MORITA in Cyberland

PR

×

Profile

mrtk@jp

mrtk@jp

Archives

July , 2026
June , 2026
May , 2026
April , 2026
March , 2026
July 3, 2014
XML
カテゴリ: 読書
「夏には怪談」という方もいらっしゃいますが、
私自身は「怖い話」って苦手で、絶叫系マシーンには乗れても、
お化け屋敷の類にお金を払って入る気はございません。

とは言え、怖いもの見たさ、というのはあるわけでございまして。

作者がミステリー系だから大丈夫だろうということで、 京極夏彦 先生の『 遠野物語remix 』、 柳広司 先生の『 怪談 』を購入しました。

…怖かった。



遠野物語remix 』は、 柳田國男 先生の『 遠野物語 』を口語体にして、順番を分かりやすく差し替えたという作品なのですが、合理的解決を有さない、不条理で不合理な物語は、日常の中にぽっかり空いた真っ暗な深淵を覗き込むようで、背筋が凍る思いがします。

角川ソフィア版には、 柳田國男 先生の原版も収録。


遠野物語remix 遠野物語remix 付 遠野物語




一方の『 怪談 』。


怪談 [ 柳広司 ] 怪談 [ ラフカディオ・ハーン ]


こちらは 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン) 先生の『 怪談 合理的 」な「 怪談 」が語られる短編集。

先生の作品は、本当に良く練られているなぁと、いつも感心しますが、今回はこの知性的・理性的な合理性と、それだけでは割り切れない「 怖さ 」のバランスが素晴らしい。

所収の「 雪女 むじな 」を代表として、やはり人間の心の闇が一番怖い、ということを思い起こさせてくれます。

==========
日常に潜む不条理の怖さ 」という言葉にすると、どちらも同じなのですが、異形の者の怖さを取るか、人間の心の怖さを取るか、いわゆるホラー的な怖さはありませんが、それ以上に怖い両作品でした。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 3, 2014 09:06:47 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Comments

mrtk@jp @ Re[1]:本と共に~「ぼくらはそれでも肉を食う」(06/19) >そらねこさん コメントありがとうござ…
そらねこ@ Re:本と共に~「ぼくらはそれでも肉を食う」(06/19) はじめまして。本の題名につられてお邪魔…
浅葱斑@ 心のハレっていいですよね? こんにちは。 誕生日の暦から今の自分、未…
I read your post and wished I'd wrtietn it@ I read your post and I read your post and wished I'd wr…
mrtk@jp @ Re:★芝居★ 劇団ここから 『春の遭難者』 (10/13) こちらこそ、素晴らしい時間を過ごさせて…

Favorite Blog

ロシア生活2004-2012 koshka0467さん
 eco-blog 環境エン… 拓也@エコブログさん
Chobi's Garden chobi-rinさん
紺洲堂の文化的生活 紺洲堂主人さん
mypo MihO in Berlinさん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: