人間は考えるハシである

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October 23, 2009
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バイトの社員さんを泣かせてしまった・・・。


ことは今日がタイムリミットの仕事を抱え、とにかく焦っていたことに発端する。

目の前の膨大な書類を再確認して、定刻までに発送を終える事だけに情熱を注いでいた。
定時退社時刻を目前に控えたKさんに、最後の入力を頼まなければならない。
声をかけようとしてパソコンの画面を見る。
一瞬目を見開いた。

だが、今は一刻を争う。
用を伝えた今、早く机に戻らねば。





出てたらしい・・・。(ジャジャーン)




よほどの時を除いて、バイトで勤務している人は定時退社をモットーとする我が社。
退社時刻の1分後には机の上は綺麗になっているはずなのに、荷物が残っている。

ま、まさか!
と思えば、少しすると彼女が戻ってきた。
予想どおり真っ赤な目で。
慌てて駆け寄る私。

つーか、私も泣きたい・・・

なぜ私が驚いたかといえば、簡単な入力をとてつもない時間をかけてやっていたからだ。
稟議書の表紙に書かれた金額と記号と日付を、そのまま表(3ヶ所)に入れるだけだよ。
4冊(つまり4枚ね)を1時間はないだろう。



それですむことなのに、なぜか社員Hさんはマンツーマンで30分もかけていた。
そして、やっと4冊分は終わったはずなのだ。
追加で2件頼んだら、彼女またHさんを呼んでいた。

「まさか、もうわからなくなってるんじゃ・・・なーんてね」

その表にはすでに前回入力したものが保存されていて。

説明の必要もないくらいの。
↓これですよ?

A-0001(記号)
21.10.23(日付)
200,000円(金額)

それが、まだできてなかった訳です、よ・・・。

彼女は仕事ができるとは言いがたい。
だけどここまでとは。
Hさんは作業を伝えてみたものの、理解できない彼女に懇切丁寧にレクチャーしていたのだろう。

それでも私が悪い。
度量が狭く、配意も足りなかった。

彼女は隣の人の書類が自分の机にはみ出して置かれていることに、泣き出したことがあった。
隣人は訳がわからず戸惑っていた。(そりゃそうだろうが。)
だが、そんな人なのだ。
まじめで、おっとりしていて、かなり不器用で、自信がない。

それはもう仕方ない。
それを踏まえたうえで上手にやるのが、技量ってものなんだろう。


でも、やっぱり泣きたい・・・。


「上に立つにつれ、『なんでそうやねん!』って叫びたくなってもぐっと我慢することのほうが多くなるんや」


しみじみと部長の言葉が沁みる秋の夜更け。





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Last updated  October 24, 2009 12:54:08 AM
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aimeguさん@ Re:やってもうた ほんと我が子より難しい(笑)よ~! 本や…
aimegu@ Re:やってもうた 泣かれてもねぇ、、、ほんとこっちが泣き…
むーちゃん@ Re:みちよりさん 確かに用途が違うよね~。 美しくかつ足に…
みちより @ 当面の憧れ・・・ 本当に美しいよね、この前はじめて現物見…
むーちゃん100 @ Re:aimeguさん うん。 やっぱり全国区がいいよ!! 当…

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