2005年04月09日
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今日はミャウのお話じゃなくて お姉さんの実家のお隣の猫ちゃんの話。

お姉さんは去年末に2ヶ月くらい実家に同居していたにゃん
去年の11月頃かにゃ? そのお隣のおじさんが白黒の猫ちゃんを拾ってきたのは。
子猫じゃなかったけど、どこかの公園でいじめられていたから 連れ帰ったって
話だったから、お姉さんは お隣のおじさんは近所では変人って言われているけど
優しい人なのかにゃと見直していたらしいにゃん。

その みーちゃんと初めてお姉さんが会ったとき「猫風邪にかかってる」って思った
らしいにゃん。 鼻水が垂れていて ずっずっ・・・って時々鼻をすする感じ。
病院に連れて行かないと・・・と思ったお姉さんは おじさんに言ったけど

みーちゃんは いつも実家に遊びに来ては ずっと玄関先にうずくまっていて
お姉さんとかお母さんとかが玄関から出て行くと うれしそうに みゃーー♪って
鳴きながら足元にすりすり。喉をゴロゴロ。お腹を出して、なでて!と甘えまくって
いたらしいにゃん。

お姉さんが歩くと どこまでもついてくるような猫ちゃんで 本当にいじめられて
いたなら こんなに人懐っこいかなぁ?とお姉さんは疑問に思ったみたい。
誰かに飼われていたのを連れてきちゃったとか、そういうことかもしれないと
心の隅で思っていたみたいにゃん。
でも 隣のおじさんは みーちゃんがこっちばかりにいることが気分が悪いらしくて
みつけると抱っこして無理やり自分の家につれて帰っていたの。
そんな感じだったから 勝手に病院なんて連れて行ったら ご近所トラブルに

実家を離れたのにゃん。
その後も みーちゃんは実家に遊びにきていて、鼻水はあいかわらずだけど もりもり
よく食べるので お母さんは餌をあげていたの。

お姉さんが 実家に帰ると みーちゃんは飛んでお迎えに来てくれて
足元をゴロゴロ言いながら歩いてた。


久々に実家に帰ったお姉さん。車を降りると みーという か細い声が。
それに続いて お母さんが「どうしたの! みーちゃん!!」って声が。
行ってみると、そこには ひどい状態のみーちゃんが!

みーちゃんは 丸々と太った猫だったはずなのに、毛並みも薄汚れてバサバサ。
背中を触ると骨にすぐ触れるくらいやせて、目は黄緑色の膿が出て それが乾燥して
固まったように両目をふさいでいたのにゃ。 鼻も膿と鼻水が固まって息がしづらい感じ。
口からは 何かを吐いたのか よだれか?
粘着質の茶褐色の液体が どろーーっとべたついて口から流れ出して、それが
きっと胸元の毛について乾いたのか? 胸の毛、両手の毛が あちこちガビガビに
固まっていて 見るも無残な様子。
ものすごい悪臭を放っていて、膿や体液のニオイがものすごい状態。

お姉さんの実家はケーキ屋さん。
そのお店の入り口のマットの上が みーちゃんのお気に入りの指定席。
みーちゃんは そのマットの上にうずくまって、弱々しく みーって鳴いた。

お姉さんは 本当はすぐにでも病院に担ぎ込みたかったみたいだけど、お隣とのことで
それもできないから、とにかくミャウ専属の獣医さんに電話したにゃん。
で、今できることが何かって聞いたけど、できることなんて そんなになくて
病院に連れて行くにしても 毎日通って 薬を飲ませることが出来ない限り
復活は無理だろうと。 それに そういう病気は猫やウサギにも感染するので
手を出さずにいたほうが、ミャウの為にもいいかもしれないって言われたそうにゃん。
もし、やるなら覚悟して みーちゃんの相手をした後は 感染しないように 体液
粘液 排出物 引っかき傷、噛み傷などには注意をして 全て消毒することって
言われたらしいにゃん。 そして 病名がわからないと悪性のもので末期だったりすると
空気感染をする可能性もあるって。
いくら人に懐いていても、弱っているときは攻撃性が強くなるから ひっかかれるとか
反撃にあう可能性も多いから 充分気をつけて。って言われたらしいにゃん。

それに目の周りの膿をとっても、眼球まで菌が達していて目が開いたとしても
見えるようにはならないかもしれないし、口の中もものすごい炎症だろうから
もう固い物なんて食べられないし、食べられても軟らかい缶詰とか水くらいだろうと。

お姉さんは電話を切った後、みーちゃんを見つめて ミャウに移すかもしれない危険を
考えながら 今日一日で何ができるのかって かなり葛藤したみたいだけど、
目の前で息も絶え絶えの みーちゃんをどうしても このままほっておけなくて
お母さんに洋服を貸して!と全部着替えてから 軟らかいガーゼを準備して、
お湯をバケツに汲んで みーちゃんのそばに行ったにゃん。

お母さんも最初一緒になって、みーちゃんを少し抑えて、まずは目のあたりの膿を
拭いてあげようと目のあたりにガーゼを当てると 「いやいや」をするように
逃げ腰に。 お母さんが「みーちゃん いい子だから・・・」って抑えたけど
見えないながらも なんとか その場を逃げ出そうとし始めたんだって。
黄緑色の膿は軟らかくて取れたけど、目の周りはガビガビに膿が黒く固まっていて
それが みーちゃんの目をふさいでいて。 これは ちょっと拭いたくらいでは
取れなくて。 それでも 何度かお湯に浸したガーゼを目に当てたんだけど、
本当に取れない!
みーちゃんも 弱っているのに逃げようとして体力を失う気がして、お母さんが
お姉さんに「もうやめる? とれないのかしらね」と言ったそのとき、
最後にもう一度!とトライしたら、ごろっと塊が取れて そこをもう一度
ふいてやると みーちゃんの目が開いた!!

眼球はダメなの? 見えないのかな?
お姉さんが不安に覗き込むと、みーちゃんは それまで前足をこわごわ足場を確認して
出していたのに、スタスタと歩いたらしいにゃん!
「見えたね! よかったね」
思わずお姉さんはうれしくなったみたいにゃん。

でも、この後 お母さんはケーキ屋さんの仕事ったのでお姉さん1人で格闘!
見えるようになったのは左眼だけ。 ちょっと小休止も兼ねて 缶詰を口元に持って
いったけど食べない。水も飲まない。
右目も鼻も口もまだだったので なんとか息を楽にしてあげたいと 鼻のガビガビを
取る決心をして お湯をしぼったガーゼを みーちゃんの鼻に。
目の時とは比べ物にならないほど抵抗。 口もよだれをふき取るだけで
ものすごい嫌がるけど、悲しいことに反抗する力も弱まっていて、猫パンチ
する手に力が入っていないんだって。
でも、後ろに後ろに逃げて行きながら、息が出来なくて苦しいのに必死の声で
「ミャーー」って か細く【もうやめてぇ】って鳴くのを聞いて
お姉さんは泣きそうになりながら これ以上やっちゃいけないって思ったみたい。

みーちゃんは マットの上から後ずさりして 砂利の上に座って じーーっと
お姉さんを見たらしいにゃん。
お姉さんは 無言のみーちゃんの目を見ていたら
「もう何もしなくていいから、静かにここで寝かせて。大好きな場所で 静かに
過ごしたいだけなの」とみーちゃんが言っているように思ったんだって。

お姉さんは ケーキ屋の入り口で 悪臭を放っている病んだ猫がいることも
マズイと思ったし、人が出入りする場所で みーちゃんもゆっくりできないとも
思ったし、砂利の上なんて痛いし。
せめて 気持ちよく眠れるようにって、家に戻って 軟らかい布を集めて
ダンボール箱に防寒用に箱の底に発泡スチロールの薄いものを敷いて
その上から みーちゃんの傷ついた幹部があたっても痛くないように
やわからいガーゼをふちに敷いた簡易ベッドを作って持っていったにゃ。

庭の静かな場所にそれを置いてお姉さんは みーちゃんを抱っこして
その中に入れてあげると、みーちゃんはうれしそうに箱に丸くなって眠る体勢に。
顔のあたりにやわらかい布を枕にするように置いてやると、みーちゃんも
待ってました!という感じで、そっと頭をそのやわらかい枕に載せてスヤスヤ。

お姉さんは 気持ちよく眠れるように もう一度だけ、拭いてみようかと
「みーちゃん もうひとつの目も見えるようにしようね」
っていいながら 今度は右目に暖めたガーゼを当てると じっとして
今度は動かなかったので、何回か繰り返して 右目からも ゴロッと
ガビガビの塊を取るのに成功。

続いて 鼻と口も!と思ったけど これにはみーちゃんは抵抗して
ベッドから力なく這い出そうとするので、やっぱりもう無理だなと
お姉さんはあきらめて、みーちゃんが大好きな なでなでをしてあげることに。

みーちゃんの鼻筋や耳の後ろをなでながら、

「みーちゃん つらいね・・・
 何もしてあげられなくて ごめんね。
 でも ここなら安心できるから ゆっくりおやすみ」

って言ったら、息をするのさえ苦しいはずの みーちゃんはゴロゴロって
喉を鳴らすんだって。

「ゴロゴロ言わなくていいよ。 苦しくなっちゃうよ
 気持ちはわかったから、もうゴロゴロ言わないでゆっくり寝て」

って 涙目になっていたみたいだけど、それとは うらはらに みーちゃんは
苦しいのに とってもうれしそうな顔をして眠っていたみたいにゃん。

お姉さんは それを見て「みーちゃんは これを望んでいたのかもしれないな」って
思ったみたい。
隣から目も見えないのに、必死で歩いてきて、鳴き声で訴えて
甘えたくて寂しくて 誰かになでなでしてほしかったのかもしれないって。

夜になると寒くなるからって 上に掛ける毛布も持ってきて、おふとんのように
肩まで みーちゃんに掛けてから またなでなで。
一瞬 みーちゃんは見えるようになった目を開いてお姉さんを見つめると、
短く みゃと言ってうれしそうな顔をして また眠ったみたい。

それから、お姉さんは シャワーを浴びて着替えをして それから ようやくミャウの
所に戻ってきたにゃん。

気がかりながらも お姉さんは 帰るまで何度もみーちゃんのねているところを
覗きに行って お母さんにもし起きたらこれを食べさせてみてねって ご飯を
渡したりしてから 家に帰ってきたのにゃん。

みーちゃん よく眠れてる? 苦しくないといいにゃ。





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最終更新日  2005年04月12日 14時41分48秒
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