MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Jan 6, 2005
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カテゴリ: 映画鑑賞記録
"DARK CITY"

出演・・・ルーファス・シーウェル、キーファー・サザーランド、ジェニファー・コネリー、ウィリアム・ハート、リチャード・オブライエン、イアン・リチャードソン、他。

・物語序盤・
地球は宇宙から到来した謎の生命体によって、静かに支配されようとしていた。
真夜中の十二時、世界は停止した。
その静寂の世界の中で、独り目覚める男。
彼には自分が誰で何処に居るのか全く記憶が無かった。
安ホテルの部屋の中らしいが、寝室には女の死体が転がっていた。

奴等が来るから逃げろと言われた彼は、エレベーターを上がってくる男達を見て、咄嗟に階段から逃亡した。
その直後、世界は元通りに動き始めた。
何事も無かったかのように再び活動し始める人々。
彼はホテルのフロントから呼び止められ、レストランに財布を忘れただろうと告げられる。
取り戻した財布の中身から、自分がジョン・マードックという人物らしいと分かった彼は、自分の正体を探し求めて、暗闇の街を彷徨する…。


独自の世界が展開していて、ジャンル分けが難しい所ですね。
SFというには、科学的ではないですし、敢えてジャンルを限定するのなら、ダーク・ファンタジーでしょうか。
私が最初に連想したのは、「ロスト・チルドレン」のアメリカ版という表現でした。
それに「マトリックス」や「リベリオン」の要素を足したような不思議な世界です。
ダーク・シティというだけあって、その街には夜しかありません。
必然的に画面の配色は暗いトーンになっています。

ダークで不可思議な映像美が素晴らしいですね。
決してホラーではないのですが、画面から得体の知れない雰囲気と、異様な不気味さが迫ってきます。

午前零時で一斉に混沌とした眠りに落ちる人々。
蠢くのは、同じ格好をした男達。
そして彼等に服従している唯一の人間である精神科医。

街が動き始めた時、人々は自分達の生活が変化した事に全く気付かず、普通に生活を再開する。
しかし誰も過去の事を明確に思い出せない。
街の外にあるシェルビーチへの行き方すらも分からない。
誰一人、その街から出る事は叶わない…。

とにかく、独特の世界観と漂うダークな雰囲気に惹かれました。
マイナーかもしれませんが、個人的には、かなりツボな作品でした。
風変わりな世界がお好きな方にお勧めします。
舞台で歌うジェニファー・コネリーが妖艶でしたね。
こんな所に出ていたとは知りませんでした。





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最終更新日  Jan 6, 2005 06:14:34 PM
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