からだ調律師が選ぶこの一冊

​​ クラークは道徳教育と人格の陶冶に力を注ごうとしていた。 ​

​ 当時、日本の学校は細かな規則を設けて生徒の一挙手一投足を縛ろうとする弊があった。 ​

彼の信念は自律の教育観であった。
彼は生徒たちの良心ある行動を信じた。
他から命じられて何かをする。
あるいは他から矯正されて正しい行動をするようでは独立した人格たりえないとした。

したがって、彼は生徒たちが覚えきれないようなたくさんの校則をいっさい廃し、ただ一言、
"Be gentleman"
と、述べただけだった。

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