モンスターハンタードス・EYES

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2005年11月23日
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カテゴリ: セカンド冒険紀
【――ギルドの仲間達――】

ついに黒いディアブロスとの激闘の中、勝利を手にしたROAD一行。しかしその間も虚しく闇の力がついにギルド城へと攻め入った。闇が空を覆い、そして無数のリオレウスが城へと襲撃する。多くのハンターがそれに立ち向かい、そしてマスターもついに剣を抜いた。激戦の幕開け。

「ハァァァ!!」《ザシュッ》その一撃が一体のリオレウスを斬り倒した。その剣は伝説と歌われた『伝説の双刃』と呼ばれる双剣。その身のこなしは実に熟練した業物であった。それがまさかあのマスターでだとは、皆驚きであっただろう。しかし今はそれどころではない。その一撃は凄いものであったが、その程度で倒れる相手ではないのだ。「ベッキーよ。ここは危険じゃ!一旦外へ走れっ。そして街の人々と避難するのじゃっ!」マスターがベッキーにそう指示した。しかしあのベッキーがそれを聞くわけもなく、どこからかおやすみベアを取り出しそれを構えた。「私もハンターとしての実力はあります。マスターお一人でこの場を任せるなど、私にはできませんっ」ベッキーも必死の様子であった。しかしマスターは目をつむり、その手で近くにいる兵士達にベッキーを連れて行けと言った様に指示した。「マスターっ!」その声をリオレウスの強力な咆哮がかき消した。「ふんっ、この身が滅びようと、必ずやこの場は守るわいっ。ROAD、お主が戻るまでやつらの好きにはさせんぞ」《グオォオ》火竜の猛攻撃が続く。外部では大勢のハンターが武器を振るっていた。「ソリャーー」俊足を誇る女性ハンター・クレイモアがダークでリオレウスの動きを封じた。身動きの取れない火竜に向かって二つの閃光が走る。《ザシュザシュッ》それは強力な龍属性を秘めた封龍剣【超絶一門】であった。その二人は同じその剣を持ち、素早い身のこなしで蒼い甲殻を斬り裂いた。「やるね、ハルディオ君」「そちらこそ、ケイスケ君」二人共以前ROADとクエストをこなした者達だ。見事な双剣裁きはあの頃とは比べモノにならぬほど上達していた。「二人とも!後ろっ」クレイモアの声が響く。しかしガードのできない双剣の二人にその火竜の強烈な一撃を防ぐ術はない。《グオォオオ》《ドカンッ》「はっ・・」しかしその瞬間後方から放たれた何かがその飛竜を撃ち抜き落下させた。「ふぅう・・若者よっ。気を抜くでない!ここは戦場じゃ。やつらの数は無数じゃぞい・・」どこからか老人の声が聞こえたかと思うと、かなりその場所から離れた岩壁にその老人ハンターは堂々と立っていた。タイタングレネード改と呼ばれるヘビィボウガンを抱き抱え、老人とは思えないその身のこなしでさっと岩壁を駆け上がっていく。「なんて爺さんだ・・」その姿は以前、ROADと共にバサルモスを討伐したホルスの姿であった。「まだ来るわよっ」すると今度は女性の声がした。「いい加減蒼いリオレウスも見飽きたわっ」ダークメタルSブーツを履いたその女性はさっと地を蹴りつけ、手に握りしめた麻痺槍トライデントでその火竜を壁に突き倒した。《ドシャーン》黒いブーツと言えばやはりホルスと同行していたクロだ。「ホルス、援護頼むわよっ」「わかっておる」その息は見事に一致し、そしてホルスの放った拡散弾がうごめく火竜の胴体に直撃した。激しく爆発しよろめくその火竜の瞳を二つの閃光が走った。「ハァッ」クロのトライデントが、続いてクレイモアのダークがその頭部を突き刺した。《グオォオ》連続攻撃が見事に炸裂。「ほほぅ。どうやらこの街のハンター達は十分な実力を持っているようだな」その声はギルドナイツの隊長オルゴンだ。背負った巨大な槍は以前同様、龍騎槍ゲイボルガであった。《グオォオ》それに目をつけた一体が下降し襲撃する。「隊長、あなたが出る必要もありません」その声と同時に3方向から拡散弾が放たれ見事に敵に命中した。《ドカンッ》もの凄い爆発音が鳴り響き、巨大な火竜が見事に落下した。ギルドナイトSシリーズを装着し、神ヶ島と呼ばれる銃型のボウガンを持っている。そこには青い怪鳥討伐時に知り合ったレノンもいた。彼もナイツの一員としてまた実力をつけた様子だ。さすがのリオレウスもその爆撃に身動きが取れない。そしてそのスキをついて二人のハンターが剣を抜いた。「ハァッ」激しい雷が蒼い鱗を引き裂く。伝説の神の雷を宿す雷神剣インドラを振るう彼はシオンだ。もう一人はあの老山龍の素材を使うと言われる究極の大剣・龍刀【火焔】を手にしたアスマであった。「我が剣に敵なしっ」《ザシュッ》振り下ろされた一撃が蒼い尾を斬り落とす。激しい戦乱の中、闇は止まることを知らず、城の上部が序序に闇に覆われていった。「ハァハァ・・やはりキリがないか・・」マスターもあれから必死に剣を振るっていたが、さすがに限界であった。必死に抵抗を見せるハンター一同もさすがにこの状態を変えることはできないでいる。《グオォオ》大空を邪悪な影が通り過ぎる。「ヤミニハムカウオロカモノタチヨ・・・・キサマラニカチメハナイ・・」蒼いリオレウスたちの咆哮が響き渡る。城はほぼ壊滅。大勢のハンターもいつの間にか少なくなっていた。もはや闇の力はその地を包み込んでいた。「くそぉ・・いったいどうすれば・・・」その状況にどうすることもできないハンター達。しかし諦めない者達がそこにいた。「何を弱気になってる?!まだ希望は失っていない。ROAD達が帰ってくるまでこの地を奪われるわけにはいかないよぉ!!」スカルSフェイスを被ったリーゼルがそう叫んだ。「そうだっ、俺達が諦めてどうする?!まだ希望は残っているだろう?!」そして赤鬼も。ROADに出会った大勢のハンター達が武器をかざす。諦めない多くのハンター達からほとばしる希望の光はROAD達に届いたのだろうか。「みんなぁ!!」どこからか聞こえる透き通った声。皆の心に強く届いたその声はまさしくROAD達であった。「オオォオ」大勢のハンター達が叫ぶ。ROAD達の無事を確認した人々に再び力が宿る。「うむ、よう帰ったROADよ。」マスターも立ち上がった。そして戦いは少しずつ終焉を迎えながらも、ハンター達は諦めない。「さて、この状況をどうする?!」ROAD達がついに皆と合流。事態は一転。

【――闇を照らす光――】

「ROADっ、どうよこの光景?さすがの俺様も手が震えるぜ・・」黒鬼がそう言うと、ROADもただ頷き唾を飲み込んだ。「なんて数のリオレウスだ・・」大勢のハンター達が何体かの火竜を倒した様子であったがまだその数は多い。さすがにどうすることもできない。「さてさて終焉も間近ですかね・・キサマラニ・・生き残る術はナイ・・グオォオ」黒い影が上空をうごめく。その姿ははっきりと見えず、ただその周りに集結するかの様に蒼いリオレウスたちが翼を広げている。そして5人の黒マントの男達。―――事態はただ闇に覆われていく中。「ベッキー!」突然一人の女性がそう叫んだ。「えっ?!ドリス?!」向こうから走ってくるのは以前一度だけROADも話したことがある、もう一人の看板娘の姿であった。手元には何か書類のような物を持っている様子であった。「どうしたのこんな時に?!あなた・・たしか別の街に向かっていたのよね?」ベッキーが訪ねた。久々の再開もそう長く交わす間もなくただ二人は焦っていた。「ハァハァ・・ベッキー、ここじゃ話せないわ。安全な場所へ・・」ドリスはここまで全力で走ってきたのだろうか、息苦しそうにそう言いベッキーの手を掴むと奧の部屋へと足を進めた。「どうしたのドリス・・」ベッキーは不可解そうにそう聞いた。ドリスもようやく落ち着いたのか席に腰を下ろし、持っていた書物を机に置くと差し紙の貼られたページを開いた。「ここを見て・・これはある街で入手した本なんだけど・・」そこには今まさに起きている出来事に良く似た内容が記されていた。《闇がその姿を現す時、この世界は暗黒の時代を迎える。邪悪の化身がその姿を保てる様になるまでの間、闇の使者がその姿を現し、その力で飛竜を操り世界を攻め入るだろう。闇に対抗できるのは光のみ。その光を持つ者この世界に下りる時、奇跡が起きるだろう。そして闇は闇に恐れる。封印されしその力を手にすれば、大いなる闇を封じ込める事ができるだろう》その内容は一体何を意味しているのだろうか。「最後の方の文章の意味がわからないわ・・今ここに書かれている通り、多くの火竜がこの街を襲っている・・でも全く勝てる希望がないわ・・」ベッキーは悔しそうに歯を食いしばった。「光・・その希望はきっと現れるはずよ・・それまでこの街が、皆が持つかどうか」「そんな存在するかも解らない希望に何を期待すれば良いの?!」ベッキーもドリスもただ黙ってしまった。―――「ROAD・・俺達、このまま滅ぶと思うか?」リゾットがROADにそう言った。「・・俺達の力じゃもうどうにもならないかもしれない・・でも何か・・闇よりももっと凄い力が・・」「・・?」《グオォオオ》そんな二人を一体のリオレウスが捕らえた。「来るぞっ」《ドカンッ》強烈な火球が辺りを粉砕した。《ギュオォオオ》猛スピードで二人を襲うリオレウス。それをROADの放った閃光玉が止めた。「・・こいつでいったい何匹目になるだろうな?」ROADもリゾットも武器を構えた。黒いディアブロスとの激戦後、早速この地で休む間も無く戦いが始まった。さすがの二人もそう長くは持たない様子であった。するとブレイブも姿を見せた。「ちっキリがねぇぜ・・こいつら・・単独なら雑魚なのになっ」辺りは燃え盛り、火竜の咆哮が鳴り止むことはなかった。大勢のハンター達はすでにボロボロになり、もはや武器を振るう力もない様子であった。「何でもいい・・奇跡よ・・起きてくれ・・・」ROADも無駄だと思いながらもただそう祈るしかなかった。「アンコクノジダイガハジマル・・ホロビルガイイ・・」上空より邪悪な影が忍び寄る。しかし何だろうか、急にあれほど凶暴的に暴れ回っていた火竜が動きを止めた。「ナニ?!どうしたというのだ?さぁもっと暴れるんだ!」あの黒マントの男達が急に焦りを見せ始めた。急に何かが辺りを眩しく照らしていく。「何だ?!何が起こった?!」《グオォオオオ》《バシュッバシュッ》するとどこからか強烈な咆哮が鳴り響き、その方向から何発もの火球が放たれた。蒼いリオレウスとは比べモノにならない大きさ、そしてその威力ははかり知れない。それが黒マントの男たちに直撃した。「なっなんだ~グオォオ・・」激しい爆発がその男達を消し去る。ハンター達にその状況を理解できるわけもなかった。ただ暗い闇が途切れ、目映い光が差し込んだ。「ナッナンダコノヒカリハ・・ナゼヒカリガ・・」邪悪な影がその姿を薄めていく。眩しい光は威力を増し、一気に闇を消し去った。マスターもその状況を把握できない。ただその目映い光の中から美しい銀色の火竜が姿を現したのは紛れもなく現実であった。「闇よ・貴様の好きにはさせぬ・・我ら火竜族をよくも好き勝手してくれたな・・」突如姿を見せたのはまさしく銀色のリオレウスであった。「銀色のリオレウス・・あんなのが存在するのか・・」ROADだけではない。その光景を見た全てのハンター達が驚きを隠せないでいた。「オノレ・・マタシテモキサマ・・・ワガチカラニタテツコウトハ・・シカシワガチカラハイゼントハチガウ・・・コノバハヒイテヤロウ・・ダガオボエテオケ・・ヤミガカナラズセイスル・・」そう述べた闇の邪神は黒い霧となってそのおぞましい姿を消し去った。いったい何が起こったのか。ROADたちには知るよしもなかった。ただ上空には眩しく輝く銀色のリオレウスの姿があった。そして蒼いリオレウスたちがそれに従うかの様にその姿を遥か空へと消していった。「奇跡が起こったのか・・」「あれが・・紛れもなく・・闇を打ち消す光・・」【続く】

◎闇に照らされた光の存在。ついに出現した銀色のリオレウス。事態はどうなる?!





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最終更新日  2005年11月25日 20時07分50秒
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