◎ついに闇の力はギルド城へと攻め込んだ。マスターが多くのハンターがそれに立ち向かう。果たしてこの状況で為す術はあるのだろうか。そしてROAD達、希望の光は皆の元へ届くのだろうか。事態は大きく変化する。
2005年11月22日
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【――諦めない勇気――】『あらすじ』謎の黒マントの男の挑戦を受け、ROADを含めた4人は闘技場と呼ばれる謎の地へ足を踏み入れた。そこで再び姿を現し、真の目的がギルド城であることを述べる。急いで帰還を試みるRAODらを妨げるかの様に、その漆黒の飛竜が姿を現した。それはあの双角竜・ディアブロスのリペイントであった。その強力な力の前に絶体絶命の状況に追い込まれていく4人。しかし諦めずに必死に抵抗を試みるが、その時巨大な黒い巨体がROADに向かって放たれた。しかしROADは。《グオォオオオ》「おい!!何ぼけっとしてんだっ!!早く逃げろっ!!」ブレイブがそう叫ぶも虚しく、ROADの体は不安や恐怖によって硬直状態に陥っており、身動きが取れなくなっていた。「ダメだ・・食らうっ」黒鬼がとっさにROADの元へ走るが、その巨大な黒い双角はすでにROADの真横に迫っていた。「ROADっ!!」《パシュッ》その瞬間苦しむ様なうなり声が響き渡る。《グオォオオ》後一歩と言う所で黒いディアブロスの身動きが止まった。「フゥ・・奇跡ってやつかな・・」それは紛れもなくリゾットのメイルシュトローム改の銃口から放たれた麻痺弾の効果であった。「ようやくだ・・間に合って良かったぜ・・」先ほどから何度も命中していた麻痺弾がようやく効力を発揮したようだ。もしも麻痺に効果が見えなければ、今頃ROADはあの巨大な双角の餌食だっただろう。「てめぇ!目覚ましやがれっ!!」するとブレイブの拳が唸りを上げてROADの顔をぶん殴った。「なっ・・」ようやく体が言うことを聞いたか、ROADはこの状況に戸惑っている。「何ボケっとしてんだ?あの飛竜を前に腰でも抜けたのか?ふざけんなっ!!俺達の背には大勢のやつらの思いが乗ってやがんだっ。こんな所で負けるわけにはいかない。ROADっ、お前がそう言ったんだろっ?!」ROADの首根を掴み上げ、ブレイブは怒りを露わにしながらも今のROADにその思いを訴えかけた。もちろんそれはROADの心の奥底まで響き渡り、今まで体を縛り付けていた鎖がすぅっと解けたかのように体が動いた。「ブレイブ・・俺・・ごめん・・」ROADの眼に序序に光が舞い戻る。薄い手の平がぎゅっと握りしめられ拳が強く握られた。「フッ・・冗談じゃねぇぜ。次もしこんな真似してみろ?あの飛竜より先に俺様がてめぇをぶっ倒してやるっ!!」そう言うとブレイブはROADの首根から手を払いのけ、そして再びその純白の槍・ホワイトディザスターを握りしめた。「有難う、ブレイブ。リゾット、黒鬼・・俺もう挫けないからっ、俺に力を貸してくれっ!!」ROADもペイルカイザーを強く握りしめた。もう迷いはない。ここにいる仲間と共に、必ず目の前の敵を倒してみせる。そう心に強く、今までとは比べものにならないほどに強く言い聞かせた。「ROADっ、お前は俺様が認めた男だっ!こんなとこで挫けるようじゃぁそこらの雑魚と同等の扱いに戻しちまうぜ?ガハハハハ」大きく口を開けてお得意の大笑いをかます黒鬼。巨大なハンマー・溶解鎚【煉獄】を軽く持ち上げ構えた。「ROADっ、お前は一人じゃない。俺達が、そして街のみんながそばにいるんだ。自分を、みんなを信じろっ。ROAD、今のお前にやつがそれほど恐ろしく見えるか?俺は今はっきりと確信したぜ?俺達が力を合わせれば、あんなやつ相手じゃない!」いつも以上に暑く、燃えたぎるその魂。リゾットの言葉の重さも今までとは比べものにならないものであった。メイルシュトローム改に麻痺弾が仕込まれその銃口が漆黒の双角竜を捕らえた。「みんな・・俺達は負けない・・。行くぞっ!!!」ROADの叫び声と同時に4人に力が宿った。《グオォオ》麻痺状態が解けるまでの時間はもうわずか。攻めは控え、4人は四方向に身を構えた。「やつに麻痺の効果が見えるまで随分かかる。それまでは守りを重視に、確実に攻めるんだっ」リゾットの言葉に皆が納得した。敵が動けない今、先制をとる時。《ブロォロオオ》黒鬼はバッグから取り出した鬼人笛を吹き鳴らした。「ようし、これで一撃が重くなる。やつにかましてやるぞっ」鬼人笛の効力で皆の力が不思議と上昇する。すると今度はブレイブがバッグを探り、使用できそうな物を手に握り込んだ。今回の敵に備え、それぞれがバッグ一杯のアイテムを持って来ていた。戦闘に主に活躍する落とし穴ももちろん持ってきているものの、大地に潜る能力を持つ角竜の前では使用は無意味。それと同等の活用を見せる音爆弾だが、今回は敵が解らなかったとあって4人とも所持して来ていない。「クク、ならばこいつをお見舞いしてやるかっ」ブレイブは何やら巨大なタルを出し始めた。「さてコイツの出番は次、やつが麻痺った時だっ」それが大タル爆弾であることはすぐに3人とも理解した。しかしその大きさからして“G”だろう。ROADはペイルカイザーの刃を丁寧に砥いだ。黒い甲殻を斬り裂くには斬れ味が多少落ちる事も許されない。「さぁ、ここからだっ」《グオォオオオ》漆黒の双角竜が身を動かす。轟くうなり声は怒りを露わにしていた。「来いっ、ディアブロスっ」再びROADに向けて黒い巨体が突進する。しかしROADは逃げることなく前進し、素早い身のこなしでさっとディアブロスの腹下をくぐり抜けた。「オリャァ」《ガキンッ》ペイルカイザーが黒い尾を捕らえるがそれはやはり弾かれた。しかし一撃で斬れないことなどROADは百も承知。「オラァ」体をくるっと反転させ、二撃目を決めた。《グオォオ》その痛みか、巨大な黒い尾を振り上げROADに向かって叩き下ろす。《ダンッ》しかしその攻撃はROADを掠めることすらなく、《ドガッ》そのスキをついて黒鬼の溶解鎚が双角竜の一角にヒットした。遠くから狙いを定め、リゾットは麻痺弾を放ち続ける。その数7,8発。なかなか麻痺の効果が見えぬ中、ついにその黒い巨体が動きを止めた。「よしっ、行けっ!」その声はブレイブに向けられた。この瞬間を待ちわびたかのようにブレイブがさっと敵の腹下に走り込み、そしてバッグから先ほどの大タル爆弾Gを二つセットした。「リゾットっ!」《パシュッ》その声と同時に放たれた弾が大タル爆弾に炸裂。《ドカーーーーン》激しい爆発音がその地を轟かせる。強烈な一撃が見事に敵に命中した。《グオォオオ》激しい衝撃にさすがの敵もよろけ、その体を地に転がした。「ナイスっブレイブ!」そのスキをついてROADが走り出す。《ザシュッ》ペイルカイザーが再び黒い尾に炸裂する。「あと一撃っ」しかしそれが決まる前に、黒い巨体がさっと立ち上がり再び大地に身を潜らせた。「くっ」ROADがとっさに剣を前にガードの体勢に入る。《ドガッ》もちろんその一撃はROADを襲った。「うわっ」ガードのおかげで多少の衝撃は防いだものの、やはりその威力は計り知れない。ROADは後退する。しかしすぐに体勢を戻し駆けだした。「食らえっ」ROADに牙をむけるディアブロスの頭部をリゾットの放った拡散弾が爆撃した。《グオォオ》怯みを見せる敵に、ブレイブのホワイトディザスターが、黒鬼の溶解鎚が炸裂する。そして「オリャァッ」ROADが舞う。強烈な一撃がついに黒い尾を捕らえた。美しい剣裁きが輝きを見せ、その刃によって巨大な尾先が切断され宙を舞った。《グオォオオ》戦場に希望が走る。【続く】◎ブレイブの言葉が、黒鬼の叫びが、リゾットの思いが、ROADを立ち上がらせる。そしてついに漆黒の双角竜への攻撃を開始。事態は一転し、形勢逆転の時。次回【――唸れ!希望の力――】へ。
2005年11月14日
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【――漆黒の双角竜――】『あらすじ』突如ギルド内に姿を現した謎の黒マントの男。ギルドマスターに挑戦と言う条件を出し、姿を眩ました。闇の力が刻一刻と近づいていることを知ったハンター一同は互いのできることを。ROADを含めた4人の優秀なハンターは男に指示された謎の地へ足を踏み入れた。そこで再び姿を見せた黒マントの男。不適に笑みを浮かべ、ROADらを挑発する。会話の中、闇の真の目的はギルド城であることが判明し、すぐに城へと帰還を試みるが、それを妨げるかのようについにその地に眠る巨大な敵が目を覚ました。《グオォオオオ》大地が激しく揺れ動き、ついにその地から漆黒の飛竜が姿を現した。「くそぉ、やはりそう簡単には帰らせて貰えないか・・」その巨大な飛竜は全身が黒く、まさしく漆黒の飛竜であった。その大きさは以前ROADが戦ったあの黒い鎧竜と同等か、それ以上の巨体。その頭額には象徴的な2本の巨大な角がそびえ立っている。それはまさしくあの双角竜・ディアブロスのモノであった。「・・くっ、ディアブロスのリペイントとは・・厄介だ」リゾットが不安げにそう述べた。今までに黒い双角竜の目撃例は2,3回と少なく、討伐成功記録は無いとのことであった。双角竜はモンスターの中でも上位クラスで、この黒いディアブロスは最上級クラスの強力なモンスターとされている。もちろんいくらROADらがG級クラスの強豪であろうが、必ずしも勝てるという見込みはないのだ。「漆黒の飛竜・・・この前の・・」ROADはその飛竜を目に入れた瞬間、あの夜見せられた悪夢を思い出していた。そこに見えた邪悪な黒い翼。そして今、目前にいる黒いディアブロスがあの光景にいた邪悪な飛竜であるかどうかは解らないが、この飛竜からもとてつもない闇の力をが感じられていた。しかも闇の力の影響であろうか、その原型はどこか変わっていて、通常にはない突起物がついているほか、片目に入れられた強烈な傷跡が目立つ。そして足にはいくつもの鉄クズが刺さっており、鎖でつながれていたかのような様子であった。「くっ・・なんなんだ・・この異様な気迫は・・他のモンスターとは比べモノにならねぇ・・」あのブレイブでさえ、その敵に足が震えてしまっていた。黒鬼も、そしてリゾットも、良い案が浮かばず今までにない敵に悪戦苦闘の状況であった。がしかし4人は少したつとすぐに4方向に散り、焦りと不安を強引に押さえ込み戦闘を試みた。「負ける訳にはいかないんだ・・みんなのために・・」ROADがそう言うと、皆の目に光が宿った。選ばれたROADたちは、ギルドに託された希望。その希望が尽きればきっとこの世界は闇に奪われる。そんな思いがきっと4人にはあっただろう。それ以上にROADはこのメンツで負けることはないと信じていた。「行くぞぉ!!」最初に向かったのはブレイブだ。背に背負われた巨大な純白の槍・ホワイトディザスターを手に、その漆黒の飛竜に突き刺した。「食らえぇ!」《ザシュッザシュッ》水属性を帯びたその槍は突くと同時に強烈な高圧水流を吹き上げる。それが刃となって飛竜を切り裂くのだが、しかし大抵のモンスターならその武器に軽く怯むも、この漆黒の双角竜には貧弱と化した。《グオォオオ》ブレイブが必死に攻撃を入れる中、黒いディアブロスは体勢を変え、巨大な尾を振り出しブレイブ目がけて懇親の一撃を叩きつけた。「ぐっ」間一髪白い盾でそれを防いだ様であったが、その衝撃にブレイブは遙か彼方にはじき飛ばされた。「くそぉおお」黒鬼がスキを見て黒い腹部にその巨大なハンマー・溶解鎚【煉獄】を思いっきり叩きつける。《ドガッ》強烈な一撃と同時に激しい火花が舞い散った。しかしそれは見事に決まったものの、黒い双角竜はものともせずにまたもその素早い身のこなしで巨体を突きだし黒鬼をはじき飛ばした。「なんてやつだ・・」ROADも恐れが過ぎるものの、それを堪えながら剣をかざした。ペイルカイザーが真下へ下ろされる瞬間それは見事にあの双角の片方に命中した。《ガキンッ》「なっ・・堅っ」しかしその堅さは通常とは比べモノにならぬ頑丈さで、まさしく堅牢であった。その堅さにROADが逆に衝撃を受け、剣ごとはじき飛ばされた。《グオォオオ》そんなROADに目をつけたディアブロスはその巨大な角を前にROADに突撃を放つ。「やばいっ!」《ドガンッ》危機一髪、それを交わすことに成功したROAD。しかしあの双角の衝撃はもの凄いようで、目の前にはその黒い巨体によって破損したと思われる闘技場の岩肌が崩れ落ちていた。《パシュッパシュッ》岩肌に角を突き立てる飛竜に向けて、今度はリゾットのメイルシュトローム改が麻痺弾を放つ。しかし3発、4発と命中したが、麻痺の効力がなかなか見えない。「くそっ・・あいつ、麻痺が効かないのか?!」リゾットがそう思った瞬間、考える暇も与えず今度はディアブロスの強烈な咆哮が放たれた。「しまったっ」その咆哮に対応しきれないリゾット、そして黒鬼も耳を塞ぐのが精一杯であった。ROADとブレイブはとっさに武器を前にその波動を防いだ。咆哮が止み、地響きが鳴り起こる。すると目前に敵の影はなく、どこからか大地が動き出す。「やばいっ、やつは地中だっ!逃げろっ」リゾットがそう言うも、《ドシャーーーン》伝わるのが一歩遅く、それがROADとブレイブの辺りを一掃した。《グオォオオ》その一撃でROADとブレイブは大ダメージ。「ぐはっ・・」もはや体力もわずかに近づいていた。「やべぇ・・このままじゃ・・」「この野郎・・いい気になるなよぉ・・」二人はすぐにバッグから秘薬を取り出し飲み干した。ひん死の体力が一気に回復する。「俺様をここまでコケにしたんだっ、覚悟しやがれっ!!」ブレイブが体勢を戻し、再び槍を手に黒い飛竜に突き刺した。ダメージが蓄積していたのかそれは効果あったようで、黒い双角竜が怯む瞬間をようやく見せた。「オラァッ」激しい突きの押収が水しぶきと共に唸る。しかし一瞬にして形成は逆転し、その巨体は再び大地に潜りだした。「いかん!ブレイブっ下がれ!!」黒鬼の声が聞こえたかと思うと大地はまたも大きく揺れ動き、そして地盤を突き上げた。《グオォオオオ》さきほどとは速さも威力も上昇したさらに強力な一撃がブレイブに炸裂する。「ぐはっ・・」「ブレイブっ!!」ROADが駆ける。巨大な2本の角で突き飛ばされたかブレイブは宙を舞い、そして遠くへ落下した。「ブレイブっおい!しっかりしろっ」ROADが猛ダッシュで駆け寄った。「へっ・・俺様の心配なんざする間はねぇぜっ」するとブレイブはそう言うとボロボロになった体を持ち上げ立ち上がった。なんとか無事の様だ。黒鬼もすぐに駆け寄った。「ガハハ、全く、今のは本気で心配したぜ。その様子だと、ガードが間にあったのか?」そう聞くとブレイブは「フッ」と一言笑みを浮かべた。「俺様の防具は風圧に対する耐性があんだよっ。やつの強烈な砂塵もものともしない耐性がなっ。それにしても今回ばかりは・・俺様もお前らと協力ってやつをしなくちゃならねぇみてぇだな・・」防具によるスキル効果のおかげでとっさのガードが行えた様で、ブレイブは無事だったというわけであった。しかしブレイブが自ら協力を要する姿に、ROADはそれを聞いてブレイブがどれほど追い込まれているかを理解した。「この敵強すぎる・・」さらに黒鬼の防具に目を向けるとそれもボロボロで、いつの間にかROAD達はかなりの深手を覆っていた様子であった。「こんな敵に勝てるのか・・俺達・・」ROADの頭の中は真っ暗になった。押さえていた不安と恐怖が急にあふれ出す。《グオォオオ》するとふたたび黒い巨体が牙を逆立て今度はその巨体で突進を仕向けた。「来るぞっ」黒鬼がそう言うとさっとブレイブもその場から離れる。しかし、ROADが動かない。「ROADっ?!」足がすくんだのだろう。意識しても身動きができず、ただその漆黒の双角竜を目前に。「おい!!」《グオォオオ》黒いディアブロスの脅威がROADを襲う。【続く】◎ROADに迫る漆黒の双角竜。果たしてROADの運命は?!そして4人は無事にギルド城へ帰還することができるのだろうか。次回【――諦めない勇気――】だ。
2005年11月12日
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【――希望のハンター――】『あらすじ』突如城内に現れた黒マントの男。そしてギルドマスターに挑戦を言い渡し姿を消した。その条件は4人のハンターを指示されし場所へ向かわせろとのこと。もしも条件を呑まない場合はその力で飛竜を操りこの街を壊滅させるという。その男の条件を呑むか否か苦悩するマスターは自ら挑戦に挑もうと試みるが、それをROADらが止め、そして懐かしい多くの仲間が姿を見せ全面協力。4人が揃った。そこに姿を見せた多くのハンターたちはいずれもROADと共にクエストをこなし、そしてその中で多くのことを学び合った仲であった。そして今回の挑戦に対するはリゾット・黒鬼・ブレイブ、そしてROADの4人である。その日4人はわずかな時間ですぐに準備を開始した。闇よりの挑戦がどういったものかは誰も知る者はいない。ただその地帯に行けば間違いなく、今までにない強力な敵が待ちかまえていることになるだろう。4人は最大限の実力を備え、準備も怠ることなく万全にした。そしてまもなく予定通りの集合時間に4人が揃った。「よし。・・みんな俺に力を貸してくれっ。必ず勝って、絶対に帰ってくると誓おう。俺達はいつまでも、仲間だ」ROADの一言を胸に刻み、いよいよ闇との決戦が開始した。それがまだほんの序章とは知らず、人々は闇に恐れながらも希望を捨てることなく、ただ、今自らができることを精一杯こなそうとしていた。―――その希望はきっとこの4人なのだろう。ハンターなら誰もが最初の目標である、飛竜の王と呼ばれたリオレウスに向け日々実力をつけていたあの頃のROAD。そんなROADに大口を叩きながらリオレウスに挑みに行った男が黒鬼と赤鬼であった。その頃は防具を着ることなく武器のみを強化し飛竜へ挑む者であったこの男。その強きな意気込みがROADと対立する理由でもあり、ROADの言うことに聞く耳を持たなかったあの黒鬼であったが、今はROADに自ら手を貸すと言い張っているのだ。それはROADが教えてくれた防具の大切さなどと言う単純なことが切っ掛けであろうが、きっと実戦で強く伝わったのであろう。今はすでにG級ランク入りしている黒鬼。防具はあの双角竜ディアブロスの巨大な角を使って作られるディアブロスシリーズだが、もちろんそれは“S”と付けられた上等な物であった。滅多に入手できない“堅牢なねじれた角”を多く使うため、その防具を着ている者はもちろん数少ない。それは上半身のみの防具で腰から下は黒い金属質で作られた“クロムメタル”の最高作“クロムメタルS”シリーズでまとまっていた。大金を要するこれもやはり黒鬼の強さを物語っているのだろう。背には“溶解鎚【煉獄】”と呼ばれる炎属性の強力なハンマーを背負っている。防具だけでなくやはり武器にも力が掛かっている。さすがに頼れる男だ。そしてその隣で似たような防具を着ているのはブレイブであった。あの日、まだROADが未熟であった頃。水竜ガノトトスに苦戦していた所を助けたのがこの男であった。きっとこの頃のブレイブにROADを助けるなどという気持ちはなかっただろう。しかし以前の久々の再開で共に毒怪鳥の捕獲へ向かった時、二人の間には少し変わった何かが生まれた。それはROADの強い一言が、ブレイブを縛り付けていた悲しい過去を打ち消し立ち上がらせたことから生まれた物だろう。あのブレイブが自ら意識してROADを救った瞬間であった。そんなブレイブももちろん今回自分の意志でROADを手助けしようとしているのである。どう思っているにしろ、ブレイブがROADに手を貸すなど以前まではあり得ないことであった。ROADの一言がそこまでブレイブを変えさせたのだ。彼の防具は白銀の一角竜の上質な素材でできた“モノデビルS”。それは近頃ココット村付近に出現した伝説の一角竜を上回る白銀の一角竜を倒して入手した素材を使って作られる。もちろん彼の実力を象徴する見事な一品だ。これも上半身のみのシリーズで、腰から下は蒼いリオレウスの素材で作られた“リオソウルS”を装着している。これには逆鱗を上回る“紅玉”と呼ばれる素材を1つずつ使用するため入手するにはかなりの困難を要するのである。背には巨大な白銀の槍“ホワイトディザスター”を掛けている。持っている者は極わずかである水属性の最強クラスの槍槍だ。そんな二人に比べシンプルな防具を着ているのはリゾットであった。彼は幾度となくROADに力を与え、共にクエストをこなしてきた仲であった。蒼い髪がよく目立ち、その透き通った瞳は何か先を見据えている様な不思議な感じを醸し出している。リゾットは合う度に強力な武具を身につけROADの憧れ的な存在であった。今回、彼の防具は純白の“アルビノの霜降り”というもので生産される“フルフルS”シリーズであった。フルフルの素材で作られた防具には回復効果があり、とても便利な働きをする。彼もそれを知って今回この防具を装着してきたのであろう。しかしその防具はガンナー用の物であり、背に背負われているのはやはりボウガンであった。それは“メイルシュトローム改”と呼ばれるライトボウガンで補助に当たっては最強クラスのものだ。リゾットは今回このメンツの様子から自分を補助担当にしたのだ。彼の腕さえあればきっとどんな強力なモンスターも通常の何倍も楽に倒せるだろう。そして、ROADはもちろん青い怪鳥の防具“クックU”を胴と腰に装着し、そして頭・腕・足を“ランポスU”で揃えた。ROADも沢山のハンターたちの力を借りてここまで上達したのだ。武器は龍属性を帯びた蒼いリオレウスの大剣・ペイルカイザー。もちろん今のROADの相棒である。それぞれ最も強力な武具を装着し、そしてバッグはもちろん皆満帆の様子であった。多くの人々の希望を心に、彼らは決意している。『必ず勝利を手にする』と。決戦の時――――「ここが指示された場所か・・?」ゴンドラ・馬車と乗り継ぎ、4人が辿り着いたのは広大な岸壁地であった。そこはモンスター討伐指定地でもなく、街や村と言ったものも一切ない。ただ存在するのは辺りを囲む険しい岩肌であった。「間違いなくここだ・・。しかし肝心の敵の姿がない・・」4人はどこから敵が来るかもわからず、身を寄せ合い四方八方に気を配った。「出てこいっ、挑戦を受けてやるっ」ROADが挑発するもなかなか姿を見せない。《ガシャンッガシャンッ》すると急にROADらが通ってきた通路を巨大な鉄の柵が遮った。「なっしまった・・出口が・・」それが敵の罠であることは一目瞭然、そしてまもなく上空が暗く包まれた。「なんだっ?!」「クク・・やっとお出ましか・・」4人が一斉に空を睨む。がしかし暗い影はまもなく通り過ぎ、それはすぐに消え去った。「ちっどこへ行った?!」するとどこからか強力なうなり声が鳴り響く。《グオォオオオ》邪悪な殺気が4人を包み込んでいく。「くっどこにいるっ?!」しかしその姿はどこにも見られない。すると突然不気味な声が聞こえ始めた。「クククク・・・オモシロイゾ・・相当焦っているようだな・・」《ザッ》「なっ?!」4人の前に一瞬にして姿を見せたのは紛れもなくあの時姿を見せた黒マントの男であった。「ようこそ、闘技場の間へ」黒マントの男が不気味に微笑む。「闘技場?!」突然現れた男に、そして聞いたこともない地に4人は焦りを隠せないでいる。そんな光景を目にその男は不適に笑い出した。「クハハハハ、本当に来て頂けるとは光栄ですよ・・・。よほど街への攻撃を避けたかったのか、それともあなた方4人が実に素晴らしい実力の持ち主なのでしょうか、まぁマスターの考えなど私にはわかりませんが・・・あなた方はここで終わりですよ・・クククク」男の発言に納得のいかないROADは言い返した。「俺達は自分たちの意志でここへ来たんだっ。マスターの言いつけなんて関係ない。俺達はハンターとしてお前の好き勝手にはさせないつもりだっ」「そうだぜ、あんたの様な悪者の良いなりにはならないんだよ俺達は」リゾットもROADと同じく前へ出る。がしかし黒マントの男は再び不適に笑った。「ハハハハハ、よほど早く死にたいらしい・・まぁせいぜい頑張ってくださいよ。キサマラノチカラガ闇の力に加算される・・コレヨリアンコクノセカイガハジマル・・」どこからかとてつもなく邪悪で不気味な声が聞こえてくる。《シュパンッ》すると風の様に素早い何かが跳びだした。ブレイブだ。「ごちゃごちゃうるせぇ野郎だっ。さっさと敵を出せっ」巨大な白銀の槍が、黒マントの男の首根を捕らえた。「クククク・・ソウアセルナ・・マダゲームハハジマッタばかりですよ・・・ヤミノチカラニキサマラガカテルワケモないですが・・モガキアガクガイイ・・・クハハハハ」《グオォオオオ》するとその男は以前同様黒い霧と化して消えていく。「ちっ!!」《ズサッ》ブレイブの槍が捕らえたのは黒い霧であった。そこに男の姿はない。「あいつ・・どう考えても人じゃないな・・」リゾットがそう言った。もちろん皆も同様の考えであった。しかしこれが闇の力による序章と言うことであるからには、敵の策略はこれからなのだろう。「それにしてもまさかこれだけのためにここに呼び出したわけでもあるまい・・・」黒鬼がそう述べるとリゾットが急に焦りを見せた。「まさか・・・狙いは最初からギルドなんじゃ・・・?!マスターたちが危ないっ・・。」それもつかの間突然大地が激しく揺れ動いた。「ちっ最悪の事態だな。強豪を少しでも減らそうと、俺達をこっちへ呼び出したってわけか・・。それにしてもこの揺れ・・そう簡単に帰れそうにないぜ」ブレイブはそう言うとすぐにその場から跳んだ。それに続いて3人も。そして《ドシャーーーン》《グオォオオ》大地が裂け崩れていく。巨大な漆黒の飛竜が姿を現した。地上に降臨した邪悪な飛竜。「あっあれは・・」「ディアブロスか?!」そこに姿を見せたのは全身が漆黒の飛竜。しかし頭部にはあの巨大な2本のねじれた角が存在する。それはまさに漆黒のディアブロスであった。「く・・最悪だなっ」その大きさはあのグラビモスを軽く上回る極上の双角竜であった。巨大な体がその地を一気に狭く思わせる。「みんなっ・・やるぞっ」そのかけ声と共に戦闘が始まった。《グオォオオオ》【続く】◎やってきた地は“闘技場”。突如現れ不適に笑い、そしてまたしても姿を消す黒マントの男。その狙いは最初からギルド城であった。そしてROADらを閉じこめ、ついにその邪悪な飛竜が姿を現した。決戦が始まる。次回【――漆黒の双角竜―】へ。
2005年11月05日
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【――闇に立ち向かう者達――】『あらすじ』ブレイブとの一件を終えてまもなく、ランポスU防具を生産し強化したROAD。夕方、街に多数の部隊が姿を見せ、ハンターたちの間ではリペイントモンスターの増加を確認、それらを討伐すべくギルドは他国と全面協力を開始した。その夜、ROADは悪夢の様な夢にうなされることととなり、そして事件は起こった。翌朝謎の黒マントの男が姿を見せ、ギルドマスターに挑戦すると発言。何かが始まっている。それは恐ろしい闇世界の始まりであった。その黒マントの男はギルドマスターへ挑戦を言い渡すと、黒い霧となって姿を消した。辺りは謎の飛竜による攻撃で黒く焦げ、そしてそれを食らったハンターたちは重傷。「何ということじゃろうか・・・あやつ・・。まさか飛竜を操る術が・・」ギルドマスターの表情がいつになく厳しい。数多くのハンターたちもこの状況を把握するのには時間が掛かっただろう。するとその場に辿り着いたROADも、人々を前にしながらそこで起こった出来事を見ていた一人であった。「・・あいつはいったい?・・」ROADが訪ねた。もちろんその黒マントの男を知る者は誰一人とおらず、ROADが知るはずもなかった。黒いマントで身を包み、腰には邪悪な片手剣を所持していたその男。ハンターであろう者が飛竜を操るとはどういったことなのだろうか、ギルドマスターも苦悩している様子であった。「マスター・・。とりあえず城内へ戻ってから話しましょう」ベッキーが小さなマスターの背を優しく支えながら、ROADも一緒に酒場の奧へと足を運んだ。「それで、マスター・・あの挑戦やっぱ受けるんだよな?」早速ROADが急ぎでそれを言った。黒マントの男がマスターに伝えた一件の挑戦。それは指示された地帯に4人のハンターを送り、そこにいるモンスターと戦えと言うことであった。するとマスターの小さな口が開いた。「あの条件を呑むことになれば4人、誰かを送らねばならん。しかしやつの言い様、ワシへの挑戦とあってそう安易に倒せるモンスターが相手とは思えん・・。ましてややつの指示した場所など・・何が仕掛けられておるかも不安じゃしの・・」マスターは気を重くしながら、そう言った。しかしその男の条件を呑まなければ、さらに最悪の状況になることを皆は存じていた。「・・それじゃぁ、条件を呑まないのか?そしたら・・この街に・・」ROADがそこまで言うと、マスターはそんな事解っておるわと言うかのように、その細い瞳を開け、ギロリとROADを睨んだ。その男の条件を呑まない場合、飛竜を操りこの街を迎撃するとのことであった。ただの人が、飛竜を操るなど不可能だと誰もが思うだろうが、それを目の当たりにしてしまったとあっては信じないと言う方が無理な話であった。あの時この街を攻撃したのはまさしく巨大な飛竜だ。それが何であれ、あの黒マントの男はただの人ではないのだろう。マスターもROADも、一時無言で何も述べなかった。しかし時間は刻一刻と過ぎて行く。もはや考える時間もなかった。「やつの条件を呑むか否か・・ワシとしては無理な選択じゃ・・。ベッキーよ、部隊に応援要請を、この街の一斉警備に当たるよう伝えるのじゃ・・。ワシ自らが、一人でやつの挑戦を受けよう」その言葉が何を意味するのかすぐに理解したROADもベッキーもとっさにマスターを止めた。「何言ってんだよっ、あんたが行く必要なんてないだろ。それにやつの条件は4人・・」「マスター、それはいけませんっ」しかしマスターも言うことを聞かない。「この街を皆で守るのじゃ・・。その地へはワシが行き、やつと一戦交えてくるわい。ワシはこれでもハンターの長じゃぞっ」そんなマスターの気迫にROADもどうして良いか迷いが生じたが、それでもやはりギルドマスターにそれを任せるわけにはいかなかった。「ならマスターっ、俺が行く。俺がその地帯へ行ってそいつを倒してみせるっ」ROADは勢いに任せてそう言ったが、しかしマスターはそれを聞こうとせず、ROADに背を向け足を進めた。すると急に扉が開き、そこに数知れずのハンターたちが姿を見せた。「ROADっ良く言った。それでこそ俺の認めたハンターだっ」その声に蒼く靡いた髪の毛、見覚えのあるその男はまさしくリゾットであった。そして隣にはリーゼル、シドやハザック、クレイモア、シルド、強豪の名を持つ多数のハンターたちが、ROADに力をくれた人々がそこにいた。「ROAD殿、一人でカッコつけるのはずるいですぞ」リーゼルがいつもの様にそう言った。「みんなっ・・・俺・・」ROADはそこにいる沢山の仲間に勇気づけられ、そして今までここにいるみんなとこなしてきた数々のクエストを記憶から呼び戻していた。「マスター、俺行くよ。だからマスターはこの街を守って。俺たちがやつの言うモンスターを必ず倒す」ROADはさきほどとは全く違った強い表情でそう言った。しかしマスターも頑固さを見せつけそれを聞かない。「いかんっ、主らを送るなど・・ワシには許されんわ!ワシがっ・・」《ピコッ》しかしそこまで言うとマスターが急にその場に倒れた。何かがマスターの頭を叩いたようであった。「ゴメンなさいね・・マスター」するとベッキーがそう言った。手には可愛いクマのぬいぐるみを持っていたが、それはハンターなら誰もが知っているベッキーの十八番・睡眠ハンマーの「おやすみベア」であった。それで殴られた者は当分深い眠りにつくと言う。モンスターにも効果を示すのであるから人など軽く眠ってしまうだろう。「ベッキー・・」ROADは驚いたが、しかし皆笑った。こうでもしないとマスターは許してくれないだろうと、皆がそう思ったのだろう。「さぁみんなマスターの思いを、必ず。あの男の好きなようにさせちゃダメよっ」ベッキーがそう言うと、ROADもそこにいる多くのハンターたちも同じ思いで、1つになった。「さて、4人はやつの示した場所へ行かないとな。ROAD、お前は何を言っても行くだろ。なら俺も行くぜ」リゾットが言った。皆俺も行くと言った表情であったが、誰にも勝って奧から懐かしい見覚えのある男が姿を見せた。「俺に行かせろっ」その声はどこか懐かしく聞き覚えのある声であった。するとようやくその者を思い出したが、何とも意外な相手であった。「あんたっ、黒鬼?!」それはROADが初めてあのリオレウスを相手にしようとした時、出会った男。あの時は防具を身にまとわず武器のみに力を入れていたこの男が、何故か立派な防具を身にまとっている。しかもROADに牙を向け敵対心を燃やしていたはずのこの男が。「あの時、お前に言われた言葉がリオレウスと戦ってようやく身に染みた。武器だけじゃダメだと。そして俺にそれを教えてくれたあんたに、俺は一度協力したかった。それが今回だっ」黒鬼は本気であった。もちろんROADもそんな黒鬼の力を必要とした。「有難う、助かる」すると黒鬼といつも一緒にいる赤鬼もやってきた。「黒鬼よっ、やるなら思いっきりやってこい。あんたが行くってんなら今回俺様はこっちの守りをしてやるぜっ!お互いにやってやろうっ」赤鬼は何人かの男たちと、この街を守ることにしたようだ。「よし、3人揃ったな。あと一人、誰が行く?」するとリゾットがそう言ったのをROADが取り消した。「へへ、もう4人揃ってるぜ、そうだろ?ブレイブ」ROADがそう言いながら振り返ると、さっとその姿を見せた。どこから現れたのだろうか、その素早さはまたしても増してい様子であった。「クク、感が鋭いなROAD。俺様がいればそんな敵相手じゃねぇだろう。協力してやるぜ。もう一度俺様の力を拝みなっ」以前同様自信満々のその発言で、ブレイブも4人の一人となった。ROADはもちろんブレイブの力を見込んで誘ったのだろう。「よしっ4人揃った」リゾット・黒鬼・ブレイブ、そしてROADの4人。「では私たちの仕事はこの街を救うこと。これからの戦いに備えて警備に当たることにしましょう」リーゼルがそう言うと、皆納得したかの様にその場を去っていった。最後に皆、「必ず勝って帰ってこい」と言う言葉を残して。「負けらんねぇな、この戦い」ROADが言った。もちろん3人は頷いた。リゾットはもちろん、あの黒鬼もそしてブレイブですら今回はROADの発言に反する様子もない。ROADは皆に力を貰ってここまで来れたが、その中でROADも他の者に沢山の力を与えてきたのだろう。決して崩れることのない友情、この街に住む仲間として、そしてハンターという同士として、これだけは崩れることのない強い思いと力。そしてきっとこの力が闇を勝るであろう。「さぁ決戦だ!!」【続く】◎闇の挑戦を受けることにしたROAD、そしてリゾット・黒鬼・ブレイブの4人が次回指示されたその地へ向かう。そしてそこに姿を現した脅威のモンスターは。そして街には新たな敵が。闇の序序に覚醒していく。決戦は始まる。
2005年11月04日
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【――闇のエピローグ――】『あらすじ』以前出くわしたその男・ブレイブと再開したROADはマスターの指令で共にゲリョス捕獲へ向かうことへ。しかし相性の合わない二人はことごとくピンチに陥る。しかしその中でブレイブの過去を知ることとなった。ROADの心強い一言がその悲しき過去からブレイブを立ち上がらせ再び戦闘が始まるが、その戦闘の中捕獲は失敗に。しかしROADとブレイブの間に何か変わった物が生まれた。そしてROADの冒険紀は続く。《カンカンカン》いつものように鋼を打つ音が鳴り響く。ブレイブとの一件を終え、ROADは工房へと向かっていた。もちろん今朝、龍ジジに頼んだランポスUシリーズの防具を生産するためである。「おおう、ROADよ。さきほど出来たばかりじゃよ」早速龍ジジが姿を見せ、奧から完成した品を持ち出した。「ほれ、ランポスUのアームとグリーヴ、そしてヘルムで良かったな?」白と黒の塗装がされたシンプルな防具の3カ所がその場に置かれた。ROADの所持素材の数ではこれが限界であったため、胴と腰はクックUシリーズで揃えることにしたのである。「すげぇ、これがランポス“U”かぁ。龍ジジ有難う。これでかなり防御力もつくよ」ROADは早速その防具を着て見せた。青い怪鳥の胴体と白黒のシンプルな箇所がそれ相応にまとまりを見せる。「ほっほっほ、いくら防御力が上がったからとて無茶はするんでないぞ、それじゃぁまた良い素材を待っておるわい」これでROADの防御力は計184となかなかのものとなった。―――その日の夕方、ROADの前に姿を見せたのはギルドナイツの面々であった。もちろんその中には以前共に青い怪鳥の討伐をこなしたソルドがいた。ROADに気付いたのか、彼はこちらを見て会釈を交わす。ROADもそれに反応するが、それよりも周囲のざわめきが次第に増していることに気が付いた。どこからかギルドナイツとはまた違った部隊がいくつか現れ、ギルドマスターもいつの間にかその場に姿を見せていた。もちろん何があったか全く理解できないROADが気になって仕方なく、見回せば近くにいたベッキーに聞くことにした。「あら、ROAD君。さっきはお疲れ様。へぇまた一段と防具強化したみたいね。・・・ん?あぁ・・実はね、最近近辺のモンスターの姿が急激に増幅しているの・・・。それも強力なリペイント、つまり色違いのモンスターが数多く姿を見せだして、この辺りにいるG級ランクのハンターだけでは手に負えないでいるのよ。それで他国と協力して、それらに対する手段を模索してるとか、まぁそういうことでこんな一大事になっているわけ・・。でも、マスターは今回の件を私にすらそれほど話してくれはしないの。何かマスターは予期せぬ事に気付いているのかしらね・・」そんな話を聞き、ROADもどうしたことかと不可解に思いもしたが、それをどうにかしろと言われても困るのが当然であった。リペイントモンスターはもちろん通常に比べ能力値がケタ違いに高い。ROADは今までに何体かのリペイントを討伐してきたが、その数は二ケタを超えず、それもギリギリの線でなんとかといったところである。「リペイントモンスター、この防具なら、やつらの攻撃も多少の防御はできるだろうか・・」そんなことを考えながらROADはゲストハウスでその夜を過ごした。長い一日が終わろうとしていた。ブレイブと共に挑んだその戦いを、再び脳裏に思い浮かばせていた。――しかし《グオォオオ・・・・》その夜ROADの体に不思議な現象が起こった。頭の中を暗い闇が包み込み、ROADの体の自由を奪っていく。それに反応したROADも必死に抵抗を試みるが体が言うことを聞かない。気が付くと、暗い闇の世界の中にいた。――《グオォオオオ》辺りは暗い闇、そこにいたのはなんとも不気味な黒い翼龍。そしてその目前にいるのはROADとさほど変わらぬ人間の姿であった。《アンコクノジダイガハジマル・・・クロキツバサヲモッテコノセカイヲヤミデオオウ・・》不気味な声の様な、何かがROADの耳に入ってくる。《グオォオオオ》そして強烈な咆哮が何度も聞こえ、ROADの体は押しつぶされそうであった。「うわぁぁぁぁ」ROADの叫び声が轟いた。《ドシャッ》――「大丈夫ですか?」気が付くと、ROADはキングルームの豪華なベッドからその体を落とし、そして目の前にはゲストハウスの宿主が立っていた。「・・夢か・・」それが、ROADにとって何を意味していたのか、それがこれから明らかになるなど知るよしもなく、そしてその大いなる闇の力が少しずつ近づいていることに気付くこともなかった。それが何であったのか、しかしそれは間違いなくこの日始まったのだろう。―――翌朝、ミナガルデ城門・北部―《タッタッタ・・・》白い霧が涼しい風と共に辺りを包み込む中、どこからか一人の男がやってきた。「待て、貴様、この街の者か?・・何のようだ?」城門に立つ二人の警備員がその男を止めた。「・・・邪魔だ・・・私はただマスターに会うためにきた・・」その男は黒いフードとマントに身を包み、そして薄汚れた包帯や数多くのチェーンでそれを包んでいる。いかにも怪しい風格であったが、何よりその小さな隙間から覗く瞳は脅威そのものであった。《ドスッ》警備員を押しのけ、その男は中心部へと足を進める。「ククク・・・貴様らに用はないっ」その男の前に立った警備部隊は軽くあしらわれていった。それを聞きつけたマスターは慌ててその姿を場外にさらけ出した。「・・ほほう、まぁウチの警備をやりおってからに・・、貴様一体何者じゃ?」マスターも負けずその男に目を開け、そしてそう聞いた。「ワタシは、闇に使えし者。あなたがかの有名なハンターの中のハンター、そしてこの地を治めるギルドマスターと聞く・・。クククク・・あなたの力を試したい・・」その男は不気味に微笑んだ。フードの隙間から放たれる威圧感はマスターですら脅威を見ただろう。その騒動に気付いた辺りのハンターや住民も一斉に姿を見せ、マスターの周りに集結し、その男を包んだ。「お主・・本当に人かの?ワシにはそなたの瞳が何にも劣らず邪悪に見えるわい・・。それにお主・・ハンターとしての武器は持ち寄っておらんのかの?・・」その男もハンターであればその証である武器を所持しているはずである。すると男はマントを払い、その手を伸ばすとその握り手に小柄な黒い片手剣を見せた。「・・ふむ・・見たこともない剣じゃな・・」マスターも、もちろん周囲の人々もその剣を知りはしない。邪悪な力を感じるその剣は、その男と一体であるかのように黒いオーラをまとっていた。「・・・ククク。人だかりが良くなってきたな・・。挨拶はこれくらいにして、用件を述べるとしようか・・、ギルドマスター、あなたの選ばれし強き戦士を4人、指示する地に放って頂きたい。そこでワタシの可愛いペットが待っている・・。これは挑戦だ・・。あなたへの、そしてハンターたちへの・・」「貴様!それ以上の余談は無用だ!無断侵入及び、警備への反抗、そして我々への侮辱、許しはせん!皆の者っ捕らえろっ」ギルド部隊のハンターとそれに使える実力者が一気にその男に押し寄せた。がしかしその瞬間、上空から黒い影が現れその矛先から灼熱を帯びた火炎球が放たれそれがハンターたちを一気に吹き飛ばした。「なっなんじゃっ」マスターもそれには驚きを隠せないようだ。この城までモンスターが来るなど今までに一度も無かったことであったからであろう。もちろん多くのハンターがそれに恐れいったはずだ。黒い闇が近づいている。「・・・ククク・・まだまだほんの序章です・・。闇は次第に力を増す。その前に多少邪魔な子ネズミを除去しておこうと思いまして・・。この紙に記された地へ強豪ハンター4人を向かわせて下さい。言っておきますが・・真剣に選ばないとその方達は安易に命を落としますよ・・。それと・・断ればこの件は終了。しかし犠牲は増えます・・。さきほどの様に、この地に飛竜を放ち壊滅させます・・ワタシにはそれができる・・ククククフハハハハ」その男は人々にその一言を告げると高らかに笑い散らし、そしてその邪悪な剣を空にかざし、一瞬にして黒い霧となってその場から消えた。「何であったのだろうか・・」それを目撃した人々は数多くいたが、その状況を把握できたのは極一部の者であったであろう。「闇の力か・・」【続く】◎動き出す闇の力。その背後で動く黒い影・・。 そしてマスターの下す指令は。そしてROADは? 次回「――闇への挑戦――」へ。
2005年11月03日
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【――約束――】『あらすじ』マスターの頼みとあって以前出くわした男・ブレイブと共に新種のゲリョス捕獲へ向かったROAD。しかし性悪のブレイブとの相性は最悪で、まともにクエストをこなせないでいた。危機的な状況の中、お互いの思いをぶつけ合い、そしてブレイブの過去を知ることに。悲しき過去に縛られ、人として大切なものを持てないでいるそんなブレイブを救おうと、ROADの強い一言が放たれる。まだ幼き頃、男達に誘われリオレウスに挑んだブレイブ。そんな中で突如二人の男が裏切り、最悪の状況が起きた。唯一正しき心を持った老人のハンターもブレイブを救おうと最後の力で抵抗したが、後に命を引き取った。あの日の出来事がハンターと言う存在を憎み、そして一匹狼としてブレイブという名を轟かせるほどの実力を身につけたのだった。―――「そりゃぁ・・つらい過去だな・・」ROADの拳は今まで以上に強く握られている。ブレイブの悲しき過去をROADは痛感したのだろう。「でもな・・きっとその老人は、お前に人として強く生きて欲しかったんだと思うぜ・・」その言葉が気に入らずブレイブはそれに反した。「なっ・・てめぇに何がわかる?!人の気を知ったような口を叩きやがってっ!俺がどれだけ辛い思いをしたか、貴様に何がわかるっ?!」ブレイブの拳は今にもROADへ向けて放たれそうであった。しかしROADの表情は変わらない。「わからねぇよ・・んなこと・・。けど・・その爺ちゃん良い人だったんだろ?自分を犠牲にしてまでお前を守ってくれるほどの・・すげぇ優しい人だったんだろ・・。そんな人が・・」それを聞いたブレイブの表情が序序に歪んでいく。憎しみで一杯だった心にほんの少し光が差し込んだかのように。「そんな人が、今のお前を見て喜ぶわけがねぇ!」心の中を突き刺すかのように、ROADの強い一言がブレイブの何かを変えた。握られた拳が解け、何か魂の抜けたようなそんな姿に変貌したブレイブ。彼はきっと自分の過ちを、人として大切な何かを知った瞬間だったのかもしれない。―――「あの日が俺を変えた・・。あの日が。でも・・あの老人は・・違った。良い人だった。人は誰もが悪いんじゃない・・。むしろ良い生き物だ。・・ROAD・・」―――心の中が優しい思いで包まれていく。あの老人は、きっと今のブレイブを見て微笑んでいるだろう。「・・有難うな・・」ブレイブの表情が一瞬和らいだ。今までに見せたことのない表情。ROADはそれを見て安心した。「ブレイブ、俺は先に行くぜ。まだクエスト途中だからな。もたもたしてらんねぇ。気が戻ったら、頼むぜ」――――《ギュオォオオ》エリア9,走り抜けた一線の閃光が毒怪鳥へ撃進する。《ズサッズサッ》《ギュオォオ》ROADのペイルカイザーであった。多少の時間があったため、毒怪鳥はひん死状態から回復したようだ。怒りを露わにその強靱な足で地を駆け出す。《ギュオォギュオォ》猛毒を吐き散らしながらROADに向かってくる。「行くぞぉ」猛毒を交わしながらゲリョスの背後に回り込むROAD。剣を振りかざすも、しかし長い尾がそれを妨げた。《ギュオォオ》巨大なクチバシが大剣ごとROADを突き飛ばす。「くっそぉ、やるじゃねぇか・・討伐なら容赦なくやれんだけどなぁ・・」ROADは剣を振るいながらもそれほど急所へは攻めず、悪魔で少しずつダメージを与えていた。飛竜はある程度ひん死状態になると片足を引きずる姿を見せる。そこまで弱らせれば確実に捕獲が行えるのである。「オリャッ」ペイルカイザーがゴム質に斬りかかった。がしかしいつの間にかその剣は刃こぼれしており、もはや弾かれるしかない。《カキンッキン》「くそぉ、しまった・・」砥石を取り出すもゲリョスの猛攻撃の中、砥いでいる暇などない。《ギュオォオ》巨大なクチバシが再び迫り来る。「どうしたら・・」――《ドカン》一瞬目を閉じたROADはその場で起きたことがはっきりしない。ただ目の前には巨大な蒼い大剣がゲリョスの頭部を斬りつけ爆発させた。「・・・ブレイブ・・」もちろんそこにいたのはブレイブであった。「・・勘違いすんなよ・・別にてめぇを助けようとしたわけじゃねぇ・・」いつものように嫌みを発すが、何故かその声が細く、どこか恥ずかしそうな様子が伺えた。もちろんROADはそれに感づいたがあえていつものように振る舞った。「へっ、まぁ一応礼は言っとく。けど今の一撃はやばかったぜ・・これでやつはひん死状態だ」ROADの言うとおり、すでに毒怪鳥は足を引きずるどころか翼を羽ばたかせる力もない様子であった。「捕獲するぞ」ROADは落とし穴を取り出しスキを見てさっとゲリョスの足元へ入り込んだ。「クク、俺様に命令すんな、さっさと捕獲して帰るぞっ」ブレイブもすでに剣を背に、両手に『捕獲用麻酔玉』を握りしめ、その瞬間待っていた。「よしっ」ROADが落とし穴をセットした、その瞬間、毒怪鳥の最後の攻撃であろうか、ROADに向けて猛毒を吐き散らした。「しまっ」避ける間もない。がしかしそれをどこからか煌剣リオレウスが盾になり、猛毒を間一髪防いだ。「ブレイブ・・・お前」ROADは無事、だがもはや穴にはまっていた毒怪鳥を捕獲をする間がなかった。穴にはまるもゲリョスはもがき、その場を飛び立った。「ハハ・・落とし穴もうねぇぜ」ROADが苦笑いをしながらブレイブに言った。それは別に今までのように突っかかる様に言った言葉とは違った。ブレイブが落とし穴など用意しているわけもなく、このクエストを幾度と無くこなしてきたROADも支給品の落とし穴に頼るつもりであった。「・・・ククク・・俺も血迷ったな・・。まさかお前を助けて、またもクエストを失敗しちまうとは・・笑いだぜ・・」ブレイブの手にはその蒼い大剣のみが握られ、どこか遠くに捕獲用麻酔玉が転がっていた。ROADはその時今までにない気持ちで一杯だった。ブレイブが自分を助けてくれた。それがたとえクエストを失敗したとしても、嬉しかった。「へっ捕獲できないんじゃぁ狩るしかなぇな、今までのお返しだ。その身で実感しやがれっ」《ドカンッ》――――そして、どことなく最初とは雰囲気の違う二人が、それでもお互い言いたいことは言わないでただ帰ることにした。ただブレイブは変わったとROADはそう思った。結局最後は以前同様、ゲリョスに懇親の一撃を食らわせ、捕獲失敗であったが――そして二人は無言で街へと帰還した。―――「ホッホッホ、何じゃ二人とも。クエスト失敗か、ワッハッハッハ」ギルドマスターが小さな口を精一杯開けて笑い出す。ROADもブレイブも無言のままで、ベッキーは多少気遣かったのか、二人に料理をサービスした。「けど・・クエストは失敗だったけど・・」ROADがボソリとそこまで言った。「フっ・・」ブレイブもそれに合わせて一瞬小さく笑った。《パリンッ》何があったのかただ驚き、ベッキーは手に持ったジョッキを滑らせ足下に落とした。それを見たマスターは何か安心したようにただ微笑み、奧へと去っていった。「・・ROADだったな」するとブレイブが急に拳を上げ、ROADに突きつけそう言った。「やはり・・お前は好かねぇやつだ、この俺様を何度も殴りやがって。クク・・その度胸だけは認めてやるが・・まぁ実力はまだまだ俺様の足下にも及ばねぇな、クハハハハ」そう言うとさっとブレイブは酒場の門を手で払いのけ、どこかへと消えて行った。それはもちろんいつも通りの嫌みであったが、以前のブレイブとは思えない表情で、今までにない様子でROADへ向けた言葉であった。「へへっ、俺だってお前なんて好かねぇよっ。いずれ・・追い越してやるっ。約束だ」ROADも同じように拳を向けてそう言った。ブレイブは変わっただろう。ROADが変えたのだ。そしてROAD自信また大きく成長したのかもしれない。「・・ちょっとぉ、一体何がどうなってんのよぉ・・」一人解らぬままでいるベッキーを見てROADは笑った。【続く】◎ROADとブレイブの二人で気付き上げた少し変わった友情。 そして一回り成長したROADに次なる試練が立ちはだかる。 そして・・・ついに闇の力が動き始める。
2005年10月30日
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【――ブレイブの過去――】『あらすじ』ギルドマスターからの依頼でROADは以前出くわした男・ブレイブと共にクエストをこなすことに。しかし相性最悪のこの二人では到底まともにクエストは行えない。新種の毒怪鳥の捕獲が今回の目的であったが、それに苦戦し、ブレイブはその閃光を食らい危機に陥る。そんな光景を目前に、いくらその男を嫌っていても助けないわけにはいかなかった。「チクショォー」ROADの剣が毒怪鳥に炸裂する。強烈な一撃が最も安易に斬れる尾の先端を斬り裂いた。《ギュオォオ》それは毒怪鳥の弱点部であり、その痛みに空へ舞うゲリョス。そのスキにROADはブレイブの元へ走った。しかし《ドカン》「なっ」再び蒼い大剣が振り下ろされROADを遮った。もちろんブレイブの意志で。「・・何故俺を助けようとした・・?!てめぇは俺に腹立ってるんだろ?・・クク・・あれか、俺様の無様な姿に少しばかり同情したってか?」そう言うとブレイブは傷んだ体を持ち上げ立ち上がった。すでに目は治りつつあった。がしかしその瞳の前を何かが一瞬過ぎったかと思うとそれはブレイブを突き飛ばした。《ドガッ》「ぐっ、てめっ?!」それはROADの怒りの拳であったと同時にブレイブに訴えかける一つの方法であったのだろう。そしてROADはブレイブの元へ足を進めると倒れたブレイブの首元を掴み上げた。「てめぇ・・いい加減にしろよっ。なんで助けるかだと?!俺たちはっ・・ハンターである前に人間だろうがっ。人は助け合う生き物だろっ?!だから俺たちが助け合うことなんかに理由なんてないんだよっ。いい加減気付けよ。お前は確かに強い、でもな、人としては最低野郎だ。人の感情を知らない・・。お前だって・・一人の人間なんだぜ。俺の・・」そこまで言うと今度はブレイブの手がROADを突き飛ばした。「ぐっ」「ふん、俺様に説教か。てめみてぇな雑魚が。言ったはずだ。俺様は一匹狼。助け合うなどという優しい感情なんてまっぴら御免だ。それに俺様に仲間は必要ないっ」ブレイブもROADの叫びを上回る懇親の一言を放った。「俺様は一人で十分だ」すると蒼い炎剣が空に向けられた。《ギュオォオ》《ドカンッ》上空で爆撃が放たれる。下降してきた毒怪鳥を斬り落としたのだ。「さて、再開だ。さっきはよくもやってくれたなゲス野郎っ」「ドカンドカン」激しい爆撃がゲリョスのトサカを破壊し閃光を使用不可にした。完全に視力の回復したブレイブにもはや適うすべもない毒怪鳥。怯み苦しみ、そして横倒しになった。「待てよっ、今回は捕獲だろっ」ROADが叫ぶもその声にブレイブが聞く耳を持つわけもない。「チクショォ・・何か・・何かないのか」《ドカンドカン》「くそぉ、これでも食らえっ」ROADはとっさにバッグからそれを取り出すとブレイブとゲリョスの合間に投げつけた。《ボワンッ》それは辺りを黄色いガスで包み込み、強烈な異臭を放った。《ギュオォオ》「なってめぇこんなものっ」それは『こやし玉』と呼ばれる主に飛竜を追い払うために使用されるアイテムで、その強烈な臭いはもちろん人にもたまらない。そしてゲリョスも、その異臭を嗅ぎ急いで上昇しその場を避難した。「・・・何故だっ・・何故そこまで拘るっ?!捕獲だろうが、俺にとっちゃぁ討伐でも構いやしねぇんだよ・・。こんなしょうもない物で・・俺様の最高気分を潰しやがってっ・・」ブレイブの拳がROADに向けられるがそれを軽くあしらうと今度はROADが拳を振るい、それがブレイブに直撃した。「ぐっ・・てめぇ・・」しかしすでにROADはブレイブの真上にいた。「ブレイブ・・お前・・以前となんも変わってないんだな・・。お前は嫌なやつだ・・。けどあの時最後にお前が言った・・。村長によろしくなってさ・・」するとはっとブレイブの顔つきが変わった。「お前みたいな奴でもそんなこと言ったんだぜ・・。お前だって俺と同じ感情があんだよ・・。なのにそれを恥ずかしがって表にださないだけだろ?お前だって・・昔はこんなんじゃなかったんじゃ・・」するとブレイブは体を起こすと何か寂しげな目で、下を向きながら、「フっ・・あれは俺がまだ未熟な頃だ・・」ROADの会話を遮り、今度はブレイブが語り出した。「あの頃はまだこの世界に入ったばかりで、そこら中にいる雑魚と何も変わらなかった。どうすればいいかと困っていた俺を誘ってくれた男たちがいた。そいつらは強豪で俺のためと言って、リオレウスの討伐に連れて行ってくれたんだ。そして」―――――「おいっブレイブよぉ。あれがあの飛竜どもの卵だ。あいつをこっちに持って来るんだ」黒い防具を着た男が急にそう言った。その頃のブレイブはまだ幼く、ハンターとしての知識もてんでなかった。「でも、飛竜がっ・・」もちろんリオレウスが寝ているすぐ横にある卵を入手するなど恐ろしくて足が言うことを聞かない。討伐目的の中で卵を採る必要もないのだが、この頃のブレイブにそんなことを考えるよしもない。「・・大丈夫」するとブレイブの肩を優しく叩く優しそうな白髪の老人ハンターがさっとその場に現れた。「もし飛竜が目覚めても、ワシがこの角笛でやつを誘導する。身軽なお主が最も近づきやすいじゃて。必ず助けてやるから、勇気を持て」その男はそう言うとブレイブの背を押した。励まされたからだろうか、老人を信用したからだろうか、ブレイブの足は自然に動き、飛竜の卵の元へ素早く駆け寄った。《グオォ》その瞬間、その巨大な飛竜の目が光を放ったかと思うと、それは大きく咆哮した。「うわぁぁぁっ」もちろん目覚めたリオレウスの最初の標的はブレイブ。しかしどこからか角笛が奏でられた。《ブロォオオ》すぐにその音に反応したリオレウスは標的をその男に変え、大きく翼を広げるとそちらに向かって飛び立った。《グオォオオ》「今のうちじゃ。小僧急げ」老人の声が聞こえると、すぐにブレイブは卵を抱え、走ってきたもう一人黒防具の男の元へ駆けた。がしかし、卵を奪われたことに気付いたか、飛竜の攻撃対象が再びブレイブらに向けられる。なんとかブレイブは黒防具の男に卵を渡した。がしかし飛竜の攻撃はすでに二人を襲う寸前。「無理じゃ、一度卵を捨てて、避難せい」角笛を持つ老人がそう言うが、しかし卵を抱えた男はそれに反した。そしてどこからかもう一人黒い防具に身を染めた男が姿を現すと「へへへっ、上手くいったようだな。悪いがこの卵は俺らが頂くぜ。お前らはせいぜいそいつと遊んでな」男らはそう言うとその場を離れ消え去った。予想もできなかったハンターの裏切り。残されたのは白髪の老人と弱き少年。そして立ちはだかるのはあのリオレウスであった。《グオォオ》怒り狂ったリオレウスから逃げる間も無く、戦闘が開始される。「ぐっ・・仕方あるまい。小僧逃げろっ」老人がそう言うも、腰が抜けて立つことすらできないブレイブ。するとリオレウスの牙がブレイブに向けられた。《グオォオ》《ズサッ》強烈な一撃がほとばしる。がそれを受けたのは老人であった。「・・なっなん・・で・・」その攻撃でもはや老人は立つことなどできず、最後の力を振り絞りそれを投げた。《ボワン》黄色い異臭のガスを放つそれはもちろん『こやし玉』である。それはリオレウスをすぐに遠ざけた。「ふふ・・これで安心じゃ。お主なら無事に戻れるじゃろう・・?ワシはもう駄目じゃて、小僧。お前だけでも生きて、そして強くなれ・・。強くなれ、一人でも、どんな敵にも屈せぬ者になれ・・じゃが・・決して・・」その老人はそこまで言うと息を引き取った。「うわぁぁぁぁ」ブレイブの悲しき過去である――――「そんな・・ことが・・」ROADの拳は今まで以上に強く握られ、今にも血管が契れそうだった。「クク・・これで満足だろ、俺様はあの時誓った、一匹狼だ。ハンター共を恨み、そして飛竜を狩る。俺様は・・」「・・きっと・・」今度はROADがブレイブの話を断った。「きっとその老人は最後にこう言おうとしたはずだぜ・・。『決して人を裏切るな』ってな・・」「なっ・・・」「そんなとこだろう・・、その爺ちゃんがお前の思う通りの人ならな。だから、約束を守ろうぜ。とりあえず今はマスターの頼みだ。このクエストをこなして、その爺ちゃんに笑顔で感謝しようぜっ」『続く』◎ブレイブの悲しき過去の話。そしてROADの一言がブレイブの心を動かしていく。次回【――約束――】へ。
2005年10月29日
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【――ROADvsブレイブ――】『あらすじ』黒いグラビモスに勝利したROADはその素材を入手し、白ランポスの防具を生産間近に。そしてまた一日が始まったかと思うと突如以前出くわした男、ブレイブと再開する。早速その男の矛先がマスターに向けられクエストへの暴言を吐きまくった。そんなブレイブの以前同様の態度に腹立つROADであったが、マスターはそんなブレイブと共にROADをクエストへ同行させることを決断した。相性最悪のこの二人が共にクエストへ出発する。「・・それにしてもやっぱ気に食わねぇなぁ・・ブレイブの野郎・・なんであんなやつと・・」むかついた気持ちが抑えられずに苛立つROAD。しかしギルドマスターからの頼みとあって断ることもできないのが現実であった。以前ROADがブレイブと出くわしたのはまだ実力もそれほどなく、村のハンターたちの力を借りるほどのレベルであった。その手でリオレウスを倒すなど考えてもみない頃であっただろう。そんなROADが昔、村のハンターと共に水竜ガノトトスを討伐しようと試みたが、それに苦戦し一人の仲間を失った。そんな危機に突然現れその水竜をあっさりと倒してしまったのがその男・ブレイブであった。その時ROADは鉄刀を所持していたが、ブレイブはそれの最上強化後の斬破刀を持ち、その実力もROADからすればまさに天性の実力であろうほどのものであった。「それにしてもあの武器・・同じ蒼いリオレウスの素材を使ってるってのに・・あいつのは俺の武器とはケタ違いなんだろうな・・」その時ROADの脳裏を過ぎったのは今回ブレイブの背負っていた蒼い炎剣・煌剣リオレウスであった。蒼いリオレウス・リオソウルの尾から稀に入手できる紅玉と呼ばれる幻の素材がなければそれは生産できないという。ROADのペイルカイザーに使用された逆鱗を軽く勝るレア素材なのだ。そんな稀少な素材を入手するためにはもちろんあのリオソウルを何匹も倒さなければならない。たかが一匹倒しただけで入手できるほど楽な物ではないのだ。「ちっ・・。またあいつのこと考えちまった・・。俺だって以前とはケタ違いに強くなってんだ。俺は俺だっ」ROADは両手で自分のホを叩くと表情を厳しくし、約束の時間に遅れぬよう酒場へと向かった。―――「ホッホッホ来たかROAD。お主には悪い気もするが、きっと悪いことばかりではないわい。一流のハンターになるためには必要なことじゃ。絶対にな。ブレイブの実力に期待するが良いわい」マスターはそう言うとROADに契約書を指しだし、そして扉の方を指さした。「あ・・あいつもう来てたのか・・」そこにはあぐらをかきながら偉そうに床に座り込むブレイブがいた。「来たか。まぁそれなりに行動は早いようだな」ブレイブの最初の言葉はまたも見下したような一言であったが、しかしクエスト前にまた荒そうなどROADも御免でそれを我慢し扉の先へと向かうことにした。「出発だ」―――沼地・エリア2に足を踏み入れた二人。今回の敵は新種の毒怪鳥ゲリョスである。通常の色より明色な紫色で能力も若干高く、またその猛毒の液も要注意とされている。そんな毒怪鳥を捕獲することが今回のクエスト内容で、一度挑んだブレイブは捕獲寸前に討伐してしまい、失敗したらしい。それは彼の実力が高いせいか、もしくは捕獲に必要な考えが欠けているのかもしれない。「言っておくが、俺はお前と手を組むなど御免だ。やつは俺が捕獲する。てめぇはどっかで採取でもしとくがいいさ」ROADの方を向くと早速嫌みを放ちそしてエリア5へ走って行った。それを見て、止める必要はないだろうとROADは思った。予想通りの展開が早速起こったのだから。「たくっ・・まぁいいや。俺が先にゲリョスを見つけてやるぜ」ROADはブレイブの向かう方とは違うエリアに向かった。「へへっ早速発見だ」ROADは今回ブレイブよりも先に敵を発見するために絶対必要だと思って持ってきたアイテム『千里眼の薬』を飲み干し、第六感が発動するとゲリョスであろう飛竜の姿を確認した。《ギュオォオオ》そしてエリアに入ってまもなくそれが姿を現した。「行くぞぉ」ゲリョスへ不意打ちを掛ける。《ザシュッ》ペイルカイザーが紫色のゴム質の皮を斬りつけるが、しかし予想以上の弾力性でその勢いは消され、はじき飛ばされた。《ギュオォ》体勢を崩したROADにゲリョスの大きなクチバシが向けられる。《ガキンガキン》なんとかそれを防ぐが続いて長いムチの様な尾がROADを叩きつけた。「くっ」早速毒怪鳥との激戦が開始した。そして―――一方《ドカンドカンドカン》激しい爆発音の中心に立っていたのはブレイブであった。「ちっ、雑魚ばかり集まりやがって・・。肝心の敵がいねぇじゃねぇか」振り下ろされた煌剣リオレウスの周りには無惨にも倒れたブルファンゴが数匹息絶えていた。「ち・・まさかあの野郎・・先に見つけやがったか」ROADのことである。がしかし足を進める間際、上空に巨大な影が出現した。「来たか」翼を羽ばたかせ降り立ったのは紫色の毒怪鳥であった。《ドカンッ》早速爆発音が鳴り響く。《ギュオォオ》毒怪鳥の着地する寸前を斬ったのだ。その攻撃に墜落するゲリョス。そして再び爆撃が炸裂。「クク、やはり弱いな」《ザクザクザク》その巨大な大剣を片手剣には及ばぬものの通常とはケタ違いの速さで振り回すブレイブ。そこへROADが駆けつけた。「ブレイブ、くそぉやられた」さきほどの戦闘でゲリョスに逃走されたことは言うまでもない。ROADもすぐにその場へ向かった。しかし《ドカン》「なっ」ROADの目前を爆発させたのはブレイブの剣であった。「悪いな、こいつは俺の獲物だ」その態度を見てもうこれ以上好き勝手にさせるわけにはいかない。「てめぇいい加減にしろよっ。なんだよそれっ。今回は討伐じゃない、捕獲が目的だろ。それにハンターなら協力し合えよ。俺とお前は敵じゃねぇだろっ」腹だった気持ちが一気にブレイブに向けられた。がしかしブレイブの反応はどうと言ったことはなかった。「協力か。別にいいぜ。そんなに協力したいっつうなら俺に協力しろよ?俺様のサポートをするがいいさっ」そう言うと再び止めていた手が動き、煌剣リオレウスの刃先がゲリョスの尾を捕らえた。「くそぉ、好き勝手言いやがってっ」ROADはペイルカイザーを振るうとゲリョスの体を斬ると同時に突き飛ばした。「オリャァ」勢いよく倒れた毒怪鳥にブレイブは間一髪回避した。「・・てめぇ、ワザとやりやがったな・・・」ブレイブの頭に血が上る。それと同時に体勢を整えると再び剣を振りかざし辺り一面を爆発させた。「わっ危ねぇだろっ」《ギュオォオ》すると今度はゲリョスの突進がROADを襲った。「ぐはっ」防ぐ間もなくそれを食らうROAD。さらにそれを見て面白そうに笑みを浮かべているブレイブに向かってゲリョスが再び突進する。「ちっ、うざってぇんだよ」《ドカンッ》斬り上げられたその剣はゲリョスの頭部を爆発させた。「へっこの雑魚がっ」しかし爆煙の中から目映い光がほとばしった。《ピシャアーーー》ゲリョスの得意技・閃光である。もちろん急な攻撃に反応できずブレイブはそれを食らった。「しまっ・・」防ぐものの、若干入ったその光はブレイブの目を狂わせた。「おいっ、ブレイブっ」ROADが叫ぶも遅くゲリョスのクチバシがブレイブを突き飛ばす。さらに踏みつけ、そして尾が。今までの逆襲かのように猛烈攻撃を加える毒怪鳥に大苦戦するブレイブの姿を見てさすがにROADも助けないわけにはいかなかった。「ちくしょぉ」《ギュオォオ》【続く】◎ROADとブレイブの二人がついに激突。そして毒怪鳥に苦戦するが?!次回【――ブレイブの過去――】へ。
2005年10月28日
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【――現れた男――】『あらすじ』強豪クラスに突入したROADはついにG級グラビモスへと挑戦。3人の仲間と共に激闘を開始する。しかし突如出現した黒いグラビモスに悪戦苦闘する4人。全力でそれに挑みなんとか有利な状況になるが、またしても今度は白いグラビモスが乱入し、2体の鎧竜を相手にする史上最悪の事態が訪れた。しかしROADは意地を見せ、シドらに勇気を与えた。4人の力が激震し、見事両者の鎧竜に打ち勝ったのであった。「ホッホッホ・・こりゃぁたまげたわい・・。まさか黒い鎧竜までも相手にするとはのぉ」ROADらの報告にベッキーや酒場のハンターたちは驚きを隠せず、またギルドマスターもこれには参ったとばかりに感心の笑みを浮かべていた。「ほれ、これはサービスじゃ」すると報酬金の倍のゼニーが渡され、そして奧からベッキーが豪華なアプトノスの肉料理を持ってきた。これにはROADらも満足で、テーブルでそれを貪りながら疲れを癒し、そして今回の討伐についての話を一晩中語り合うこととなった。―――翌朝、ROADにとって待ち遠しい一日が訪れた。「ホホォ、ついにそやつを持ってきたかROADよ」その声の主は工房の龍ジジである。今回の戦いで入手した【黒鎧竜の堅殻】を渡したのだ。「龍ジジ、頼むぜ。とびっきりの防具期待してっからなっ」もちろん生産するのは今話題のランポスU防具である。幻と言われた白いランポスの素材と、ついに入手した黒鎧竜の素材を利用する防具で、その防御力は一つの鎧で40もの最強クラスの防御力を誇り、なんとも頼もしいものなのである。「ホッホッホ、それじゃぁ、とりあえず夕方にでも来るが良いのぉ。それまでにはできておるよ」龍ジジは今までにない喜ばしい顔つきで、階段を駆け上がるROADを見送っていた。――今日も快晴の素晴らしい空。またハンターとしての一日が始まるのである。「さて、今日はどうすっかなぁ」そう言うと、ROADはその場で両腕を空にかざし、透き通った新鮮な空気を吸い上げ大きく背伸びした。そして今日も賑わう酒場へと足を進めた。「おはよう、ROAD君。今日は特に緊急はないわね」早速ベッキーが一声掛けてきたが、ROADはふと立ち止まり若干不満そうな顔つきをした。緊急クエストがないからと言って別にどうということはないのである。むしろROADは昨日の疲れが完全に取れておらず、また2体のモンスターを相手にするなど御免であったのだ。ベッキーの一言を聞く限り、ROADには緊急クエストと言った様子である。「ベッキー・・頼むから緊急ばっか押しつけないでくれよなぁ・・最近ホント疲れてんだ」ROADはとりあえず言ってみた。しかしベッキーはあれ?と言った様子で見返している。「ROAD君・・前から強い敵と戦えるって言ったら誰よりも喜んでなかった?だから私・・てっきりもっと凄い依頼を受けたいのかと・・」それを聞いて何となくベッキーは自分のことを気遣ってくれているような気もしたが、体のことも気遣って欲しいものだと少々心の中で不満げに思っていた。それはともかくすぐに気分を一転し、依頼書の前で今日の獲物を観覧し始めた。「ん~特に目立つのないなぁ・・」悩みに悩んで手に取ろうとしたのは【紫毒怪鳥の捕獲】と書かれた依頼書であった。なんとも不可解な依頼名であるが、紫毒怪鳥とは最近出没した新種のゲリョスのことである。色は通常よりも明色で、尾先が緑色と言う特徴的な色をしているが、能力的にはそれほど通常との変化はない。しかし猛毒とその逃げの速さは相変わらずのモンスターである。しかもそれの捕獲となればなかなか困難を要する。しかしROADは今までに何度かそれに成功しており、捕獲も一人で行えるほどの腕前であった。「報酬もまぁまぁだし、久々に捕獲に挑戦すんのも悪くないか」とそれを手に取った。直後、急に辺りがざわめいたと思うと、奧の門が開き、クエストから帰還したのであろう一人のハンターが現れた。辺りのハンターたちはコソコソとその男のことを話している。しかしそれを見たROADの表情は一気に変貌した。「あいつ・・」驚いたのはその立派な武具だけでなく、その顔に見覚えがあったからであろう。白い一角を生やした白銀の頭防具から見えるその顔はまさしくあの男であった。「・・たしか・・ブレイブ・・」とその瞬間ROADの真後ろにギルドマスターが腰掛けた。「ROADよ、あやつはこの地帯で最も腕の立つ男じゃ。人としてはなんとも関わりにくいやつじゃがのぉ・・。じゃてやつの力は本物、あの白銀の鎧は噂に聞く伝説の白い一角から手に入る素材で造られると言われる最も稀少な部類に入るものじゃ・・。そしてあの剣、お主は初めて見るじゃろうか?あれは【煌剣リオレウス】と呼ばれるあの蒼いリオレウスの力そのものの剣じゃ・・」その話を聞いてROADは驚くことで一杯だった。伝説の鎧にあの蒼いリオレウスの剣、それが目前にあるのだ。「おい、爺。悪いが捕獲は失敗だ・・あんな弱えぇやつ捕獲なんてできるかよ」するとその男が急にマスターに怒鳴りつけた。もちろんこの男がどういうやつかROADは知っている。しかし以前にもましてその気迫と生意気な様子は増しているようだ。「ホッホッホ・・そう言われてものぉ・・。このクエストを受注したのはお主じゃろうが・・」マスターも平然とそれに答えた。特にご立腹な様子もない。「ちっ・・ん?なんだ貴様。俺に何か言いたそうだな?・・どこかで会ったか?」その男はもちろんブレイブであったが、ROADを見ても表情は変わらず、もはや記憶にはない様子であった。しかしROADは忘れるはずもない。あの時この男に散々侮辱され、悔しい思いをしたことは一生忘れることもないだろう。しかしあの時とは比べ者にならないほど成長したROADであったが、それでもさらにそれをブレイブは勝っていた。「ふん・・まぁいい・・貴様もそのクエスト受けるのか?クハハ・・あんな弱いやつ捕獲なんてやる前に殺しちまうぜ」どうやらブレイブは紫怪鳥の捕獲へ行っていたようである。しかし失敗とのことであるが。「お前・・捕獲なのに討伐したのか?」ROADは多少不機嫌に言った。しかしそんな質問にブレイブは笑うばかり。「ククク・・別に討伐するつもりなんてなかったんだぜ・・もう一発顔面にお見舞いしてやったらその場でバタンさ」ブレイブの実力は紫毒怪鳥など相手ではないと言うことなのだろう。ましてや背に掛けた煌剣リオレウスと呼ばれる武器は炎属性最強クラスの力を宿しているため、炎耐性の低い毒怪鳥は一瞬で焼き払われてしまうわけである。するとマスターがキリッとした表情で話し出した。「ブレイブよ・・お主の力は誰もが認めておる。じゃが、ハンターとしての力はまだまだじゃ。ハンターは時に狩りをし、時に捕獲作業もする。時には仲間と協力し、そしてただ攻めるだけでなく、戦略を立てることも必要じゃ。お主の単独行動及び力任せなところはまだまだ未熟なところじゃよ」いつの間にかギルドマスターの片目が開き、ギロリとブレイブを見下していた。ROADも今までにそんなマスターを見たことはない。「ちっ・・説教は御免だぜ、爺。そんなに言うならもう一度受けてやるよ。今度はひん死状態にして捕獲してきてやっからよ」ブレイブも負けず入気りだっている。がしかしベッキーがマスターの耳元で何かしら話始めた。「ふむ・・そうしよう。ROADよ、ブレイブと共にそのクエストをこなしてみてはくれんかのぉ?」すると急なその一言だけはもちろん二人とも想像もしていなかった。「ちょっ・・マスター・・ウソだろ?」しかしそれ以上に怒り出したのはもちろんブレイブである。「爺・・てめぇ、いい気になってんじゃねぇぞ?!俺様がなんでこんなやつとくまなきゃなんねぇんだ?!俺様は一匹狼なんだよ!!しかもあんな飛竜相手に俺一人で十分だろうがっ!!」相当な怒りっぷりである。ROADもここまで言われればいくらマスターの言ったことでもわかったと素直に頷けない。「マスター、俺一人でいいって」ROADもブレイブ同様単独を願った。しかしマスターの目は変わらなかった。「言っておくがここの権限は全てワシじゃ。お主らのご託は聞かんのぉ。そもそもブレイブは一度失敗した身。文句は言わせんわい。ROADよ、お主にはこちらからの願いじゃが、これは緊急依頼とするわい。ワシからの直接のな。もちろん報酬はしかとくれてやるわい。何か質問はあるかの?」いつの間にか酒場の中にいた人達はほとんどクエストに出発し、静かな場所と化していた。そしてそんなマスターの声が二人の心にも響き、それを聞いて返答することもできなかった。「わかったよ・・マスター」「ちっ・・出発は二人でだが、クエストをこなすのは俺様だ」そう言うとブレイブはさっとその場を離れ、門へと足を進めた。「出発は今から3時間後、夕方6時じゃ」マスターがそう言うと再びブレイブは不機嫌そうに舌打ちし、そして門を出て行った。「マジで俺あいつとクエスト行くのかよ・・」ROADは不安でしょうがない様子である。しかしマスターからの願いとあっては断りたくても断れないのであった。「まぁまぁ、ROAD君、とりあえずクエストを成功させれば良いわけだから、気楽にね。あなたにとっても結構勉強になるんじゃないかしら?彼、性格は悪いけど、剣の腕は本物だから。同じ大剣使いとしてその辺はお得よ」ベッキーの言葉にROADは正直仕方なくだが頷いた。しかし嫌なことばかり思っていても仕方がない。ベッキーの言うことも一理あるのだ。「ようし・・・やってやるか」ROADとブレイブの戦いが始まる。【続く】◎ついにブレイブ再登場させてしまいました(笑)さて今度は紫ゲリョスの捕獲なわけですが、戦闘内容よりもROADとブレイブの感情や二人の進行、そして強力などを描きたいと思います!皆様どうぞ御覧あれ!にしても最近一話一話が長げぇ(笑笑)
2005年10月23日
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【――2体の鎧竜――】『あらすじ』HR27になったROADは3人の強豪と共にG級クラスの鎧竜グラビモスと激闘を開始。早速出現したグラビモスと戦闘が始まり、過激な戦いが続く中、突如地響きと共に崖が崩れ落ち黒い鎧竜がその姿を現した。初対面のROADにとってその存在は新たな脅威であったが、シドの言葉に勇気を貰い、皆で力を合わせて次第にそれを勝っていく。だが脅威は去らず、崖に埋もれた白い鎧竜が目を覚まし、再びROADたちに襲いかかった。2体の巨大な鎧竜を前に絶体絶命の危機。《グオォオオオ》崖を押しのけその白い巨体を再びさらけ出した鎧竜。そしてそれに威嚇する漆黒の鎧竜。その2体が今ROADたちの目の前に並んだ。「なんてこった・・」シドの声にさっきまでの自信が感じられない。この光景の前ではそれが普通であった。巨大な2体の鎧竜が怒りを露わにしているのだ。もはやあのハザックも、そしてクレイモアもどうすれば良いか、焦る様子しか伺えない。《グオォオ》すると2体の轟く咆哮が共鳴し、その巨体が突如目の前でぶつかった。《ドシャーー》ROADたちは目に入らないのか、その2体の鎧竜は目の前に立ちはだかる同士を敵視し、交戦している。「なんて激しい戦いだ・・あんなのに巻き込まれたら一貫の終わりだ」ROADも迷わずその場から離れ、2体の巨体から遠ざかった。「今がチャンスかもしれない。みんな別エリアへ一時撤退しよう!」ROADがそう言うと、絶望的であった誰もがそれが適策だと迷わず走った。しかし―――それは一瞬の希望、それは無惨にもあっという間に散った。《チュドーーーン》「なっ・・避けろ!!」4人の背後から放たれたその一線は白い鎧竜によるものだった。それは多分目の前に立ちはだかる黒い鎧竜への攻撃であったのだろうが、黒い鎧竜の方もそれを食らわぬと、白い巨体に突進し、その一線の照準がずれたようだ。「みんな大丈夫か?!」間一髪それを避けたものの、もちろんその衝撃は大きい。ギリギリであったがなんとか4人とも無事だ。しかし、希望は失われた。「・・なっ・・エリア1への道が閉ざされてる・・・」ROADの目の前にはさっきの攻撃で崩れたのであろう、もはや通れる道はなかった。「・・仕方ないわ、別エリアへの道はあと3つある。気を引き締めて、行くしかないわ・・」クレイモアも今までにない顔付きで、体力の消耗も激しい様子だ。このままでは元も子もない。予想外の出来事が多すぎたとあって今回ばかりはどうしようもなかった。「行くぞぉ」同時に4人が駆けだした。鎧竜の攻撃をかいくぐり、別エリアへ走る。「クエスト失敗か・・」ROADの中では諦めたくないと言うのが本音であったが、この状況は仕方がないと、そう心に決めて皆と共に駆けだした。がしかし《グオォ》それを捕らえたのか、黒い鎧竜は巨大な尾を振るうと4人を振り飛ばした。「グハッ」その衝撃は4人にかなりのダメージを与えただろう。「やべぇ・・このままじゃ」一瞬の隙をついてさっとバッグから秘薬を取り出しそれを飲み干した。シドらの体力もすでに限界が来ている様子で、貴重な残りわずかな回復類も飲み干した。《グオォオ》しかし、休む間もなく次の攻撃が襲いかかる。《グオォ》黒いグラビモスの攻撃を受け、白い巨体が突き飛ばされてくる。その巨体はハザックとクレイモアの方へ落下していった。《ドシャーー》クレイモアはその素早さで見事に交わして見せたが、ハザックの方はそれを掠めたようだ。「ハザックっ」しかし駆け寄る暇も与えず黒いグラビモスの次なる攻撃が向かってこようとしていた。「くそおぉおお」完全に不利な状況の4人であったが、ROADは諦めていない。ペイルカイザーが黒い鎧をかいくぐり、赤身の見えた一点に斬りかかった。《ザシュッ》その一撃はROADの勇気と皆を守るための重い一撃。それが見事に決まった。《グオォオ》怯み苦しむ漆黒の鎧竜。ROADの姿が状況を変えた。「オラァア」そして背後からシドの強烈な一撃がさらに命中した。水しぶきを上げながら、オデッセイブレイドが煌めく。「ハァアアッ」続いてクレイモアのダークがほとばしる。突進が黒い巨体の足を貫き、その体勢を崩した。「ハァハァ・・こうなったら・・もうやるわよみんな」クレイモアの一言にROADもシドも同じ気持ちを抱いた。しかし倒れた黒い巨体の背後から、すかさず今度は白い鎧竜がその牙を振るおうとしていた。「危ない、クレイモア!」反応が遅れたクレイモアにその攻撃は避けられない。しかし《ピシャァアー》その瞬間閃光玉が炸裂、そして強烈な一撃が唸りを上げた。《ドジャアーー》その衝撃に白い巨体も崩れた。「・・ハザックっ!」白い巨体の顔を打ち倒したのはもちろん、巨大な漆黒のハンマーを軽々と振り回す“撃鎚のハザック”であった。「遅れてスマンな。だがもう戦える」ついに形成逆転。「ROAD、お前のおかげだぜ。良くあの一撃を決めてくれた」シドがROADの肩に手を掛けると、再び自信に満ちた表情を浮かべた。「さて、決着をつけようか」走り出す4人のハンター。《グオォオ》先に対するは黒いグラビモス。もはや残りわずかな体力であろう黒い鎧竜は足を引きずっていた。《グオォォオ》しかしその脅威的な攻撃は代わらない。《チュドーーン》またも強烈な一線が放たれる。しかしもはや勝機の見えたROADらにとって、避けることなど安易な攻撃であった。「オリャアアアァ」シドのオデッセイブレイドが、クレイモアのダークが、ハザックのウォーバッシュが、そしてROADのペイルカイザーが交わり、今まで以上の強烈な一撃が炸裂。―――そして見事に黒い鎧竜・グラビモスを打ち倒した。《グオォオオオ》まさに今までにない驚異的な存在であったモンスターが、ついに大地にひれ伏した。「やった・・」一つの脅威が倒れ、残るは白い鎧竜。「まだ終わってないわ。もう一体、白い方を」しかし、白い巨体はマグマへと姿を眩まして行っていた。「あいつ逃げるぞっ」しかしマグマの中へ入るわけにもいかず。―――休息が行われた。腰に付けた携帯用ナイフで黒い鎧竜の素材を手に入れる。「これが黒い鎧竜の堅殻か・・」ROADはついにそれを手にした。その価値はもちろん最上級のレア素材である。数少ないG級クラスのハンターの中で、この素材を手に入れた者はほんの一部だろう。「よし、これで終わるわけにもいかない。白い鎧竜も必ず俺たちで討伐するぞ」ROADが、みんなが叫んだ。―――エリア6、まもなく足を引きずる鎧竜が姿を見せた。「行くぞっ」4人の攻撃が弱ったグラビモスへ一斉攻撃を仕掛ける。黒い鎧竜に比べ安易に斬れるその腹部を、ROADのペイルカイザーが容赦なく斬り裂いた。《グオォ》「オリャァ」シドのオデッセイブレイドが鎧竜の頭部を斬る。そしてクレイモアのダークが鎧竜の大きな尾を突き飛ばした。《グオォオ》痛みのあまりに体勢を崩し、もはや虫の息に達する白い鎧竜に最後の一撃が。「オォオオオ」《ドシャーーー》ハザックの撃鎚が決まった。―――お疲れ様。ROADにとってこの時のその一言は、今までとは比にならぬ大きさであった。あの蒼と桜の夫婦だけでなく、この世界にはまだまだ驚異的なモンスターが生息している。そしてそれを倒してこそ、本当の喜びや、仲間との絆、またハンターとしての大きな一歩を手に入れることができるのである。【続く】◎第4章にてG級グラビモス編完結致しました。2体の鎧竜との激戦を描くのはやはり難しいですね^^;まぁそれなりに思想通りの物語になりました!そして次回ですが、ついに、彼が再び登場する予定です!グラビモス編で出すつもりだったのですが、強豪揃えてしまったのでwそれでは次回もどうぞお楽しみに(>_
2005年10月22日
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☆★6万ヒット有難う御座います★☆皆様の応援と沢山のカキコなどのおかげでここまで頑張ることができました。ここ【モンスターハンタードス・EYES】もどんどん進化しています。ここに来られる皆様は知っておられるでしょうか?最初このHPは無印MHが有名になり皆に知れ渡った時に完成致しました。その頃のこのHPは【モンスターハンター・EYES】と言う所で、主にMHの内容を更新していたわけです。そしてG発売が決定し、それに向けて更新しておりました。管理人の主な情報源はファミ通などの雑誌と他のサイト。Gの情報を更新しだし、そして正月を迎え今年になって【モンスターハンターEYESNEXT】となりました。モンスターハンターを見る・研究するなどと言う意味でつけたこのEYES。そして次でなるGに連動しNEXTを付けました。そして今、ドスが発売決定となり、【モンスターハンタードス・EYES】となったわけです。ここまで更新し、長いことこのHPを続けられたことはもちろんここに来られる沢山の方々のおかげであります。誠に感謝致しております。そして皆様がいつも好評してくださっている【セカンド冒険紀】。この小説もまさかここまで続くとは、こんなにも凄いものになってしまうとは想像もつきませんでした。最初は遊び半分で書き出した小さな物語。主人公のROADは無印MH時代の管理人のセカンドキャラでした。そしてそのセカンドで行った内容を物語りにしてきたわけですが、すでにそれはなくなり、管理人の発想による完璧なオリジナル小説となりました。スタートし、終わるかと思い気やまさかの第2部。そしてなんと今、第3部になりました。2が発売されればこの物語はまた続くのかと思います。まぁキャラ設定などが大きく代わるかと思いますが。それにしても皆様が読んで下さって、感想などをカキコしてくださって本当にそれがお力になっています。またこれからも出来る限り頑張って行きますのでどうぞ応援よろしくお願い致します!そしてただ今話題のMH2ドスですが、このHPでももちろん多くの情報を序序に入手しております。セカンド冒険紀だけでなく、それらの情報も御覧下さい。管理人は頑張って更新しております!そして皆様からの新情報もお待ちしております!!どうぞご協力願います。それでは皆様これからもどうぞよろしくお願い致します!セカンド冒険紀も更新させて頂きます!!m(_ _)m(^_^)/(*^_^*)
2005年10月21日
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【――困惑する激戦――】『あらすじ』HR27に到達したROAD。次なる獲物はG級クラスの鎧竜グラビモス。3人の強豪と共に火山地帯へと足を踏み入れると、早速鎧竜が姿を現した。激戦が始まり両者の激しい攻撃がぶつかり合う中、突如強烈な地響きと共に崖が崩れ落ち、グラビモスを飲み込んだ。そして予想も付かなかった新たなる敵が姿を現す。「・・黒い・・グラビモス・・」“俊足の女戦士”・クレイモアそう言った。大きさは先ほどのグラビモスすら勝るであろう巨体で、漆黒の堅殻が全身を覆っている。また所々が赤く輝きそれはなんともおぞましい姿であった。その巨体の頭部についた小さな眼孔がROADたちを捕らえた。小さな眼から放たれるその強烈な威圧感は今にもROADらを飲み込みそうなほどである。「黒いグラビモスって・・こんなのがいるのか・・」自然に一歩ずつ後ろに下がるROAD。足は震え、剣を握る手も硬直状態になっていた。「ROAD!落ち着けっ。あいつはその通り“黒いグラビモス”。最近になって稀に姿を見せる新たな火山地帯の覇者だ。もちろん通常とはレベルが違う・・。だが、勝てないことはない。俺はこいつの討伐経験だってある。それにこのメンツだぜ。全力で挑めばゼッテー勝てる。とにかく気を抜くな。」シドの気合いの入った一言のおかげでROADの震えと恐れが一瞬で消えた。「・・そうだ・・。このメンツなら勝てるさ」《ジャキン》ペイルカイザーの刃先が黒いグラビモスに向けられる。「さて、本番だ。集中しろよ」シドだけではなく、すでにハザックもクレイモアもやる気満々であった。「オォオオオ」誰よりも早く突撃したのは“撃鎚のハザック”だ。巨大な鋼鉄のハンマー・ウォーバッシュを軽く持ち上げ、黒いグラビモスに向かって振るいかかる。《ドガッ》激しい一撃が直撃。がしかしその衝撃を受けたのはハザックの方であった。「ハザックっ!」ハザックの一撃がいとも簡単に弾かれるほどのその堅殻は、通常の鎧竜とはまさに比べものにならなかった。「あのハザックの一撃が効かないなんて・・」不安が過ぎるもシドの言葉を思い出し、ROADは立ち向かう。「オリャァ」蒼い大剣・ペイルカイザーが黒いグラビモスの腹部に斬りかかる。「腹ならっ」がしかしそれでもやはりまともに斬れない。《グオォオオオ》反動で体勢を崩すROADに黒いグラビモスの反撃が襲いかかった。《ドガッ》「ROADっ!!」巨大な黒い尾がROADを遙か後方へと突き飛ばした。このままでは地に体を打ち付け大ダメージは免れない。しかし――それを奇跡的に彼女が防いだ。《ドサッ》「うっ・・大丈夫?ROADっ」ROADの体を見事に全身で受け止めたのは俊足を誇るクレイモアである。彼女の足がROADの落下にギリギリ間にあったとあって、それはまさに奇蹟の援護であった。「・・クレイモアさん・・あっ有難う御座います」ROADは照れくさそうに、いやそれ以上にまだまだ未熟な自分が恥ずかしくなった。しかし事態はそれどころではない。「おいっROAD、クレイモアっ避けろっ」シドの声が聞こえたかと思うと、巨大な漆黒の鎧が今まさにROADたちに向かってきていた。「やばいっ」それはまだ体勢を立て直していない二人には確実に避けられるものではない。《ドシャァァァ》激しい衝撃が鳴り響く。「・・ROAD・・」「・・・」シドもハザックもこれ以上にない不安が過ぎる。しかし―――煙の中から先に姿を見せたのはクレイモアであった。俊足のその足が舞う。そして《グオォオ》そこで起こっていたのは麻痺状態に陥りさらに閃光玉であろう効果を食らった黒いグラビモスであった。そしてさらにその瞬間黒い巨体が地に埋まる。《ドシャァァァ》「なっ・・まさか、ROADが・・」シドの想像通り、そこからさっと身を転がし姿を見せたのは紛れもなくROADであった。クレイモアの麻痺性の槍が、閃光玉が、ROADの落とし穴が見事にその一瞬で決まったのだ。「オォオオ」ハザックが奮闘し、巨大なハンマーを振り回して黒い鎧に追撃する。「良いぞっROAD、クレイモアっ」シドも遅れを取らずすぐにオデッセイブレイドを光らせ見事な剣裁きを見せた。頑丈なその鎧も攻撃を重ねることで序序に傷が見られ攻撃が通る部分が見える。「オラァァ」ROADの一撃が黒い腹部にヒビを入れ、中から真っ赤な皮膚が顔を出した。「ROADっ!こいつの赤い皮膚にならお前の龍属性の力が効果絶大だ!どんどん攻めろっ」シドの言う通りに赤い皮膚目がけて再び剣を振り下ろした。《グオォオ》――鎧竜種は龍属性への耐性が低く比較的それに弱い。しかしこの黒い鎧竜はそれに対応したかのように、一切龍属性の効力を受けず、無力と化すのだ。しかしそれは黒い堅殻の部分だけであり、赤い皮膚は通常通りその効力に弱いことが判明していた。――《グオォオオ》地響きが辺りを包み巨大な黒い鎧が宙に舞った。《ドシャーーー》強烈な一撃が4人を襲う。「くっ・・あぶねぇ・・」グラビモスの落下が地形を変え、4人をかなり遠くへ飛ばした。《グオォオオ》まだまだ余裕といった感じで咆哮する黒いグラビモス。タフさはさすがのものである。しかもまだ大きな傷も見られない。「なら今度はこいつだ」シドが黒い鎧竜の近くに大タル爆弾Gをセットした。「さぁこっちを向きなっ」シドが挑発するかのように剣を振るう。「シドっ気をつけろっ」《グオォオ》シドの想定通りにことが進む、がしかしそこで放たれたのは灼熱の一線であった。《チュドーーーン》もちろんそれはシドを狙ったものであろうが、それによって大タル爆弾Gが着火され激しく爆発した。「ぐはっ・・」その一線は避けたものの、爆風に煽られシドは激しく宙に舞った。「シドっ」黒い鎧がシドを追撃する。「やばいっ」シドの絶体絶命。しかし、そこで起こったことはまたも奇蹟であろうか、いや最悪の事態であった。《グオォオオオオ》どこからか響く咆哮と大地の揺れはシドのすぐ近くで起こった。《ドシャーーー》「なっウソだろ?!」さきほど崩れた崖がさらに吹き飛び、そこから白い鎧竜が姿を現した。《グオォオオ》「生きてやがったのか・・」4人に絶望的な現状が起こる。《グオォオオオオ》白い鎧と黒い鎧が激しく衝突する。《ドシャーーー》【続く】◎第3章・ついに黒いグラビモスとの死闘が始まる。そしてさらに白い鎧竜が。 次回【――2体の鎧竜――】へ
2005年10月16日
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【火山地帯の覇者】『あらすじ』HR27に到達したROAD。そして新たな試練はG級クラスの鎧竜グラビモスの討伐。その目撃情報から到底熟練の強豪たちにしか受注はできないとのことで、ROADは最強の強豪3人と共にいざ、激戦へ。ついにROADたちの前に巨大な鎧竜が姿を現した。白い鉄壁の甲殻、いや堅殻と呼ぶべきまさに鎧のような体が今、4人のハンターに迫ってくる。その鎧の所々から灼熱のマグマが流れ落ち、なんとも豪快な凄まじい光景が起こっている。「・・でかいな・・」最初の一言は皆同じであった。その鎧竜はそれほどの大きさである。《グオォオオ》低い唸り声が轟く。「行くぞぉ」戦闘が始まった。――今回ROADと共に行動する3人のハンターは皆有名な強豪揃いであった。水属性を秘めた片手剣・オデッセイブレイドを持つシド。その武器はどれも稀にしか入手できないレア素材で作られるもので、それを持っているだけで十分熟練者と呼ばれるのである。もう一人の男は体格のガッシリした厳つい様子である、名はハザックという。“撃鎚のハザック”と有名であり、手に持つ巨大な漆黒のハンマー・ウォーバッシュはかなりの鉱石を必要とする最大の攻撃力を誇る武器で評価が高い。そして今回紅一点の女ハンター・クレイモアは麻痺能力を備えた黒い槍・ダークを手に持つ。また“俊足の女戦士”と呼ばれ、その名の通りその華麗な動きは他のハンターたちを魅了するものであった。そしてROADも3人に負けずと蒼い大剣・ペイルカイザーを握りしめ、鎧竜グラビモスの元へ真っ先に駆け走った。「オラァァ」ペイルカイザーの刃先が鎧竜の腹部を捕らえる。しかし上級レベルのグラビモスであればそれは確実に通る切れ味も、G級クラスになるとそれが一気に一苦労と化した。《グオォオ》今度は巨大なその鎧がROADに向かってくる。だがその巨体を避けることなど安易であった。さっと交わすと再びそれを追う。「みんな、四方へ」するとシドがそう言った。《ピシャァー》そしてシドの手から閃光玉が放たれると、見事に鎧竜の動きが止まった。「今だっ」最も柔らかい腹部に集中的に攻撃を加える。するとROADの隣で激しい地響きが響いた。ハザックの強烈な一降りである。その威力はまさに武器中トップであり、ハザックの腕力を加えればそれは堅い鎧であろうが関係ない。その一撃が確実にグラビモスの足先を砕いた。《グオォオ》もちろんその攻撃に鎧竜は悲鳴をあげた。「・・すげぇ・・地面までへこんでやがる・・」そんな驚きもつかの間、ふと前方に鎧竜の巨大な尾が向かってきていたが、ROADは間一髪それを避けた。「あぶねぇ・・」通常より大きなその尾も当たればそれ相応のダメージを食らうことになる。ROADは身を転がすと、地に下ろされた尾に剣をかざし、それを攻撃した。代わって腹部にはシドが。水しぶきを激しく起こしながらオデッセイブレイドが華麗に舞う。《グオォオオ》しかしすぐに閃光玉の効力が切れ、鎧竜の反撃が4人を襲う。《グオォオ》まさかとは思ったが、その巨大な体がすっと宙に舞った。「みんな、離れろぉ」ハザックの怒鳴り声に反応し、さっとその場から必死に走るもつかの間、その巨大な鎧が落下した。《ドシャアアァア》強烈な衝撃が巻き起こる。地形が変わるほどの威力だ。もちろんこれを直撃すればハンターなど即死は免れない。しかし4人は辛うじてそれを交わしていた。「参ったぜ・・まさかこんな攻撃方法使ってくるとは・・」ROADにとっては初の史上最強の攻撃の瞬間であった。「あれだけはぜってぇ食らわないぜ・・」ROADの額に冷や汗が浸り落ちる。ギロリとその気迫漂う眼孔がROADを捕らえた。再びその巨体が迫る。《ドシャァア》交わすのもつかの間再び攻撃が、しかしその瞬間突如グラビモスの身動きが封じられた。誰よりも早く、鎧竜の元へ走ったのは、もちろん“俊足の女戦士”・クレイモアである。麻痺能力を備えたダークが鎧竜を捕らえたのだ。そして直ぐさま4人がそれに攻撃を加える。「チャンスだ」ROADはさっと一歩下がると、鎧竜の攻撃に注意しながら、バッグから落とし穴を取り出しセットした。「みんな離れてっ」ROADの声が聞こえると、同時に巨大な穴が鎧竜を食らった。《グシャァァァ》しかし半分はまったところでその巨体は十分大きい。頭になんとか大剣が届くという所である。すると再び鎧竜の体が痺れた。穴にはまり、さらに麻痺状態に陥ったグラビモス。「みんな、G行くぞ」その声に皆は離れ、シドはさっとグラビモスの頭部近くにしゃがむと取り出した巨大な大タル爆弾Gをセットした。「セイッ」投げナイフと呼ばれる万能ナイフが宙を走り、それを起爆させた。《ドカーーーン》激しい爆発音が鳴り響き、強烈な攻撃が鎧竜に炸裂する。《グオォオ》しかしそれでもビクともせず、その巨体が再び上昇した。「さすがに1コじゃ無傷かよ・・」シドが悔しそうに言った。その巨体が着地すると同時に再び4人は懐に潜り込もうと走る。がしかし今度は灼熱のガスが鎧竜の突起部から噴出され、もちろん交わすまもなくそれを4人を食らった。「ぐっ」暑さに身を包まれながら、勢いよくそれに吹き飛ばされる。最近になってグラビモスの体に溜まったガスが噴出されることが判明され、それはハンターにとって思いも寄らぬ急な攻撃であり、それほどのダメージは受けないものの、厄介な攻撃であるのだ。「チクショー・・いい気になるなよぉ」すぐに体勢を起こしペイルカイザーを持ち直した。が今度は今までとは比べものにならない攻撃がROADを襲う。「なっ」《チュドーーーーン》灼熱の一線である。グラビモスの体内で溜まったマグマが時に一線状になって最強の攻撃へと変貌するのだ。「ハァハァ・・あぶねぇ・・」ROADの真横には真っ黒に焦げた一線の筋が跡残った。「ROAD大丈夫かよ」そんな風に仲間も多少不安そうに見ていた。これ以上こんな姿を見せたくない、ROADはそう思ったが、それをシドが遮った。「そう無気になるなよな。ハンターにとって焦った感情は命取りだぜ」シドの一言が、ROADを勝機に戻した。そしてハザックとクレイモアがROADの分を補うかのように激しく激震している。いつの間にかグラビモスの腹部の殻が砕け、柔らかい赤身が姿を見せていた。ハザックの激しい一撃が確実に鎧竜に炸裂していく。そして華麗な俊足を誇るクレイモアが鎧竜を混乱させ、さらにダークの麻痺が再びそれを捕らえた。「みんな・・俺も負けてらんねぇ・・」ROADも意地になるが、それは心に押さえ、確かな正気で再び鎧竜に立ち向かった。「へへっ、いいぜROAD」シドもオデッセイブレイドをさっと腰から抜き、ROADに続いて駆けだした。激しい激戦が再開。しかしその瞬間、どこからか今までにない咆哮と地響きが4人のハンターの手元を狂わした。「なんだっ?!」とっさに鎧竜から離れるハザックとクレイモア。ROADとシドもそこで立ち止まった。「グラビモス・・じゃない・・。いったい何が?!」その激しい振動は目の前にいるグラビモスのものではなかった。いやそれ以上のものである。《グララララアア》さらに地響きが増すと、鎧竜の真横の岸壁が激しく崩れた。《グオォオ》「なんだっ?!」鎧竜が崩れた崖に流され倒れ込んだ。そしてその崩れた崖から予想も付かなかった敵が姿を現した。「おいおい・・黒ちゃんかよ・・」シドがハハハと苦笑いをしながら、ハザックも今まで以上にキリッとした表情でそれを睨み付けた。「・・黒い鎧竜・・」クレイモアが言った。もちろん3人にはこの存在を理解していたようである。しかしROADにとってそれは初の対面。目の前に起こっていることに困惑する。《グオォオオオアアア》【続く】◎2章目です。激しい戦闘が始まり、そしてさらに出現する脅威。それは・・。次回【困惑する激戦】へ。
2005年10月15日
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【―その名はROAD―】その日は快晴。風が優しく靡き、人々の心を癒すそんな香りも醸し出していた。そんな朝、早くからゲストハウスの最高部屋・キングルームの扉が開くと、全身を美しい青色系でまとった一人の少年が姿を見せた。背負っているその青々しい防具に合った巨大な蒼い大剣・ペイルカイザーと呼ばれるものが、辺りの人々の目を引いている。―――近頃、蒼いリオレウスの存在が多く確認されるようになり、リオソウルと改めて命名されることとなった。桜色のリオレイアはリオハートと呼ばれている。そんな2体の火竜を相手に勝利したことのあるこの少年は、すでにHR27〔チャンピオン〕と呼ばれるクラスに所属し、キングルームを利用できる腕前である。―――その青々しい防具はというと、頭と足がリオソウルの素材でできたG防具で、胴、腕、腰はさらに透き通った青色を施した青怪鳥のクックUシリーズであった。この少年同様、このクラスのハンターたちが相手にする敵は今までとは次元の違うものになるため、防具はそれ相応のものを装着しなければ相手にならない。今までに幾度となく沢山の困難を乗り越えて辿り着いたこのクラスで、さらなる高みを目指して、この少年も日々ハンターとして最上級のクエストをこなしていた。そんな彼の名は【ROAD】。一流のハンターを目指してひたすら先へ突き進む我が道を持つ少年である。ギルド近辺ではもう有名な名であった。「行くぜ」今日も朝早くクエストを受注したROAD。今回の獲物はあの鎧竜グラビモスのGクラスレベル。上級の鎧竜グラビモスを独り身で討伐することに成功したROADにとって、これはさらに高みを目指す大きな試練であった。――昨夜、緊急クエストとしてベッキーに知らされたそのクエストは、火山地帯で目撃された巨大な鎧竜の討伐指令であったのだが、しかしそれは一体ではないと言う目撃情報もあり、到底熟練の極一部のハンターにしか挑戦はできないことになっていた。「おはよう、みんなっ」ROADが酒場に入ると、威勢の良い挨拶が聞こえた。見た目だけでも実力者であろうことが伺える、強そうな3人のハンターがROADを出迎えた。彼らは昨夜知り合ったばかりのもちろんG級クラスの強豪たちである。「やぁROAD君。今日はどうぞよろしく」早速話しかけてきたその男はシドと名乗った。あの異形の飛竜・フルフルの素材で作られたフルフルS防具を全身に装着し、腰には美しい青色を靡かせた片手剣・オデッセイブレイドと呼ばれるものが掛かっている。そしてその隣に立っているなんとも厳ついその大男は、撃鎚のハザックと呼ばれる名の知られる有名なハンターで、ウォーバッシュと呼ばれる漆黒の巨大な鋼鉄ハンマーが一掃その名を轟かせているようであった。また赤い巨大な角を両肩から生やしたモノブロスSシリーズが上半身を包み、下半身は毒怪鳥ゲリョスの素材で作られたゲリョスSであった。その大男の後方で髪をくくるなどの女性らしいしぐさを美しく際だたせているのは、この辺りではハザックに負けずとも劣らない有名な女ハンターであろう、俊足の女戦士・クレイモアと呼ばれるその女性はROADがすぐに注目してしまうあの幻の白ランポスの素材で作られた最近流行の強力な防具シリーズであるランポスU防具を着ていた。近頃その防具が生産されることになり、その素材を入手しているROADはそれを求めたものの、生産素材には今だ極一部にしか知られない黒い鎧竜の堅い素材が必要となるとのことで、ROADにとってはまだ届かぬ物であったのである。背には漆黒の槍・ダークを背負っている。いづれにせよこの3人はROAD以上の強者である様子であった。しかしROADもこの3人に続く有名な強豪の一人である。今回の相手であるG級クラスのグラビモスはROADにとって初めての体験であるものの、このメンツを前に不安を持者はほとんどいないだろう。「それじゃぁ、みんなよろしくな」ROADも多少気を配るものの、今回共にクエストへ同行する者たちに気楽に進めた。――熱された暑い空気が体を包む、火山地帯へ侵入する4人。最近ではリオソウルの姿も目撃され、今まで以上に慎重かつ冷静に行動しなければいけなくなったいた。そして今回目撃された鎧竜も通常の2倍ほどの巨大さで、それを目撃した者のほとんどが逃げる余裕もなかったという。その巨体から放たれる必殺の熱線は、どんな強力な防具も軽く溶かされてしまうに違いないだろう。――エリア4へ足を踏み入れるROAD。その後方でハザックは、硬い甲羅を持つ草食モンスター・アプケロスを倒し、肉を剥ぎ取ると直ぐさま調理していた。彼の一角龍モノブロスの素材で作られた防具は、その優れた防御力を維持するためにかなりの重装備であるため、スタミナの減少は免れないのである。シドもその近くで採取をしているようである。紅一点である女ハンターのクレイモアは、目前に出現した数匹のイーオスの群れを軽く全滅させた。その光景は通り名の通り“俊足の女戦士”と呼べる速さであった。「俺も負けてられねぇぜ・・」ROADも今の自分が彼らに劣っているとはそうそう思ってもいなかった。リオソウルの尾から稀に採れる秘宝・蒼火竜の逆鱗を入手したことで、ROADの武器は一気にその力を強めた。龍属性を秘めたその剣は、あの鎧竜グラビモス相手に最も有効なのである。―――4人の足並みが揃うと、今にも大地を飲み込みそうな真紅のマグマが突如悲鳴を上げた。その鳴き声に4人は迷わず一斉に武器を構えた。鎧竜グラビモスである。「さて、戦闘開始だ」吹き荒れるマグマの中から巨大な火山地帯の覇者が姿を現す。その目はすぐに4人のハンターを捕らえた。ついにROADの新たなる試練が幕を開く。激戦開始。【続く】◎第3部突入しました。ROADにとっての新たなる試練がスタート。この編では今までにない激しさとそしてあのハンターとの再会、さらなる敵と一気に盛り上げる予定です。時間は掛かりますが、頑張って更新していきますので、どうぞ皆様御覧下さいませ。
2005年10月14日
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【4人VS2体――激闘開始】『あらすじ』リゾットらと共に蒼いリオレウスと桜色のリオレイア2体を相手に今までにない激闘を開始するROAD。蒼いリオレウスとの戦闘の中、リゾットらに非常事態が。急いで駆けつけるROADとセシリアの前に今度は桜色のリオレイアが立ちはだかった。ROADはそれを一人で食い止め、セシリアを2人の元へ。しかし激戦の中ついにROADは苦戦を強いられ大ピンチに。その時間一髪3人がその場に到着した。ROADの危機を救い、桜火竜との戦闘を開始。深手を負った桜火竜は空へ。ついに蒼と桜クライマックスへ。「それにしてもリゾット、リーゼル。大丈夫なのか?!角笛の音が聞こえて・・無事なのか?」ROADが不安そうに訪ねた。見たところ二人の姿は多少防具の損傷と体力の軽減が見られるが、それといった大きな傷は見られなかった。「あぁ・・実は桜火竜に遭遇して、すぐに閃光玉を使用しようとしたんだが、あいつの速攻を食らってしまって、あの狭いエリア9だったからな。なかなか知らせることができずにとりあえず戦闘を開始したんだが・・」話始めたところでリゾットはそこで片手を脇腹に当て、再び話始めた。「やつの連続攻撃に耐えきれず、俺もリーゼルもエリア9から離れようとしたんだが、その瞬間あいつの尾先を食らっちまってな・・。知っての通り、やつの尾先には猛毒が仕込まれてる。多少掠めただけでも致命傷だ」リゾットの押さえた部分から少しばかり黒帯びた血が流れているのがROADにははっきり見えた。「ってことはリゾット・・毒は?!ちゃんと治療したよな?!」そんなROADの焦りをさっとリーゼルが止めた。「」もちろんですよ、ROAD殿。ちゃんとリゾット殿は漢方薬を持って来てますから。そしてとりあえずそんな危機的な状況になってしまって、角笛を吹いたわけです。まぁ私も正直最初は焦りましたが、掠めただけのようですし、毒さえ解ければ平気ですよ」リーゼルの話が済むと、リゾットもその通りと言わんばかりにROADを見た。ROADもそしてセシリアも焦りが止み、無事に4人が合流できたことをもう一度確認した。「さて話は終わりだ。エリア4に到着したぞ。そろそろ決着をつけよう」4人がエリア4に突入する。そしてそこには恐ろしくも怒り状態に陥った桜火竜に、さらには傷ついた蒼いリオレウスがその姿を見せた。「ふぅ、どうやら激戦開始ってとこか・・。みんな良いな?」リゾットがそう言うと、3人は迷うことなく頷いた。長い戦いの中、そろそろ決着をつける時であった。日は序序に沈み、夕焼けが明るく大地を照らしている。「行くぞ」《グオォオオ》【振るえ!カイザーベース】エリア4に突入後、最初の岩壁を前に両方へと別れる4人。4人対2体の激戦が始まった。さっと身を転がし、4人が突き進む。リゾットに続いてROADも。そしてリゾットの手から閃光玉が放たれ、それはエリア内を眩しく照らすと2体の火竜の動きを封じた。「よし」そしてリーゼルはさっと混乱状態に陥った桜火竜の足下に素早く落とし穴を仕掛け、その場を離れた。穴に桜火竜が落ちると同時にセシリアのボウガンより麻痺弾が放たれ命中した。その麻痺性の毒が桜火竜の動きをさらに封じる。「行きますよぉお」リーゼルの真・竜ノ顎が桜色の甲殻を斬る。後方でROADとリゾットが蒼火竜を攻撃し、そしてリゾットの蒼剣ガノトトスの水が轟き、見事に蒼い尾先を斬り飛ばした。《グオォオオオ》両者の火竜が悲鳴を上げる。セシリアは迷わずひたすら両方の火竜へ麻痺弾を放ち続け、リーゼルはバッグからアイテムを取り出し、リゾットとROADはつねに剣を振るった。「いいぞ、みんな。そろそろ回避だ!猛攻が来るぞ!」リゾットが叫ぶと3人もすぐにその場を離れた。麻痺状態から解き放たれた蒼火竜が咆哮を、穴から抜け出た桜火竜が空を舞い降り立った。そして同時に巨大な蒼と桜の火竜が突進を繰り返す。「ただひたすら避けろ」その声を耳に、ROADは岩崖を背に身を隠し、リーゼルは2体の攻撃を避け、背後に。リゾットは崖近くに立ち、そしてセシリアは安全な崖上へ上がるとその銃口を火竜に向けた。「オリャアァァ」ROADが滑り倒れる桜火竜に剣を振るう。《グオォオ》怯み唸る桜がそれを食らいながらも全力で翼を広げ、その瞬間舞い上がった。ROADの剣を払いのけ、桜の猛攻がROADを襲う。「しまったっ」ROADはそれに反応するとすぐにカイザーベースを盾に身を隠した。それはリゾットを襲った尾先の驚異的な攻撃・サマーソルトと呼ばれる雌火竜独特の華麗かつ恐ろしき技である。《ガキン》強烈な一撃。だがギリギリそれはROADに触れることはなかった。それに直撃したのはROADの相棒であるカイザーベースであり、ROADは無事であったものの、その威力の前にその大剣はROADの手から放された。「くそぉ」ROADはすぐに剣を追うが、それを遮るかのように蒼火竜の火球が放たれた。「オォオオ」《バシュッ》剣を持たぬROADがその火球を防ぐなどもちろん不可能である。ROADの眼の前にはそんなROADをかばうようにリゾットが蒼剣ガノトトスを盾に構えていた。「ROAD、走れ」リゾットの言葉にROADは頷くとすぐに駆けだした。しかし桜火竜もROADを追い出す。なかなかカイザーベースを取り返すことができないまま、またも危機に追い込まれた。「チクショォオ・・」リゾットとリーゼルが桜火竜に斬りかかる。だが背後から蒼火竜の猛突進が来るとそれは二人をはじき飛ばした。「ぐはっ」強烈な攻撃が二人を襲う。「リゾットォ、リーゼル!!」しかしROADの声は破壊音に消され、怒り狂った巨大な2体の火竜が立ちはだかる。「ROAD走って!!」セシリアが叫ぶも、ROADの足では到底2体の火竜になど適うわけもない。「グオォオオ」獰猛な2体の火竜がROADに牙を向けた。が奇跡的に2体の火竜は頭をぶつけ、その場に転がった。「ハァハァ・・助かった・・」ROADはすぐにバッグから閃光玉を取り出し、2体の火竜の眼孔に放った。《ピシャァアア》その光が形成を逆転させる。「やりましたね!チャンスです!!」その声はもちろんリーゼルである。その横にはリゾットも、なんとか立ち上がったようだ。「リーゼル?!リゾット!」ボロボロに鳴りながらも勢いよくリーゼルが向かってきた。混乱する2体の火竜相手の足下にリーゼルは潜り込んだ。「何すんだ?!」がこの場は任せ、ROADはカイザーベースの元へ走った。「よし」やっとのことで相棒を取り返した。そしてリーゼルの十八番が火竜を襲う。【終焉――明日に向かって】《ドカーーーーン》剣を握った瞬間、恐ろしいほどの爆発音がROADの後方で放たれた。「もう一度ですよぉ」リーゼルの元に置かれたのは通常より大きな大タル爆弾であった。「あれは・・・」その巨大な爆弾はその名も大タル爆弾“G”。《ドカーーーン》火竜の足下にセットされた爆弾にセシリアの弾が命中。そして激しく爆発した。《グオォオオオオ》悲鳴が轟く。「ナイスだ、リーゼル!」激しい爆発が煙を上げる。その中に立ち上がっていたのは桜火竜のみであった。その威力の前に蒼いリオレウスは耐えられなかったのだろう。「やった、蒼いリオレウスを倒した!」ついに一つの脅威が去った。ここまで来ればもう勝つしかない。4人のハンターの猛攻撃が一体に絞られた。《グオォオオ》怒り狂った雌火竜も素早い身のこなしで対抗するものの、セシリアの麻痺弾がそれを封じた。そしてリゾットが落とし穴を仕掛け、リーゼルは通常の爆弾をセットした。「ROAD!!」すぐにROADは足下に転がった石ころを手に取ると、爆弾に命中させた。《ドカーーンドサッ》爆発音に続いて火竜は穴へ落ちる。もはや虫の息であろう桜色の火竜は穴に埋もれながら苦しんでいた。「とどめだぁあ」ROADのカイザーベースとリゾットの蒼剣ガノトトスが同時に桜火竜の頭部を斬り砕いた。リーゼルはそのスキに切れ味の落ちた真・竜ノ顎を砥石で砥いた。《ピカン》ROADたちの剣もすでにガタが来ていた。最後はリーゼルと、そしてセシリアの両者の攻撃が命中。《グオォオ・・》真・竜ノ顎が、セシリアのバレットシャワーから放たれた拡散弾が桜色のリオレイアをついに絶命させた。「ハァハァ・・・やった。ついに・・」激戦は終焉を迎えた。勝ったのだ。今までにない激戦を、2体の新種の火竜相手に4人も小さなハンターは勝利を得た。「やったぁぁぁ」―――傷ついた体はもう限界であた。膨らんでいたバッグの中身はすでに空である。空は暗くなり、星が輝いていた。ROADにとってこれまでにない大きな試練が、見事にこなされた最高の夜であった。―――「よぉおし、今日も頑張るぞぉ!!」翌日、ROADはいつもと変わらぬ元気さで、そして手には蒼い大剣。しかしそれは一段と威力を増した強力な武器【ペイルカイザー】へと進化を遂げていた。激戦の中で手に入れたのは勝利だけでなく、幻の逆鱗と呼ばれる素材であったのだ。強化を遂げた新しい武器と、そしてさらに実力をつけたROADの冒険はまだまだ続く!!【第2部・END】◎蒼桜編で第2部完結とさせて頂きました!なんと今までにない3話連続やっちゃいましたwなんか一気にやったのでミス等かなりあると思いますが、お許しを・・。オリジナルですので管理人の勝手なものになっております!ゲームではありえないことなどもちろん沢山です!!お気になさらずこの世界の中で楽しんで下さい!ではでは第2部御覧くださいまして本当に有難うございました!!!
2005年10月08日
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【桜火竜の猛攻】『あらすじ』リゾット一同と共に蒼と桜の夫婦の討伐に出発したROAD。龍属性を秘めた蒼い大剣・カイザーベースと共にROADの熟練ハンターとしての実力を向上する機会がやってきた。その強力な2体の火竜相手に果たして4人のハンターは勝利することができるのだろうか。そして蒼いリオレウスと戦いを繰り広げるROADと女ハンターのセシリアの元に響いたその角笛の音色が今、不安な気持ちを溢れさせる。今回、この激戦の中でまずは1体どちらかの火竜を討伐することで、少しでも戦いを楽なものにする作戦を決行していた。その際、最初は皆担当のエリアに散り、火竜確認後、それを知らせるために閃光玉や弾、また角笛を使用することを決めていたが、その中でも最も音を響かせる角笛を危機的な状況を示す、SOS信号と決めていた。それが今、ROADたちの元に響き渡っている。それはエリア9の方角、リゾットたちのいる方であった。「まさかリゾットたちが・・」ROADもセシリアもまさかとは思ったが、その焦りは隠せるものではなかった。そして蒼いリオレウスとの戦闘を一時回避し、その攻撃を避けながらなんとかエリア9の道へ辿り着いた。そしてリゾットたちの元へ走り出す。「いたっ、桜色のリオレイア!」ROADがそれに気付くとすぐに叫んだ。エリアの奧地に美しい桜色の巨大な雌火竜の姿が伺える。しかしその場にリゾットらの姿は見かけられない。いったい二人はどこへ。「くそっ、とりあえずあいつをどうにかしないと、リゾットたちのとこへは行けない・・」ROADは試行錯誤したが、結局ただ桜火竜の気を引くことしかできなかった。ROADはリゾットたちを確認するためにも、桜火竜の気を引きつけるとめにも、角笛を使用した。《ブロォオブロォオ》その音にすぐに獰猛な雌火竜は反応を示した。《グオォオオオ》そしてすぐさま怒りを露わにその細い道を駆けてくる。「セシリアっ、あいつは俺が食い止めるから。セシリアは二人の確認を、二人を助けに行ってっ」その瞬間、ROADの口からは勇敢な言葉が発せられた。今だ剣を加えたことのない敵相手にROADは今、独り身で挑もうとしていた。「でも、ROADっ。相手は桜火竜よ?!」セシリアに一瞬迷いが走るが、ROADの眼にその迷いは消された。「・・わかったわ。気をつけて」さっとセシリアが走り出した。桜火竜の猛突進を避けながらさっと身を転がし、開けた通路を猛ダッシュで駆けだした。《グオォオ》「リオレイアっ!お前の相手は俺だっ」そう叫ぶとROADはぐっとカイザーベースを握りしめ、それを振かざした。眼の前に巨大な桜色の火竜が立ちはだかる。その鋭い眼光が今、ROAD一人に向けられた。《グオォオ》「行くぞぉおお」―――その声を背に、セシリアは限界の来るほどに駆けていた。「ハァハァ・・リゾットォ、リーゼルーっ」二人の名前を呼ぶものの応答はない。「いったいどこへ・・」セシリアはさらに奥地に足を進めた。エリア9にはいくつか憩いの場所が存在し、そこへは火竜の攻撃も届くことはない。もしかしたらそこに二人はいるかもしれない。―――一方、ROADは軽い身のこなしでその巨大な桜火竜の突進を交わしていた。「オリャァ」振り下ろした蒼い大剣の刃先が桜火竜の柔らかな腹部を斬り裂いた。蒼いリオレウス同様、桜火竜の甲殻はとても堅く、ROADのカイザーベースほどの武器では到底斬り裂けることなど稀であり、そう簡単に傷一つつけることもできないのが現状であった。そのため狙う箇所は絞られてくる。最も火竜の弱点である頭部、また細い足部、薄い膜で覆われた翼、そして最も反撃を受けない安全な箇所が後方の腹部であった。ROADは一度剣を振ってはすぐに火竜の背後に周り、再び腹部への攻撃を繰り返していた。これは大剣を使う者としては基本的な戦闘方法の一つであり、確実に相手にダメージを与える上に、自らへの攻撃はほとんど回避できるのである。桜火竜が振り返る前に、さっと身を転がし、ROADはすぐに体勢を整えた。しかし、この戦い方にはマイナスもあった。「ハァハァ・・さすがに息が上がってきやがった・・。こりゃぁ・・持久戦は厳しいぜ」幾度の攻撃を決めるものの、相手は新種の強靱な桜色のリオレイア。体力もそれ相応のものであり、またその素早さも恐るべきものである。桜火竜の恐ろしさはまさにその素早い身のこなしと言えるだろう。その巨体からは想像もつかぬ素早さ、そして桜が舞うかのような美しい連続攻撃。それらはハンターにとって脅威に過ぎない。その美しい桜の舞はハンターの心に恐怖を植え付けるはずだ。「くそぉ・・さすがに一人は・・・しまっ」その瞬間、ROADの動きに無駄ができた。反応の遅れたROADに強烈な桜火竜の猛突進が炸裂する。《ドシャァァ》激しい衝撃音が鳴り響く。突き飛ばされたROADの身体は激しく崖にぶつかりゆっくりと地に流れ落ちた。「ぐふっ・・効いた・・」直撃したそのダメージは予想以上のものであった。ROADはすぐにバッグから回復薬を取り出し飲み干すものの、それは多少の回復しか示さず、ROADの体には限界が来ていた。「くそぉ・・」《グオォオ》しかしそんなROADに再び容赦ない桜火竜の猛突進が向けられた。「もうダメかっ・・」ROADの心が徐々に暗くなる。がその瞬間、何かが桜色のリオレイアを横倒しにした。《グオォオ》何が起こったか。ROADの眼の前に写る光景はまさに奇蹟というものであった。あと数秒遅れていたらROADはすでにその場に倒れていただろう。それを防いだのはもちろん今回共にクエストに同行していた3人であった。「ROAD遅れて済まない!もろもろの事情でこの場を離れていた」額に汗を流しながら、真剣な眼差しがROADを見たかと思うと、リゾットの美しい蒼剣ガノトトスがリオレイアの頭部を斬り裂いた。同時に「ROAD殿、申し訳ない。よくぞご無事で!」リーゼルの真・龍ノ顎が桜色の翼部を斬り、膜を裂き散らした。そしてセシリアも。「ROAD君、お待たせ。よく頑張ったわね。さすがね!」バレットシャワー紅に装慎された弾が放たれ、桜火竜の体に当たると激しく爆発した。もちろん拡散弾である。「・・みんな・・」ROADは何がなんだかわからぬ中で、今自分が救われたことに気付いた。皆が自分を支えてくれる。そう思った時、ROADはさらに今までにない力を発揮した。「オリャァァァ」3人に負けないその強烈な一撃が桜色のリオレイアの頭部を砕いた。《グオォオオオ》激しく唸る桜火竜。独り身で与えたダメージが蓄積されていたこともあって、かなりの深手を負った様子を見せる桜色のリオレイア。苦しみながらも巨大な翼を広げ、疾風を起こしながら上昇し、素早くその場を回避した。「追うぞ!」危機的な状況の中、ついに合流した4人。そして共に傷ついた火竜。今決着の時。『続く』◎第22章です。桜火竜との激しき戦い。しかし次回はいよいよ共に激しき戦いを繰り広げる。皆様お読み頂いて有難う御座いますm(_ _)m
2005年10月07日
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【蒼と桜】『あらすじ』龍属性を秘めた蒼い大剣・カイザーベースを手に入れ、そして独りで上級クラスの鎧竜グラビモスを討伐できるほどの実力をつけたROAD。そして懐かしのリゾットとリーゼルに再会し、新たな討伐クエストがROADを出迎えた。その相手は蒼と桜の2体の火竜。そんな強敵を相手に今、ROADが立ち向かう。朝早くベッドから起きると、テーブルに並べられた豪家な食べ物を一気に飲み込み、そして昨夜準備したアイテムの数々を詰めたバッグを背に、武器庫に立て掛けられた蒼い大剣・カイザーベースをを手に取ったのは、言うまでもなくROADであった。慌ただしいその様子はROADの興奮を抑えきれない気持ちが溢れている証拠である。クイーンルームの扉を開けると、猛ダッシュで階段を駆け下り、そして広場へと足を進めた。外は雲一つない晴天。まさに討伐日よりである。「くぅう、やっとこの日が来たぜ」ROADは大きく深呼吸をし、そして背伸びをするとすぐに酒場に向かった。「おはよう、ROAD君」酒場に入ると早くも話しかけてきたのは酒場の看板娘であるベッキーであった。「おはようございます。ベッキーさん」ROADも大きな声で挨拶を返した。そして奧のテーブルからまた違う声がした。「おう、ROAD早いな」青く靡いた髪と背に背負われた蒼剣ガノトトスが美しい、そこにいたのは無論リゾットで、その横には全身骨であるリーゼルがいた。「おはよう、リゾット、リーゼル」そしてすぐにROADも席に着いた。「お早いですね、ROAD殿。昨日はよく眠れましたか?今日のお相手は一筋縄ではいきませんからね。しっかり頼みますよ」リーゼルも今回ばかりは朝から真剣みのある顔つきであった。何しろ今回の討伐相手はあの蒼いリオレウスに加え、それに対する桜色のリオレイアの夫婦であるからだ。もちろんROADもその種の強さはその身をもって体感した。桜色のリオレイアは出会ったことはないものの、蒼いリオレウスよりも強いとのことであるからもう今回ばかりは全力で行かずして勝てるわけもなかった。昨夜は必死で倉庫に眠ったアイテムの数々の中から最も使える物を選び出し、そして持てるだけバッグに詰めてきた。リゾットとリーゼルのバッグもいつもに比べ膨らんでいる。二人もそれほど準備をする必要のある相手なのだ。「そういえば、もう一人いるんでしょ?」ROADがふと気が付いたように言った。「もちろん、頼れる女ハンターがね」リゾットがそう言った瞬間に酒場の門がバンと開けられ、そこから何とも美しい女性が姿を見せた。「あら、みんな早いのね」その女性の全身は赤みのかかった金属製の防具、ハイメタUと呼ばれるものであった。「おはようございます、セシリア殿」リーゼルが呼んだセシリア、それが彼女であることはすぐにROADもわかった。「セシリアさん、あの、俺ROADです。どうぞよろしくお願いします」ROADはその女性の美しさに少々照れくさそうに挨拶をした。「君がROAD君か。リゾットから話は聞いているわ。実力者なんですって?期待しているわよ」そう言うとセシリアは軽く笑みを交わした。ROADは一瞬ドキッとした。その美しさは綺麗な赤髪にハイメタUの冠のような防具が合っているからであろうか。その防具がキラキラと眩しく輝いている。そして背に背負われているのは紅色のボウガン・バレットシャワー紅と呼ばれるイーオス素材でできた最近の新しいボウガンであろう。「さてと、メンツも揃ったところで作戦タイムといくか」セシリアも席に着き、そして4人での作戦を計画した。―――「行くぞ」作戦思考後すぐに4人は森・丘のエリアに足を踏み入れた。「よし、作戦通りに頼むぞ」リゾットの合図と共に4人はそれぞれ持ち場に別れた。ROADはエリア3から4の辺り。近くにセシリア。リゾットとリーゼルはエリア9付近である。「ふぅ、落ち着け。今回は龍属性を秘めたこいつがあるんだ。この前は苦戦したけど、蒼いリオレウス。また狩ってやるぜ」ROADはバッグから閃光玉を取り出すとしっかりそれを握りしめ、そして近くの茂みに体を隠した。――それから数分、しかし一行に火竜の気配はない。目の前にやってくるのは大人しい草食モンスターのアプトノス。奧からはランポスたちの鳴き声が聞こえる。がそんなものに構っている暇はなかった。「仕方ないな、移動すっか」そう思った矢先、《ピシャーー》まばゆい光が上空に照った。「閃光玉っ」ROADはそれに気がつくとさっとその場を走り出し、その方角へと駆けだした。今回の作戦ではそれぞれが決まった持ち場付近で火竜の出現を確認し、そして確認したら知らせること、そして皆で一体を先に討伐するというものであった。知らせるために使用するものは閃光玉か笛類等という決まりにしていた。閃光玉が使われたと言うことはもちろん火竜が現れたということである。「いたっ」ROADの目先に混乱状態に陥った蒼いリオレウスの姿があった。そしてそれに立ち向かっているのはセシリアであった。「セシリアさんっ」ROADはさっと剣を握り、そして直ぐさま蒼いリオレウスの頭部を斬りつけた。「ROAD君、早いわね。じゃぁあの二人が来る前にこいつを立てなくしてやりましょ」セシリアさんの言ったことがそう簡単なことでないということなどすぐにわかった。それでもROADは絶対勝つと、気合いを入れて再びカイザーベースの巨大な刃先を蒼い鱗に斬りつけた。《グオォオ》悲鳴を上げる火竜。しかしそれと同時に混乱が解け、今にも咆哮を放つ体勢に入った。しかし「ROAD君、任せて。構えてっ」セシリアのその言葉にROADは迷わず、再び剣を構えた。《グオォオオ》咆哮が、と思い気や、そこには麻痺状態に陥った火竜の姿があった。「ナイス、セシリアさん」咆哮直前に見事に決まった麻痺弾。そして麻痺状態に陥った蒼いリオレウスの頭部に再び蒼い大剣の巨大な刃先が振りかざされた。《グオォオ》その激しい衝撃は蒼い頭部を破壊し、そしてそこから生えている角部を何本も砕き落とした。さらにもう一度、今度は体勢を変え、下から上へROADの腕が上がると同時にその巨大な大剣が蒼いリオレウスの顎からブッた斬った。「最高の剣裁きよ、ROAD君。あなた本当に実力者ね」セシリアの言葉にますます気合いの入るROAD。だがそろそろ麻痺の効力も切れる頃だ。もちろんROADはわかっていた。さっと後ろに下がると、直ぐさま腹下から転がり、蒼い火竜の背後に回り込んだ。セシリアもバレットシャワーに新たな弾を装慎する。「行くわよぉ」《ドンッドンッ》放たれたのは水属性を秘めた水冷弾である。その高圧水流並の威力ある弾が蒼い鱗を貫き水しぶきをあげた。《グオォオ》蒼い火竜も怒りを露わに口の周りを赤く染め、上空に舞い上がった。その瞬間《ピシャーー》向こう側から閃光玉が眩しく輝いた。しかしそれはリゾットたちの援護ではなかった。「閃光玉、リゾットたちも火竜に遭遇したんだわ」こちらに来る前に桜色のリオレイアに遭遇してしまったのであろう。「セシリアさん、どうする?向こうへ行く?」しかし《グオォグオォグオォ》それを遮るように灼熱の火炎球が放たれROADたちの足場に燃えさかった。「くっ」間一髪ROADもセシリアもそれを避けた。だが上空に昇ったリオレウス相手では通常よりも危険であり、セシリアもこればかりは装慎を止め、ボウガンを背負い直すとさっとその場を離れた。《グオォオ》蒼いリオレウスがその巨体で下降する。「くそぉ、来いっ、リオレウス」その時向こうから角笛の音が鳴り響いた。「角笛?!」二人は同時にそう叫んだ。もちろんそれは合図である。がしかし角笛は今回、非常時のみに使うことになっていた。そのはずであった。「なっ、あの二人が非常時って・・」ROADは焦りを隠せない。「ROAD君、行きましょ。リゾットたちの元へ。今はそうするしかないわ」セシリアも迷わずそう言うと駆けだした。もちろんROADも。《グオォオ》それを蒼いリオレウスが追ってくる。しかし二人はそれをさっと交わすとすぐにエリア9への坂を駆け下りた。「いたっ、桜色のリオレイアっ」『続く』◎皆様お待たせ致しましたm(_ _)m修理までの間、頑張って冒険紀を書くことにしました!久々なので結構長いです・・w一片に書ききることが危ない&怖いので、少し書けたら更新と言う形でやればできましたwこれでなんとか冒険紀書けますかね^^;とりあえず21章です!蒼と桜との戦い。3話程度の流れで行こうと思います(^^)ではでは皆さんどうぞ御覧くださいm(_ _)mそしてまだ一応更新停止にしておきますね(-_-;)
2005年10月01日
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【新たな相棒――カイザーベース】『あらすじ』シルド、ゴルザの二人と共に、幻の白いランポス探索を開始したROAD。そしてまもなくそれらに遭遇した3人は見事にそれを討伐した。しかし目的を果たした3人に突如新手が出現。それはROADが以前遭遇した蒼いリオレウスであった。3人はその強大な敵を目の前に戸惑うがやがて立ち向かい、そして皆の全力の力が見事それに勝り勝利した。そして沢山の素材を持ち帰り、ROADは強化を試みる。あれから二日が経過した。あの時の戦いの傷も癒え、ROADはいつものように元気な姿を見せている。そして昨日は待ちに待った品物の完成予定日であった。朝早く起床したROADは直ぐさま工房へと駆け下りた。「爺さん、できた?!」ROADの活気溢れる声が工房中に響き渡ると「ほほほ、全くお前さんは威勢が良いのぉ。ほれ見るが良い」工房の奧から出てきたのは龍爺だ。老人ではあるが、その腕はどんな堅い鉱石や甲殻をも見事な武具にするまさに天才的な職人であるのだ。そして今回も実に見事な武器が完成したようだ。「おおぉお、それが【オベリオン】ってやつかぁ」ROADの前に出されたその巨大な蒼い大剣はまさに見事な絶品であった。「ほほほ、実はなROAD、これはお前さんが注文した【オベリオン】と姿形は全く同じなのじゃが、能力はそれ以上の【カイザーベース】と名付けられた武器なのじゃよ!」それを聞いてROADは驚いた。「えっ俺の注文したやつと違うのか?ていうかそれ以上に強い武器なのか?!」ROADの焦った姿に工房の爺さんたちは笑いだした。「ほほほ、まぁちょいと耳を貸しなされ。・・それにしてもお主があの蒼い飛竜の素材を持って来たときには久しぶりに燃えたわい。実はお前さんの倒したやつは普通に比べ良い素材が多かったようでのぉ。おかげでお主の注文品ではその素材の力が出せんくての。それを上回る良い武器が作れてしまったと言う訳じゃ。勝手なことをしてしまったとは思うが・・。じゃがてROADよ。お主なら喜ぶかと思っての・・。悪いことをしたならば生産費は返そうのぉ。」そんな龍爺の長い話が一通り終わった。それを聞いて誰が文句を言うだろうか。もちろんROADはさっきまで呆然としていたものの、龍爺には感謝するしかなかった。「・・爺さんすげぇよ。ほんとこれ俺の武器になっていいの?なんか俺よくわかんねぇけど、すっげぇ燃えてきたぜ」ROADの喜びは工房中に伝わったようであった。その巨大な蒼い大剣は【カイザーベース】と名付けられ、そしてROADの新しい相棒となったのである。―――そんな日が経ち、その蒼い大剣は今ROADの手に握られている。そしてその武器はいままさに一体のモンスターを討伐した。―――《グオォオ》その巨大な白い岩山が倒れたかと思うと、その所々には堅い突起が突きだしている。大きな翼と足と見る限りそれは間違いなく飛竜、鎧竜グラビモスだ。「ふぅう。ほんとに独りで倒せちまったぜ。」ROADはあの日、カイザーベースを受け取った時に龍爺が言ったことを思い出した。「ROADよ。このカイザーベースは龍を倒す力が宿っておる。つまり飛竜に絶大的な力を発揮するわけじゃ。こいつならお主一人でも上級の飛竜くらい軽く倒せるはずじゃ。どうじゃROAD。もし勇気があるならば、あの鎧竜グラビモスと一戦してみては?」そんなことを言われて最初はもちろん答えを出せなかったものの、考えているうちに試したくなるものだ。カイザーベースがどれほどのものか、それは一騎打ちで分かるもの。そして見事にあの鎧竜を倒して見せたのだ。「時間はまぁかかっちまったけど。予想以上に楽だった・・。やっぱすげぇやこの武器!」そんなことで、ROADの武器は大きく進化したのだ。ところで防具の方はと言うと、白いランポスの素材は龍爺もやはり触れたことがなく、驚く終えると時間が欲しいとそれを奧へと持って行ったきり、出てこない。「ん~初めての素材ってのも結構めんどうなんだなぁ」ROADは改めてそんなことを呟いた。現時点でのROADの防具は青いイャンクックの甲殻などでできたクックUメイル、そしてグラビモスの素材でできたグラビドGフォールド。今回倒したものの素材を使えばきっともう一つくらいの防具は作れる。そして頭、腕、足はG級依頼で遭遇したランポスたちの素材で作ったランポスSシリーズだ。これらは稀少なドラグライト鉱石さえ集まれば安易に作れるにも関わらず、防御力もなかなかのものとあって、ランク20以上になったばかりのハンターのほとんどが着こなしているものである。「大分良くなったなぁ。まぁ白ランポス防具は期待して待つとするか。」G級クラスでなかなか良いスタートをきったROADであった。そして今日も半日が過ぎ、酒場でまたも偶然の再会を果たすのである。【再会――そして蒼と桜】日が経つにつれ、G級ランク入りを果たしたハンターの数も増えてきた。ROADもHRを上げるためにはそれなりにG級クエストをこなさなければならない。最近は緊急の依頼もなく、ミナガルデの地はなかなか平和になっているようだ。だがそんな平和な日々はいつまで続くのだろう。「さてと、なにか良いクエストないかなぁ」ROADは立ち上がると依頼紙の貼ってあるボード前に立った。「ん~~・・ん?!」そして一枚の紙に目が止まった。それはクエスト内容ではなく、それに参加している人物を見たからであった。「リゾットって・・」懐かしい名前がその紙には書かれている。そしてもう一人、リーゼルと。「やっぱりこの二人は」とその瞬間にROADの背中を誰かが叩いた。「よっ」っと懐かしい声がした。「リゾットに、リーゼル、はは、やっぱりいたんだ」ROADはその日、急な再会を果たした。懐かしい光景である。――まもなく3人はゲストハウス・クイーンの部屋で再会を喜び、久々の会話を楽しんだ。「ROAD殿お久しぶりですね。随分元気そうでなにより。それにしてもまた随分と成長したようで」リーゼルが依然と変わらぬ話し方で最初の挨拶を交わした。リゾットもそれと同じように話してくる。しかしROADは話ながら、二人の姿にまたも驚かされるのである。「やっぱ二人も前と姿変わってんな。しかもすげぇ強そうで・・」もちろん二人の姿はROADにとって初めて見るものばかりであった。リゾットの背には以前背負っていた水剣ガノトトスよりも鮮やかで青さを増した美しい大剣がある。「これは水剣を強化した【蒼剣ガノトトス】だよ。最近できた代物なんだ。っと防具はガレオスUシリーズってやつ」またリーゼルも「僕の武器は【真・竜ノ顎】でございます。防具はもちろん“骨”一式ですよぉ」リーゼルは相変わらずの骨愛好家である。もちろん二人はもう知っていることで、反応は薄かったのだが・・。「ハハ、でも骨って・・言われたって見た目は強そうなんだよな。いつも思うんだ・・。リーゼルってやっぱすげぇよな、ハハ」リーゼルの防具は見た目“骨”を意識してボーンUと呼ばれる赤と黒の生地でまとった硬骨な防具であった。「フフフ、そうですかね?しかし・・スカルフェイスがどうも外すと寂しくて・・こりゃまた困ったモノですね・・。トホホ」褒めたらまた骨である。こう来るとROADもリゾットも黙るしかないのだ。もはやリーゼルは自分の世界へと突っ走っていった。スカルフェイスと言えば頭蓋骨をそのまま被ったような不気味な防具であるが、【達人のドクロ】さえ手に入れば安易に作れるモノで、防御力もまぁまぁの代物。意外に使用している者も少なくはないモノである。「そういや、何のクエスト受けるんだっけ?」ROADはリゾットたちの名前を見ただけで、結局クエストを見てはいなかったのだ。「フフ、今回は特注の緊急依頼、レベル7の超クエストだぜ」「そうなのですよ。空を優雅に舞う蒼い巨鳥、そして大地に咲く美しき桜の舞い、それら両者共にご堪能となれば、これはもはや最高の幸せ」と二人は笑みを浮かべながら答えた。「っておいおい、結局何狩るんだよぉ?頼むからちゃんと教えてくれぇ」ROADの真剣なお願いにリゾットは笑いながら、仕方ないなとばかりに答えた。「その武器を持っているってことはROADも蒼いリオレウスには合ったことはあるんだろう?」それを聞いてROADはコクンと頷いた。「それに対して桜色のリオレイアが存在するんだよ。まぁ最近発見されたんだけどね。」「そうなのですよ。ROAD殿。あの美しい桜色のリオレイアと一戦交えた時には本当に心の底から倒したいと思いました。そして僕は彼女の美しい翼爪を集め、そしてこの武器を造ったのでございます」もはや二人の話にROADは釘付けであった。そして驚くばかりであり、もちろん桜色のリオレイアと聞いた瞬間には疑うことなく、それをこの眼で見たいと、この手で討伐したいとだけ思った。「でも、その両方を一気に倒すつもりなのか?それってすげぇやばいんじゃ・・」蒼いリオレウス一体でもあれほどの実力である。それを2体同時に相手するとなればさすがにやばいと誰もが納得するだろう。「まぁそう思うのが普通だろうな。しかし今はやつらの繁殖期らしくてな。どうも最近やつらの姿を多く目撃する。繁殖期となれば夫婦揃って出くわすこともまんざらないとは言えないだろう。それに今のやつらは普通以上に凶暴だぜ。この前やりやったやつなんて半端なかったしなぁ」「そうですよROAD殿。この前偶然出くわした蒼いリオレウスなどほんと強くて、僕ら二人だったもので、一時退却したぐらいですからね・・」ROADにとってはそれがどれほどやばいことか良く解る。なんていったってこの二人の実力は本物であり、ROADは足下にも及ばないだろう。しかし恐怖以上にROADは興奮していた。「俺も参加して良いかな?」とっさに口からその言葉が漏れた。リゾットとリーゼルは若干驚きを見せたが、すぐに笑って頷いた。「なんか逞しくなったじゃないかROAD。ホントに大丈夫か?このクエストは半端ねぇぜ?」「ハハハ、さすがはROAD殿。威勢が良いですな。あなた殿ならばそう言うかと思いましたよ」再びこの二人のクエストに同行できるとは。そして何よりまたあの蒼いリオレウスと、そして桜色のリオレイアをお目にかかれるとは思ってもみなかった。「さてと丁度4人揃ったな。もう一人は女なんだが、一旦解散したんでまた明日会う予定だ。ROADもしっかり準備してくれ。なんたってあの強力な飛竜2体相手なんだからな。」それを最後に3人は解散した。この日ROADの新しい試練が訪れた。蒼と桜、その両者を討ち倒すことが果たしてできるのであろうか。『続く』◎久しぶりの冒険紀更新となりました!見て下さっている方本当に感謝致します!!今回はHPリニューアル記念としまして冒険紀2話のSPです!またROADの強化も一応クリアしまして、ついに念願の夫婦、しかも蒼桜です!どうぞこれからもよろしくお願い致しますm(_ _)m(^_^)/
2005年09月18日
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皆様いつも訪問のこと誠に感謝致しております。m(_ _)mそして今回、MH2の発売に向けてのHP進化をさせて頂きました。サイト名はドスとのことで【モンスターハンタードス・EYES】です。多少の変わりかもしれませんが、項目等も変化しております。また【MHD】に向けての情報等を更新させて頂きたく、項目に【MHD情報】を設けました。まだ少しですが、御覧下さい。そして【セカンド冒険紀】の方は全くの変更を加えず、これからも更新していく予定ですので、どうぞお時間のある方はお読みください。m(_ _)mまた項目にある【管理人小説】もこれより増加させていくつもりです。お時間はかかるでしょうが、地道に更新していきますので、どうぞよろしくお願い致します。m(_ _)mまたMHDの情報が入りましたらすぐにこちらに更新させて頂きます。画像等も入手次第貼りますのでどうぞご期待下さい。それでは今日、また明日にでも【セカンド冒険紀】更新予定です。お待ちして下さっている方、遅くなり誠に申し訳御座いません。m(_ _)mこれからもどうぞよろしくお願い致します。m(_ _)m
2005年09月17日
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【達成――AIM REACH】『あらすじ』白ランポス探索に出発したROAD一行。そしてついに現れた白ランポスに早速剣を振るう。その素早さに多少の苦戦を強いられるが、閃光玉の活用によって見事それを討伐し、目的の素材を入手することに成功した。無事目的を達成したROADたちは帰還しようとするが、その最中、ROADが以前目の前にした脅威・蒼いリオレウスが突如出現。いきなりの出現に戸惑うものの、三人は戦闘を開始。そして蒼いリオレウスを追い込むが。「くそぉ・・」蒼いリオレウスとの戦闘の中、三人は見事な戦いでそれに勝っていた。しかし怒り狂ったその巨体をモロに受けたROADも一気に追い込まれ、バッグの中のアイテムを使用不可と化した。なんとか斬破刀で直撃は防いだものの、そのダメージは強大。しかし蒼いリオレウスもかなりのダメージを受けたようで、一時上昇し別エリアへと避難した。向こうからシルドとゴルザの声が聞こえる。ROADを探しているようだ。「ROAD、大丈夫か」ROADを発見した二人は直ぐさま駆け寄る。二人の額は汗に浸され、不安を隠せないようであった。しかしROADは無事であった。ROADは二人にリオレウスの逃亡を知らせた。「そうか、ROADが無事で何よりだぜ。やつは相当弱っているだろうから、きっともう巣で休んでるだろ」ゴルザもそうだと言った感じにまた大口を開けて笑った。「やつがいくら休もうが俺らには関係ねぇ。ROADが大丈夫だったんだからなぁガハハ」あの新種のリオレウスを三人係でここまでにできるとはROADもほとんど思っておらず、自分たちの力に今まで以上に自信を持てていた。バッグの中身もコナゴナで使い物にならなくなったが、しかしシルドとゴルザのバッグには余裕と言うほどのアイテムの数々がしまわれていた。「よっしゃ、あいつにとどめを刺そうぜ。白ランポスに続いてまさかあんな大物を狩れるなんて、こんな凄げぇこと早々ないぜ。アイテム使いきってでも倒してやらぁ」ゴルザは再び笑った。もちろんシルドとROADも。そしてシルドはバッグから秘薬を取り出しROADに渡した。「ちゃんと飲めよぉ。お前に今バテられちゃぁ多少不安だしな。お前の実力、しかと見せて貰ったぜ。さすが、兄貴が見込んだことだけはあるな。」シルドは秘薬をROADに渡し、再び微笑んだ。「あっ、有難ぉ・・」ROADも照れくさがりながらそれを受け取り、そして一気飲みにした。多少苦いのは我慢だ。これを飲めば一気に体力は回復し、リオレウスに食らったダメージも回復できる。「助かったぜシルド。よぉし、やるぞ」ROADは立ち上がった。そして三人はエリア5、飛竜の巣へと足を進めた。もちろん蒼いリオレウスのいる場所へ。この短時間ならあれほどのダメージを完全に治癒しきれない。三人は少しの油断も見せぬよう、休息をとる傷ついたリオレウスの元へ歩んだ。「いたぞ」エリア5、飛竜の巣であるその洞窟の奧で、大きな翼をたたみ、体を丸めて深い眠りについている蒼いリオレウスがすぐそこにいる。この姿から恐ろしいモンスターであるという姿はまず思い浮かぶことはないであろう。どれほど恐ろしいモンスターであれど、眠っていればそれはハンターにとって格好の獲物だ。「いくぞぉ」そしてついに三人の攻撃が蒼いリオレウスを目覚めさせる。目覚めたと同時にすぐさまリオレウスの口が開き、咆哮しようとするが、その口をROADの斬破刀が斬り留めた。《グオォオ》「ナイスROAD」そしてシルドは再び腹下に入り、蒼いリオレウスの柔らかな腹部の肉に剣を突き刺し、乱舞を命中させる。ゴルザの蛇剣【蒼牙】がリオレウスの足首を斬り跳ね、そして見事に横倒しにした。《グオォオオグオォオ》暗い洞窟内が飛竜のひ弱な鳴き声が響き渡り、そして三人のハンターによる強烈な攻撃がそれ以上に鳴り響いた。もはやあのリオレウスの恐ろしい姿の影はない。むしろハンターの方が脅威であろう。蒼いリオレウスの薄黒い蒼色の鱗が赤い紅蓮の血で汚れていく。そしてさらにゴルザの仕掛けた罠が口を開け、その巨大なリオレウスを飲み込んだ。「ゴルザ、ナイス落とし穴」最後の最後に咲いたその大地の花は巨大な飛竜の下半身を食らい、身動きを封じた。もはや鳥籠の中にいる弱った鳥である。「とどめだぁ」そしてついにROADの斬破刀が、シルドのサイクロンが、ゴルザの蒼牙が、蒼いリオレウスの生命を絶った。その新種の蒼いリオレウスが今そこに倒れ込んだのだ。「よし、やったぞ」長く厳しい戦いが今ここで終焉を迎えた。――この日、ギルドに帰還した三人のハンターは酒場で大いに評価される者たちになった。幻の白ランポス、そして脅威の蒼いリオレウス。その両者を討伐した三人は、それらの稀少な素材と、ハンターとしてのさらなる称号を手に入れた。そしてROADは予定通り、見事な進化を遂げる。「これが俺の新しい姿だ」『続く』◎ついに両者討伐成功!ROADも成長!この冒険紀もジャン2進行!そしてROADのあらたな戦いはいかに?!さらに懐かしあいつが登場?!管理人ただ今、台風による影響で帰省しとります《笑》しかし明日行かなければならない模様(-_-;)また行ってきます^^;皆様これからもどうぞよろしくです!
2005年09月06日
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【蒼い脅威・RIOREUS】『あらすじ』シルドとゴルザのスリーマンセルで白ランポス探索へと出発したROAD。森丘エリアに入ってまもなく、沢山のランポスに遭遇。そしてそれに続いて一回り大きなドスランポスが姿を現すが、それをものともせず一気に討伐。そしてその戦いが終わってまもなく、ついに白いランポスがその姿を現した。美しい真っ白なランポスを目の当たりにするROAD。戦闘を開始するが意外なその実力に苦戦、しかし。「今だ」シルドの投げた閃光玉が見事に3匹のランポスの身動きを封じた。いくら素早い敵であれ、閃光玉の光を直面すれば眼孔は焼かれ、目の前は真っ白だ。これはROADたちにとって最大のチャンスであった。《ザシュザシュ》見事な早業が3体のランポスを斬り倒した。「やったぜ」その白い皮を剥ぎ取ると何とも美しいそれに目を奪われた。今まで見たこともない純白の美しい皮である。また鱗も剥ぎ取れた。「これを使えばきっと特注品の品物ができるはずだぜ」シルドが大喜びにはしゃいだ。今だギルドにすら発見されていない新種のランポス。その素材なら売ればかなりの金額になるであろうが、売るなどと言うことは3人の頭の隅にさえ少しも入らなかった。「防具強化できるかな」ROADは今回、この白いランポスの素材でもしかしたら強い防具は生産できるかもと期待していた。見事その素材を手に入れたわけだが、決してそれからどれほど良いものが作られるかはまだ誰も知らないのだ。「よし、そろそろ帰還するか。もう昼だしな。酒場で白ランポス討伐成功記念に盛り上がろうぜ」3人は手を大空にかざすとベースキャンプに向かって足を進めた。―――《ザザザ》っと風がなびいたと思うと、それはただの風では無いことに気付いたのは他でもない。3人は今までにないキリっとした表情を浮かべている。ただ独りを覗いて。それはこの中でも一番未熟であろうROADであった。その表情は恐ろしさを露わにしている。《グオォォォ》大空から巨大な影が忍び寄っていたことに気付いたのは、すでにその巨大な敵が地に足をつけたときであった。激しい風を巻き起こし、今まさに3人の目の前に降り立ったその巨大な影はROADにとって忘れることのない記憶の堅物であった。「こいつなんなんだ。蒼い・・」「・・リオレウス」その敵はまさに以前ROADが遭遇した新種のリオレウスだ。全身は蒼く、黄色い鋭い眼光がこちらを睨み付けている。巨大な爪は猛毒に塗られ、今まで数多くの獲物を仕留めてきたことを露わにしていた。「どうする、俺らでやれるかな」シルドが唾を飲み、一歩下がるものの、すぐに逃げようとはしなかった。ゴルザも武器を構え、退きをとらず、戦闘態勢だ。「いけるのか?3人だぜ?」ROADは不安で一杯だった。しかし遭遇は2回目とあってそれほどあせることもなかった。しかも今回は討伐クエストとあってそれなりに戦闘用のアイテムもいくつか用意してある。4人いれば勝てない相手ではないだろうと3人の考えは同じであったが、やはりここはハンターとして逃げるわけにはいかなかった。さすがにROADも二度目の逃走などプライドが許さない。「やってやるぜ」シルドが走った。続いてゴルザとROADも。《グオォオオ》蒼いリオレウスもやる気だ。《ザザザ》素早くリオレウスを3人が囲んだ。先頭においてハンターはつねに四方八方からの攻撃を優先する。ROADはリオレウスの目の前、最も危険な場所であるのだが、ROADは自分に自信を持てるようになっていた。今までにない自信を。《グオォォオ》強烈な雄叫びが地を揺るがす。その巨大な蒼い翼が一度羽ばたくとすぐに蒼いリオレウスは空中に上昇した。「気をつけろ、空中からはやばいぞ」3人はいつでもそれを交わせる体勢に入った。灼熱の火炎球を。《グオォグオォグオォ》3つの赤い球がリオレウスの口から放たれると、それは勢いよく3人を襲った。《ドカッ》激しく爆発したその灼熱の球は辺り一面を焼き尽くす。それは予想以上の威力であった。「マジかよ・・。普通と比にならねぇ・・」その威力を目の当たりにすると3人の顔はより一掃恐怖に満ちた。しかし諦めずに立ち上がる。こちらにもハンターとしての知恵がある。「食らえ」再びシルドの手から閃光玉が投げられた。その光は問答無用で蒼いリオレウスを墜落させる。《グオォオ》まばゆい光が見事にリオレウスの眼孔を狂わせた。「今だ」3人の猛攻撃が始まる。しかし今までのようにとはいかなかった。「・・こいつ堅ぇ・・」3人の武器は見事に弾かれていた。シルドの見事な乱舞でさえも、その堅い鱗には小さな傷しかつけられない。大剣など弾かれるばかり、斬り裂くことなど不可能であった。だがしかし、そんな堅い体にもいくつか柔らかい場所があった。「シルド、ゴルザ、腹だ、こいつの腹部ならなんとか武器が通る」ROADが叫んだ。二人はわかったと言わんばかりに武器を構え直し、素早く腹部に潜り込んだ。そしてシルドは腹部に両剣を逆立て、その刃先を赤く輝かせる。《乱舞発動》その赤く輝く二つの剣が素早く舞うと、蒼いリオレウスの腹部が赤い血に染まり、かなりのダメージを負わせた。「オラァァ」続いてゴルザの蛇剣【蒼牙】が振り下ろされるろ、後方の腹部を足部から縦に切り裂いた。《グオォオ》これらの攻撃にさすがの蒼いリオレウスも痛みを隠せないでいる。そしてさきほどからROADの剣が狙っていたものがついに堕ちた。《グオォオオ》今までにない痛みを感じ、蒼いリオレウスは地に転がる。「ナイスだROAD」シルドとゴルザは驚きを露わに喜んだ。ROADの足下には見事に切断された巨大な蒼い尻尾が転がっている。ROADの斬破刀が見事に堕としたのだ。《グオオオ》しかしそんな3人に再び鋭い牙が襲いかかる。《ガキン》蒼いリオレウスの猛突進がROADを直撃した。「ぐわっ」その巨憂うな衝撃をなんとか斬破刀で防いだものの、細い刀では完全にそのダメージを防ぎきれない。「ROADっ」二人の声はその激しい音に紛れ風に流された。ROADはなんとか立ち上がるものの、しかし自分のバッグの中の物は壊れ、防具もかなり損傷していることにすぐに気付いた。「くそぉお、やられた・・」ROADはほについた砂を払うと、斬れ味の悪くなった斬破刀の刃先をかざした。《グオオォオ》蒼いリオレウスを立ち上がるが、傷ついた体を崖にぶつけたのか、かなり弱っている。今ROADが剣を振れば、もしかしたリオレウスを倒せるかもしれなかった。がしかしROADにとって今優先されることは二人との合流と回復であった。その後ROADの目の前から蒼いリオレウスが飛び立ち避難した。それを追うことは今のROADにとって無意味であった。「ROADぉー」二人の声が聞こえる。準備ができ次第、必ず仕留めてやる。ROADは自分自身に誓った。『続く』◎白ランポスを見事討伐!と思いきや、ついに出現蒼いリオレウス!!ROADは倒すことが出来るのか??次回へ!!
2005年09月04日
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皆様お久しぶりですm(_ _)m夏休みラストスパートは部活によって終わりました・・。汗と疲労と輝かしい忘れられていた宿題が俺に悪夢を見せる今日この頃。明日からついに学校が再会します。宿題はといいますと・・読書感想文だけというラッキーなものなのですが、そのラッキーなおかげでやる気もおきずほったらかしで、今日になってやっと手をつけたアホな管理人です・・。(T_T)こちらの読書感想文は読む本が指定されており、3つの中から選ばなければいけません・・。「地獄変」と呼ばれる難しい本を必死で読みました管理人です・・。読むのは読んだが感想書くのが大変です・・。キーボードで打てたらどんなに楽なことでしょうか・・。管理人頑張ります・・。さて皆様は夏休みどのようにお過ごし致しましたでしょうか??今年もかなり暑い日が多かったですね^^;環境に悪いと思いながらも時にはクーラーガンガンにしてしまっていたり・・かき氷食いまくって腹こわして、パンツ1枚生活が日常になりませんでしたか?(管理人の日常(@_@))モンスターハンターGも8月中は全くやってませんでした^^;ゲームはと言うと・・ホコリ被って眠っていたRPGツクール(PS2版、たぶん一番新しいやつ)をやってました(^^)これがまた久々にやると時間つぶせました!自分で考えたキャラや技やモンスター、それらをテストプレイして独りで自作ゲームを堪能し笑っているアホな管理人・・。しかし結構おもしろかった^^;夏休みは部活など学校に行くことが多かったですが、それ以外に外出することも多かったです!友達をいろんなとこ行きました。DVDも沢山見ました。まぁそれなりに充実した気がします(^^)無駄な時間は結構少なかったし、もっと休みが続けば思いました(^^)皆様もそんな良い夏休みが過ごせていたらいいです(^o^)それでは管理人また寮生活再会です。皆様にはこちらに来れないなどのご迷惑をおかけ致しますが、どうぞこれからも応援等の支援をよろしくお願い致しますm(_ _)mまたこのHPも弛緩があり次第更新していきます!!(誓い(^_^)/)
2005年08月31日
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【白い狩り人―WHITERANPOS】『あらすじ』酒場で知り合った2人の男、シルドとゴルザ。その二人の会話を聞いてしまったROADだが、互いに親しみ合うことができ、そして稀少な白いランポスを探索するとのことでROADは参戦させてもらうのだった。今回、ROADをクエストに誘ってくれたのは、以前に青怪鳥探索クエストで知り合ったギルド部隊・副隊長のソルドの弟シルドだ。しかしソルドのように紳士的な振る舞いはなく、どこにでもいるごく普通な青年である。だが驚くのは背に掛けられた光沢の輝く二つの剣だ。それはもちろんROADにとって初めて見る武器である。その2つの剣はソルドが言っていた“双剣”と言う部類に入るものだろう。「こいつはサイクロンって言う双剣さ。兄貴の武器を見ただろ?俺は兄貴に双剣の強さを教わって今はまだ未熟だけど、双剣使いとしてやってきたんだぜ。こいつは村で作った最初の双剣さ。兄貴のに比べりゃてんで大したことないが、それでも乱舞は飛竜も恐れいるぜ。」ROADが訪ねると彼はすぐにその武器を説明した。やはり兄弟揃って双剣は最高の武器のようである。彼のパートナーは蛇剣【蒼牙】と呼ばれる大剣を背負うゴルザという男。その頑丈な体は見る者を圧倒しそうなほどだが、意外と心優しく良い男であったりする。しかもその武器はどこかROADにとって懐かしい想い出を蘇らせる。初めて自分で作った武器・蛇剣【蒼蛇】と見た目がほとんど同じだからだ。「ガッハッハ。ROADよ、お前HR21なんだってか?やるじゃねぇか。俺とシルドはつい最近22になったとこよ。まぁそんなに実力も変わらないってことだ。よろしく頼むぜ。」そんなゴルザの挨拶にROADも好感を得た。――そして約束通り次の日ROADは2人と合流し、森丘地帯に足を踏み入れた。二人が言う白いランポスとはどんな敵なのか。ROADの想像では大したことはないはずであった。むしろそれ以上にさきほどから気にしているのは以前この辺りで奇襲を食らった“蒼いリオレウスだ”。やつのあの恐ろしい姿はそう簡単に忘れられやしない。蒼いリオレウスを初めて見た人物はROADではなく、以前にもいたようで、それも討伐に成功したとのことであった。それがROADにとってどれほど憧れることか。今回の敵は大したことはないかもしれないが、安易に倒せる敵からレアな素材が手に入ると知れば、それ以上に良いことはない。そのレア素材で強力な武具が作れることはハンターたる者誰もがわかることである。「この辺りだな。」シルドが合図すると一斉にその場に身を潜めた。双眼鏡で覗くと近くに10匹近い数のランポスが群がっている。「ランポスがこれほどいうとは、間違いない。ここはやつらの縄張りだ。きっとやつもここにいるはず・・」シルドは武器を手にとった。ここにいるランポスを倒せばおのずと群れのリーダーであるドスランポスが出てくるはずだと踏んだのだ。そしてきっとやつも。「行くぞ」3人は一斉に茂みから跳びだしランポスたちに斬りかかった。《ギュオォギュオォ》それに気付いた敵も鳴き声で他の仲間を呼び集める。その数およそ30匹。しかし何匹集まろうともG級クラスのハンターにとっては何も怖くはない。ROADは今回、斬破刀で参加した。ソルドと共にこなした時同様、今回はシルドにも、その剣裁きを見せつける。負けずとシルドも双剣・サイクロンをかざし見事な乱舞で一気に敵を斬り飛ばした。「やるな」両者退かずその力はランポスたちをあっけなく消し去った。「ドスだ」すると向こう側で蒼牙を振るうゴルザの前にドスランポスだ現れた。その大きさは並よりも少し大きい。赤く鋭い爪が一掃危険と化す。ランポスたちとは比較にならないそのタフさ、素早さ。どれをとってもランポス同様にすぐには倒せない敵である。「オリャァァ」ROADの斬破刀がバチバチを雷を帯びながら、青い皮膚を斬り裂く。そして反対側から蒼牙が振り下ろされ、見事にそれに続いてサイクロンの乱舞も決まった。《ギュオォオオ》自由に身動きできずただかすかな鳴き声でランポスたちを集めようとするが、周りから集まってきたのはいいものの、見事な剣裁きの前に無駄死にをするようなやつは1匹もいなかった。そして一回り大きなドスランポスもあえなく倒れた。「よし、一応剥いでおくか」3人は携帯ナイフを取り出しドスの体の一部を剥ぎ取った。「うえぇ、ドスランポスの頭採れた・・」惨い一言、ROADのナイフがそれを採った。「ハハハ、ROADやったじゃねぇか。採れたもんは貰っておきな。頭は一応レアモンだぜ。」シルドもゴルザを笑っていた。ROADも少し苦悩したが、貴重な物には変わりなく、しっかりそれを包み込みバッグにしまっておいた。「おぉ、予定通り獲物さんのお出ましだぜ」大声で叫んだシルドの目線の先にはまさに白く美しく輝くランポスの姿があった。《ギュオォギュオォ》敵もこちらを警戒している。大きさは普通のランポスとはてんで変わりはないようだ。だがその美しい白い鱗はかなりレア物であることに間違いはない。「すげぇ、あれが白いランポスかぁ。あんなのがいるなんて・・」ROADも自分の目でたしかに見たが、少々自分の眼を疑った。「おいおいROAD、せっかく獲物が現れたんだ。しっかりあいつらを討伐してやろうぜ」ゴルザが一足早く白いランポスに向かって走った。敵の数は3匹。シルドもROADもそれに続いて一体ずつ相手に向かった。《ギュオォ》ROADたちに気付いた白いランポスたちもさっと戦闘態勢に入る。身を低くしてその巨大な爪を逆立てた。そして一匹が地面を蹴り上げ跳びだした。「オラァァァ」ゴルザの蒼牙が横に振られるが、それは空を斬った。その瞬時の刃を蹴りつけ白いランポスはゴルザの背後に立った。「すげぇ・・あいつ身のこなしが上手い。普通のランポスとはやっぱ違う・・」ROADが驚くのもつかの間、目の前に下りた敵はその巨大な爪をROADに突き立てた。《ジャキン》鈍い音が鳴り響く。間一髪その攻撃を斬破刀が防ぎ、そしてその剣が縦に振られた。《ギュオォ》斬り飛ばされる白いランポス。しかしそいつは起きあがり、傷は深いももののまだ平気といった様子でこちらを伺っている。シルドの相手もその素早い身のこなしで乱舞を見事に交わしていた。「ちっ、すばしっこい奴らだ。そう簡単には眠ってくれないな」シルドはバッグから閃光玉を取り出し投げつけた。《ピシャァァ》辺りは眩しい光に包まれ、3匹の白いランポスの身動きを封じた。「終わりだ」《ザシュザシュザシュ》『続く』◎久々です・・。。懐かしい小説。。白いランポス編。ついに出現した敵、しかしROADたちの敵ではない!と思い気や、かなり強い・・強くしちゃいました。と言ってもまぁ余裕の相手ですが。そんなこんなでこれにてドロン”!!
2005年08月30日
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【同行――TOGETHER】『あらすじ』HR21・G級クラスのクエストに参加可能になったROAD。探索クエストを行っている最中に蒼いリオレウスに遭遇し、今の実力では到底歯が立たないと判断したROADはその場をなんとか離脱した。そしてROADは改めて自分の弱さに気付く。自分の今の心境を、G級で通用する力が欲しい。そんなROADが酒場で時間を潰していると、ある男達が初耳の稀少な情報を話し合っていた。「あの、今の話・・」ROADは盗み聞きなんてと少しばかり気まずく思っていたが、聞いてしまったからには気になって仕方がない。するとその男がこちらに気付いた。「なんだ坊主?・・聞いてたのか?たくっ盗み聞きはよくねぇぞ。」やはりそう来たかとROADは思ったが、悪いのは自分だと反省を込めて一礼した。しかしそれほどその男も怒っている様子はない。すると隣に座っていた男がROADに話しかけてきた。「・・君もしかして・・あの、ROAD君?」驚いた。俺の名前を知っている。ROADは照れくさがりながら「そうですけど・・」と一言言った。「やっぱり!その背中に背負った斬破刀、それにその青い髪。それになんか、凄い実力を秘めた目ってやつ・・。兄貴の言ったそのままだね」その男は笑っていた。「兄貴・・って?」何故その男が笑っているのかROADにはわからない。しかしその男は「すまない」と一言言うと立ち上がり、ROADに手を指し出した。「俺の名前はシルド。俺の兄貴はギルド部隊のソルドって人さ。知ってるだろ?兄貴はあんたと緊急クエストを共にこなしたって言ってたけど・・」その瞬間ROADの頭の中にあの時の記憶が巻き戻った。〈ハッ〉「ソルドさんか・・もちろん知ってるよ・・」ROADは再び驚いた。まさかあの双剣使いの実力者・ギルド部隊副隊長であるソルドの弟に出会うとは。「俺はさ、兄貴がハンターになって頑張ってる姿に憧れてこの職に就いたんだぁ。けど思ってた以上に大変でさ。やっと落ち着いた感じなんだよ」シルドと名乗るその男は親しみやすく、ROADも手を指し出し初めての握手を交わした。するとそんな会話を聞いて先ほどの男が入ってきた。「ほほう、あんたがROADかぁ。なんでもギルドのお偉いさんたちとクエストをクリアしたんだってなぁ!そりゃここらじゃ結構有名な話だぜ。まぁどんなやつかなんて知らなかったからさ。あ、さっきは悪いかったな。なんか悪者扱いしちまってよぉ。俺の名はゴルザ。伊達に長年ハンターやってねぇ、今じゃG級ハンターよ!」その伊勢の言い男が謝ってきたことにROADも悪気がして改めて反省した。そしてG級ハンターであると言う彼にも親しみが湧いた。「いえ、すみません俺も。さっきの話・・ちょっと興味あって聞いてしまって」そういうとシルドとゴルザは顔を見合わせるとお互い意見があったかのようにROADを席に座らせた。「どうだい、ROAD君も僕たちと幻のモンスターに遭遇しに行かないかい?」シルドの言葉を聞いてROADは手に取ったグラスを滑らせた。「な、幻のモンスター?!」と大きな声が出かかるのをゴルザが慌てて防いだ。「ハハハ。兄貴の言った通り、ホント君はそそっかしいんだなぁ」シルドがそれを見て笑っている、がゴルザは必死であった。ROADはまたも一礼した。「まぁ無理もないよ。幻のモンスターってのは大げさ過ぎたな。実はね、この前森と丘の地へ探索クエストへ出かけたんだ。それでもう帰ろうかと思った時に見たんだ!し・・」「あぁ、それあれでしょ。蒼いリオレウス!俺も同じようにそろそろ帰ろうと思った時に急に現れたんだ。ホントいきなりだったし、どうしようもなくて結局撤退したけどさ・・。あれは凄かったよ」シルドの話を止ぎるように、独り興奮しながらそこまでROADは話してやっと気付いた。シルドもゴルザも遠い目で見ていると。「ROAD・・お前少し落ち着け。いいか、人の話は最後まで聞くべきだ。お前の言っている蒼いリオレウスとやらは俺ら初耳だけどよ!今はそんなやつじゃない!」ゴルザに言われROADは〈しまった〉とただ思い、恥ずかしさを必死で隠しながら黙り込んだ。「さて・・続きを話すよ。そこで見かけたのは“白いランポス”さ!」シルドが再び話出し、そしてそこに出てきた“白いランポス”というのはもちろんROADは初耳であった。「白い・・ランポス?!」ROADはまたも大きな声で言いそうになったが一旦それを堪え、静かに驚きを見せた。「間違いないぜ。ありゃぁ、新種のランポスだ。まだこいつはギルドにすら知れ渡ってないんだぜ!こりゃぁ俺らが初めての討伐者さ!」ゴルザもコレばかりは大きく口を開けて笑った。「へぇ・・驚いたよ・・凄いよ」ROADはただそう言うしかなかった。しかも話を聞かしてもらったからには同行させて貰えるということだろうとROADは思った。「それ俺も同行していいのか?」とりあえず聞いてみた。「もちろん!」やはりそう来た、とばかりに再びROADと二人は握手を交わした。「んじゃとりあえず明日ここに集合しよう。今日は自由で構わないよ。支度が必要だしね」そうシルドが言って、とりあえずその場で解散した。「よし、白いランポスかぁ。それほど大したことないだろうけど。きっと素材はレアものだろうな。もしかしたらそれで凄いモノも作れるかもしれない」ROADはゲストハウスに帰り、クエストへの準備を施した。「とりあえず明日まで、また探索でもすっか。あの蒼いリオレウスもまた出るかもな・・。今度は尾だけでも貰ってやるぜ」そしてROADは“白いランポス”討伐に向けて、また探索クエストへ出発するのだった。『続く』◎今度の相手は“白いランポス”。その能力は。そしてROADはその素材を手に入れることができるのか。そして蒼いリオレウスが。次回もよろしくです!
2005年08月15日
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【立ちはだかる壁――WORRYWALL】『あらすじ』HR21G級ハンターになったROAD。G級クエストへ行ける者は少なく。、ROADは独りでのクエストへ挑んだ。今までとはケタ違いのモンスターをも発見されており、ROADの今の実力ではただの探索クエストでしかない。しかし何も出現しないと油断していたROADの前に巨大なリオレウスが出現した。しかもその姿は今までにない蒼いリオレウスであった。「ウソだろぉ・・」ROADの前に出現したのは巨大なリオレウス。しかもその全身は蒼く、今までに見たことのないモンスターであった。もちろん今のROADが独りで勝てるはずもない。「くそぉ」ROADはとっさにバッグから閃光玉を取り出し、蒼いリオレウスの目の前に投げた。見事に蒼いリオレウスは混乱し、そのスキにROADは迷うことなく走った。ベースキャンプへと。――帰還用の馬車の中で考え込んでいたROAD。もちろんそれは今の、自分の実力についてである。HR21になるまでにROADはあらゆるクエストに参加し、多くのハンターと知り合った。そしてその中で自分の実力を高めながら、武具も新しく強い物にしようとずっと考えていた。そして安易に作れる防具をできるものから手に入れていった。巨大甲殻昆虫のカンタロスの素材でできた、その眩しい光沢を帯びたタロスシリーズの強化版であるタロスG防具。あの異形の飛竜・フルフルの中落ちや特殊な皮でできたフルフルG防具、これは回復性に優れ便利な物だ。他にも以前に倒した鎧竜・グラビモスの素材でいくつか防具を生産した。しかしROADにとってコレといった防具が見つからず、その都度いろいろな物を着こなしてきた。この前ギルドと共に見事討伐することができた青怪鳥の素材も胴防具を完成させた。それが今ROADの持つ防具の中でも一番の防御力を誇る物とあってこれだけは外せないでいた。今回とりあえず装着している防具は頭と腕がタロスGで、それによって毒物質の体内への侵入を若干防ぎ、ゆわば毒半減の効果が発動している。また腰と足はレウス防具であり、青怪鳥の胴と共に多少の力の増加効果を宿していた。しかし、今のROADのクエストランクではこの防具は頼りないが本音である。特にレウス防具は初心者ハンターにとっては憧れそのものである防具だろう。これは初めてのレウス討伐成功の時に手に入れた素材で生産した物で、ROADにとっても思いで深い大切な物であった。しかしG級にもなるともう役には立たない。今回は探索のみの予定であったので、小型モンスター退治用に攻撃力増加スキルを身につけていたが、飛竜との戦闘に入ればこの防具のせいで間違いなく下半身は失われるだろう。上位クラスのリオレウスとの戦闘で、尾から稀に逆鱗というものが見つかるが、それさえ手に入ればレウス防具の強化版であるレウスG防具が手に入る。しかしROADは今まで何体かのリオレウスを狩ったものの、そのような物は見つからなかった。上位クラスとなると各段に飛竜の実力も上がるため、あのリオレウスもそう簡単に倒すことは出来ないのだ。――街に着くと、ROADはすぐにゲストハウスに向かい、クイーンルームで安らぎの一時を過ごした。そしてハンターたちに人気のある『武具雑誌』をアイルーに頼んだ。《ニャニャァ》ROADの手に渡されたその雑誌には、最近生産された武具から人気のある武具など、様々な内容でほぼ全ての武具が記載されており、それを見て気に入った武具を生産する者も少なくない。「ん~・・最近生産されたもの・・」それを見てROADは驚きを隠せなかった。「これは・・蒼いリオレウスの防具・・しかも強化版かよ・・」そのページにはまさしくあの雄飛竜・リオレウスの防具が載っており、その色はあの蒼色であった。しかもその防御力等のデータはROADにとって憧れるほかになかった。普通の蒼いリオレウスすら倒したことのないROADにとって強化版の蒼いレウス防具。上位クラスのやつを倒すなど想像もつかなかった。「凄いや・・これを生産した人・・この街にいるだろうか・・」ROADはゴクリと唾を呑んだ。是非ともこれを生産したハンターのクエストに同行したいと思うのは普通であろう。しかしこのままではさすがに恥ずかしいと思ったROADは違うページを見回したが、結局今の自分に合う物はなかった。「はぁ・・どうしようか・・」ROADは仕方なく酒場へ向かった。いつものように明るい雰囲気で盛り上がる酒場。そこでは少なくもなかなか良い情報が入ってくることがある。「ベッキーさん、注文!」ROADがそう言うと、はいはいと言わんばかりに看板娘の赤服の令嬢・ベッキーがやってきた。もちろん以前出会ったドリスもいた。ROADはその後そこで時間をつぶした。別にクエストの依頼もされていないとあって、ゆったりとした時間が過ごせた。しかしそんなROADの耳に、まさかと思う初耳の情報が入り込んだ。それは今のROADを強くする最高のモノであった。『続く』◎さぁまたもややってきたROADの前に立ちはだかる最大の難関!強くなるために武具を鍛えなければ、ROADは次号よりある防具の制作へかかる!一体何を作るのか。飛竜との戦闘は休戦になれどハンターとしての戦いに休みはないのだ!
2005年08月14日
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皆さんいつもHP訪問誠に感謝致します!m(_ _)m(^_^)/今回は普通に管理人の日記を書かせて頂きます!えぇ~夏休みですね!暑い暑い、ホント毎日暑いですね^^;皆さんは何して過ごしているでしょうかねぇ。自分はほぼ部活動・テニスで過ごしています(^^;)まぁ暑い中頑張ってますよ!その成果あってこの前はちょっとばかし優勝しましたし(^^)しかし目標はもっと高くですね(^_^)/えぇ最近はようやく休みもあって今日は昼まで寝てましたwそれからTUTAYAに行ってDVD借りてきました(^^)えっとこの前借りて見たのは【アナコンダ2】と【ヴァン・ヘルシング】です。両方モンスター関係なので見たかったのですwアナコンダ2は前作に比べ蛇の動きがリアルに描かれていました!もちろん蛇はCGなのですがそれが凄くリアルw恐ろしいほどにリアルで本当にあれほどの巨大蛇がいるようです(>__
2005年08月12日
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【迫り来る危機――CRISIS】『あらすじ』未確認モンスター・青怪鳥イャンクックとの激戦がついに幕を閉じ、その戦いに見事勝利したROADとギルド部隊の仲間たち。そして稀少な青怪鳥の素材を剥ぎ取り、ギルドへと帰還した。そしていつもと変わらぬ平和な日々の間にROADは少しずつ成長していた。目を覚ますとそこはルームクイーンの部屋。フワフワのベットの上にROADはいた。HR21と言う素晴らしい成績を手に入れたのはつい最近のことである。ギルド部隊のもと、ROADの実力はギルド内に知れ渡り、ギルドマスターもその評価を与えたのだ。HR20以上の者にのみ与えられるG級クエストと呼ばれるそれは、青怪鳥などの未確認モンスター等の発見、または討伐などにし向けられた。ギルド部隊はもちろん、HR20を超えたハンターたちはそれらのクエストに向かっていた。ROADも青怪鳥との戦いから、幾度かクエストに出発した。HR20以上のハンターは今だ数少なく単独行動は仕方ないとされ,ROADはこの前森丘へ一人で出発した。そこで最初に出現したのは今まで以上に大きなドスランポスの姿。それは最近出現した亜種、または新種のモンスター同様、さらに強さを増した姿であろう。もちろんROADはそれと一騎打ちをし向けた。飛竜なら到底避けるものだが、敵はドスランポス。多少の大きさは目にいれず、いつもと同様にそれを斬り倒した。群れをなす青い小型の肉食モンスター・ランポスのリーダー格であるドスランポスは、集団で狩りをするため初心者ハンターにとっては危険な相手である。しかしもはやG級ハンターの敵ではなく、ROADは回復薬1つでそれを軽く仕留めた。バチバチと雷を帯びた刀・斬破刀を鞘にしまうと、ROADは飛竜探索を開始した。――それから半日が過ぎたが飛竜らしき姿は見かけず、巨大イノシシのブルファンゴや巨大昆虫ランゴスタ等に出くわすだけだった。「仕方ない。エリア5へ向かうか」地図に示されたエリア5は飛竜の巣に当たる場所である。そこへ行けば間違いなく飛竜はいるであろうとROADは思ったが、そこは飛竜のエサを狙ってランポスなどの小型のモンスターも出現するため、それに気付かれれば間違いなく飛竜との戦闘になってしまうことあって、それだけは避けたかった。ROADはエリア4から少しずつ巣へと足を踏み入れた。あちこちに飛竜によって殺られた獲物の骨が散らばっている。そこは薄暗くいつ来ても不気味な場所であった。「さて・・」ROADはバッグから双眼鏡を取り出した。暗闇の中をその鏡の穴が捕らえる。そしてその穴に写ったのは赤い飛竜の姿であった。「リオレウスか」ROADの予想は的中していただろう。しかし何かがおかしい。ROADは万が一に備えて閃光玉を握りしめ、少しずつその赤い飛竜に迫った。しかし何か様子がおかしい。それに、予想していた小型のランポスなどが一匹もいないということはいったいどうしたことだろうか。ROADはついにその飛竜の元へ辿り着いた。そこで戦闘が始まるはずだったが、その時ROADが剣を出すまでもなかった。「リオレウスが死んでる・・」ROADの目の先には傷だらけで辺りに血をまき散らした赤い火竜の姿が横たわっていた。翼はボロボロになり羽ばたくことは不可能と思える。さらに所々に噛み契られたと思われる傷跡が見つかった。それはハンターによってのものではない。巨大な牙が、爪がそれを殺したのだ。「共食いだろうか・・」時間もすでに予定時刻に達しようとしていたこともあり、ROADは一旦帰還することにした。――探索クエストを終えようとベースキャンプに向かうROAD。しかし突如その時、どこからか気高い咆哮が鳴り響いた。そしてROADの周りにいた大人しい草食モンスター・アプトノスが異常な早さで逃げていく。「な、なんだ?!」ROADはとっさに鞘から斬破刀を抜刀した。そこで目撃したものは夢にも思わないだろう。それは巨大な雄火竜リオレウスの姿。普通よりも倍以上あるその巨体、大きな翼、血に飢えた眼孔、鋭い翼爪に全身の棘。しかしそんなものROADにとってはどうでもよかった。その時ROADの目の前に現れたのは全身が蒼色の火竜であった。《ギュオォォ》姿形はあのリオレウスに違いない。しかし声に色、眼を合わせるだけで伝わってくる今までにない脅威。それらの特徴がまるで違った。「ウソだろぉ・・」この時ROADに最大の危機が迫った。『続く』◎新展開☆ROADの前に出現した蒼いリオレウス、ROADはこの危機をどうやって乗り越えるのか。そしてROADの新たなる戦いは。
2005年08月09日
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【経験――EXPERIENCE】『あらすじ』青怪鳥探索クエに出発したROAD。そしてついに出現した青怪鳥イャンクックとの激戦が始まる。ギルド部隊と強力して青怪鳥を追いつめるが、予想以上の強靱差に苦戦を強いられる。やっとのことでひん死状態に追い込み、青怪鳥はエリア3へと避難するのだった。《クワワワァァ》傷ついた翼を精一杯羽ばたかせ、エリア3の密林地帯に降り立つ青怪鳥イャンクック。全身を包む青い甲殻や鱗が所々剥ぎ落ちている。それはROADとギルド部隊の激しい攻撃を食らった証であった。互いに激戦を繰り広げ、すでに残り体力もわずかになっているだろう。アイテムもほとんど使いきったROADたちも残るは自分たちの技術でる。巨大な武器を手に、青怪鳥の前に4人のハンターが姿を見せた。「ついに追い込んだ」全身打撲という痛みに包まれながらもなんとか回復薬でそれを耐え、剣をかざすROAD。その手に握られているのは刃先から青白い雷をバチバチと帯びる《斬破刀》である。ROADの相棒刀だ。そしてその隣に立つ大柄の男、ギルド部隊隊長・オルゴンの持つ巨大な鋼鉄の槍《龍騎槍ゲイボルガ》はその見事な切れ味で、青怪鳥の堅い甲殻も軽く貫いた。オルゴンの前方、青怪鳥の背後にすかさず回ったギルド部隊副隊長・ソルドの手には2本の片手剣。これは双剣と呼ばれ、その両剣を交差させ鬼人化という特殊な攻撃モードへと変換できる。それはもはや嵐のようで乱舞と呼ばれ、それを操れるハンターは少ないと言われている。さらにソルドの双剣《ギルドナイトセーバー》はギルド部隊にのみ与えられたもので、水属性を秘めており、乱舞中は刃先から高圧水流をまき散らし、それで敵を攻撃することもできる。青怪鳥にとってはまさに脅威の武器である。そしてサポート役のガンナー、ギルド部隊で一番小柄な彼はレノン。相棒のボウガンは《神ヶ島》という火縄銃型のものである。麻痺弾はもちろん破壊力のある拡散弾も撃てる優れものである。そしてその腕前は動く敵も軽く仕留めるまさに業物であった。見事に揃ったフォーマンセルで青怪鳥との激戦はまさに凄まじいものになっていた。未確認モンスターとあって苦戦は強いられたものの、さすがにこのメンバーで負けることもなかったであろう。――《ピシャー》まばゆい光が辺りを包む。ソルドの投げた閃光玉が爆発し、青怪鳥イャンクックの眼孔を狂わせる。「行くぞ」オルゴンが龍騎槍ゲイボルガの槍先を敵に向け、一気に掛けだした。ランスの強力な攻撃方法・突進である。見事にそれはど真ん中を貫いた。そして背後からすかさず腹下に潜り込んだのは双剣使い・ソルド。そしてギルドナイトセーバーの刃先が赤く輝くと、鬼人化モードに入り、それは目で追えないほどの素早さで美しく舞った。刃先から高圧水流が放たれ、美しい水のベールが青怪鳥の甲殻を剥ぎ取り、舞った赤き血と混合することで、美しくも脅威を秘めたそんな一瞬が激しく過ぎた。怯む青怪鳥に向かって今度はROADが、その雷を秘めた刀で見事にクチバシ部を斬りつけた。バチバチと光り輝き、怪鳥の口元は黒く焦げ、傷つく。《クワァクワァ》逃げることもままならない青怪鳥イャンクックも最後の力を振り絞って長い尾を振り回す。が、それを軽く交わすROADたち。青怪鳥の口元が赤く光り、火炎液が放射される。それをオルゴンは巨大な緑の盾で防いだ。抵抗するもすでに一度見た技に当たるわけもないハンターたち。そして奧より、レノンの神ヶ島から放たれた拡散弾が青怪鳥の頭で激しく爆発した。もはや虫の息である青怪鳥。すでに抵抗する力も尽きた。そして4人の一斉攻撃で激しく長いこの戦いは終焉を迎えた。――《ザクザク》携帯ナイフで青怪鳥の体を見事に解体し、その素材を剥ぎ取った。「青怪鳥の素材か・・」青怪鳥の甲殻の一部を手に取りながらROADが言った。4人とももちろん青怪鳥の素材を手にすることは初めてであった。その喜びははかりしれない。「ほんと・・最高だぜ」ROADはその素材を見つめながらグっと唾を呑んだ。未確認のモンスターを初めて倒したとあって喜ぶ以外に知らない。ROADはただただその素材を見つめ満足感に浸っていた。「さて、とりあえず任務完了だ。これよりギルドに帰還する」オルゴンがそう言った。そしてその後すぐにROADに迫り、その大きな手の平でROADの方をポンと叩いた。「よくやってくれた。君は素質十分なハンターだ。本当に今回は見事だったよ。ROAD君。君の成績は評価に値する。もしも君が望むであればギルドメンバーへの入隊も夢ではないかもしれんな」オルゴンは今までの戦闘時のキリっとした表情を笑みに変え、ROADにそう言った。予想も付かなかったその言葉にROADも唖然、ギルド部隊の入隊など夢にも思わなかったことである。いや、望んでも自分では絶対無理だと思っていたことだ。しかしそれが今、叶おうとしている。ROADは考えることを忘れ、それに喜んだ。がしかし、その後心を過ぎったのは自分が自由気ままなハンターであり、その自由に自分のやりたいことをできる、そういう職業であるハンターを志望したことを思い出した。「あの、俺ギルドメンバーには入らない。俺は自由なハンターでいたい。そりゃ、ギルド部隊に入れば凄い武器だって手に入るかもしれないし、凄いクエストへも行けるかもしれない・・。でもやっぱり俺は俺の好きなように狩りをして、自分の力で強い武器を手に入れて、これからも今まで通り自由なハンターでいたいです」そんなROADの発言に誰も反対することはなかった。むしろいつも冷静だったソルドが笑顔でROADを見てくれた。そしてROADに「君は素晴らしいハンターだ」と一言残した。今回の経験がROADにとってどれほど素晴らしいものだったか、それはすぐにわかるだろう。ROADのこれからの成長がそれを語るのである。『続く』◎本当に久々の物語更新となりました^^;皆様おまたせです!そして遅くなってゴメンなさいm(_ _)mこれからもどうぞよろしくです!!
2005年08月08日
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皆さんいつものごとく訪問感謝です!!今回はひさしぶりにこちらを書きたいと思います(^^)最近はですね、まぁMHGやってるのですが、なかなか時間もなく結局やってはやめてを繰り返しなかなか集中できません^^;近頃造った武器と言えば【クロームデスレイザー】!!逆鱗を結構使うので造るのも一苦労な武器なのですが、これがやたら強い!(^^)!高い攻撃力に毒属性、見た目も好きなのですが、、これでディアブロス系に挑むとかなり楽勝なのです!!水属性ホワイトディザスターでいつもやっていたのですが、最近はディア・モノ等はこのクロームデスレイザーで斬ってます!!それから片手剣【雷神剣インドラ】を造ってみました!(^^)!見た目はインドラから少し緑系統、渋くなって良い感じです!雷属性も高く、たまにドスガレオスやガノトトスに使ってたりします(^^)まぁしかし片手剣の使い方は自分はどうも苦手で、ホントたまに使用・・。造るには大量の電気袋やゴム皮系・のりこねなど結構苦労するのでそこまでして造らなくても良いかもです^^;ランスは【ダーク】【トライデント】の両方を造ってみました(^^)両方麻痺属性ですが、ダークの方は攻撃力が高く、トライデントは麻痺属性が高いのです!トライデントは前作からあり、素材もそれほど大変ではありませんのでおすすめ(^_^)vしかしダークはG級に出現するカンタロスから剥ぎ採れるカンタロスの斬羽が結構必要でしてなかなか大変^^;自分は一人でカンタロスリタマラやって頑張りました・・。。(>___
2005年07月25日
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【気合い――SPUNKY】『あらすじ』ギルド部隊と共に青怪鳥探索に向かったROAD。ジャングル地帯に入ってまもなく雌火竜リオレイアに遭遇。それを見事ギルド部隊と共に討伐するROAD。その後青怪鳥探索を続行するがなかなかその姿を現さない。しかし皆が諦めかけたその直後、上空についに姿を現した青怪鳥・イャンクック。そしてついに決戦が始まる。しかし青怪鳥の予想以上の力に苦戦を強いられる4人のハンター。。ピンチになりながらも諦めず、青怪鳥に立ち向かう。「行くぞ!!」苦戦を強いられながらも諦めを見せないギルド部隊隊長・オルゴン。巨大な槍・龍騎槍ゲイボルガを装備している。その鋭い槍先は敵を軽く突き抜く。《ズササササァ》突進するオルゴン。その勢いはまさに風のようだ。しかしそれをモノともしない青怪鳥はさすがに今までのモンスターとはレベルが違う。軽く地を蹴り上げると後ろに飛んだ。見事にオルゴンの突進を交わしてみせる。それでもギルドの騎士達はこんな所で引く良しもなかった。着地した青怪鳥の背後に素早く回り込み、双剣ギルドナイトセーバーで鬼人化乱舞を放つのはソルドだ。彼の見事な剣裁きはROADも驚くしかない。その鋭い刃から放たれる高圧水流が青い甲殻を次々に傷つけた。《クワァァ》一瞬青怪鳥も怯みを見せる。さらに壇上からガンナー・レノンの神ヶ島から麻痺弾が放たれる。青怪鳥はそれを避けようと体を素早く反らすがそれをROADの斬破刀が妨げた。《クワァクワァ》見事に麻痺状態に陥る青怪鳥・イャンクック。ROADはその場をさっと離れ再び鬼人笛を吹き鳴らす。4人のハンターの力が湧き上がる。しかし吹き鳴らしたその後、その笛にヒビが入ったことにROADは気付いた。「くそぉ、壊れちまったか・・」鬼人笛などの笛系のアイテムは使っているといつかは壊れてしまうのだ。とりあえず効果は効いた。一斉に攻撃を開始する4人。かなりの戦闘時間がかかりすでに皆の体力も消耗が激しい。青怪鳥の体力は今だ未知数だが、それでも今までのダメージは十分なものだろう。普通のイャンクックであればとうの前に息絶えている。むしろ2、3体は倒せるほどだろう。それでも倒れる様子wぽ見せないこの青怪鳥は予想以上の強者だ。《クワワァ》麻痺から逃れ再び上昇する青怪鳥。すると今度はエリア移動を試みたか、エリア3に向かって飛行した。「よし、一時休戦だ。皆、回復しとけ」オルゴンはそう言うとバッグから残りわずかな回復薬等を取り出しすべて飲み干した。ROADも回復薬グレードを飲み干す。そして砥石を取り出し斬破刀を綺麗に砥いだ。《ピカーン》美しい雷の刃を取り戻したその刀はつねにまばゆい輝きを放つ。「さぁ、もう少しだ。最後まで気合いを抜くな」オルゴンが気合い十分に叫ぶ。武器を整えた4人のハンターが直ぐさまエリア3へ向かう。《クワワァ》上空から降り立つ青怪鳥。互いに最後の力を掛け、ついに決着をつける時が来た。『続く』◎ちと短くてスミマセン;いやぁ長い戦いです^^;次回ついに決着!どうなる結末?!では管理人は「ドラゴン桜」見るため飛翔!!《クワワワワッァ》「ま、まて逃げるなぁ!」オルゴンが気合い十分な声で叫ぶ。以上w
2005年07月22日
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【勝負――DUEL】『あらすじ』ギルド部隊と共に青怪鳥探索に出発したROAD。ジャングル地帯に入ってまもなく、雌火竜リオレイアが出現。それを見事ROADとギルド部隊に共同討伐で成功させ、そして隊長たちと合流し共に青怪鳥の探索を再び開始した。なかなか出現しない未確認モンスター。しかし突如上空に黒い影が現れ、ついに目的のモンスター・青怪鳥イャンクックに遭遇したのだった。《クワワワワァ》気高い鳴き声が辺りに響く。ついに現れた青色の怪鳥・イャンクック。その姿はどことなく普通のイャンクックの可愛らしさを失い、強く凶暴な姿を想像させる。少し濃い水色に包まれたその怪鳥は、イャンクックの亜種なのか、もしくは全くの新種なのか、それはギルド内でも知られないことである。――青い怪鳥は人鳴きすると、大地を蹴り上げ大空へ飛翔した。急な未確認モンスターの出現に攻撃の手が出なかった4人のハンター。ギルド部隊とて未確認のモンスターに対する戦闘法は知るわけがない。「やつは、こちらの様子をうかがっている。こちらも今のうちに戦闘準備をするぞ。やつの能力が分からない間は無闇に攻めるのはよせ。」ギルド部隊隊長・オルゴンが気高い声で発した。ROADはバッグから持ってきた戦闘用アイテムを取り出し、いつでも使用できるように準備をした。リオレイアとの戦闘で回復薬のいくつかがなくなったが、未確認のモンスターの戦闘とあって回復薬グレートの用意も怠っていない。ROADは手に閃光玉を握りしめた。「来るぞ!!」レノンの声が聞こえると同時に上空から青い怪鳥の足爪が襲いかかる。先にいるのはROAD。《パシュパシュ》壇上の上の方、レノンの神ヶ島から麻痺弾が放たれる。その1発が命中した。それと数秒の差でROADの手から閃光玉が投げられまばゆい光を発した。が、そこに混乱状態の怪鳥の姿はない。「あいつ、速い。」レノンの腕前ならイャンクックの飛行時など軽く打ち落とせるものだ。ROADとて飛行中の飛竜を閃光玉で落とすことなどすでにマスターしていた。しかし青怪鳥はそれをいとも簡単に避けたのだ。「やつは?!」上空にその姿はない。しかし、それは一瞬のこと。どこからともなく出現した怪鳥の鋭い足爪がオルゴンを奇襲する。「隊長!」3人の額に汗が浸り落ちる。しかしその攻撃をなんとかオルゴンは防いでいた。オルゴンの武器・ランス『龍騎槍ゲイボルガ』は鋭い先を持ち攻撃力もランスの中ではかなり上位に立つ。それに対するように防御力も高く、装備することでさらにそれを上昇させる力も持っている。それが幸いし、怪鳥の奇襲からまぬがれたのだろう。――青怪鳥・イャンクックが怒りの眼差しで4人のハンターを睨み付ける。そして口内が赤く燃え上がり、火炎液を放出した。その液が地に着くと草木があっという間に燃え焦げる。《クワワワワァ》それを4人は素早く回避。そしてROADはもう一つの閃光玉をさっと取り出し怪鳥の目の前に投げ放った。《ピシャーー》まばゆい光が辺りを包み込み、そして今度は見事に怪鳥を混乱させた。「ROADよくやった」ソルドが一早く怪鳥の腹下に潜り込み双剣・ギルドナイトセーバーを上下にかざし、怪鳥の腹に突き立てた。「行くぞぉ!」ソルドは気合い十分な声で叫ぶと、それと同時に2つの剣の刃先をそらせ、その勢いで火花が散り、双剣・鬼人化が発動した。それは一瞬の美しき舞。水属性を秘めたその剣は刃先から強力な高圧水流をまき散らし、ソルドの見事な舞によって鋭い鞭のように怪鳥の青い甲殻を斬り裂いた。《キュイィ》悲鳴をあげ怯む怪鳥。そのチャンスを逃すまいと、隊長オルゴンも鋭い槍先を怪鳥の翼目がけて突き刺す。レノンの神ヶ島からは麻痺弾が放たれ、混乱中の怪鳥はそれと同時に麻痺状態に陥った。ROADは怪鳥から距離をとるとバッグから鬼人笛を取り出し吹きならす。《ブロロォ》その音色によって4人のハンターに力がみなぎった。ROADも斬破刀を抜刀すると怪鳥めがけてそれを振るう。4人の一斉攻撃にさすがの青怪鳥も激しく叫び、そして怯みを見せる。すると「離れろ」オルゴンの指示に3人もさっと後ろに跳んだ。《クァァァ》その瞬間怪鳥の麻痺状態が解ける。そして同時にその青い翼を広げ、地を蹴ると後ろに大きく飛んだ。あくまでも距離をとるつもりだ。「こいつには戦闘知能があるのだろうか」4人のハンターと青い怪鳥との沈黙がすぎると、先に怪鳥が仕掛けてきた。再び火炎液だ。もちろんそれはハンターたちには当たる良しもない。ROADとソルドがさっと両方向から攻める。が、その瞬間怪鳥が上空に羽ばたきそして直ぐさま着地した。その風圧にROADとソルドは怯み、それを狙っていたとばかりに怪鳥の長い尾が二人をはじき飛ばした。「ぐっ」二人は地に体を激しく打ち付け唸った。「オォォ」怪鳥のよそ見のスキにオルゴンが突進する。《クワワワァ》しかしその瞬間オルゴンも宙に舞った。オルゴンの突進に戸惑うことなく青怪鳥も突進したのだ。見事に鋭い槍先は怪鳥の鱗を剥ぎ落としたが、オルゴンもその巨体をまともに食らった。「チクショ・・あの野郎、思いっきりやってくれやがてからに・・」オルゴンは直ぐさま回復薬を飲み干した。しかし突進のダメージによってバッグの中のアイテムも壊れてしまっていた。それはROADとソルドも同じであった。――地に腰を落としまさに危険な状態である3人、それを今にも攻撃しようとする青怪鳥。《パシュパシュ》それを防ごうとレノンが怪鳥に威嚇射撃する。それによって怪鳥はレノンに気をとられ、翼を広げると壇上に向かって飛翔し突進した。「クッ」レノンはさっとそれを交わしたが、しかし段差の下へと落下した。その衝撃がレノンを苦しめる。「あいつは普通のイャンクックに比べて非常に利口、かつ攻撃力等の能力も一回りも二回りも高い」その考えは4人とも一致した。残りの回復薬を飲みほすと4人は直ぐさま立ち上がり武器を構えた。防具のあちらこちらが傷つき崩れている。息も荒くスタミナも相当減ってきているようだ。それでもハンターたちの瞳は死なない。「・・さて、これからが本番だ。青怪鳥、これ以上やつの好きなようには暴れさせんぞ!」オルゴンが叫び、3人も頷いた。4人のハンターと青怪鳥イャンクックの眼孔がにらみ合う。ここからが勝負だ。『続く』◎青怪鳥を強く表現してみました。とりあえずできる限りwまぁでもやっぱ飛竜じゃなく怪鳥・・。イマイチ戦闘が物足りない^^;しかし頑張ってますです!
2005年07月20日
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【出現――APPEAR】『あらすじ』ギルドからの依頼クエスト「青怪鳥探索」に参加したROAD。ジャングル地帯でギルド部隊の副隊長・ソルドと出会い、探索を開始する。その直後、密林のジャングルに巨大な雌火竜・リオレイアが出現した。二人の力を合わせ、もう一歩で倒せるという瞬間、どこからか声が聞こえ、その後、リオレイア討伐を完了させた。そこにいたのはギルド部隊の隊長と新たなるギルドナイツ。4人のハンターが合流した。「私が隊長のオルゴンだ。よろしく。」ROADを軽く上回るその巨体はどこか飛竜並の強さを感じさせられる。ギルドナイト剣士用の防具を装備し、背には鋭いランスを装備している。それはもちろんROADの見たことのない武器だった。「こちらはガンナーのレノンだ。さっきの援護射撃で十分分かったと想うが、ガンの腕前は一流だ。」オルゴンの横に小柄のガンナー装備のハンターが立っている。オルゴンと並ぶと同じ人とは想えない大きさの差だ。武器は《神ヶ島》と呼ばれる稀少なボウガン。これはROADも最近知った。なんでも稀に採掘で手に入る《太古の塊》と呼ばれる物を復元した物だという。それには4種の武器が存在するというが、持っている者を今だ見たことはなかった。ROADはこの目で太古のボウガンを初めて見たのだ。これを復元する技術は最近できたらしく、その能力は今だ解明できていないそうだが。しかし、さすがはギルド部隊とあって持っている武器がどれも珍しすぎて、ROADは興奮するしかなかった。「ROAD君、さっきの戦いぶり、なかなか見事だったよ。」想いもしない発言が隊長から伝えられROADは驚いた。「剣裁き、素早い身のこなし、アイテムの使用、良かったよ。きっと君は沢山の困難を乗り越えてきたのだろう?その背中の斬破刀もそれを語っているかのようだ。」急な隊長の意外な一面に少しROADはほっとした。ギルドナイツの隊長とあってどれほど恐い人かと、ずっと心配していた一つの心のもやがすっと消えた。「あの・・その武器は何て言うのですか?」とROADは隊長の背に掛かったランスを指しながら聞いた。「・・ん?これはだな、龍騎槍ゲイボルガ。鋭さはどの武器にも劣らず、攻撃力も高い業物だ。ただこれを造るには多種の鉱石が必要でな。容易には手にできん一品だ。ガハハハハ」オルゴンは大きく口を開けて笑い散らした。ROADは唖然としていたが、ソルドとレノンの二人は全く見向きをしない。きっともう呆れているか、相手にしてられないといったところだろう。それでも隊長の実力は本物に違いない。ROADはそう想った。「ROADよ、お前はもっと強い武器を手にしようとは考えてないのか?」とオルゴンが聞いた。急に聞かれたものだから、一瞬言葉が出なくなった。もちろんROADにその気はあった。が、何を造るかに悩まされ、結局何も造らぬままでいたのだ。「ふむ・・お前はやはり大剣が良いのか?」とさらにオルゴンの質問が耳に入り、ROADは答えを探した。しかしその答えは自分でもよく分からずに、「まだ分かりません。でも・・このままじゃやっぱ先には進めないだろうな、ってのはよく分かってるんですが。」ROADは斬破刀を手に取り、その美しい刃先をじっと見つめた。「そうか・・きっとそのうち欲しい武器ってのが出来るはずだ。それまでは今まで通りやると良い。」オルゴンがそっとROADの肩に手を掛け、優しくも強い眼差しでROADを見た。そんな平和な雑談が止むと、いつの間にか辺りはしんと静かになり、鳥のさえずりや虫のざわめきすら聞こえなくなっていることに気づいた。4人の考えはきっと一致したことだろう。敵の出現を装うようなこの雰囲気。辺りの空気、自然、それら全てが今4人のハンター達を包み込んでいる。――それからまもなくジャングル地帯の奥地、エリア7までやってきた。そしてそれを赤い小型の肉食モンスター・イーオスたちが出迎えた。「よし、少し体を動かすとするか。」それを聞き4人は武器を構える。オルゴンは龍騎槍ゲイボルガを構えると身を低くし、目の前に立つイーオスに向かって猛スピードで突進した。その早さ、そしてその力はもはやイーオスを一瞬で引き裂き、そしてその赤い塊は断末魔の叫びを上げその場にひれ伏せた。《凄い》ただROADはそう思った。向こうでは華麗な剣裁きを見せるソルド。双剣・ギルドナイトセーバーの美しい舞がイーオスたちを一瞬のうちに絶命させている。そして段差の上からレノンが通常弾でイーオスたちを蹴散らしていた。もはや少数の小型モンスターたち相手にROADの出る幕はなかった。イーオスたちを全滅させるろそれからその場で少しの休息をとった。が、一行に真の敵が現れる気配はない。《やはり青い怪鳥などいないのだろうか・・》どこかでそう4人は思っていたかもしれない。しかし、いつもは大型昆虫・ランゴスタやカンタロスと言った厄介なやつらが出没するのだが、それがいないとあって少々胸騒ぎもしていた。「とりあえず、やつの出現しそうな場所は全て見ましたが・・。いないようですね・・」とレノンが言った。ROADもさきほどから気にしていたが、《何かがいる》そう心のどこかで感じ取っていた。しかし気の休息も必要だ。そうROADは思い、少しばかり肩の力を抜くと少し湿った大地に腰を下ろし、ふっと空を見上げた。雲がゆっくりと流れ、風がそよぐ。だがその後、辺りは一変した。「あれ・・」急に青い空は薄暗い雲に覆われ、何故か涼しげな風がやんだ。《ザザザザァ》すると突如、黒い影が姿を現した、ROADの上空に。急な物音に3人も揃って反応する。それは嘘ではない現実、今、目の前に降り立つのは間違いなく今回目的の「青い・・イャンクック・・」4人の声は揃ってその名を発した。《クワワワヮキュイィィ》その青い飛竜、いや――怪鳥は、普通のイャンクックよりも一回りも二回りも大きな体をそらせ、翼を広げて4人のハンターに眼孔を向けた。「なっなんなんだ・・。」ROADは目の前に出現した未確認のモンスターにただ驚き、そしてただのイャンクックとは何か違った力を感じた。「さて、敵さんのおでましだ。これより青いイャンクックを討伐する!これは隊長命令だ!」オルゴンが叫ぶ。ROADももちろんと剣を構える。レノンの銃口はすでに的を捕らえた。ソルドは鬼人化、オルゴンは突進の体勢に入る。未知の力を秘めたモンスターとの戦いが始まった。「クワワワァ」『続く』◎青いイャンクック出現。はたしてその能力は。そしてギルド部隊&ROADはそれをいかに仕留めるのか。
2005年07月17日
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【合流――GATHER――】『あらすじ』ギルド部隊からの緊急クエスト【青怪鳥探索】に同行することにしたROAD。そしてジャングル地帯に足を踏み入れたと同時にそこでギルド部隊副隊長・ソルドと出会う。そしてソルドとともに探索を開始するが、そこで想わぬ事態が発生。雌火竜リオレイアが突如出現したのだ。ソルドの命令により、ROADはリオレイアの討伐を開始。一方ソルドが隊に連絡をとるとROADに加勢。雌火竜との戦いが今幕を開けた。《グォォォ》大空からリオレイアの眼がROADを見下ろす。それは脅威を秘めた眼だ。そして再びリオレイアは地に降り立った。そして大きく体を起こすと凄まじい咆哮を食らわした。急な咆哮にROADもガードが遅れ、とっさに手で耳をふさぐ。しかし身動きのとれないROADは絶対絶命のピンチだ。《グォォォ》直ぐさまリオレイアの巨大な尾がRODを突き飛ばした。「っつ・・」痛みが走る。雄火竜リオレウスできた防具だけあって衝撃はそれほど激しくもないが、所々の鱗が剥がれ落ちている。剣を地に刺し起きあがろうとするROAD。しかしリオレイアの攻撃は容赦なくROADを襲う。が、それをソルドが見事な乱舞で止めて見せた。ギルドナイトセーバーの高圧水流がリオレイアの棘や鱗を根こそぎ持って行った。「ROAD、早く立て!そんな所で休めなどとは指示してないぞ!」ソルドの厳しい発言がROADをさっと起きあがらせた。「たく・・厳しすぎるぜ・・でも。」ROADは立ち上がるとさっとバッグから閃光玉を取り出しリオレイアの目の前で爆発させた。「俺は負けねぇぜ!」ROADは勢いをつけ混乱状態のリオレイアに斬破刀を振りかざした。《バチバチバチ》青光りする雷がリオレイアを焼き斬る。「良い動きだ、そのままリオレイアを横倒しに!」ソルドがそう言うと、ROADは斬破刀を斬り上げリオレイアの足を見事に弾き、横倒しにさせた。《グォォグォォ》もがくリオレイア。その体近くにソルドは落とし穴を仕掛ける。ROADはさっとその場を離れ、バッグから鬼人笛を取り出した。《ブロロォブロロォ》その音色がROADとソルドの力を増強させる。「よし!」ソルドがさっとその場から離れると、リオレイアの真下に大きな穴が広がり、リオレイアの下半身をその地に埋めた。そしてROADの斬破刀とソルドのギルドナイトセーバーが激しくうなる。「・・そろそろ攻撃中止だ。飛び出すぞ!!」二人はさっとその場を離れた。それと数秒の差でリオレイアが大空へ飛び出した。だがその瞬間《パシュパシュ》どこからか弾を撃つ音が聞こえ、それと同時に大空に舞う雌火竜の巨体が大地に墜落した。《グォォオオ》「やれ!ソルド!」どこからともなくその声が聞こえる。リオレイアは見事に麻痺状態だ。「麻痺弾・・か?あれは・・ギルドの・・」ROADの目の先に2人のハンターがいた。それはギルドシリーズの防具を装着し、どこから見てもギルド部隊の2人だった。「ROAD行くぞ!!」ソルドがそう言うと、ROADもさっと斬破刀を抜刀し、リオレイアに斬りかかった。背後からは拡散弾が撃たれ、リオレイアももがく間もなく即座にその場に横たわった。リオレイア討伐完了。――「君は今回我らとともにクエストを行うハンターだな?」先ほどソルドに命令をした男がROADに問う。見た感じからギルド部隊の隊長であるとROADもすぐにわかった。「あ、はい。ROADって言います。あの、よろしくお願いします。」ROADは一礼した。「私は隊長のオルゴンだ。こちらはガンナーのレノン。」「よろしくね。」オルゴンと呼ばれる隊長のとなりには小柄のガンナー、レノンと言う男が立っていた。。ROADは再び一礼する。「さて4人揃ったな。向こうでは別の部隊が探索を初めている。こちらもグズグズしてられんぞ。」オルゴン隊長につづいて3人のハンターも足を進めた。いつの間にか辺りはしんと静かになっていた。鳥のさえずり、虫のざわめき、それらが一切聞こえないほど。――それは真の敵が近いということの前触れなのだろうか。『続く』◎ついに隊長登場。その実力は果たして。次回ついに!!(^^)
2005年07月10日
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