単身赴任生活チャレンジ日記

単身赴任生活チャレンジ日記

Jun 7, 2006
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テーマ: ニュース(96858)
カテゴリ: 世に棲む日日
 またまた残念な事故(事故ではなく事件と言います。)が起こってしまいました。


 さて、今回の事件について、シンドラーエレベータ社がコメントを差し控える戦法を取っています。

 朝のニュース番組で、あるコメンテーターがノーコメントで通すシンドラーの姿勢は訴訟を見越した欧米流のリスクマネジメントの一環と、おっしゃっていましたが、はたしてそんなことでしょうか。

 先日ご紹介した本「 プロフェッショナル・リスクマネジメント 」には、メディア社会における、企業のクライシス・コミュニケーションのあり方について書かれておりました。そこには、「ノーコメント」作戦は示されていませんでしたが、欧米などの訴訟社会ではごく普通の戦法かも知れません。

 つまり、シンドラーは賠償責任のリスク対策を重要視したようですが、昨今の日本の風潮を理解しているなら、風況リスク対策を優先すべきだったのではないでしょうか。今後の展開次第では雪印食品の二の舞になりかねない、それほどの事態だと推察します。

 しかし、シンドラーは実はもっと本質的なところでリスクを取り違えていると思います。

 ハインリッヒの法則という労働災害での経験則があります。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、さらにその背景には300のヒヤリ・ハット事案が存在するというものです。



 これほどのヒヤリ・ハット事案をシンドラーが知っていたのか知らなかったのか、いずれ明らかになると思います。どちらにせよ、前者ならば重大事故に繋がる事案を見逃していたことに、後者ならば情報が伝わらない状態に気付かなかったことに重大なリスク要因があったこと、シンドラーはそれを見逃していたんですね。 

 こうした潜在リスクの洗い直しと善後策の検討は、今回の痛ましい事件とは切り離して進められることだと思います。百歩譲って現在のノーコメント作戦を認めたとしても、これへの対応は事件とは切り離して、積極的に広報していくことは可能だと思いますがいかがでしょうか。
 そうしないと取り返しの付かないことになる、それとも、もう既に取り返しの付かない状況かな。


プロフェッショナル・リスクマネジメント
プロフェッショナル・リスクマネジメント






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Last updated  Jun 7, 2006 09:43:44 PM
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