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2004.11.06
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カテゴリ: 日替わり日記
>そのたった一通の手紙で、たまきは結婚を決意するのでした

そうなのですか!たった1通で!
まさに「心を惹きつける手紙」だったのでしょうね・・・。(hiyokitiさん)

水車小屋

たまきに一目惚れして求婚した夢二でしたが、彼の一途さはその後あらわれるどの女性に対しても同じようにひたむきなものでした。

夢二は早稲田実業学校(現・早稲田大学)時代に左翼思想に傾倒していたふしがあります。日本の社会主義活動の中央機関誌『光』には、さかんに反戦の絵を描いていました。また『平民新聞』※に風刺的コマ絵を連載し、幽冥路(ゆめじ)の筆名で川柳の連作も発表しています。
夢二はその後コピーライターや作詞にも才能を発揮しますが、この頃書いていた川柳で短い文章で簡潔に表現する手法を学んでいたのでしょう。もちろん、川柳家がすべて、優れたコピーを書くわけではありません(トホホ…)。
上記の画「破れた水車小屋」は結婚した翌年に描いたものです。

夢二とたまきの、小さな部屋での新婚生活が始まりました。
読売新聞に入社し、安定した収入が得られるものと思って安心したたまきですが、この頃から夢二の悪癖に気づきます。

この頃、会社の主任と折り合いが悪くなり、とうとう新聞社を辞めてしまいました。たまきは妊娠していました。
たちまち生活が苦しくなりましたが、夢二の才能を買う友だち数人が家の世話をしたり、夢二が画業で立てるようにと、皆で支えてくれる私設後援会のようなグループができました。
夢二も喜び、画を学びに行きました。友だち達は、妊娠しているたまきを助け、家事なども手伝ってくれました。しかしこのことがまた、たまきをより苦しませることになるのです。
夢二は、自分の留守中に友だちがたまきに親切にしたことを邪推し、たまきに焼火箸をくっつけたり、妊娠中の腹に乗ったりと折檻をしたのです。それを見かねた友だちがとりなすと、一層嫉妬の炎を燃やすのでした。
それでも友だちたちは夢二夫婦を助け、ようやく長男の虹之助が生まれました。
友人たちは「僕たちがこれ以上出しゃばると君たちの平和を壊すから、そろそろ退散する」と、善意の支援体制は終わることになりました。
この頃になると夢二の名は知られるようになっていましたが、家計は貧しくたまきの着物を質に入れてようやく生活をするといった按配でした。
とうとう親子三人は、九州に住む竹久両親を頼って九州の枝光に行きました。
しかし、枝光は夢二の仕事を満足させる土地ではありませんでした。すぐに夢二ひとりで上京し、知人の二階に間借りしました。
この知人がクリスチャンだったことから、夢二は神の存在を知ることになりました。
嫉妬すると妻たまきに、いわゆるドメスティックバイオレンスともいえる暴力を振るう夢二でしたが、優しいときにはとことん優しく、宗教に触れているときにも純粋無垢のようになるという一面をもっているのでした。


さて、その数々は少しずつ書くことにしましょう。



くるくる




※平民新聞
明治期の社会主義新聞。[1]週刊「平民新聞」1903年(明治36)11月15日~1905年1月29日。「万朝報」を退社した堺利彦,幸徳秋水らが発行し,社会主義運動の最初の機関紙的役割を果たした。石川三四郎,西川光二郎らが参加。発行所は東京府有楽町の平民社。だいたい,タブロイド判8ページだて。英文欄は,斯波貞吉,安部磯雄が担当,挿絵は平福百穂と小川芋銭が協力した。第53号に「共産党宣言」を訳載し,しばしば発売禁止にあい,ついに発行停止となり全紙面赤刷りの第64号で廃刊。[2]日刊「平民新聞」1907年1月15日~4月14日。1906年11月「新紀元」派と「光」派が合同して再興した平民社から発行された。1907年1月に結成された日本社会党の機関紙として,社会主義思想の大衆のなかへの浸透を目的として編集された。今日の新聞の大きさで,創刊号の12ページ以外はすべて4ページだて。日本社会党結社禁止後の4月13日に発行禁止となり,翌日の第75号で廃刊。


















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Last updated  2004.11.07 01:52:46
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Re:待てど暮らせど来ぬ人を―その4 たまきの苦悶(11/06)  
苺1500 さん
壊れた水車はどんな意味を持つのでしょう?家庭の崩壊?
私も結婚前に夫が書いた小文に惚れてしまいました。ずっとそんな感じできましたから、今になって「おとこ」の魅力ってものに目覚めています。もう遅いのにね、我ながら可笑しくて。
ま、こんなものかな。 (2004.11.07 14:09:30)

Re[1]:待てど暮らせど来ぬ人を―その4 たまきの苦悶(11/06)  
msk222  さん
苺1500さん
>壊れた水車はどんな意味を持つのでしょう?家庭の崩壊?

なぜでしょうね、この頃の芸術家は破滅願望のある人が多い。辻さんもややその気があったのでは…。

>私も結婚前に夫が書いた小文に惚れてしまいました。ずっとそんな感じできましたから、今になって「おとこ」の魅力ってものに目覚めています。もう遅いのにね、我ながら可笑しくて。
>ま、こんなものかな。
-----
まあ、一種のおのろけですね。
遅くないですよ、もう一花…いかが。
(2004.11.08 00:34:56)

Re:待てど暮らせど来ぬ人を―その4 たまきの苦悶(11/06)  
夢子0506  さん
おはようございます。
私は前々から、ドメステイクバイオレンスと言うものが信じられないと言うかなじめないと言うか。男の人が女の人に手をあげるなんて。でも事実あるんですね。友達の一人がダンナになぐられたことがあるもの。私なら絶対許さないわ。毎日剣道の防具かなぎなたの防具をつけてわざと、アピールしてやるけど。
また話がそれました。新婚時代に『破れた水車小屋』なんてタイトルの絵を書くこと自体に不安を感じます。
(2004.11.08 08:38:29)

Re[1]:待てど暮らせど来ぬ人を―その4 たまきの苦悶(11/06)  
msk222  さん
夢子0506さん
>私は前々から、ドメステイクバイオレンスと言うものが信じられないと言うかなじめないと言うか。男の人が女の人に手をあげるなんて。でも事実あるんですね。友達の一人がダンナになぐられたことがあるもの。

僕は子どもの頃、一度だけ同級生の女の子を殴ってしまい、先生にこっぴどく叱られました。
叱った後、先生が「お前、よく手が届いたな」だって。
その女の子は僕より10センチほど背が高くて、大きかったのです。
それ以来、女に手をだすとロクなことがないと懲りました。妻にも手をあげたことがありません。
しかし、言葉の戦いは絶対女のほうが強いからねー。
立場の弱い者に力を使うのは、こころの貧しい人間ですね。

>私なら絶対許さないわ。毎日剣道の防具かなぎなたの防具をつけてわざと、アピールしてやるけど。
>また話がそれました。新婚時代に『破れた水車小屋』なんてタイトルの絵を書くこと自体に不安を感じます。
-----
はい、こころの弱さと芸術的才能は別物ですから…。
(2004.11.08 12:36:36)

Re:待てど暮らせど来ぬ人を―その4 たまきの苦悶(11/06)  
chappi-chappi  さん
こんにちは♪

枝光ですか! なんとローカルな・・・
私の実家からそう遠くありません。今はスペースワールドというテーマパークがあります。
たしかに、夢二にとっては退屈でしょう。何もないところです。
あ~、しかし、なつかしい。帰りたいなあ。
おか~ちゃ~~ん。
(2004.11.08 15:40:38)

Re[1]:待てど暮らせど来ぬ人を―その4 たまきの苦悶(11/06)  
msk222  さん
chappi-chappiさん
>枝光ですか! なんとローカルな・・・
>私の実家からそう遠くありません。今はスペースワールドというテーマパークがあります。
>たしかに、夢二にとっては退屈でしょう。何もないところです。

自然がいっぱいというのがダメなんですね。絵を描いても誰も買ってくれない。

>あ~、しかし、なつかしい。帰りたいなあ。
>おか~ちゃ~~ん。
-----
おとうちゃ~ん!
(2004.11.09 00:20:20)

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