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2022年10月12日
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カテゴリ: 病院
おはようございます



今日はソーシャルワーカー(特にMSW)の専門性を他職種連携の視点から考えていきます



そもそもソーシャルワーカーがわからないと言う人は前回の記事をご覧ください↓↓

ソーシャルワーカーの専門性について考える ⓪ソーシャルワーカーとは



ソーシャルワーカーは社会福祉士と言う資格を持った専門職ですが、その業務の汎用性の高さから専門性が何なのか利用者はもちろん、ソーシャルワーカー自身もしっかりとこれだと言う共通の認識がないのが現状かと思います



今回のシリーズでは専門性を考えるきっかけになればと思いお届けしています




是非参考になればと思います





*今後の予定

⓪ソーシャルワーカーとは
​①他職種連携​
②他機関共同
③厚生労働省
④業務指針
⑤実習指導要綱
⑥私の考える専門性



​1.他職種との連携が必要な理由


ソーシャルワーカーの仕事は 利用者の抱える課題を解決すること




利用者の課題は当然人それぞれに違うもので、たとえば外見が瓜二つで同じ環境下で育ってきた双子であっても考え方は全く同じにはなりません




それだけに人の抱える課題には 個別性 があって、 ある人から見たら「大したことない」 で片づけられることであっても、 ある人にとっては「どうしても譲れない大切なこと」 であるという事実をまずは理解しなくてはいけません



そのため世間一般に言われる 「ふつう」や「常識」という言葉に違和感を感じる ソーシャルワーカーは多いと思います




これら個別の課題を解決するためには、課題の内容によって必要な情報を提供したり様々な角度からの情報収集やアセスメントが必要になります




ソーシャルワーカーの役割は課題を抽出してそれを解決することですが、 直接的に解決する能力はほぼなく 、それぞれの専門職や資源とつなげることで間接的に援助を行う職種のため、他職種との連携は不可欠です




ちなみに病院で言うとリハビリは麻痺や障害に対して、リハビリの技術を提供することでそれらを直接改善する術を持っており、それがリハビリの専門性だと思います








医師であれば診断を付けて医療の指示を出したり、手術や処方を通して直接的に病気を治したり症状を和らげることが出来ます



ソーシャルワーカーは医療行為も出来なければ、リハビリや身体的な介助も看護も診断も基本的には出来ません




ですが、 相談援助技術を用いて信頼関係を構築したり、課題を見つけて本人自身で課題を解決していけるように支援していく ことは出来ます



特に病院であれば病気が原因で起こる様々な課題(医療費、就労・就学、介護、療養、家族問題 等)を解決するために、他職種の専門性や知識を借りないとわからないことや解決できないことが多々あります








そのため他職種へのリスペクトを欠いてはソーシャルワーカーは絶対にいけないと思いますし、他職種連携においても重要な要素だと思います



2.他職種連携で求められるソーシャルワーカーの役割


他職種連携の中でソーシャルワーカーに求められる役割は二つです



一つ目は ソーシャルワーカーの視点からのアセスメント です




良くも悪くもソーシャルワーカーは純粋な医療の専門職ではないので、医学的な知識は他の専門職に比べて少ないです





そのため医療面以外の側面からの情報も支援において重要な視点です





例えば病院を離れた時に対象の生活を意識して薬の飲み方や症状が出た時の対処法に関して考えるのは医療者らしいアセメントです





ただ副作用によって仕事や就学に影響が出たり、医療費の支払いで経済面での困難さが生じた時にどうするかという問題に関しては意識が向かなかったり、それは医療者として扱うべき問題ではないと考えられます




また近年多くなっている家族関係の疎遠であるケース(身寄り無し)等に関しても、医療者として問題であるとの認識は持ちつつも、それに対しての医療者の側面からアプローチなどは出来ない(取り方がわからない)ことが多いです




これらの医療職の苦手な部分をソーシャルワーカーは問題解決するうえで重要な要素だと認識するので、家族背景や経済的な状況、入院前の生活や趣味等本人の人柄や意向も踏まえたアセスメントはソーシャルワーカーの視点からのアセスメントと言えます





特に経済的な状況や家族背景に関しては、信頼関係を築いたうえで利用者へのメリットや必要性も提示しつつ踏み込んで質問をしていく必要のあるテーマです




2つめは 社会資源や外部機関との連絡調整窓口




以前よりは看護師やリハビリも外部機関と直接連絡を取る機会も増えてきましたが、未だに外部機関との連絡を躊躇する他職種も多いです




また外部の機関からしても病院へ相談したいことがあった時にどこへ相談して良いのかわからないと言う意見もかなり多いように感じます




そうした時に相談窓口が一つ決まっていると言う事は院内外からしても大きなメリットとなります



転院相談や入院相談等も基本的には一つの部署が相談窓口となっていることが多く、転院してからの疑問点などでわからないことがあった時も内容に関わらず、まずはその窓口へ問い合わせを行うと言うのが病院間で連絡を取り合う上での一つのルールになっています




ただし、そこで窓口となる部署には様々な相談が飛び込んでくることになるので、どんな相談でも一旦は受けつけて適切な部署へ繋いだり、自ら解決案を提案したりする幅広い知識が求められます



先述したようにソーシャルワーカーは自らのスキルを活かして自己完結的に問題を解決していく専門職ではありません




幅広い知識とアセスメントで問題解決のために必要な資源を繋ぎ合わせることが役割です




そのため院内の他職種が何をしてくれる人でこの問題はどこへ相談すると解決の糸口がつかめるのかを理解したうえで他職種連携を図ります




そのため院内外からの相談窓口として機能するにもソーシャルワーカーの対応の幅の広さはうってつけと言えます



3.他職種連携から考えるソーシャルワーカーの専門性


以上を踏まえて他職種連携から考えるソーシャルワーカーの専門性とは




①アセスメントにおける医療面以外の部分(家族背景や生活歴、就労状況、経済状況等)での幅の広さと踏み込んだ内容を聞きだすための関係構築技術




②社会資源(他職種の役割理解と院外関係機関の役割理解)に関する知識の広さを基盤とした連絡調整能力




であると言えます




他職種連携において重要な点は、専門性を繋ぎ合わせてそれぞれの専門職の部分的な関わりから一つの線(円)としての繋がりに変えていくことです






言葉で言うのは簡単ですが、実際に自分とは視点や価値観の違った専門職同士が互いに意見を出し合って一つの方向を向いて支援していくことは現実にはとても難しい事です





なぜならそれぞれの専門ごとに譲れないポイントや重要視するポイントが違うからです




そこでそれぞれの専門職の目指すべき方向を一致させるために絶対に必要になってくるのが、対象者の意向です



結局は患者・家族がどうしたいのかというポイントがはっきりしないと、専門職もどう援助していけばよいのか方向が定まりません




そのためそれぞれの専門職が自分の能力を存分に発揮するためにも、全段階での患者・家族からの聞き取りや聞き取った内容からのアセスメントが他職種連携において、それぞれの専門職の方向を定めるうえで重要な要素になってくと思います



*まとめ*

ソーシャルワーカーの仕事は利用者の抱える課題を解決すること



利用者の課題は人それぞれ



課題の内容によって必要な情報を提供したり様々な角度からの情報収集やアセスメントが必要



ソーシャルワーカーの役割は課題を抽出してそれを解決することだが、直接的に解決する能力はほぼなく、それぞれの専門職や資源とつなげることで間接的に援助を行うため、他職種との連携は不可欠




他職種連携の中でソーシャルワーカーに求められる役割は二つ





一つ目はソーシャルワーカーの視点からのアセスメント




家族背景や経済的な状況、入院前の生活や趣味等本人の人柄や意向も踏まえたアセスメント





特に経済的な状況や家族背景に関しては他の職種からすると聞きづらいと思われるポイントの一つでもあるので、信頼関係を築いたうえで利用者へのメリットや必要性も提示しつつ踏み込んで質問をしていくことは一つソーシャルワーカーの視点として重要




2つめは社会資源や外部機関との連絡調整窓口




以前よりは看護師も外部機関と直接連絡を取る機会も増えてきたが、未だに外部機関との連絡を躊躇する他職種も多い




また外部の機関としても病院へ相談したいことがあった時にどこへ相談して良いのかわからないと言う意見はかなり多い




そうした時に相談窓口が一つ決まっていると言う事は大きなメリットとなる




ただし、そこで窓口となる部署には様々な相談が飛び込んでくることになるので、どんな相談でも一旦は受けつけて適切な部署へ繋いだり、自ら解決案を提案したりする幅広い知識が求められる




これらの窓口として機能するにもソーシャルワーカーの対応の幅の広さはうってつけとなる




以上を踏まえて他職種連携から考えるソーシャルワーカーの専門性とは




アセスメントにおける医療面以外の部分(家族背景や生活歴、就労状況、経済状況等)での幅の広さと踏み込んだ内容を聞きだすための関係構築技術




社会資源に関する知識の広さを基盤とした連絡調整能力




であると言える





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最終更新日  2023年07月01日 08時28分00秒
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