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ライフスタイルをデザインする
~住宅から考えるライフデザイン~
セミナー



実現!ゆめ生活
バリアフリー
住宅ファイル

福祉とゆめ 6月号より(5月25日発行)


一言で バリアフリー住宅 と言っても、 ただ段差がない家ではありません 。家主のライフスタイルや健康状態、建物の大きさや立地など、あらゆる角度から「快適」を考える。そんな家作り実例を紹介するコーナーです。

住む場所を造るだけでは終わらない
暮らし方もトータルで考える家を提案

・・・足が不自由なご主人を夫人が介護する二人暮らしの一軒家を設計したのが、 建築プロデューサー の鳥羽展維さん。福祉住環境コーディネータの資格ももつ鳥羽さんはまず、家主のライフスタイルをじっくりヒアリングし、設計プランを作りこんで行く。

「こちらの希望として伝えたことは、収納スペースがたくさんほしいということと、トイレを二ヶ所に設置してほしいと言うことくらいでしたね。トイレくらい落ち着いて入りたいじゃない(笑)」と夫人

15坪 ほどの敷地に十分な収納スペースを確保するため・・・二階建てで、なおかつ収納スペースを十分に確保できるような工夫が必要となる。そこで鳥羽さんが発案したのが、高床式の住居。床下部分と天井裏に収納スペースを設置することで、施主の希望を満たすことが出来た。

しかし、 高床式に二階建て。足の不自由なご主人にとって、このままでは不便な生活を強いられる 椅子斜行器 を設置。見た目は小さな椅子だが、 77歳にして身長176センチと大柄なご主人 が乗っても、 安定感は抜群 だ(じつは体重90kgの記者も進められて恐る恐る乗ってみたが、実に頑丈!)。さらに、玄関にも車椅子に乗ったまま自動で昇降できる 段差解消器 を設置し、高床式のデメリットを解消している。

「ずっと二階で寝ていないで、できればもっと下に降りて来てほしいし、外にも出掛けてみて欲しいという思いがあって、取り付けています。僕たちの仕事は、 家を建てることで完結するんじゃない。それを活用して、充実した生活を送ってもらえるようサポート しなければ」と鳥羽さん。夫人も「このあたりは、春になると桜の名所もあるし、出かけるところはいくらでもあるんですよ。少しずつでも、二人で出かけられるようになるといいですね」と、これからの生活に思いを馳せる。

まだまだ思い通りに出かけることはできないようだが、取材中も斜行器で一階に降りてきてくれたご主人。夫婦で仲よく散歩できるようになる日も遠くはなさそうだ。 記者:長迫 宏


6月2日、青山の東京ウィメンズプラザで、 ライフスタイルをデザインする~住宅から考えるライフデザイン~ セミナー
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最終更新日  2004年05月31日 10時54分38秒
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