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広島で震度5弱の地震が起きた。
2001年の芸予地震でも同様震度5の地震が広島を襲ったのだが、そのときには原爆ドームは特に異常はなかった。
今回も早朝から 原爆ドーム に調査が入ったらしい。
市職員が目視で、レンガの崩落など外観に目立った変状はないことを確認したという。
ところで皆さん、 原爆ドーム の保全ってのはどうなっているとおもう?
2004年以降、原爆ドームの保存方針を検討する「平和記念施設のあり方懇談会」が開催されている。
保存に当たっては 「自然劣化に任せ保存の手を加えない」「 必要な劣化対策(雨水対策や地震対策)を行い現状のまま保存」「 鞘堂、覆屋の設置」「 博物館に移設」 の四つの案が提案されたが、2006年に「必要な劣化対策を行い現状のまま保存」とする方針が確認された
・第1回原爆ドーム保存工事
昭和42年4月~昭和42年8月
エポキシ樹脂による亀裂の穴埋め、接着工事。
補強金物を埋設
水平剛性を高める(台風や地震に備える)ための補強鉄骨を設置。
崩壊の危険がある壁の倒れを直し(立て起こし)、地上に落下していた大梁を吊り上げ、現状の位置に復旧。
露出している鋼材の錆び止め塗装。
旧倉庫部分の屋根と壁体頂部や窓台の防水工事。
・第2回原爆ドーム保存工事
平成元年10月~平成2年3月
壁体の煉瓦部分、モルタル部に生じたひび割れは、ひび割れに沿ってUカットし、清掃後、Uカット内にプライマー(地塗り剤)を塗布し、コーキングガンでエポキシシーリング材をカット内に充填。
エポキシ樹脂を挿入。
錆止めの塗装
原爆ドームの躯体全体に透明な浸透性吸水防止剤を塗布。
腐食の著しいドーム鉄骨のドーム柱脚部の土台プレート16箇所を耐候性鋼に取り替え。
第3回原爆ドーム保存工事
平成14年10月~平成15年3月
原則として原爆ドームのオリジナルな部分には直接手を入れず、過去の保存工事において補加された部材に施工範囲を限定。
雨水対策として壁体頂部・窓台を鉛板で覆った、1階部分は浸透性吸水防止剤を散布。
ポリカーボネート板の庇を設置。
片流れステンレスシート防水の置屋根を設け、雨水対策。
地下室旧倉庫の外周から雨水が流入するのを防ぐため、コンクリートブロックによって堰をかさ上げ。
倉庫の湿気対策としてエアー搬送ファン装置を設置。
補強鉄骨とオリジナルな鉄骨(被爆まで遡ることのできる鉄骨)の区別をつけるため、補強鉄骨の色を塗り替え。
剥落止めによる補修。
原爆ドームに限らないが、周囲の景観なども世界遺産の認定登録にかかわる部分。
近くにマンションができる計画が出たりいろいろ保全には苦労が耐えないようだ。
でも、日本の世界遺産の中でも厳島神社と並んで外国人観光客の多い世界遺産。
しかも、負の世界遺産としても貴重な原爆ドームなのである。
地震の多い日本で、どうやって世界遺産としての 原爆ドーム を守っていくのか?
大きな課題ではある。
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