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2005年08月08日
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カテゴリ: セカンド冒険紀
【経験――EXPERIENCE】

青怪鳥探索クエに出発したROAD。そしてついに出現した青怪鳥イャンクックとの激戦が始まる。ギルド部隊と強力して青怪鳥を追いつめるが、予想以上の強靱差に苦戦を強いられる。やっとのことでひん死状態に追い込み、青怪鳥はエリア3へと避難するのだった。

《クワワワァァ》傷ついた翼を精一杯羽ばたかせ、エリア3の密林地帯に降り立つ青怪鳥イャンクック。全身を包む青い甲殻や鱗が所々剥ぎ落ちている。それはROADとギルド部隊の激しい攻撃を食らった証であった。互いに激戦を繰り広げ、すでに残り体力もわずかになっているだろう。アイテムもほとんど使いきったROADたちも残るは自分たちの技術でる。巨大な武器を手に、青怪鳥の前に4人のハンターが姿を見せた。「ついに追い込んだ」全身打撲という痛みに包まれながらもなんとか回復薬でそれを耐え、剣をかざすROAD。その手に握られているのは刃先から青白い雷をバチバチと帯びる《斬破刀》である。ROADの相棒刀だ。そしてその隣に立つ大柄の男、ギルド部隊隊長・オルゴンの持つ巨大な鋼鉄の槍《龍騎槍ゲイボルガ》はその見事な切れ味で、青怪鳥の堅い甲殻も軽く貫いた。オルゴンの前方、青怪鳥の背後にすかさず回ったギルド部隊副隊長・ソルドの手には2本の片手剣。これは双剣と呼ばれ、その両剣を交差させ鬼人化という特殊な攻撃モードへと変換できる。それはもはや嵐のようで乱舞と呼ばれ、それを操れるハンターは少ないと言われている。さらにソルドの双剣《ギルドナイトセーバー》はギルド部隊にのみ与えられたもので、水属性を秘めており、乱舞中は刃先から高圧水流をまき散らし、それで敵を攻撃することもできる。青怪鳥にとってはまさに脅威の武器である。そしてサポート役のガンナー、ギルド部隊で一番小柄な彼はレノン。相棒のボウガンは《神ヶ島》という火縄銃型のものである。麻痺弾はもちろん破壊力のある拡散弾も撃てる優れものである。そしてその腕前は動く敵も軽く仕留めるまさに業物であった。見事に揃ったフォーマンセルで青怪鳥との激戦はまさに凄まじいものになっていた。未確認モンスターとあって苦戦は強いられたものの、さすがにこのメンバーで負けることもなかったであろう。――《ピシャー》まばゆい光が辺りを包む。ソルドの投げた閃光玉が爆発し、青怪鳥イャンクックの眼孔を狂わせる。「行くぞ」オルゴンが龍騎槍ゲイボルガの槍先を敵に向け、一気に掛けだした。ランスの強力な攻撃方法・突進である。見事にそれはど真ん中を貫いた。そして背後からすかさず腹下に潜り込んだのは双剣使い・ソルド。そしてギルドナイトセーバーの刃先が赤く輝くと、鬼人化モードに入り、それは目で追えないほどの素早さで美しく舞った。刃先から高圧水流が放たれ、美しい水のベールが青怪鳥の甲殻を剥ぎ取り、舞った赤き血と混合することで、美しくも脅威を秘めたそんな一瞬が激しく過ぎた。怯む青怪鳥に向かって今度はROADが、その雷を秘めた刀で見事にクチバシ部を斬りつけた。バチバチと光り輝き、怪鳥の口元は黒く焦げ、傷つく。《クワァクワァ》逃げることもままならない青怪鳥イャンクックも最後の力を振り絞って長い尾を振り回す。が、それを軽く交わすROADたち。青怪鳥の口元が赤く光り、火炎液が放射される。それをオルゴンは巨大な緑の盾で防いだ。抵抗するもすでに一度見た技に当たるわけもないハンターたち。そして奧より、レノンの神ヶ島から放たれた拡散弾が青怪鳥の頭で激しく爆発した。もはや虫の息である青怪鳥。すでに抵抗する力も尽きた。そして4人の一斉攻撃で激しく長いこの戦いは終焉を迎えた。――《ザクザク》携帯ナイフで青怪鳥の体を見事に解体し、その素材を剥ぎ取った。「青怪鳥の素材か・・」青怪鳥の甲殻の一部を手に取りながらROADが言った。4人とももちろん青怪鳥の素材を手にすることは初めてであった。その喜びははかりしれない。「ほんと・・最高だぜ」ROADはその素材を見つめながらグっと唾を呑んだ。未確認のモンスターを初めて倒したとあって喜ぶ以外に知らない。ROADはただただその素材を見つめ満足感に浸っていた。「さて、とりあえず任務完了だ。これよりギルドに帰還する」オルゴンがそう言った。そしてその後すぐにROADに迫り、その大きな手の平でROADの方をポンと叩いた。「よくやってくれた。君は素質十分なハンターだ。本当に今回は見事だったよ。ROAD君。君の成績は評価に値する。もしも君が望むであればギルドメンバーへの入隊も夢ではないかもしれんな」オルゴンは今までの戦闘時のキリっとした表情を笑みに変え、ROADにそう言った。予想も付かなかったその言葉にROADも唖然、ギルド部隊の入隊など夢にも思わなかったことである。いや、望んでも自分では絶対無理だと思っていたことだ。しかしそれが今、叶おうとしている。ROADは考えることを忘れ、それに喜んだ。がしかし、その後心を過ぎったのは自分が自由気ままなハンターであり、その自由に自分のやりたいことをできる、そういう職業であるハンターを志望したことを思い出した。「あの、俺ギルドメンバーには入らない。俺は自由なハンターでいたい。そりゃ、ギルド部隊に入れば凄い武器だって手に入るかもしれないし、凄いクエストへも行けるかもしれない・・。でもやっぱり俺は俺の好きなように狩りをして、自分の力で強い武器を手に入れて、これからも今まで通り自由なハンターでいたいです」そんなROADの発言に誰も反対することはなかった。むしろいつも冷静だったソルドが笑顔でROADを見てくれた。そしてROADに「君は素晴らしいハンターだ」と一言残した。今回の経験がROADにとってどれほど素晴らしいものだったか、それはすぐにわかるだろう。ROADのこれからの成長がそれを語るのである。『続く』

◎本当に久々の物語更新となりました^^;皆様おまたせです!そして遅くなってゴメンなさいm(_ _)mこれからもどうぞよろしくです!!





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最終更新日  2005年08月11日 20時52分52秒
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