むらきぃの司法試験受験勉強記

むらきぃの司法試験受験勉強記

PR

×

Profile

むらきぃ

むらきぃ

Comments

シニア層@ Re:大村敦志『新基本民法7 家族編』[第2版](04/07) シニア層の知りたいことは、0896244450 …
もきち@ Re[1]:はじめまして(10/04) むらきぃさんへ 返信ありがとうございま…
むらきぃ @ Re:はじめまして(10/04) もきちさんへ はじめまして。 コメント…
もきち@ はじめまして はじめまして。 基本書を検索していて、た…
葵新伍@ 伊藤靖史・大杉謙一・田中 亘・松井秀征『会社法(LEGAL QUEST)』(04/24) 三版は誤記誤植が沢山ありとても読みにく…

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

2018.06.11
XML
カテゴリ: 民事訴訟法の教材
裁判所職員総合研修所 監修『民事訴訟法講義案』[三訂版](司法協会,
2016)396頁


通称講義案または書研の民事訴訟法。

原著者は,​ 『講義 民事訴訟』・『解析 民事訴訟』 ​の著者でもある藤田広美教授です。

もっとも,藤田教授は,2007年7月に裁判官を辞職して弁護士登録をされており,同時に琉球大学法科大学院教授に就任されているので,それ以降の改訂は他の裁判所職員総合研修所教官を務める判事の方が行っているものと思われます。


本書は,横書きで図表も多少あり,本文は400頁弱しかありませんが,百選などと同じB5判なので頁数以上に分量は多いです。

実務ベースの内容で,論点も豊富に掲載されていますが,踏み込んだ議論についての記述はありません。

一方で,主に裁判所書記官の研修で使用することを想定したテキストなので,簡易裁判所の訴訟手続の特則,手形・小切手訴訟手続,少額訴訟に関する特則,督促手続のほか,裁判所書記官の所掌事務に関する記述が他の基本書よりも詳しいです。




噂に聞いたところによると,当時,東京大学法科大学院で教鞭を執っていた高橋宏志教授が学生に向けて,

「その本は裁判所書記官が使う本だから,法科大学院生が使うものではないよ。」

と注意したことがあるそうです。

それでも,東大ローの学生は,使うのを止めなかったり,表向きは​ 伊藤眞『民事訴訟法』 ​を使っているふりをしつつ裏では講義案を基本書として使っていたりしたそうです。

それぐらい人気を博していた本書でしたが,その原著者である藤田教授が​ 『講義 民事訴訟』 ​を刊行した頃から徐々に人気に翳りが見え始め,段々と使用者が減っていったようです。


私が在籍していた法科大学院では​ Sシリーズ民事訴訟法 ​がテキストに指定されていたのですが,これでは受験対策には不十分だと思い,私も流行っていた本書を基本書として使用していました。

しかし,司法試験における民事訴訟法の出題傾向に照らすと,アカデミックな学説の議論に弱い本書は,現在ではベストな基本書とは言い難いと思います。


ちなみに,本書には判例索引が付いていません。



そこで,私は,法科大学院在籍時に周りの同級生に促されて本書の判例索引を自作しました。

全7頁ほどの分量でしたが,本書の判例の引用に誤植が多かったので作るのに非常に苦労したのを今でもよく覚えています。


次回も,民事訴訟法の教材を紹介します。


それでは。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.12.31 19:21:00
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: