MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Sep 29, 2005
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カテゴリ: 映画鑑賞記録
10/1(土)より全国ロードショーです。
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"SEVEN SWORDS""七剣"
監督・・・ツイ・ハーク(徐克)
アクション監督・・・ラウ・カーリョン
原作・・・リャン・ユーシェン『七剣下天山』
出演・・・レオン・ライ、ドニー・イェン、チャーリー・ヤン、スン・ホンレイ、ルー・イー、キム・ソヨン、ラウ・カーリョン、チャン・チンチュー、ダンカン・チョウ、タイ・リーウー、パイ・ピアオ、チー・クワンチュン、ホアン・ペン、マイケル・ウォン、他。

・物語序盤・
1660年の中国。
漢民族の明朝が倒れ、満州人の建てた清朝が中国全土を支配し始めた頃。

これに対して清朝は、国民に武術を学ぶ事を禁止する"禁武令"を発して、武術家達を死罪に処していった。
しかし現実は更に過酷で、清朝から出る報奨金の為に、風火連城を大将とする軍勢が、全く無関係の村人を惨殺して回る蛮行が横行していた。
かつて明朝で処刑人を務めていた武術の達人・傳青主は、かつては風火連城の仲間であったが、これを見かねて、非力な人々を救おうと決意する。
傳は青年剣士の韓志邦と女侠の武元英を伴い、伝説の刀匠・晴明大師が住むという神秘の山“天山”へと向かう。
傳の救援の要請に応えて、晴明大師は4人の弟子、楚昭南、楊曇、穆郎、辛龍子と、それぞれ異なる力を発揮する英知・攻撃・防守・犠牲・結束・剛直・均衡の七本の剣を授ける。
彼等は“七剣”となって、村を守り、野蛮な清軍に戦いを挑む事に。


先ず第一に、アジア系の俳優に疎い私は、誰が誰やら判別するのに、かなり苦心しました。
配役名も全然覚えられないし…。
七人の剣士で、似ている人は頭の中でごっちゃになっていました。
ゴメンナサイ。
しかしこちらの理解力不足は差し引いても、何だか訳の判らないお話でしたよ。

それより前に、「HERO」「LOVERS」に続く第三弾という宣伝文句は何とかなりませんか?
どう考えても、観客を誤解へと誘導しているし…。
監督も違うし、内容も全然違う部類の映画だと思いました。

アクション映画のわりに、全体的に緩慢な印象の映画でしたね。
アクション・シーンはよく撮れていると思います。

観ていて、香港映画も日本の漫画に毒されてきたなぁとは思いましたが。
違う?元々香港てこんなテイストだったかな?
敵の大ボスも矢鱈から笑いしていて、変なキャラクターを強調していましたよね。
観ていて、漫画みたいと思ったのですが…。
個人的には、円月刀みたいな刀を持った女将軍のルックスが好きでした。

この映画の問題点は、上映時間が長い割に、ドラマが描けていないという事でしょうか。
香港映画らしいなとは思いましたが、それぞれの場面がぶつ切れで説明不足です。
もう少し俳優達にゆっくりと語り合わせ、ドラマに深みと余韻を持たせれば、こちらも感情移入できるのに、ただバタバタと場面だけを繋ぎ合わせて、話を進めようとしています。
この辺は国民性の違いに起因しているのでしょうね。
日本人的感覚からすると、重要人物の背景や心理描写はもっと丁寧に描いて然るべきだと思うのですが。
とにかくドラマ・パートがだるくて、中途半端に挿入するなら、いっその事大幅にカットして、中核の物語だけに焦点を当てれば、テンポも良いのにと感じました。

アクション・シーン以外の見所としては、女優さん達が可愛い事ですかね(笑)
女剣士から高麗の囚われ人まで、何人かの主要な役柄で女優さん達が出でいるのですが、皆さんそれぞれ綺麗です。
緑珠役のキム・ソヨンさんが特に美人で見蕩れてしまいました。

総評としては、アクションは見応えがあったけれど、筋書きはだらだらしていて盛り上がらない映画だったなぁ、という感じでしょうか。

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最終更新日  Sep 30, 2005 10:44:12 AM
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