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おはようございます今日は実習日誌を短時間で書き上げるための一つのテクニックを紹介します毎年実習生が苦悩している実習日誌ですが、普段書き馴れていない人は日誌を書くのも一苦労です当院へ来る実習生に話を聞くと、最初は書くまでに2~3時間かかったと言う話もざらに聞きます慣れてくると1時間かそれ以内で書けるようになる子も多いですが、とにかく実習日誌は実習を行う上でかなり重要な作業の一つであることは間違いありませんこの実習日誌に関して一つ簡単な工夫で記載する時間を大幅に短縮できる方法があるので、今日は日誌の書き方について解説します実際に実習へ来た実習生たちにも伝えて効果が出ているので、是非これから実習を控えている学生たちの手助けになればと思います1.いきなり書き始めないまず大事な事はいきなり書き始めないと言う事実習日誌は大学ごとによって書式が決まっていると思いますが、だいたい共通しているのは今日の目標、1日のスケジュール、考察の3点かなと思いますこの中で今日の目標や1日のスケジュールはそこまで記載に時間を要しませんが、最も時間がかかるのが考察です目標は事前に指導者と打ち合わせたり、1日を通して体験した内容から収穫や課題だったことを記載するのでそれほど時間はかかりませんスケジュールに関してもただ行った事実とその時間を記載するだけなのでここもさほど時間はかかりません一番の難敵が考察ですだいたいの実習日誌はこの考察のスペースが一番多く記載欄があり(A4の1枚~1枚半ほど)、フリースペースを0から埋めていくものがほとんどなので最も頭を悩ませるポイントです考察はなにも考えなければ体験した順番に内容を書き始めていくのが一般的ですが、この書き方だととにかく多重課題が多くなります多重課題としてはまず体験した内容を思い出しながら書く、次に何を書こうかを考えながら書く、空白を気にしながら引き伸ばして書く 等多重課題になると人間集中力が途切れてくるので、最初にやるべきはいきなり書き始めたい気持ちを抑えて、一度手を止めることですそして考察を書く際の骨格を作ることを優先し、文章を書き始める前に日誌に今日何を書くのかを先に決めてしまいます2.2~3項目の大項目を作る具体的にはまず今日見聞きしたいくつかのトピックの中から日誌で取り上げる題材を2~3個選びます実習に来ると見聞きすること全てが新しい事なので、体験したことを全て書きたくなる学生さんもいますが、情報を取捨選択することもソーシャルワーカーとして一つの重要なスキルになります例えば①Aさんとの面談に同席した場面②他職種とのカンファレンスに同席した場面③指導者からの振り返りで言われた言葉上記のように今日1日に体験した場面を切り取る作業から始めます3.項目にタイトルを付ける取り上げる題材が決まったら、その項目にタイトルを付けます先程の例で言うと①Aさんとの面接場面でSWの使っていた面接技術について②他職種カンファレンスから見えたSWの専門性について③指導者からの振り返りで得た自己覚知の重要性についてのように各テーマごとの骨格を先に作ってしまいますテーマ付けまで終われば、おおよそ自分が今日何を書きたいか(書けばよいか)がかなりはっきりとしてきますここまで出来れば後はそれぞれ文章として一つずつ内容を記載していくだけなのですが、ここまでの作業だけでも多重課題をかなり軽減させられます既に日誌の骨格は出来ているので、あれこれ考えずに後はタイトルごとに一つずつ集中して書くだけになります4.事実、考察、収穫(又は課題)の順で記載するこれだけでも十分時短効果は認めるのですが、さらにもう一つ書き方の工夫がありますそれは毎日書く内容を固定化すること具体的には事実、考察、自分が得た収穫(又は課題)の順番で毎回内容を書いていきます例えば先程の①Aさんとの面接場面でSWの使っていた面接技術についてで考えると面接場面でSWが相づちと反復を使っていた(事実)相づちは相手との信頼関係を築くうえで重要なスキル。反復は相手への共感と話を理解してくれているという安心感を与えるのに重要なスキルだ(考察)相づちは普段も使っているし、すぐにでも取り入れられる。反復は普段使わないので、相手の発言を注意して聞きながら咄嗟に要約して言葉に出来るか不安が残る(収穫又は課題)の順番で思ったことを書きだしますどんなテーマであれ、体験した場面を取り上げた時点で何かしらの事実(見た場面、聞いた内容、自分が話した内容 等)がそこにあるはずなのでまずは事実を書いて、それに対して自分が考えたこと、感じたことを書き、最後に自分だったらどうするかを書くことを一貫して行うと日誌を書くことに慣れていきます毎回違う内容で書いているとなかなか書くスピードは上がりませんが、書く内容をこの事実、考察、収穫課題で統一すれば書き方に慣れてきて、書けば書くほど日誌にかかる時間は短縮できるようになります5.記載例以上を踏まえて、例に挙げた①について実際に日誌を書くとしたら以下のようになります①Aさんとの面接場面でSWの使っていた面接技術について 面接の際にSWは時折相づちを打ちながら、話を聞いていた。そしてクライアントの「入院したことで仕事を辞めさせるのではないか」という言葉に対して、「仕事のことについて不安があるのですね」と反復していたことが印象的だった(事実) この場面から2つの気付きを得た。一つは相づちを打つことでSWが自分の話を聞いてくれているとクライアントにも伝わり、安心して話を出来ているように感じた。最初は顔がこわばり緊張した様子だったクライアントが、徐々に表情も穏やかになり自分自身のことを話し始めた所が特に印象的だった。 このことから相づちを打つことで相手にこちらが話を聞いていることを伝える効果があり、その結果相手に安心感を与え、信頼関係を築くことに繋がると考えた。 2つ目は相手の言葉、特に感情を反復して伝えたことで、よりクライアントが話をしやすくなったように見えた。実際にこの後から「派遣社員と言う立場で会社から首を切られるのではないか、とても不安である」と自身が会社でおわかれている状況や、自身の感情をさらに話してくれていた。 このことから相手の言葉、特に感情について発した言葉を見逃さずにSWが反復することで、相手に共感を与えてより話が深まっていくのだと考えた。(考察) 実際に私が面接場面に入った時には相づちは意識して出来ると思う。反復に関しては面接でこちらが聞きたいことに集中して、上手く相手の感情を拾い上げることが出来るか、また面接中に咄嗟の判断ですぐ相手の言葉を反復することが出来るかは少し自信がない。 これから実際にクライアントとの面接場面ではまずは相づちを意識してクライアントとの信頼関係を築くところから始めていきたい。相手の発言の中から感情に関する言葉が出た時には見逃さずに相手へ反復することも面接場面における課題の一つとしたい。(収穫又は課題)*まとめ*一番重要な事は実習日誌をいきなり書き始めないことまずは今日の日誌に書くテーマを2,3個挙げるテーマが決まればそれぞれにタイトルを付ける後はテーマごとに今日見聞き・体験したこと(事実)、体験して感じたこと(考察)、自分自身への評価(収穫又は課題)の順番で書いていくその日の課題が見つかれば、明日の目標に課題を記載すればOK!収穫があればそれをさらに伸ばすでも良いし、まだ未体験のことを課題に持って行っても良し時間のかかる学生さんほど、思いついた順番に書いていき、「今日どんなことがあったかを思い出しながら書く、次何を書くか考えながら書く」と言う多重課題に取り組むので時間がかかりますまず最初に日誌の骨格を完成させてから、一つ一つのテーマに集中して書く方が圧倒的に時短になりますさらに事実、考察、評価の順で書くように書く内容を統一してしまえば、毎回書く内容を悩む必要もなくなります慣れない実習生活で心身ともに疲労していると思うので、せめて記録は早めに終わらせて、残りの時間をリラックスして過ごせるように試してみて下さいあなたの実習期間が実り多いものになるよう、実習指導者の一人として遠くから応援しています!!!
2022年08月24日
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おはようございます。今日は指導者の立場から病院実習の前に何を学んだらよいかを、実習指導者の立場から私見を述べようと思います。1.現場実習の構造まず現場実習の構造としては大きく分けて、事前学習(実習前)現場実習(実習中)事後学習(実習後)に分けられます実習と聞くと現場実習だけを意識される学生が多いと思いますが、実際はこの3つの段階に分けられます現場実習は180時間以上(社会福祉士養成課程の変更で今後は240時間になる予定)と規定されているので、たいてい23日間、もしくは24日間で組まれるところが多いと思います23日間の中で学べる内容には限界がありますそのため、現場実習は気付きを得るためのきっかけでしかなく、事前学習と事後学習の方がむしろ重要だと言えますただ、学生の時点で初めて仕事や実際の対象者と触れ合える機会でもあるので、23日間で得られる経験が非常に大きく、濃密な時間となることには疑いの余地はありません2.事前学習、事後学習の意義この限られた現場実習の23日間をより意義のあるものにするために、事前学習と事後学習がありますソーシャルワークにおける面接技法(バイスティックの7原則や面接のための環境設定、観察ポイント等)を学んだ状態で来る実習生と、わからないで来る実習生とでは実習中に得られる経験が全く変わってきます事前学習が不十分であれば、現場実習で得られる感想としては「ソーシャルワーカーの仕事がわかった」「面接中に相手の言葉だけでなく表情やしぐさを見たり、色々なことを意識しないといけないとわかった」「受容と傾聴が大事だとわかった」くらいなものですこれらはバイスティックやソーシャルワーク援助技法を学べば、わざわざ現場へ来なくても理解できるような内容です実習指導者の立場からすると学生の理解度に合わせた指導しかできませんなぜなら理解度以上のことを説明しても、学びが深まらないと思うからですなので面接における最低の技術が身についていないと思えば、面接に同行させて面接中に意識するポイントから説明しながら観察してもらいます面接の座り位置はどこでなぜそこに座ったか、面接中に観察するポイントはどこか、面接の進行(始め方や終わり方)はどのように行うか などです一方で、事前学習でこれらの基礎的なところが身についているなと思えば、より実践的なソーシャルワークの内容に関するところを観察してもらいます面接の目的は何か、話してもらった内容の中で主訴はどこにあったか、ソーシャルワーカーが質問した内容の意図はなんだったか、対象者の発言や態度からどんなことが読み取れたか、沈黙の持つ意味がなんだったか 等より深い部分を意識させますこれらを意識したうえで実際に実習生が面接を実施するのと、前者のように「とりあえずアイコンタクトを取って、否定せずにうなずく」だけの面接ではなく後者では「相談の内容にまで踏み込んで相手の行動や発言が意味することはなんだったか、自分が発現した意図はなんだったか」までを意識して実践に臨んでもらうことが出来ますこれは座学だけでは学べない範囲なので、実習に来て実際に対象者と合って現役のSWからフィードバックをもらって初めて学べる部分でもあると思いますまた現場学習の23日間では実習期間の中で見つかった課題を改善したり、出来た点をさらに伸ばすと言う所までは期間的に難しいです先に述べたように実習期間中は自身の気付きを深めるための期間だと言えますそのため実習期間で学んだ気付きを深められるかどうかは事後学習にかかってきます実習始まる前の学生さんからしたら「実習だけでも不安なのに、実習が終わってもまだ続くのかよー」と魂の叫びが聞こえてきそうですがソーシャルワークを学ぶことは必ず社会に出てから役に立つので、「未来の自分への投資」だと思って頑張ってくださいソーシャルワーカーにならなくても、人間が社会的な生き物である以上どこへ行ったって人間関係やコミュニケーションは必ずついて回る問題なので絶対にあなたの人生に役立つと明言できます何を学んだらよいかわからない方は過去の記事でもMSWに必要なスキルや知識などを書いたものがありますので、見てみてください↓↓ほんの一例ですが参考までに社会福祉士は何を学ぶのか会話が続かないと悩む人へ ~ コミュニケーションにおけるMSWの技術3.事前学習で学んでほしい内容(私見です)ここからは私が病院の実習へ来る学生へ学んでほしい内容です①病院の種類・実習先の病院が急性期なのか回復期なのか療養型なのか・救命救急センターの機能を持っているのか、がんの相談支援センターを有しているのか、周産期医療センターの役割は、地域の中核病院か病院の機能や役割によって対象も変わりますしMSWに求められる役割も変わってきます(子供のことを学びたいと思って介護保険施設へ実習へ行く人はいないですよね)そもそも急性期、回復期、療養型ってなんですかってことにならないようにまずは調べましょう②バイスティックの7原則ケースワークにおいてSWが意識しなくてはいけない7つのポイントですとりあえずこの7つのポイントを押さえておけば最低限ソーシャルワークっぽくはなるなと個人的には思っています逆にこれらが抜けているとソーシャルワークではなく、素人が行うただの悩み相談になってしまうと思うので7つは覚えてきてほしいですバイスティックについて書いた記事もあるので読んでみてくださいMSWを目指す人へ伝えておきたい話 ~ バイスティックの7原則③ソーシャルワークの展開過程面接スキルはソーシャルワークの基本技術になりますが、ソーシャルワークは面接だけやれば良いわけではありません面接で信頼関係の構築と情報収集を行い、そこからニーズを発見して対象者自信が課題を解決できるように支援するのがSWの仕事ですそのためインテーク(初回面談)から終結までの一連のソーシャルワークの過程を理解していないと、「ここに困っているならこうしたらいい、ああしたらいい」と場当たり的な対応となり、やはりお悩み相談の域を抜けません得た情報を基にアセスメントしてプランニングして、実行後に評価して、フィードバックまでして初めてソーシャルワークとして成り立ちますなぜそうしたのか、根拠を提示できて、何度やっても同じような質の支援を提供するためにはこのソーシャルワークの展開過程を理解しておく必要がありますソーシャルワークの展開過程についても過去の記事で触れています社会福祉士は何を学ぶのか④自己覚知個人的にはとても大事にしているポイントが自己覚知です自己覚知とは自分のことを理解すると言う事ですが、実習生が自分自身のことをどこまで理解しているのかですたとえば緊張しやすいだとか、ネガティブに物事を考えがちだとか、話すときに手を触る癖があるだとか、相づちの打ち方に癖があるとか実習中に指導者からも指摘されるとは思いますが、実習前からある程度わかっておくと実習期間を通して自分の中にどんな変化や学びがあったかを考えるときに自己覚知が非常に役に立ちます自己覚知が出来ている実習生なら実習前と実習後の自分を比較して成長度合いを可視化することが出来ますが自己覚知が出来ていないと、「自分にはこんな癖や特徴があることがわかった」で止まってしまうので実習前後の変化を可視化することが難しいです自己覚知の方法やチェックすべき方法も書いてあるので見てください人間関係で活かせるMSWスキル③自己覚知___________*結論*実習期間(23日間)は実習のほんの一部でしかない事前学習でしっかりと学べた実習生だけがより深い学びと気づきを得ることが出来る学んでほしい内容は実習機関の種類、バイスティックの7原則、ソーシャルワークの展開過程、自己覚知何をみて学んだらよいかわからない人は、過去記事でも触れているので見てください
2021年10月07日
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おはようございます。今日はMSWの仕事の一つ、「地域活動」について解説していこうと思いますこのシリーズはMSWの業務指針に書かれている業務内容を基に解説しています今日でいよいよ最後です公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会(↑↑クリックしてみてください)1.療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助2.退院援助3.社会復帰援助4.受診・受療援助5.経済的問題の解決、調整援助6.地域活動今日は・地域とは・MSWの行う地域活動とは・まとめの順番で解説していきます全体通して8分ほどで読めると思います時間がない人は最後のまとめだけなら1分もかからないで読めるので、そこだけみてもらってもよいかと思います1.地域とは地域活動を考えるうえでまずは「地域」とは何かを考えます地域とはある特定の場所や土地等の区画を指す言葉ですこれまでの解説の中で「社会」について取り上げたことがありましたが、社会は人が2人以上存在するところに存在する何かしらの共通点やルールを持った人間の集まりのことを言いましたこの地域と社会の関係を言い換えるならば、地域は「場所」を中心とした考え方で、社会は人を中心とした考え方ですそのためSNS上等の仮想空間にも社会は存在するのに対して、今のところSNSなどに対して地域と言う言葉を用いることはあまりありません(NFT技術が発展してきて、インターネット上でも土地の売り買いが始まっているので、今後はインターネット上でも地域の概念が出来るかも)つまり地域と言う言葉を使う時には現実世界での住んでいる土地や場所が深く関わってくることになりますこのインターネットを使って土地や地域を飛び越えて人々が交流を出来る時代に軽視されがちになっているけれども、人間が24時間インターネット空間で生活できない限り切っても切れない関係にあるのがこの「地域」ですそしてその地域ごとの特徴を地域性と呼び、地域性を理解することはソーシャルワーカーの業務を考えるうえでも不可欠な要素です例えば私の住んでいる土地の地域性は「農業が盛んで季節労働者が多い」 「夏暑くて冬寒い」 「周辺では一番大きな街で、社会資源はこの地域では多い方」 「近隣市町村への移動に1時間ほどかかる」 「スポーツ合宿が盛ん」 「観光地へのアクセスが良い」 等が挙げられますMSWにとっては季節労働者が多いと、保険の切り替えをちゃんと行っていたか、傷病手当金の失業後の継続が受けられるか夏暑くて冬寒いと夏場は脱水や腸炎、冬場は骨折による転倒や脳血管疾患が増える周辺では一番大きな都市なので近隣の市町村からも患者が搬送されてくるが、搬送だけで1~2時間ほどかかる観光客やスポーツ合宿を多く受け入れていると道内外に限らず他の地域からの患者も多い 等地域を知ることでMSWの業務や対象を知ることが出来る手掛かりにもなります2.MSWの行う地域活動とはMSWの行う地域活動とは自分の働いている機関(病院)だけでの活動に限らず、地域に飛び出して行う活動、また病院へ来る患者だけを対象にするのではなく地域に住んでいる方や地域の資源をも対象にすることを言います具体的には他の保健医療機関、保健所、市町村等の関係機関と連携して地域の患者会、家族会地域のボランティアを 育成、支援すること 地域の関連職種を集めてケア会議等を開催し、患者が地域で生活を続けられる様なネットワークづくり を行ったり、MSW自身もそのネットワークの一員になること関係機関、関係職種等と連携し、高齢者、精神障害者等の在宅ケアや社会復帰について地域の理解を求め、普及を進めること等ですこの地域活動の内容は多岐にわたり、所属している機関の特徴やMSW一人一人が何をしたいかによってもかなり個性の出る業務です私が実際に行っている地域活動としては地域住民を対象とした病院ボランティアの講習会開催や病院ボランティアとしての登録・活動支援病院受診へ繋がらなかったり、逆に退院後も継続した地域とのかかわりが必要な患者の担当者会議の開催や参加病院として行っている地域の方を対象とした医療に関する講話を出張しておこなう出張講座の講師活動(・病院とお金の話 ・臓器提供とは)臓器提供に関する市民向けの啓発運動への参加(イベントでの周知活動、市民公開講座の講師 等)や、臓器提供に関する医療者向け絵の勉強会への参加や開催地域の身寄り無し患者の受け入れに関する対策を考える会議の開催(市町村担当者と近隣病院との会議)等があります同じ病院の中でも他のMSWたちはがんに関する家族会の開催や、がんと就労の両立のためのネットワーク構築、図書館と病院との連携子供の虐待防止のための関係職種(市役所、児童相談所、保健所、病院、学校 等)でのネットワーク構築ケアマネージャーや介護系施設、病院の連絡協議会への参加アルコール依存症の方の患者・家族会、勉強会の実施精神障害者の方を受けてくれる民間アパートや地域の不動産会社との連携と支援看護学生等への講師活動地域住民への健康相談事業の相談員派遣等々 挙げればきりがないですが、本当に皆それぞれに地域活動として多岐にわたる活動を行っていますおそらく病院が変わればさらに幅広い活動を行っていると思いますし逆に所属する病院によってはあまり地域での活動を良しとしない病院もあると思います私が所属する病院は地域との連携や地域社会への還元を積極的に行っていこうと言う病院なので積極的に地域活動も取り組めていますもしあなたが地域活動に興味があって、これから就職先を探すのであれば是非就職の面談の際に「御院のSWが行っている地域活動にはどのようなものがありますか」と質問してみると良いでしょう積極的にやっている病院ならたくさん教えてくれると思いますし、やっていない所ならほとんど出てこないと思います3.ソーシャルアクションこの地域活動の延長上にソーシャルアクションがありますソーシャルアクションとは読んで字のごとくですが、社会に対して働きかけを行っていくことです具体的には国や都道府県などへ制度の新設を訴えたり、新しい施設や資源などを開発を行うこと、患者の権利を擁護したり代弁したりして社会への参加を促すこともソーシャルアクションの一つです地域活動は自分の住んでいる地域の中で行う活動ですが、ソーシャルアクションはその対象が自分の住んでいる地域に限らずにより広い範囲で影響を及ぼす活動のことを指します地域活動での実践を学会で発表したり、地域での取り組みをまとめて他の市町村や地域を超えて共有・伝達することもソーシャルアクションの一つと言えます地域活動やソーシャルアクションに共通して言えることは、普段は聞き手に回ることの多いMSWですが、発信する力も重要であると言う事ですこのインターネット社会や時代の流れを考えると今後ますます、この「発信力」が問われるようになることは間違いないと思いますこのブログもMSWを目指す人や、MSWと関わる人、現在MSWをやっている人などへ有益な情報を届けたいと思って書いていますMSWを知っている人が一人でも増えて適切にMSWの支援を受けられる方が増えてくれれば書いている意味もありますし、ソーシャルアクションンにもなると考えています4.まとめ地域とは一定の土地や区画を中心とした物事の捉え方社会が「人」を中心とした考えであるのに対して、地域は「場所」を中心に考えるMSWの行う地域活動とは所属する機関(病院)の中だけではなく、所属する地域の中で仕事をするということ具体的には患者団体の創設やボランティアグループの創設、社会資源の開発、強化にも取り組んでいく事を指す患者家族のニーズに応えるためには既存の資源だけでは足りないことが多い「無いものは無い」と諦めるだけではなく、無いものは作ればよいと言う発想も大事地域活動の幅や対象が広がれば、ミクロ(狭い対象)からマクロ(広い対象)へとSWの対象も広がり、ゆくゆくは社会全体の困りごとを解決していくことになる(ソーシャルアクション)MSWの存在を一人でも多くの人に知ってもらって、必要な時に適切にMSWと相談が出来る社会の創設に微力なりとも貢献できればと思って、今後もブログの更新を続けていきます
2022年02月16日
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おはようございます今日は社会福祉士取得のための実習時間が追加になったことに関しての話ですこれまでは社会福祉士の国家資格要件として180時間の現場実習が必要となっていましたが、今の大学2年生の代からこれまでの180時間に加えて、もう一か所別の施設で60時間の実習を追加で行うことになりましたその関係で先日北海道内の社会福祉士養成大学の説明会に参加しましたその時の説明の概要も含めて、実習時間が増えることの意義と今後学生に求められることについて私見を述べていこうと思います1.実習時間180~240時間へ変更社会福祉士なるためには福祉系の大学や専門学校等を卒業して国家試験に合格する必要がありますが、その養成カリキュラムの中に現場実習が含まれています受験資格取得ルート(社会福祉士振興・試験センターHPより)これまでは必要な実習時間は180時間(1施設以上)でしたが、今の大学2年生から240時間(2以上の施設)へと変更になることが決まっていますこれまでは基本的に1か所の施設での実習だったので、ソーシャルワークの展開過程に関してみてもらったり実際に援助計画を立案してもらったりは可能でしたが、その後のフィードバックや修正は大学に戻ってからの事後学習で補ってもらうことが一般的でした180時間ではソーシャルワークの基礎を実践の場で理解して、学んだものを実際に一度活用することまでは出来ても、「実際にやってみて上手くいかなかったことを次の支援に生かす」という所までは出来なかったように感じますまた社会福祉士が働くフィールドや対象の幅の広さが見えづらかったことも課題だったと指導者の立場からも感じていました例えば私の病院へ実習へ来た学生にとってはMSWとしての業務や求められる役割は180時間の中で充分に理解してもらえると思いますしかし病院以外で働く社会福祉士の役割や業務内容に関しての学びは深まりません他機関との連携でケアマネや包括、社協、高齢者施設、児相、障害福祉サービスの管理責任者等との連携場面は見られるかもしれませんが、それだけで他の分野で働く社会福祉士の役割が理解できるわけではありませんそのため時間数が増えて2つ以上の施設を見ることが原則となったので、社会福祉士の仕事の幅の広さが見られる点は今回の改定の大きなポイントだと思います学生時代に現場に出向くことはなかなかある経験ではないので、どうしても「実習先での体験」はインパクトが大きいですし、その後の進路選択においても大きな影響を与えるものだと思いますその中で一つの機関しか見ていないのと、複数の機関を見たことがあるのとでは後者の方が圧倒的に学生にとってのメリットは大きいと思いますまたソーシャルワークという答えが一つではない学問(社会科学)において(基盤となる部分は同じだとしても)、一人の指導者からだけ指導を受けることで学生の視点が偏ることのリスクは大きいと個人的には思っていました複数の機関で実習を行うことで複数の指導者から教わることができることも学生にとってはメリットが大きいと思います学生からすると「指導者によって言うことが違う」と不満を言いたくなる方もいるかもしれませんが、「これが正解」という一つの解があるわけではないのでそれも当然なことです(当然ソーシャルワークの基盤や最低限の共通ラインは身に付けた上での話です)むしろ様々な視点がある中から自分らしい援助の仕方や視点を見つけていく作業こそが「社会福祉士の醍醐味」であると思うので、いろいろな人と関わって様々な意見を聞きながら代えの利かない唯一無二の存在になっていってください2.実習時間が増えることの意義実習時間が増えて、複数の機関で実習を行えることの意義は先に述べたとおりですでは実習時間が増えることの意義とはなんでしょうか結論から言うと、社会福祉士の実習時間は少ないので実習期間中に教えられることにも限界があったが、時間が延びたことでより高いレベルでソーシャルワークを学ぶことが出来ると思いますこれまでは180時間の中で職場理解、地域特性の理解、職種理解、ソーシャルワーク理解、他職種連携、他機関連携、ソーシャルワーク技術の確認、ケアプランの作成と実施とおおまかにこれだけのことを詰め込んで教えていました180時間ではこれらを全体的に触れていくので、どうしても本題であるソーシャルワークを学んでもらえる時間は180時間中の半分か良くて2/3程度でしたここに60時間が追加されると、前半部分の説明は一度受けているものとして、追加になった60時間分はほぼそのままソーシャルワークの理解と実践に費やすことが出来ます一度実践した学生であればその内容をふまえて、自分の苦手な部分がどこかうまくいったところはどこかを考えながら望むことで、初回よりももっと深く自身のソーシャルワーク実践について学ぶことが出来ます(理論としてだけではなくて)そもそも社会福祉士はほかの専門職に比べて実習時間が少ないということは、私が学生時代(10数年前)から感じていました私は北海道にある名寄市立大学というところで当時は社会福祉学科、看護学科、栄養学科の3学科連携(2年生短大の児童学科も当時はありました)を売りにしていたので、看護師を目指す学生と管理栄養士を目指す学生と4年間同じ大学で過ごしました社会福祉士は現場実習は基本的には4年間で1度だけです(1日、2日の見学くらいの職場体験なら何度かありました)社会福祉学科は基本座学がメインでこれといった実習のようなものはほとんどありませんでした栄養学科も同様でしたが大学内にある給食センターのような所で、実際に給食を作ったりなどの学内実習を毎週のように行っていました看護学科の学生に至っては1年生の時から実習が組まれていて、それに向けた学内での実習も盛んに行われていました社会福祉学科では高校の教員免許なども取れたため、教員免許取得希望者は4年次に教育実習などもありましたが、社会福祉士としての実習は3年次の実習だけでした私は当時病院実習がなかったので4年生の時に2週間程度の自主実習を帯広と名寄の病院でもさせてもらいましたが、正規の実習(社協)だけでは到底MSWの業務も社会福祉士の業務も理解できなかったです今回実際に他の資格の実習時間を調べてみましたが、社会福祉士の実習時間は少ないことがわかります看護師は大学1年生の時から4年時まで何回にも分けて3千時間近くの実習をこなしている社会福祉士に最も近い資格である精神保健福祉士も210時間で、病院と地域の2か所の実習に行くこととなっています精神保健福祉士の実習を受ける学生は大抵社会福祉士も受ける人が多いと思うので、実際に私の職場へ来る精神保健福祉士受験予定の学生たちも、社会福祉実習で来る学生よりも広い視点でものを見られる子が多いと思います(社会福祉士は3年生、精神保健福祉士は4年生での実習)学生にとって実習を通して学べることは非常に多いです理論としてソーシャルワークの展開過程や相談援助技術としての面談技術を理解したとしても、実際の面接場面で援助を実践できるかということは全く別の問題になりますなぜなら理論は面接の場面を切り取って、時間をかけて持っている知識の中から「こういう場面ではどうしたらよいか」を考える作業ですが実践ではその一瞬一瞬の場面で理論を頭の中でフル回転しながら、その時々で瞬時に答えを出す「反射神経」が求められるからです理論としては知識を身に付ければよいですが、実際にスキルを生かして働くためには実践の中でトライ&エラーを繰り返すしかありません学生のうちからこの貴重な経験を体験をできる場は基本的には実習しかありません今回60時間追加されたことで、初回の実習の中で実際にトライして、うまくいったことやうまくいかなかったことを事後学習で振り返ってもらい、再度2回目の実習でトライできることになったことはとても大きな変化だと思います2回目の実習ではより目的意識をもって実習に臨んでもらえると思うのと同時に、実習指導者の立場としても1回目の実習での最後に行う評価では2回目へ向けての具体的な課題も意識できるようなフィードバックが必要になるなと思っています逆に2回目の実習を受ける時には一回目の課題も踏まえた目標設定が必要になると思います3.学生に求められること実習指導者の立場からすると当然、2回目の実習を受ける際にはある程度の基礎は出来ているものとして接します初回の実習では自施設の説明や施設内でのソーシャルワーカの役割、業務の理解、面談場面のロールプレイ、ソーシャルワーク実習と時間をかけながら行いますが、二回目の実習に関しては前半の説明にかける時間は圧倒的に省くと思います領域は違ってもソーシャルワーカーの仕事に対する理解はある程度あるものだと考えるからです学生に事前学習で求められることは、これまでの「ソーシャルワークに関する基礎知識」に加えて「ソーシャルワーカーが働く領域とその対象の理解」に関してもより幅広く学ぶ必要があります具体的には病院であればその病院の有する機能(「急性期なのか回復期なのか、療養なのか」「救命救急を受けているのか」「都会で資源が多いのか、田舎で資源が少ないのか」「がん相談支援センターや認知症疾患利用センター等の特別な役割も担っているか」等)ソーシャルワーカーの対象となる患者はどのような人が多いのか(年齢層はどのくらいか、住んでいる地域はどのあたりか、どんな疾患が多いのか等)2回目の実習ではこれら領域と対象理解に関しての説明時間は圧倒的に省かれることが予想されるので、60時間と言う限られた時間の中でスムーズに実習に入るためにはこれらは事前学習である程度理解しておく必要がありますただ対象の理解に関してはホームページ等で見て出てくるものでもないので、過去に実習機関へ行った先輩に聞いたり、実習前の事前打ち合わせで実習指導者に聞いてみるのも良いでしょうまた2か所目での実習先では「初回の実習先でソーシャルワークの基礎は学んできているだろう」という目で見られるのは不可避だと思うので、より高いレベルでのプランの立案や実施後の評価・フィードバックまでを求められることもあるかもしれないそのため初回の実習の中でソーシャルワークに関して基礎の部分での理解が足りないと感じた点があるのであれば、しっかりと学内での講義の中で振り返っておく必要があるでしょうまとめると社会福祉士が働くフィールドについて広く理解すること、初回の実習で学んだソーシャルワークの展開を今度は実習生主体で行えるように事前学習や初回実習後の事後学習で取り組むべき課題だといえます学生自身からすると実習時間が増えて大変だと思うかもしれませんが、複数の実習機関を見られることで自身の職業選択の幅が広がることや学生の内からより実践的な能力と経験値を詰めることは間違いなくあなたにとってプラスになることなので、事前学習・事後学習大変だと思いますがしっかり学んで実習をあなたの糧にしてください*まとめ*これまでは社会福祉士の国家資格を得るために必要な実習は180時間(1施設)だったが、今の大学2年生から240時間(2以上の施設)へと変更これまでは1か所の施設で180時間以上の実習のみだったので、社会福祉士の幅の広さが見えづらかった複数の施設を見ることで社会福祉士の仕事の幅の広さが見られて、学生の就職における選択肢も広がると思う他の資格に比べて社会福祉士の実習はあまりにも少ない看護師は大学1年生の時から4年時まで何回にも分けて3千時間近くの実習をこなしている似たような資格の精神保健福祉士も210時間で、病院と地域の2か所の実習に行くこととなっています今回のカリキュラム改正で実習にかける時間も増えたことや異なる領域の施設を複数見ることが出来るようになったことは学生の今後の職業選択や就職後の社会福祉士としての質の担保を考えた時にプラスに働くと考えられる学生に事前学習で求められることは、これまでの「ソーシャルワークに関する基礎知識」に加えて「ソーシャルワーカーが働く領域」に関してもより幅広く学ぶ必要があるまた2か所目での実習先では「初回の実習先でソーシャルワークの基礎は学んできているだろう」という目で見られるのは不可避だと思うので、より高いレベルでのプランの立案や実施後の評価・フィードバックまでを求められることもあるかもしれない社会福祉士が働くフィールドについて広く理解すること、初回の実習で学んだソーシャルワークの展開を今度は実習生主体で行えるように初回実習後の事後学習で取り組むべき課題だといえる私の働く病院でも毎年社会福祉士と精神保健福祉士の実習生を受けているので、これまでも多くの学生と接してきましたが実習期間を通して本当に目に見えて1日1日成長していきますし、最初は「大変だったり、緊張したり、帰りたい」と思うこともあるかもしれませんが、最後は実習に来てよかったと思ってくれたり、なんなら「時間が足りません」と言う子も少なくありません国家資格の受験資格を満たすこと以上に、実習ではこれまでにない挑戦の連続で人間的にも大きく成長できるのが実習の良いところだと思っていますし、実習指導者は一番身近で学生の成長を見守れる特等席だとも思います私のもとへ実習へ来てくれる学生さんだけではなく、実習を控えるすべての学生さん、未来のSWの皆さんを応援しています!!何か気になることや知りたいことがあればコメント欄に書き込んでくれれば返信しますね。
2022年06月15日
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今月から社会福祉士の実習生を受け入れるので、先週から受け入れに向けての準備を行いました社会福祉士の病院実習を受けるに当たり、受け入れ直前にどんな準備が行われるかを紹介しようと思います0.病院の承諾まず大前提として、実習を受けるに当たり自分が働く施設に許可を得なくてはいけません実習を受けることで大学から一人3万円とかのお金が施設に振り込まれたりはしますが、実習を受けるにあたって必要なコスト(実習生を持ちながら仕事することで生じる時間外等の人件費、ネーム、マスク、資料・パンフレット、ユニフォームのクリーニング代 等)を考えるとどう考えても病院からの負担の方が大きくなる設定ですそれでも次世代育成は必ず必要なことなので、そこをいかに理解してもらうかが重要です自施設で実習をして病院へ就職した人が既にいれば、ひとつの実績としてアピールできるでしょうし、大学との関わりを持っていくことで、いざ増員の機会が来た時に学生を確保しやすくなると言うメリットは施設にとっても大きいと言えますそのあたりのメリットと学生の確保のしづらさなどを言葉巧みに操りながら自施設からの承諾を得ることも、実習を受けるうえでまず初めにクリアしなくてはいけない課題ですちなみに私の病院では毎年受け入れているので、病院の承諾はさらりとクリアできます(看護師やリハビリ、ME、臨床検査技師等 学生支援も積極的に行っている所ではハードルは低めです)これから初めて実習を受けると言う施設は是非、この最初の課題と向き合う所から始めてみて下さい1.大学との事前打ち合わせ実習生を受けるにあたって何人の学生を受けるのか、実習期間はいつからいつまでなのか、どのような学生が来るのかなどの詳細を養成校側の大学とも打ち合わせを行います受け入れる側としても何人の実習指導者がいて、自施設ではどのようなことを学べたり、どのようなプログラムを組めるのかという内容を大学側へも情報提供しながらお互いに情報のすり合わせを行います実習前の事前打ち合わせなどで大学から実習期間中に指導してもらいたい内容や、実習施設から事前に学んできてもらいたい内容なども伝えて置いたりします2.実習生との事前打ち合わせ大学との事前打ち合わせが終われば、今度は実習に来る学生本人とも事前の打ち合わせを行います学生の実習に臨む上での疑問や学んでおいた方が良い内容を質問してもらったり大学との事前協議も踏まえて実習までの事前学習で学んできてほしい内容を実習施設側からの要望も伝えますあとは事前に立ててもらった志望理由や実習課題、達成目標、実習中に体験できる内容の確認や、より具体性を持った内容に変更が必要か等の確認も行います実習中のユニフォームや必要な持ち物、実習日誌の提出方法、実習期間中の学生の食事や止まるところの確認等、もこの事前打ち合わせの時に確認します3.電カル対応のパソコン準備実習中はカルテを見たり、記録を打ったりする機会も多いので電カルの入ったパソコンを準備しますMSWの実習生にとってカルテから情報を読み取る力は、事前の患者像のイメージとMSWの業務理解においてとても重要になってくるので、電カル対応のパソコンは必須ですカルテを見るには多くの力を求められます略語だらけの魔法の文章から必要な文書を読み解く力、プロフィール等から家族構成や職業、保険情報など必要な情報を収集する力、一人の患者に対してどれほど多くの専門職が関わるか、など何かと得られることが多いです職場では一人一台パソコン支給されていることころがほとんどだと思うので、実習生用にも1台パソコンを用意しておくと空き時間も情報収集等に当ててもうことが出来たり、何かと便利です4.座席の確保物理的な面でもそもそも来てもらってどこに座るのか、机や椅子はどこに設置するのか、指導者とコミュニケーションを取りやすい位置はどこか等色々な事を考えて場所を決めます1か月間長いのでなるべく過ごしやすくコミュニケーションがとりやすい座席を確保してあげることが理想でしょう(実際はすでにある配置を動かせられないので、空いたところに座ってもらうしかないことも多いと思いますが)5.予定表の作製実習期間中のプログラムを作成し、学生へ大まかなスケジュールを提示できるように事前に用意しておきます他のSWからの業務説明や定期のカンファレンス、事前に予定が立っている面談、IC、ケア会議、患者会、事例検討会等わかる範囲で書き込んでいきます後はそれぞれの週ごとの実習目標を記載して、1週目では所属機関やMSWの業務の理解2週目ではSW援助技術に関しての理解3週目ではSW実践4週目では報告(事例発表会)と評価という大まかな目標設定で私の施設では行っています急性期病院であれば面談等はだいたい飛び込みか数日前に決まることがほとんどだと思うので、私の施設では本当にざっくりとした予定だけそれでも実習生からするとおおまかな流れを最初にわかっておくことで、目標の共有と心の準備をすることが出来ます6.他のソーシャルワーカーへの協力依頼業務説明や面談、カンファレンス等への同席を依頼しておきます1カ月の間に休む日があったり、業務が多忙すぎたり、逆に暇な日があったりで面談同席などの予定を組みづらい日も当然ありますそんな時に職場の同僚たちに協力を仰ぐ場面も絶対に出てくるので、事前に実習生の実習課題やプロフィールに目を通してもらったり、指導者のみならず職場として受け入れをする雰囲気を事前の準備段階で作っておきます当然所属長へも受け入れのスケジュールや部署としての協力の許可を得ておきます7.ユニフォーム、ロッカー、セキュリティーカード等の準備 実習中に着るユニフォームや更衣のロッカー、シューズロッカー等の準備も事前に行っておく必要がありますあとは意外と忘れがちな院内を移動する際に必要なセキュリティーカード、実習先によってはPHSや携帯電話などの連絡ツールが必要になる場面もあるでしょう*まとめ*社会福祉士の実習生を受け入れるための事前準備の話所属する病院への説明と実習生を受ける承諾を得る実習生を送ってくる大学との日程や人数、学ぶべきポイント等に関する事前打ち合わせ実習生自身との実習の目標や実習中のプログラム、実習前の課題等に関しての打ち合わせ電カル対応のパソコンや記録システムの準備実習生が座る座席の確保実習期間中のプログラムの作成他のソーシャルワーカーへの実習生への指導や業務内容の説明、面接への同席、実習期間中の自身の業務の協力依頼ユニフォーム、更衣室のロッカー、カードキー等の実習期間中に実習生が利用する環境の準備ざっとまとめるだけでもこれだけの事前準備が必要です実習生を受けるために、現場の実習指導者には自身の日常業務に加えて最低でもこれだけの業務が求められます実際に実習へ来る実習生も事前学習や慣れない実習に対して不安でいっぱいだと思いますが、受け入れる側としても相応の準備をして皆さんを受け入れてくることは理解したうえで、積極的に実習で学びを得て行ってください大学側も実習を受けてもらう施設にはそれ相応の負担を強いていることを理解して、是非真剣に学生と共に実習へ臨んでもらえればと思います次回は実際に実習生が来てから実習指導者が行うことをまとめていこうと思います
2022年08月20日
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おはようございます。昨日は学習効率アップのために、まず最初に読んだ本が良いという理由でビジネス書お勧めの初回としてアウトプット大全の紹介をしました本日は全人類必見の大人のためのお金の教科書「金持ち父さん貧乏父さん」を紹介します_____________この本はアメリカで書かれた本で、著者は日系のアメリカ人であるロバート・キヨサキさんが自身の幼少期に出会った自分の父親である「貧乏父さん」(教師なので安定した職業ではあった)と友人の父である「金持ち父さん」(自身で会社を持った企業家)の二人の父からお金やビジネスについて学んだ体験を基にお金について教えてくれる本です1.この本を読む意義資産運用をしない人はたとえ給料が上がったとしても一生お金についての心配は消えませんお金持ち=たくさんお金を稼ぐ人ではなくお金持ち=お金の管理方法について知っている人です年間何千万と収入が無くても、お金について学ぶことで将来あなたがお金に困らなくても良くなります今よりも月に数万円でも多く稼げるようになったとしたら、あなたの生活に少しは余裕が出来るようになると思いませんか?しかも自分で働くのではなく、「お金に働いてもらう」ことが出来たらあなたの時間を奪うことなく、お金を増やすことが出来ます資産運用始められない人はこの「お金に働いてもらう」という意味が分からないと思いますが、始めた人はすぐにこの意味を理解できるようになります別に今お金に困っていないと言う人でも今より数万円多くお金を稼げるようになれば、あなたの残業や休日出勤を減らして家族や趣味の時間を増やしながら今までと同じ額の収入を得ることもできますつまりお金について学ぶことであなたのプライベートの時間を増やすこともできるのですあなたの周りにも給料はあなたよりも多くもらっているはずなのに、常に住宅ローンや教育費の支払に追われてお金のために嫌な仕事であっても辞められないと嘆いている人はいませんか?つまり、給料が上がったとしてもお金について学ばない限り、一生支払いに追われて支払いのために仕事をしつづけることになりますお金について学ぶことで、給料以外で収入を得る方法を増やすことが出来ます給料以外での収入が出来ると精神的に安定できます「今の会社にしがみ付かなくてもいいんだ」と精神的にも余裕を持って働けますし「老後にむけて将来が不安」と漠然とした今後の不安にとらわれることもなくなりますお金に関しての不安がある人は是非一緒にお金について学んでいきましょうちなみに私は金持ち父さん、貧乏父さんを読んでからお金について学ぶ重要性を理解して、昨年の4月から本格的に資産運用を始めていますその結果、この1年半で下記の通り約65万円ほどお金を働かせて資産を増やすことが出来ました(楽天証券使っています)2.本の内容・お金を稼ぐ=労働 だけではないことを理解する私たちはこれまで仕事につくための教育を受けてきました小学校から大学までずっと働くために必要なスキルを身に付けてきたのでどうしてもお金を稼ぐと思った時にこの働くことしか思いかびませんしかし、実際は労働で得られる収入だけでは暮らしは豊かにならないので労働収入の他にお金の稼ぎ方としていくつかの選択肢を持っておくことが重要ですその中の一つが以前から話している資産運用です資産運用のように自分が働かないで作り出したお金を「不労所得」と呼びます具体的には株や投資信託、家賃収入などがこの「不労所得」に当たり、自分で働かなくてもお金をあなたのために増やしてくれる仕組みです労働所得にも会社に勤める方法もあれば、自分で会社を始める方法もありますし、人を雇って代わりに払いてもらうこともできますとにかく収入を増やすための選択肢を多く持つことで経済的自由につながっていきます私のような会社員でもはじめやすいのは株や投資信託での資産運用が、簡単で良いと思います・貯金のリスクを知る「株とか資産運用ってなんか怖いから、将来に備えてとりあえず貯金」している人も多いと思いますが、貯金のリスクも知っておくべきです貯金のリスクとは・増えないリスク・お金の価値変動についていけないことです私があげた記事の中でトップクラスの視聴を頂いたこちらの記事↓↓でも詳しく解説していますが*初心者向け資産運用の話*② 0からの始め方貯金だけでは100万円を10年間預けても税引き後で80円程度しか利子は付きませんが、資産運用をすれば年利4~6パーセント(資産運用で目指せると言われる平均)で運用したとして、100万円で10年後に税引き後でも約384,200円の利益を生み出せますお金を預ける先を銀行にするか、資産運用してお金を保有するかの違いだけでこれほどまでの差が出ます知っているか知らないかだけで、本来増やせるべきお金を増やせないのは貯金の大きなリスクですお金の価値は絶えず変化し続けることもわかっていないといけません昔は同じ日本で会っても大卒の初任給が10万円だった時代もありました今では大卒で初任給20万くらいは稼げますよね当時の人は10万あったら十分に生活が出来ましたが、今ではそうはいきません当時の会社員が給料から3万円貯金して、ずっと使わなかったとして今の時代での3万円が当時の価値では6万円くらいありましたしかし、貯金して今までずっと保有し続けたとしても3万円は3万円ですよねなので当時3万円を使ってしまった方が6万円分の体験を出来たのに、貯金し続けることでお金の価値が半減したことになります社会が良くなってお金の流通量が増えるとお金の価値が下がってしまい、預金している金額は変わらなくてもそのお金で買えるものが減ってしましますこの価値の変動についていけないのも大きなリスクです政府はインフレを目指して給料を上げていく気でいますし、国民も給料が増えることを望んでいるのでこの先お金の流通量が増えて必ずお金の価値は下がっていくことは覚えていた方が良いでしょう(30年前がそうだったように)・資産と負債の違いを知る持ち家は資産か?という問いにあなたは答えられますか?何十年も昔から争われる論争ですが、これは資産と負債の違いを分かっていないことを端的に表しています資産とはあなたの懐にお金を運んで来てくれるものですつまり給料、株の配当金、不動産所得などです反対に負債とはあなたのポケットからお金を奪っていくものですクレジットカードの支払、家賃、住宅ローン、車のローンなどでしつまりあなたの持ち家に毎月ローンを払っているのであればそれは負債ですし、持ち家に誰かを住まわせて家賃を得ているのであればそれは資産ですこの資産と負債の違いがわかっていないと、給料が増えても同じように負債の支払わなくてはいけないお金も一緒に増えていくのでいつまでたってもお金の支払いに悩まされる人生があなたを待っています3.お気に入りワード・社会では学校の成績ではない、何かが必要。それは頭のよさよりも度胸の良さだ。学校にいるときは学力が優劣をつけるために基準でしたが、社会に出てからはそれは通用しませんむしろ恐れずにすぐに行動できる度胸の良さがある人が評価されるのは本当にその通りだと思います・お金は実際には存在しない。これがお金だとみんなで決めたものがあるだけだこの考え方がわからないと先ほど言ったお金の価値が変わるということもわからないですし、お金に働いてもらうという感覚もつかめませんお金はそのものに価値があるわけではなく、国が作った価値を計るための物差しにすぎないことは絶対に理解しないといけません・神は受け取る必要はないが、人間は与える必要がある何かを得たいときはまずあなたが先に与えなさいと言うことを言っていますリスクのない生き方を望む人は何も得られない人です資産形成にしてもそうですし、人間関係においてもあなたは私のために何をしてくれるのか?というスタンスの人が多い気がしますそうではなくて、あなたのために私が何が出来るか?まずは自分が差し出すような気持ちを持つことの重要さを学びました4.読んで始めたこと・投資信託をはじめた最初はこわいのでなくなっても生活を脅かすほどではない金額からスタートしました何も考えなくてもできるプロに一任の投資信託から初めて、ランキングの上位の方にあったeMAXIS Slim全世界株式 → 5万5千円eMAXIS Slim新興国株式インデックス → 3万8千円楽天全世界株式インデックス → 3万円を購入半年ほどでそれぞれ 1万2千円1万円9千円ほどのリターンを出すことが出来ましたこの体験で初めて私は「お金を働かせることが出来た」と実感できました・株を始めたお金を働かせることを理解した私はもう少しリスクを取って資産を増やそうと思い株もマンガでわかる株の本を読んで勉強して始めてみました始めた当初はラッキーパンチでCMやる前の出前館の株を見つけて3万円くらいのプラスを出しました(その後保有し続ければ10万くらいのプラスになってました)その後は調子に乗って他の株も買ったところ、買った先から値が下がるを繰り返してトータルで3万くらいのマイナスを出しトントンにしっかり勉強しなくてはと思い株の雑誌ZAIが出している株入門の本を読んでまた1から勉強をして今ではトータルで20万くらいプラスにして現金に換えることも出来ました株を始めてよかったのは利益を出せたのもそうですが、政治や経済のニュースを見るようになったことです時事ネタにも敏感になって、社会人としての常識も身に付くようになります_____________*結論*この本を読むまでは「一生懸命働いて昇進して、給料が増えれば生活も豊かになる」と考えていましたでも実際はお金について学ばないと収入が増えても結局はクレジットカードやローンの支払いに追われる人生になることがわかりましたポイントは労働以外のお金の稼ぎ方についても学び、お金を生む選択肢を多く持つことお金のことを学ぶ上で超初級編、基礎をしっかりと教えてくれる本ですお金のルールを学ぶことで「子供にお金を残したい」という考え方から、「自分で生活していけるように正しいお金の知識(教育)を与える」ことが重要だと考えさせられたTime is Money. 時間をかけた分だけ利益は生み出せます 早く行動に移せるか、社会に出てからはその度胸が必要ですこの本が気になった方はこちらか見てみてください↓↓改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・キヨサキ ]
2021年07月15日
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