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言葉って、本当にむずかしいものですよね。しかも、言葉って、その国や地域の文化、伝統によって生まれ、変化してきたものですから、初めて聞くと受け入れ難く感じるものもある訳です。「おじいちゃん、トリック・オア・トリート!」「何じゃそりゃ?」「ハロウィーンでは、アメリカの子供達はそう言うんだって。」「おじいちゃんは、そんな敵国の言葉はよく知らん。日本語で言いなさい。」「日本語で?・・・えーっと・・・お菓子をちょうだい、くれないといたずらしちゃうよ。」「おいおい、何だそりゃ、子供のくせに大人を脅迫するとはけしからん。ふざけるな、帰れ!」「もう、つまらないなあ、このクソじじい!」結局こんな結果になってしまいます。東北から初めて京都旅行に行った人が、旅館のスタッフに、朝からお風呂に入れるかどうか聞いたところ、「入れるんとちがいますやろか?」のような返事で、「どっちなのかはっきりしろ!」と怒ってしまったという話があります。相手のことを、「自分」と呼ぶ言い方も、初めて聞いたらびっくりしますよね。仙台あたりでは、「とても、非常に」に当たる意味で、「いきなり」を使います。「あいつ、いきなり頭いいんだ。」こういう感じですが、転校生はびっくりですよね。「えっ?・・・急に頭がよくなった?・・・」さらに、「アイヅ、イギナシアダマインダ。」といきなり言われたら、もう理解不可能でしょう。話は戻りますが、「・・・とちがいますか?」という表現ですが、英語の文法の授業に出てくる「付加疑問文」に似ていると思うんです。A is B,isn't it?という構文です。「・・・じゃないですか?」と訳するように習うと思いますが、Don't you・・・?などのように最初から否定形にするのに比べて、わざわざ言い直すあたりは、ニュアンスとしては、・・・とちがいますか?に近い気がするんです。「福山雅治です・・・ちがうかぁ!」あれはいきなり面白かった、いや、超面白かったですね。「就活」と「終活」、読み方は同じですが、どえらい差です。「長所」と「調書」、「結婚」と「血痕」、「幸福」と「降伏」・・・イメージは真逆です。「済みません、◯◯様の携帯でよろしかったでしょうか?」「はい、以前はよろしかったですが、今はよろしくないですね。」「えっ・・・そう致しますと、あなた様はどなた様でしたっけ・・・?」「急にお伺いして済みませんでした。」「いいえ、全然全然、大丈夫ですよ。それに全然おかまいしませんで、済みませんでした。」「いやいや、全然気にしないでください。ぼく全然根に持たない性格ですから。」「あのう、それって全然フォローになってないんですけど。」「あっそうか、全然気づきませんでした。」「きょうは何て日だ!!」「そうねえ、特に名前はないけど、史上最悪の日とでも名付けておく?」「最近なかなか良い役に当たらなくてさ、大きな声じゃ言えないけど、もっと刺激が欲しいんだよね。」「オイ!クスリにだけは手を出すなって言ってんだろ!」「お父さん、最近は1人カラオケが流行ってるんだよ。自分の好きな曲だけを連続で歌えるの。」「オレには要らねえな。ここ数十年、毎晩1人風呂オケで充分やってるから。」「お母さん、カイコってどういう意味?」「カイコはねえ、元々は蛾の幼虫かなんかだけど、そこから生糸っていうのが取れて、それが絹になるのよ。」「へえ・・・・おばあちゃんがね、今度友達と『君の名は。』っていう映画を見に行くんだって言ったらね、へえ、ずいぶんカイコシュミなのね、だって。」「学校は楽しい?きょう先生は何か言ってた?」「うん。自分は今ナスを食べるべきか、つねに考えなさい、だって。」「・・・」「やっぱり、定期借地権付住宅のほうで考えてみようかなあ?」「あっ、明日で定期券が切れるんだった、お金ちょうだい。忘れてた!」「あっ、明日から定期試験が始まるんだった、忘れてた!」「おい!」「お父さん、ブンブロウジョウって、どういう意味?」「おいおい、ロウジョウって、いきなり城に立てこもってどうすんだよ。文武両道だろ?」「あっ、そうかも知れない。」「文武両道っていうのはな、昔で言えば、学問と武道の両方を鍛錬する、今だったら、勉強とスポーツの両立って意味で使うなあ。それが男の子の理想の姿だっていう人もいるくらいだ。」「そうなんだ。この前友達に、お前はブンブキョウトウだなってほめられたよ。トモダオレとも言うんだって。」「あのなあ、それはほめられてるんじゃなくて、けなされてるんだろうが、どっちもダメだって。」「なあんだ、じゃあ、ディスられただけか。」「最近では、『文武別学』って言葉もあるくらいで、一見進学校でスポーツも強い、スゲエなあ、って思っていると、実は別々の人たちがそれぞれ活躍している。実際、1人が両方を極めるのは大変なことなんだよ。」「そうだよね。だからぼくなんかが両方がんばるのは無理があるってことだよね。やっぱりぼくは部活だけがんばればいいや。」「おいおい、そういう風に自分の都合のいいように話を持って行くのを、『我田引水』って言うんだ。」「それって四文字熟語?むずかしそうだね。」「最初っからむずかしいって言わずに、どんどん覚えていきなさいよ。四文字熟語って、結構奥が深くて面白いんだぞ。」「なんか、聞いてもすぐに忘れちゃうんだよね。・・・なんか先週一つ覚えたんだけどなあ。」「何だよ、一つだけ覚えて、もう忘れたのかよ。」「んー・・・思い出した!馬耳東風!!」「・・・」
2016.10.31
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「言葉ってむずかしい」言葉ってものは、実にむずかしいものでして。「畜生!絶対復讐してやる!!」と言ったら、何か煮えたぎる思いでリベンジを誓う緊迫した状況のようですが、「畜生!絶対復習してやる!!」となると、ちょっと中間テストのできが悪かったかな、という軽い話ですね。最近はテレビのドラマでもバラエティでも、やたらテロップが流れるので、間違いは少ないかも知れませんが、本来、話し言葉では、前後の関係がわからなければ、これがどちらの意味かを判別するのはほぼ不可能なことです。若い女性が、「しぼうだなんて・・・」とつぶやいたとします。これが、「死亡」なのか、「志望」なのか、「脂肪」なのか、この判別は、これだけでは「ミッション・インポッシブル」なんですね。この女性が理科の先生でもない限り、まず「子房」ってことはないと思われますが。だから、この世の中、いろんな誤解が起こり得る訳です。「君のお父さんは何してるの?」「はい、今寝てます。」「・・・」間違いではありませんけどね。「お前の彼女、どんなかんじ?」「ああ、にんべんに土ふたつ。」「あなたの彼氏、干支は?」「えっと、B型。あっ、ゴメン!違った。かに座!」これはそもそも会話になっていません。「ねえねえ、これからどうする?」「私、お嫁さんになる。」「・・・」駅でトイレに寄ったら、こんな放送が流れていました。「左が男子トイレです。右の奥が滝のトイレです。」「滝のトイレか・・・よく流れてよさそうだな。」って危ないでしょ。いくら多機能でも、滝や滝壺は要りませんね。「お母さん、きゅうせいってどういうこと?」「結婚して名字が変わった人の、元の名字ってことでしょ?」「へえ。じゃあ、この人、珍しい名前だよ。きゅうせいいちょうえんさんだって!」「異議あり!」の同音語は、「同音異議語」「あなたはまさに私の人生の支障です!」そんなに邪魔しましたっけ。「石の上にも3年」だって、「医師の上にも3年」となるとシチュエーションが難しい。「薬剤師」と「ヤクザ医師」の関係・・・これはあまり関連がないので、少し置いておくことにしましょう。「意志の上にも3年」だと、言いたいことはなんとなくわかるけど、ちょっと違いますね。「イ氏の下にも3年}・・・イ氏はいやな上司でみんな3年我慢?「情けは人の為ならず。ガンガン厳しく言ってやれ!」これは単に意味をはき違えている話。「気のおけない」と並んで、常に意味が間違われやすい言葉の代表格。「おいおい、この番組、くだらねえなあ。もうチャンネル回せよ!」「あんたはホントに古いわねえ、今時チャンネル回す人いないでしょ?」「じゃあ、リモキョンはどこだ、リミョコンは?」「それが見当たらないのよ、どこかの下に入っちゃったみたい。」「やっぱり、うちはリモキョンをさがすリミョコンが要るんだなあ。」「ダメよ、それだってあんたが上に新聞置いたら終わりでしょ?もうリモコンは常に天井からぶら下げておくしかないわね、うちなんかは。」「もういい。特注でチャンネルをガチャガチャ回せるの付けちゃえ!絶対なくならないだろ!」さて、サラリーマンの夏雄さんが愚痴っています。「いやあ、出張先でひどい目にあったよ。」「どうしたの?」「それがさあ、電車で移動していて、放送で特急列車が来ます、っていうから、喜んで乗り換えたわけよ。時間に遅れそうだったんで、ナミヘイにフネってのはこういうことだって思ったよ。」「渡りに舟ね、しかも似てないし。」「なんか古臭い電車だなとは思ったんだけどね。しかもいやに混んでるし。そのうち、次の駅で急行電車の待ち合わせをしますって言うから、おかしいなあと。」「なになに?特急電車が急行電車を待ち合わせる?逆じゃねえか。」「しかもそれは序の口で、次は、各駅停車に抜かれたんだぜ、これで序二段だよ。」「うーん、かなりはずしてるなあ。」「これって、日常生活のわかりやすい例で話すと、チーターがママチャリに抜かされるようなもんなんだよ。」「全然日常的じゃないだろ、それ。」「そのうち、すごいことを言い出したんだよ。この電車は、次の駅で電車庫に入ります。これで運転は最後になります。50年の間、この電車をご愛顧いただき、本当にありがとうございました、だってよ。」「何だよ、電車の最後を看取った感じだな。」「そして最後の駅に着いたら、降りた乗客が一斉に電車の写真を撮り始めて驚いたよ。よくみんな、偶然カメラを持ってるもんだと感心したよ。」「おいおい、それはファンだろ。撮り鉄っていう人達だよ。」「トリテツって、この前行った焼き鳥屋だよ、確か。」「あのね、よくもそんなところに乗り合わせたもんだな、あんたこそ。」「最後に、本日は、特別旧式列車にご乗車いただき、ありがとうございました。これでこの電車も喜んで大往生ですだってよ。それでとっきゅう列車かよってやっと気づいた。おかげでアポイントに遅れて、往生したよ。」「そんな話ある訳ねえだろ!!」
2015.10.09
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「受験風景」合格発表には、予定時間ちょうどに行こうということになった。あまり早く行っても、その場でずっと緊張しながら待っているだけだ。遅く行くと、受かった知り合い、受からなかった知り合い、一見どっちだかわからない知り合いなど、いろいろな人たちとすれ違うことになりそうで面倒だ。ということで、5分前まで学校の近くをママと一緒にぶらぶらして時間をつぶし、2分前ぐらいに会場に着いた。その中高一貫校の校門の外には、様々な進学塾、予備校の案内を持った人たちが列を作っている。校門から中に入ると、多くの受験生とその親たちが、掲示板の前に人垣を作っている。何かの取材なのか、カメラマンやレポーターのような人々も遠巻きに立って待機している。掲示板の前にはとても近づけそうになかったので、仕方なく最後尾に立って、時を待った。みんなそれぞれ、腕時計をのぞきこんだり、携帯電話で時間を見たり、メールをチェックしたり、校舎のほうを振り返ったりと、落ち着きなく待っている。奥のほうに、塾の先生の見慣れた顔を見つけて、ママに伝えようとしたちょうどその時、どこからともなくどよめきのようなものが起こった。奥の校舎の中から、掲示板のようなものが運び出されてきた。一気に心臓の鼓動が高鳴るのを感じた。じっとしていられず、ママにそこにいるように伝えると、人垣の間をすり抜けて、少しでも前のスペースへと進んで行った。掲示板がそれぞれ180度回転して、高いところに固定されていく。大きな白い紙に、合格者の受験番号が書かれているのが、小さく点のように見える。時々、あちこちで歓声があがり始めた。悲鳴としか思えない奇声も時々聞こえる。一生懸命に少しずつ掲示板のほうへ進んでいるのだが、一向に近づいて来ない。戻ってくる人も少しずつ増えてきて、ぎりぎり肩を斜めに入れてすれ違いながら、牛歩のように進んで行く。ようやく番号が読めるところまで来た。自分の受験番号をさがす・・・あった!・・・確かに自分の番号はあった!前後の番号は何人か分飛んでいる。しかし自分の番号は確かにある。そう思いながらも、ポケットから苦労して受験番号をメモした紙を取り出して、念のため確認する。間違いない!安心して、まずママのいるほうに戻ろうとするが、戻るのも大変だった。ママをさがすと、心配そうに立っている姿がチラッと見えた。同じ方向のもっと手前に、塾の友達が、母親とうれしそうにはしゃいでいる姿を見つけた。向こうも気付いたようだったので、合格を知らせるためにVサインを送る。「受かった?!」とうれしそうに近づいて来た。「おう、お前もか!やったな!イエーイ!」二人は、ジャンプしながら、ハイタッチを交わした。ガタンと音がした。何か変だ。あたりはシーンと静まり返っている。「あと5分です。」突然、大きな声が響いた。思わずはっとした。今まさに入学試験の真っ最中なのだ。目の前には、ほとんど何も書いていない算数の答案用紙が置いてある。まわりは、知らない受験生ばかりだ。少しずつ思い出してきた。最初の科目の国語は、予想以上によくできた。そして第2科目の算数。1問目の計算問題を難なくこなし、2問目の特珠算も、簡単ではなかったが、あまり時間をかけずに解けた。3問目の図形の問題を見て、「あっ、きのう復習したあの問題だ!」と思わず安心した瞬間から、その後の記憶がまったくない。そこで安心して眠くなってしまったのだろうか・・・解き方はよくわかっているはずなのに、どうしても書けない。あせるばかりで、なぜか右手が思うように動いてくれない・・・途方にくれた状態で、なぜかまた睡魔がおそってくる。ポンと肩を叩かれた。「お前が寝るとは珍しいな。」どこかで聞いたことがあるような声がした。おどろいて見上げる。なんといつもの塾の名物先生だった。一瞬、何が何だかわからなくなった。まわりは見慣れた光景だ。進学塾のいつもの教室。成績順のクラス分けで、だいたいいつも通り10クラス中の上から2番目。まわりも上がったり下がったりしているが、ほとんどいつものメンバーだ。振り向いてニヤニヤしているヤツもいる。「きのうは何時に寝たんだ?」「はい・・・、12時ぐらいです。」「そうか。」それから、名物先生は、みんなに向かって言った。「みんなもわかっていると思うけど、もう本番まで1週間だ。早起きする練習も確かに大事だが、睡眠不足や疲労がたまることがないように、十分注意すること。それから、風邪の予防だね。手洗い、うがい、マスク。それと・・・、この際だから、みんなに言っておくけど。」ここで、先生は少し間をおいた。「いいかい、勝負の世界で、負けるかも知れないけど一応戦ってみようと思って戦って、勝つ奴はいない。必ずオレが勝ってやるという自信と執念を持って戦う奴の中にしか勝者はいないんだ。だからみんなも、必ず合格してやるという自信と執念を持って本番にのぞんで欲しい。君たちなら必ず希望の学校に合格できる。もし万一合格できなかった場合には、それはもう運が悪かったと思いなさい。」みんなここで少し笑った。教室の中を早足で歩き回りながら、先生はまた机のそばにやって来て言った。「水筒に飲み物があるなら飲みなさい。」そうか、まだ試験本番の1週間前なんだ。半信半疑の状態で水筒を出し、混乱と動揺を打ち消すように、麦茶をゴクゴクと飲み込んだ。「起きて、もう5時半よ!」熟睡から目が覚めた。少しずつ現実の世界が見えてくる。とりあえずひと安心して、しばらく呆然と空を見つめていた。「どうしたの?」「いやあ、受験の夢を見た・・・」「まあ!あなたが?嫌ぁねえ、よくできた夢なんでしょうね?」「それがだなあ、合格したのもあったけど、目が覚めたら白紙の答案で、あと5分っちゅう悪夢もあったんだよ。いやあ、夢でよかった!」「まあ情けない、これから激励に行く先生が白紙の答案だなんて。カリスマ先生が聞いてあきれるわ!」相変わらず妻の秋子は、毒舌ぶりをいかんなく発揮している。きょうは2月初頭の厳寒の中、有名中学校の試験日であり、有名塾カリスマ講師の夏男は、校門前に陣取って、かわいい教え子たちが緊張した面持ちで受験会場に入って行くところで激励の声を掛け、かつ安心させるのであった。「おととしは、そう言えば電車が遅れて大変だったのよね。だから去年は、やたら早めに行ったら、冷えて風邪ひいて寝込んじゃうし。そして今年はまずは悪夢ね。」そう言って、秋子はケラケラと笑った。夏男は、苦笑しながらようやく起き上がると、気合いを込めるように言った。「ようし、今年は思いっ切り厚着して行くぞ!」
2015.06.25
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「片想いの輪」 A男は、希望にあふれて、その大学に入学した。子供の頃から入りたいと思っていた大学である。 語学の授業が始まってすぐに、A男は、B奈のことが好きになった。いかにも育ちの良さそうな端正な顔立ちに、愛くるしい笑顔。フランス語の授業中はすっかりその横顔に見とれていて、語学が得意なはずの彼もさっぱり身につかないのであった。 しかし、家庭的で、趣味はスイーツ作りというこのB奈は、もろ体育会系肉食系男子、マッチョなラガーマン、C剛がお気に入りだった。「美女と野獣かよ。」とA男は嘆いたものだった。 良家の子女が集まるので有名な私立女子高出身の彼女にとって、こんなワイルドな男は強烈なカルチャーショックだったに違いない。 そんなラグビー部の名フォワード、C剛は、これまた華奢なバレリーナのD乃に恋をしていた。「そっちはまた野獣と天使かい。」とA男はつぶやいた。 しかしこれも悲しい片想いで、このD乃が好きなのは、オーケストラの最前列で、透き通るような音色を黙々と奏でるバイオリニストのE輔であった。「将来のコンサート・マスターにプリマドンナときたか。かっこ良過ぎだよ。」とA男はあきらめに近い感覚で二人を評した。 E輔は、同じ楽団でフルートを吹く、物静かなF美のことが好きなようだった。「ははあ、いわゆる5メートル以内の恋ってやつだな。近場で済ませるとも言うけど。」 長時間にわたる楽団の練習中、ずっと一緒にいられるというのが、うらやましくもあった。 しかしこのF美が好きなのは、これまた物静かな囲碁部のG吾であることがわかった。「ずいぶん渋好みだな、というか地味だな。」 このG吾はどこからどう見ても地味な男であったが、派手で活発なスキー部のH里にあこがれていた。冬はヨーロッパ・アルプスに長期滞在して滑って来るので、ずっと日本にはいないというお嬢様である。「地味とド派手のコントラスト!そのギャップがまたいいのかなあ。」とA男は他人事なので、勝手なことを言う。 このアルペン・スキーヤーH里は、応援団の豪快なI之介が好きなようだった。大きな声で気合いを入れることにかけては天下一品間違いなしの男である。「あのヨーロピアンが、これまた超日本的集団の男を選ぶとは。まあ、理屈じゃないから仕様がないか。」 このI之介は、チアリーディングの彫りの深い顔立ちのJ亜に最初から目を付けていた。「これまた近場だけど、目立つからなあ。競争も激しそうだよ、あの娘じゃ。」 この派手なJ亜がほれこんだのが、陸上部で黙々と走る長距離ランナーのK馬である。この前も、25km先の別のキャンパスまで走って行って、そのまま折り返して来たと淡々と語っていた。「地味と派手、ここには何か法則のようなものがあるのか、それは人類の永遠のテーマである。」 そのK馬は、同じ陸上部で砲丸投げの優秀選手であるL子のことが好きなのであった。「性格も体型も逆、う~ん、永遠のテーマだ。」 筋肉質でがっしりとした体格、そして社交的でおおらかな性格で、自然とムードメーカーになっているL子は、サーファーのM輝にすっかり惚れ込んでいた。彼はその真っ黒に日焼けした肌とクールなマスクで、広く人気があった。「確かにこういうタイプの女の子は、超イケメンに流れるという法則は明らかに存在する。」A男はいつの間にか評論家気取りである。 その波乗り男、M輝は、英語劇のサークルで活躍する、エキゾチックな顔立ちのN緒に見とれていた。どうも長い間海外で暮らしていたそうで、発音もいわゆるネイティブなのであった。「イケメン・サーファーにバイリンガルのヒロインか・・・、はいはい、好きにやってくれよ。」ひがみも入って素直ではない。 そんなN緒が好きなのは、学園祭実行委員で、学内で既にやたら顔が広いO司であった。「顔が広い人と付き合いたい、いわゆる上昇志向ってやつなのかな。」 このO司は、ラクロスとボルダリングと英会話スクールと茶道教室で忙しいというP由のファンであった。とにかくいろんなことをやってみたい、身につけておきたいというタイプなのだった。最近は手話やボランティアにも興味を持っているという。「余の辞書に暇という文字はない、なんて言いそうだな。」 こんな活動的な才女、P由は、なぜかアルバイトばかりしている真面目な苦学生Q太のことが好きなのであった。「これは意外だな。ひたむきにがんばっている男の姿に心を動かされるタイプなのか。」 このQ太は、いつも雑誌から抜け出てきたようなファッションに身を包み、原色の欧州車を乗り回し、あちこちのクラブに出入りしているという、派手で有名なゴルフ部のR恵にあこがれていた。「バランスが悪いというか・・・。しかしこれは、自分にないものにあこがれるという、人類の潜在的な欲望を現しているのかもしれないな。」 このデーハーなR恵が好きなのは、サッカー部の瞬足ストライカー、S斗であった。一瞬のうちに相手ディフェンダーを置き去りにして弾丸シュートを蹴り込む姿は、多くの女性たちの間で話題になっていた。「そりゃあ、オレから見たってカッコイイんだから、仕方ないよな。まあ、彼はポテンシャルはかなり高いんで、あまり調子に乗らずに、地道に努力を重ねて、もっと上のステージで活躍できるパワーとテクニック、そしてメンタルを身につけて欲しいもんだね。」今度はまるでスポーツ・ライターである。 そのS斗が好きなのは、ロックバンドでギター片手に機関銃のように歌いまくる、男まさりのボーカリスト、T香だった。いつも着ている黒の革ジャンがいやに似合って見えるのだった。「プロのサッカー選手で奥さんはモデルって結構多いんだけどなあ。もっとフェミニンなタイプが好きかと思えば、人生わからないもんだ。」まるで若年寄のA男はつぶやいた。一人でつぶやいている以上、人間何を言おうと勝手なのである。 そして、このロックンローラーT香が好きなのが、なぜかマジック研究会のホープ、A男なのであった。「しかし、なんでオレなんだろう。」A男は不思議に思った。 そしてここに、20人の『片想いの輪』ができあがったのである。この輪を何かいい方向に変えられないものかと、A男はいつも考えていた。 20人が一緒にお風呂に入って、洗い場で一つの大きな輪を作り、それぞれが好きな人の背中を流す。全員が目の前の大好きな人の背中を見ながら、ゴシゴシとタオルでこする。きっとみんなが幸せを実感することだろう。 しかしどう考えても、20人の男女が風呂で一つの輪になるという設定はハードルが高過ぎる。場所も問題だが、そもそもその企画に何人が乗ってくれるだろうか。「ハードルというより、棒高跳びのバーぐらい高いな。」 そこで、A男はあるパーティーを考えつき、企画した。20人が座れる大きな丸テーブルを囲み、全員が右隣りに好きな人がいるように席順を設定した。そしてみんながこの企画に乗ってくれたのだった。 パーティーの初めに、A男が挨拶した。「皆さん、きょうはよく集まってくれました。感謝しています。片想いは苦しいものかも知れませんが、きょうはみんなが好きな人と隣同士に座って、会話を楽しんで、幸せを感じてくれると確信しています。」 みんながうなずいて聞いてくれている。自然に大きな拍手が起きた。「それでは、これからパーティーのルールを説明します。まずこれから30分は、女性とその右側の男性だけが話せる時間帯とします。つまり、女性は自分が好きな人とだけ30分話せるということです。それ以外の人に話しかけることは禁止します。その後、5分間の休憩をはさんで、逆にします。30分の間、今度は、女性とその左側の男性だけが話せるものとします。それではスタートして下さい!」 パーティーは盛り上がった。2人ずつが向き合って、活発に会話をしている。特に女性たちは、普段片想いであまり取り合ってくれない相手と、1対1で30分間話ができるのだから、目が輝いていた。 次の30分では、自分を好きな男性と向き合って、女性たちは女神のような包容力で話を聞き、打ち解けていくにつれて、第一印象や思い込みの壁が崩壊し、素直に本音で会話ができるようになっていった。 そして、A男がそろそろ中締めをしようかと思い始めた頃、その『マジック』は起きた。 賢明な女性たちは、思いを寄せてもなかなか振り向いてくれない男性よりも、片想いと知りながらも尚自分に思いを寄せ続けてくれている左隣の男性に応えてあげれば、すぐに相思相愛になれることに、今気付いたのだった。そしてここに、相思相愛の10組の幸せなカップルが誕生した。 解散後、幸せな20人のメンバーは10方向に散って行った。 A男と肩を並べて歩きながら、B奈が話しかけた。「ねえねえ、きょう、実はA男君、みんなに催眠術かなんかかけてない?」「いい質問ですねえ。」とA男は余裕の表情で答えた。どこかで聞いたようなセリフである。「実はね、一度は考えたんだよ。けどやめたんだ。」A男はあっさりと言った。「だってこれをやっちゃうとさ、醒めてきた時にあちこちで悲劇が起き始めるでしょ。それは良くない。今回のでき事は、すべて参加者の意思によって起こったことだから、みんな幸せが長続きすると思うよ。」「へええ、一度は本当に考えたんだ。冗談で言っただけだったのに。」 二人は顔を見合わせて笑った。「ただね。」A男が続けた。「今回のパーティーの企画そのものが、マジックのような効果を生んでしまったのかなって思って。」 B奈は少し考えてから言った。「けどそれは構わないと思う。みんなが幸せになるパーティーなら、多少魔術が効いていたっていいわよ。」「そう言ってくれると安心するな。」と、A男はほっとしたように答えた。 B奈は、微笑みながら、A男の眼を真っ直ぐ見つめてうなずいた。「それとね。」と、B奈が少しためらいの表情を浮かべながら言い出した。「きょうのパーティーで司会をしていたA男君、なかなかイケてたわよ。」
2014.11.08
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「左右対称男」 =これは、左右対称な漢字だけを使った物語である。 いや、であるはずだったのである・・・= ミスター・バランスこと、目黒川高英は、曲がったことはしない、真面目人間である。 デスクには、真ん中にパソコン、その両サイドには、文具やファイルが同じようにバランスよく並べられていた。 ミスター・バランスが言うことは、全てバランスがいいのだった。「父が昔の東商大卒だったこともあって、ぼくも国立大しか受けさせてもらえなかったんだ。大岡山の工業大を受けて、入ったら、公立の小・中のクラスメイト三人と再会を果たして、喜び合ったのを覚えているよ。」「工業大を卒業してから、ここに入って周りと競い合っているうちに、いつの間にか、ITの営業で一番になっていた。そして営業マンを育てるために、この営業サポートセンターをぼくが開いたんだ。営業マンを育て、支え、自立させて、コンテストで全国一になって、栄えある一番高い賞品をゲットしてもらいたいものだ。」「オレが全国で一番になると宣言するような大器は、この東京中央営業サポートセンターには一人もいないのかね?」「営業とは、本来、目を皿のようにして全国を周回し、ライバルの王国に突入するものだと見られているようだが、真実はそうではない。もっと工夫することによって、客が向こうから門を開いてくれるようになる。すると客のニーズが泉のように出て来るんだ。これができたら、栄光への兆しが見えて来たと自覚していいだろう。」 ミスター・バランスは、やることも早かった。「きょうはこれから、青森営業センターに出向くので、日中は宜しく。」「二十二日は三重営業センター、二十三日は香川センター、山口センターと回って来るので、その間は宜しく。」「全国営業コンテストをやります。営業マン同士で競い合って、各人が更なる高みに向かって、レベルアップしていきましょう。また、人より早くスタートするということも大事ですよ。」 ミスター・バランスは、このようにビジネスマンとしてはトップレベルで、大変真面目だったが、一向にもてない輩なのであった。 プライドが高く、また余りにバランスにこだわることから、バランスのよい美人スタッフたちからも、ことごとくふられてしまうのが常だったのである。 青山英里香さん、高井三奈さん、小宮山夏美さん、宇田川由華さん、西東泉さん、黄川田美里さん、中西未来さん、南田春菜さん・・・などなど。「いい人だとはわかってるんだけどね・・・」 ミスター・バランスに関して、高畠真奈美にきかれて、山本朋美はつぶやくように言った。「デート中だって、どうせバランスのいいメニューしかオーダーしないでしょうから、白米とかになりそう。」 そう言われて、真奈美は、口の中のお茶が出ないようにこらえるのがやっとだった。「大丈夫よ、中華丼ぐらいならいけるわ。」 これには、朋美がにっこりとして言った。「真奈美なら、つき合っていけそうね。」「あのねえ。」「東日暮里から南青山に変わったんだってね。オシャレじゃない?」「やめてよ。」 メーターまでバランスよく真ん中にある、いわゆる「センターメーター」タイプのミニ・クーパーという車に乗って、南青山のマンションからデートに出かけるチャンスは、全く来そうにないように見えた。 ところが、ある日、変化は突然起きたのである。 会社の帰りに、ミスター・バランスは、女性社員の一人である渡浜満海に、恥ずかしそうに声をかけた。「満海さん、前から思っていたんですけど、ぼくとおつき合いしていただけませんでしょうか?」「えっ?」 渡浜満海は、耳を疑った。思わず立ち止まって、不思議そうに彼を見つめた。「だって、私の名前はバランスがよくないですよ。そもそも、さんずいが付く漢字で左右対称はあり得ないって断言したのは、目黒川さんじゃないですか。・・・同期の深波沙江も、同じことを言われたって言ってましたよ。」 ミスター・バランスは、満海の目をしばらく見つめていたが、何かを決心するかのように大きくうなずくと、話し始めた。「いいんです。左右対称な漢字なんて関係ないんです。ぼ、ぼくは、ただ満海さんのことが好きなんです。」 満海はおどろいていた。確かに彼から好意を持たれているのは薄々感じていたし、満海も、彼の几帳面で一途な性格を気に入ってはいたのだが。 ただ・・・ただ、左右対称な漢字が一つもない私に、突然告白してくるなんて!「あの・・・、き、急なお話ですので、お返事は今じゃなくても・・・」「いえ、私でよければ、よろしくお願いします。」 自分でもびっくりするほど、満海はすぐに答えていた。こんな大事なことを、いとも簡単に即答してしまうとは。 今度は彼がびっくりして、何て言っていいかわからないという表情で、満海の端正な顔をまじまじと見つめていた。それから静かな口調で言った。「よかった!・・・もう、左右対称な漢字なんて、どうでもいいんです。もっと大切なことがわかったんです。本当にありがとう。」 満海は、駅へ向かう道を、彼と二人で歩き始めた。早足で駅へと急ぐ人たちが、次々と二人を追い越して行った。 大きな交差点で、信号を待ちながら歩道に並んで立っていると、ミスター・バランスが再び口を開いた。「満海さん、実は、満海さんの名前も、ぼくはすごく気に入っているんですよ。」「あら、どうしてですか?」 満海は、彼のほうを振り向いてたずねた。「全部の漢字がきれいにさんずいでそろっているから?」「そうではないんです・・・」 少し間を置いてから、ミスター・バランスは言った。「あなたの名前をローマ字で書くと、すべての字が左右対称なんです。すばらしいですよ、MAMI WATAHAMAさん!」
2014.09.21
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「少年とピアノ」ーーー震災を機に音楽の力に目覚めた少年の物語です。ーーーーーーどなたか絵を描いて、絵本を完成させてくれたら幸いです。ーーーキー坊は、元気な男の子です。学校の友達と遊ぶのが大好きです。公園で遊んだり、サッカーや野球をしたり、友達の家に遊びに行ったり・・・毎日楽しく過ごしています。けど、週に一度はピアノの日。クラスのみんなは、どこかに遊びに行く相談をしていても、キー坊は学校からまっすぐ、ピアノの先生の教室へ向かわなくてはなりません。そのことがいつも残念でたまりません。ママは、大人になってから急にピアノが弾きたくなっても、子供の頃から習っていないとなかなか思うように弾けないのよ、といつも言います。けど、キー坊は、日曜日にちょっと練習するだけなので、なかなかうまくなりません。年に一度のピアノの発表会。キー坊がゆううつになる日です。同じ曲を何度も何度も練習します。けど、不思議なことに、いくら練習しても、いつも同じところでまちがえてしまうのです。そして、発表会の日。自分の順番が来るまでが、とてもとても長く感じられます。そして、いよいよ自分の番が来て、曲を弾き始めると、あっという間に終わってしまうのです。キー坊は、発表会のたびにそう感じました。そんなある日の午後、突然、大きな地震がおそってきました。先生が、「みんな、机の下にかくれて!」とさけんだので、みんなはいっせいに、教室の自分の机の下にかくれました。大きな揺れがおさまるまで、とても長い時間に感じられました。時々、どこかで物が落ちるような大きな音がしました。隣りの席の、からだの大きなジャン坊は、一生懸命からだを小さくして机の下にもぐりこんでいるのですが、少しおしりがはみ出ています。その後も、何度も余震があって、そのたびにみんなは机の下にかくれました。ようやく落ち着いてきたところで、みんなで集団下校です。先生が先頭に立って、同じ方向の生徒たちがまとまって家に向かいます。キー坊のママが、途中まで迎えにきてくれました。家に帰ってみると、家中で棚から物が落ちたり、食器が割れて床に飛び散ったりしていました。キー坊が、自分の部屋に入ってみると、大きな本棚が、ピアノの上に斜めに倒れかかっていたので、びっくりしてしまいました。そして、キー坊が大切にしていた本やおもちゃが、ピアノの上や下に散らばっていました。しばらく、キー坊とママは、スリッパをはき、手袋をして、無言のまま部屋を片付けました。まだ、時々余震も来るので、本棚は中の物を全部出して、横にしておくことにしました。ピアノには、本棚がぶつかって、横に大きなヘコミができていたのでした。それから毎日、キー坊は自分の部屋に入るたびに、まずそのピアノの傷が目に入るのでした。おじいちゃんとおばあちゃんが、キー坊にプレゼントしてくれた、ピッカピカだったグランドピアノ。傷を受けながらも、本棚をささえてくれたおかげで、キー坊の大切な物があまりこわれなくて済んだのでした。決して弾く気にはなりませんでしたが、そんなピアノが、とてもいとおしく思えるのでした。学校はしばらくお休みです。海の近くでは、津波で家を流されてしまったり、家に住めなくなったたくさんの人たちが、学校の体育館などを避難所として生活していました。キー坊の学校の体育館も、避難所に開放されて、多くの人たちが暮らすようになっていました。そんなある晩、キー坊は夢を見ました。キー坊は、体育館のステージの上でピアノを弾いています。何曲も、何曲も弾いています。ステージの下には、避難所で暮らす人たちが集まってきて、キー坊のピアノに聞き入っています。学校の友達や、子供たちも大勢詰め掛けてきました。次第に、曲が終わるたびに、大きな拍手が起こるようになってきました。こんなことは生まれて初めてです。キー坊は、ますます一生懸命、感情を込めてピアノを弾きました。すべての曲を弾き終わり、キー坊が立ち上がって、みんなにおじぎをすると、割れんばかりの拍手喝采です。後ろの方からも大きな歓声があがりました。「アンコール!」「うまいぞ!」「最高!」「ブラボー!」ばらばらだった歓声が、段々とひとつになってきます。「アンコール!」「アンコール!!」そして、ついには大合唱のようになってきました。「アンコール!!」「アンコール!!」キー坊は、ちょっと考えてから、両手を挙げてみんなを静めると、大きな声でさけびました。「みなさん、どうもありがとう!それでは、最後にもう1曲弾きます!これはぼくの大好きな合唱の曲です!ぼくが弾くのはピアノの伴奏ですので、歌える人は大きな声で一緒に歌ってください!!」キー坊は、大きな歓声と拍手の中、ピアノに戻ると、椅子に座り、一瞬みんなの方に顔を向けて合図をしてから、すぐに弾き始めました。あたりは一度シーンと静まりかえりましたが、すぐに、前奏をきいて曲がわかった人たちから大きな拍手がわき起こりました。歌が始まるところで、キー坊が大きく右手を上げて合図をすると、みんなはいっせいに歌い始めました。ステージの下ぎりぎりまで、たくさんの人たちが集まって、大きな声を張り上げて歌っています。肩を組んでいる人たちもいます。涙を流しながら歌っている人もいます。キー坊も、時々みんなの方を見ながら、一緒に歌い始めました。思わず目頭が熱くなってきました。曲の最後のところで、キー坊は前奏に戻り、「最初から!!」とみんなに声を掛けました。これなら、歌詞を半分忘れた人は思い出して歌えますし、初めて歌う人も少しずつ覚えて歌えるようになってきます。みんなますます歌に熱中してきました。キー坊は、何度も何度も最初に戻って引き続け、そしてみんなと一緒に歌い続けました。そして、とうとう曲のエンディングを弾き終わり、すべての演奏を終えると、キー坊は立ち上がって、ステージのへりまで走っていきました。一度ゆっくりとおじぎをすると、両手を大きく挙げてみんなに手を振りました。会場は大歓声です。拍手と歓声がいつまでも続いています。キー坊も、いつまでもいつまでも手を振り続けました・・・パッと目が覚めました。・・・夢だったのか・・・隣りでパパが、グーグーいびきをかいて寝ています。反対側でも、ママの寝息が、いつものようにスースーと聞こえてきます。きょうはふつうの日曜日の朝のようです。夢を思い出すと、いつの間にか涙がつーっとほほを伝って流れ落ちていました。朝ごはんを食べた後、キー坊は自分の部屋に行ってみました。ピアノは、相変わらずそこにじっと立っています。本棚が倒れかかった傷も、そのままになっています。けれども、キー坊はいつになく、ピアノに親しみのようなものを感じていました。ふたを開けて、鍵盤をそっと押してみました。いつも通りの音がします。けど、いつもと少し音色が違います。キー坊によって、みんなに感動を与える音を出すことができるのです。それにはもっともっと練習が必要だけど・・・あの曲の伴奏、弾けるかな?キー坊は楽譜をさがし始めました。楽譜が見つかると、キー坊はさっそく弾き始めました。まず、右手の1本指で、メロディーだけ弾いてみます。これだけでも急にわくわくしてきます。何回か弾いた後、左手を簡単なところだけ、ちょっと入れてみます。もう、これですっかり立派な伴奏に聞こえます。弾いているうちに、少しずつ難しそうなところも両手で弾けるようになってきました。「あれ?朝からがんばってるねえ。どういう風の吹き回しかな?」いつの間にか、部屋のドアが少し開いて、パパとママがのぞいていました。パパがにこにこしています。キー坊は時間も忘れて、ずっと弾いていたのでした。ピアノを弾く手を止めたキー坊を見て、ママが言いました。「いいのよ。そのまま続けて。」暖かくなって、学校も始まりました。家の中もすっかり片付いて、段々もとの生活に戻ってきました。新しいクラスになって、新しい友達もできました。でも、ひとつだけ変わったことがあります。キー坊が、毎日ピアノに向かっているのです。本当に、ステージでみんなに感動を与えられる日をめざして。 (終)
2013.02.16
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駅のホームから見上げるビルの裏の壁面。「UFJ銀行」の表示をはずした釘の穴が生々しい。ところが、行の字の右にもう一文字の跡がある。何だろうと思ってよく見てみると、より大きな字で、「三和銀行」の痕跡が。今回は社名が長すぎて、表示がやめたのだろうか。
2006.01.27
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きょうは、左腕が筋肉痛。原因は、どう考えても、きのう雪だるまを作ったこと。転がしているうちに、確かに段々重くはなってきたが・・・情けない!!!
2006.01.22
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脱サラというのはよくある話ですが、独立してからサラリーマンに戻る、というのはなかなか勇気がいることです。この度、新たにサラリーマンとして再出発することを決意し、きょうから第一歩を踏み出しました。と言うと一大事のようですが、統合により、同じ仕事を、顔見知りの中で続けるので、大きな不安はないのです。7時半には家を出ると言ったって、同じマンションでも7時前に出て行く人はいっぱいいますし・・・。何はともあれ、これから、「サラリータン」として頑張ります!!!頑張れ!! 世の中のサラリータンたちよ!!!
2006.01.05
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新年 明けましておめでとうございます。毎日更新できるかどうかわかりませんが、今年も少しずつ書いていこうと思っています。
2006.01.01
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第6回「南人も楽しい作文道場」を、10月29日(土)に、東京・渋谷で開催しました。今回のテーマは、「死語を掘り起こす」です。まずは、「こんな死語もある」「これって死語かな?」「これって今でも使う?」などと言いながら、死語を書き出す作業から。事前にオトボケmeguさんからいただいた、「許してチョンマゲ~」「なんちゃって~」「そんなバナナ~」もプラス。いろいろ出尽くしたところで、いよいよ道場スタート!!≪前半戦≫お題は、「死語を使った会話」 A:「・・・・・」 B:「・・・・・」 A:「・・・・・」のように、3つ以上のセリフをつなげること。<三洞さんの作品>部長「おっ! キミ。土曜日なのに出社か」新人「はい。おはようございます」部長「うむ、おはよう。キミは新人類なのにモーレツ社員だな。バリバリのヤンエグってやつか。」新人「・・おっしゃっている意味がよくわからないのですが・・」部長「キミ、照れることはないよ。しかし、いくらモーレツでも、土曜だから半ドンで帰るんだろ?」新人「・・半ドン・・?」部長「半ドンで切り上げて、カワイ子ちゃんとおデートだろ。キミのようにイカすナイスガイなら、さぞモテモテだろ」新人「部長、さっきから、おっしゃっている意味がイマイチわからないんですよ」部長「わからない?そんなことはないだろ。こっちはキミのようなヤングに親しみを持ってもらおうと、わざわざC調に喋ってるんだから」新人「・・すみません、その‘C調’とかいうのもさっぱり・・」部長「そうか、自分ではハヤリの言葉だと思っていたが、どうやら私が時代に取り残されているようだな。スマン。許してチョンマゲ・・なんちゃって~」新人「ハラホロヒレハレ・・・・・」<杉田るは及ば猿がゴト師さんの作品>A「今度原宿にナウいサ店ができたけど、行ってみない?」B「それって、チョーヤバクナイ?わけわかんないし・・」A「いわゆるカフェバーってやつよ。ヤングでごった返してる」B「てゆうか、クラブとは違うの?」A「ナンセンスだね。そんなハイカラなもんじゃない。トレンディーな可愛コチャンの溜まり場さ」B「わりとイケてる感じ。でもやっぱやめとく。カレシに怒られそうだし」A「やっぱお呼びでなかったか・・。じゃあ、このあたりでそろそろドロンするとするか」<参考:南人の作品>A「オレはヤングの頃は、バリバリのシティーボーイで、サタデイナイトはディスコでギャルとフィーバーさ」B「キャアー、ダサーイ」A「けど、就職してからは、トレンディーなヤンエグめざして、モーレツな企業戦士さ。そしてついに六本木の超ハイカラな文化住宅をゲッツ!」B「よくそういうナウい言葉を連発できるわね。スーパーミラクルチョベリバ!」≪後半戦≫お題は、「ここだけの話ですが、ぼくは昔、・・・(死語を使用)・・・」<三洞さんの作品>・ここだけの話ですが、ぼくは昔、おセンチでした。でも・ここだけの話ですが、ぼくは昔、ツッパッてました。一方・ここだけの話ですが、ぼくは昔、ニューミュージックが好きでした。同時に・ここだけの話ですが、ぼくは昔、カッコマンでした。また、・ここだけの話ですが、ぼくは昔、教育ママの母親に厳しくしつけられました。つまり・ここだけの話ですが、ぼくは昔、ブルジョアでノンポリな家庭に育ったのです。要するに・ここだけの話ですが、ぼくは昔、自分ではナウいと思っていたのですがそれは勘違いで、実際はガチョーンでドヒャーでギャフンなヤングだったのです。<杉田るは及ば猿がゴト師さんの作品>ここだけの話ですが、ぼくは昔、・・・・・でした。・竹の子族・トラック野郎・モーレツ社員・熱血先生・団地妻・太陽族・斜陽族(社用族)・イカした野郎・ディスコでフィーバーしてました。・六本木でブイブイ言わせてました。・下宿してました。四畳半です。<参考 南人の作品>ここだけの話ですが、ぼくは昔、ローラースルーゴーゴーで遊ぶ友達を横目に、いかすヤングの集まりにも近寄らず、軽~いライト君たちのナンパにも参加せず、家でガリ勉君だったのですが、成績は超ベリーフツーでした。そのほか、今っぽい、だしょ? きいてないよ、ボインチャン、よくってよ、いつかはクラウン、なども出ました。終了後、飲み会から、チョッ子さんが合流してくれました。せっかくなので、「死語リスト」の中から、最もインパクトのある死語を選んでいただきました。結果は、「モーレツ」和製英語のような言葉が多い中で、超日本語でしたね。実際には「猛烈」なわけですが。南人としては、「ヤング」って言葉はヤバイなぁ、と総括します!
2005.11.01
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きょう、40000HITを超えました。40000番目のお客様はマーリーtoさんでした。ありがとうございました。明日はいよいよ「南人も楽しい作文道場」の日。東京・渋谷のルノアール・渋谷パルコ横店、B1Fのマイ・スペース 7号室、時間は、午後3時~5時です。今回のテーマは、「死語を掘り起こす」です。詳しくは10月16日付の日記をご覧下さい。
2005.10.28
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第6回「南人も楽しい作文道場」は、いよいよあさってです。今回のテーマは、「死語を掘り起こす」です。決して「死後の世界」ではありませんので。
2005.10.27
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ロッテが4連勝で日本一に。バレンタイン監督はすごい。吉本興業を目をつけたほどだ。31年ぶりの優勝と言われても、その頃の記憶はない。仙台に来ていた時期もあるのだが。なぜか思い出すのが、こんなラジオのCM。「ガムはロッテ、野球は・・」「ロッテ、ロッテ、ロッテのガム!!」
2005.10.26
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ビートルズの「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」をリピートで聴きながら、車で移動。直訳すれば、「長く曲がりくねった道」だろうか。人生はロング・アンド・ワインディング・ロードだ。「一寸先は闇」と同じで、カーブを曲がったらそこに何があるかは全く予想できない。最近は、テレビ局の社員はびっくりだろう。自分を見失わない、けど、時代の変化には適応する、このバランスかな、大切なのは。
2005.10.21
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注文していたカレンダーが次々と届く。年賀状の印刷の広告を目にする。郵便局に行ったら、早めに年賀状を注文すると抽選がありますよと勧められた。寂しい・・・
2005.10.20
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いよいよ決断の秋。これは先日の「作文道場 WEB編」のロング・コースみたいなフレーズだが、実際の南人の話。夜に2時間以上にわたる話し合い。本業上、いよいよ大きな転換点を迎えそうだ。いよいよ、決断の秋。
2005.10.17
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第6回「南人も楽しい作文道場」を、10月29日(土)に、東京・渋谷で開催します。限られた時間の中で、共通のテーマで文章を書き、互いに発表し合い、最も面白かった作品に投票する道場ですが、一緒に楽しい時間を過ごしていただくことが最大のテーマです。WEB編に応募していただいた方も、ぜひ参加してみて下さい。集まってその場で短時間で文章を書く、というのは、スリリングな面もあり、また別の面白さもあります。今回のテーマは、前回決定した通り、「死語を掘り起こす」 です。前半は、今はなき「死語」にはどんなものがあるか、みんなで掘り起こす作業から始めたいと思います。「これぞ死語」というものを思い出した方は、メモ程度で構いませんので、書き出しておいて下さい。準備なしでももちろん結構です。場所は、前回と同じ、東京・渋谷、パルコの近くです。初めての方も、歓迎致します。ご参加の方は、事前にメールでお知らせ下さい。(掲示板でも可です)日 時 10月29日(土) 午後3時~5時場 所 ルノアール 渋谷パルコ横店 B1F マイ・スペース 7号室 東京都渋谷区宇田川町4-3 興和ビルB1F TEL 03-3463-9681 渋谷・公園通りの、パルコ1・2の間を左折して、右側 1Fが、NEW YORKER'S Cafe です人 数 8名程度参加料 おひとり 2,000円(ワンドリンク込み)用 意 筆記用具(ボールペン・シャープペン等)のみご持参下さい 以上、お待ちしております。
2005.10.16
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近所の公園で軽くジョギング。足首に痛みはないが、無理はせずに短時間で終わらせた。夜は激しい雨。来週半ばにはまた台風が近づいて来そうだ。
2005.10.15
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横浜ベイスターズ、久々にAクラス確定。最後の追い上げはすごかった。借金をなくし、番長も12勝と結果を残した。山下元監督の功績だってあるのだ。
2005.10.13
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初の試みである「南人も楽しい作文道場 WEB編」も、たくさんの方にご応募いただき、投票・発表と続き、無事に終わりを告げることができました。ご自身の作品を考えるのも楽しいことですが、他の作品を読んで、自分にはない発想・視点を感じるのも楽しいものです。南半球なんてのは、全く考えつかなかったですね。順位を付けることが目的ではありませんので、書いて、読んで楽しんでいただければ、企画した甲斐があったと思っています。ロング・コースでは、その人の生活や人間性が、かなり浮き彫りになっていますね。例えば、銀卯さんの文章は、南人がいくら頑張っても書けることはないでしょう。ショート・コースでは、何かをやり残してしまった、というテーマが多かったようです。宿題が終わりを告げず、プリンが黄緑色に変色、着なかった浴衣、残った日焼け止めと焼けた素肌、2004年だと思っていた・・・大相撲の場所の名前は、季節の実感とはだいぶかけ離れていますよね。「大相撲初場所」を、「大ズボンはく場所」と言っていた時代が懐かしいです。蝉を土の上に置き直すって、やさしいですね。たった1週間の地上の命。2005円の梨のお釣りをあげた???2行書きにすると、字数もぴったり、語呂もぴったりでした。
2005.10.12
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「南人も楽しい作文道場 WEB編」に投稿いただいた全作品を、10月4日付けのブログで発表致しました。その後、どの作品が最も面白かったか、うまい!と思わせたかを投票していただきました。このほど、その結果がまとまりましたので、発表させていただきます。<ショート・コース>★第1位 S22 (ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。ビーチサンダルの裏から砂がこぼれた。★2位 S13 (三洞さん)2005年の夏は終わった。夏休みを明けたら会社の席が無かった。★第3位 S4 (三洞さん)2005年の夏は終わった。秋からは塀の中の暮らしが始まる。 S17 (DJ SAKAIさん)2005年の夏は終わりを告げた。しまっておいたネクタイたちに、久しぶりに出遭った気がした。 S35 ナツアカネさん2005年の夏は終わりを告げた。たった一つの恋も終わって、焼けた素肌だけが、未練がましく、夏の名残りを惜しんでいる。<ロング・コース>★第1位 L6 (銀卯さん)いよいよ芸術の秋(以下省略)★第2位 L3 (三洞さん)いよいよ食欲の秋(以下省略)★第3位 L2 (零崎 愉識さん)いよいよ読書の秋(以下省略)ご入選の方、おめでとうございます。それぞれ1位~3位までたいへん僅差でした。感想としては、格調の高い作品に票が集まった気がします。今回は、たくさんの方に投稿・投票のご参加いただき、ありがとうございました。作文というものを、一緒に遊びとして楽しんでいただけたなら、そのことが何より嬉しく思います。次の機会にも、またぜひご参加下さい。10月29日(土)には、第6回「南人も楽しい作文道場」を、東京・渋谷で開催します。今回入選された方々は、無料ご招待とさせていただきますので、ご参加をお待ちしております。
2005.10.10
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「南人も楽しい作文道場 WEB編」の作品を10月4日付のブログで発表しました。その中で最も面白かった作品はどれか、皆様に投票していただきましたが、きょう8日が締め切りです。ただし、投稿していただいた方で、まだ投票されていない方がおられますので、再度こちらからご連絡させていただきますので、集計はもうしばらくお待ち下さい。ちなみに南人が考えたのは(ショート・コース)、こんなところです。2005年の夏は終わりを告げた。そして彼女はぼくに別れを告げた。2005年の夏は終わりを告げた。夏物をしまったら暑くなったのでまた出した。2005年の夏は終わりを告げた。今年もなんとかエアコンを買わずに生き延びられた。2005年の夏は終わりを告げた。そして、作文道場WEB編が始まりを告げた。
2005.10.08
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こどもの運動会で、週間天気予報を気にする1週間。去年は、結局雨で延期になったのだった。台風シーズンでもあるこの時期、10月10日だけは特異日で晴れる確率が高いらしいが、ひとたび台風が来れば、順延などでは対処できなくなってしまう。最近、小学校では運動会は5月にやるようになり、その心配はないようだが、なにせ幼稚園では、年少さんを含めて5月開催は日程的に無理。さて、今年はどうなることか。
2005.10.07
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「南人も楽しい作文道場 WEB編」の、ロング・コースの作品を発表します。質の高い、読みごたえのある作品が集まりました。たいへん嬉しく思っています。こちらも、ショート・コースと同じように、面白かった作品、なるほどと思わせられた作品を、皆さんに投票していただきます。どうぞお気軽にご参加下さい。1番面白かった作品、2番目に面白かった作品の番号と作者のお名前を書いて、このページの、 Mail メッセージを送るまでお送り下さい。投票の締め切りは、10月8日(土)とします。投票は1人1回とします。投稿者は2倍カウントとします。今回投稿できなかった方も、ぜひ投票にご参加下さい。今回のロング・コースのお題は、いよいよ○○の秋。この言葉から始めて、秋の思い出や計画・意気込みなどを、ブログ風に面白くまとめて下さい。(400字程度)<ロング・コース> 全6作品(L1 杉田るは及ば猿がゴト師さん) いよいよ決戦の秋。 各プロスポーツも栄光のゴールへ向けて佳境に入っている。 セリーグは阪神タイガースがマジックを3とした。パリーグではソフトバンクがどうやら逃げ切りそうだし、西武もプレーオフ進出を決めたようだ。海を越えてメジャーリーグでは、ヤンキースがついに首位を奪還。宿敵レッドソックスとの3連戦を来週に控えてのゲーム差1は、なんとも手に汗握る展開である。 おっと、ジャイアンツはどこへ行ったのやら。正直なところ、ヤンキースのスタメンは全部言えても、ジャイアンツのそれは自信がない。スポーツのグローバル化で、自分のお気に入りのチームまでも、がらりと変わってしまった。今岡、金本、川上憲伸と言うよりは、やはりジータ、ラミレス、Aロッドと言った方が迫力が違うでしょう。 閑話休題。野球のみならず秋は興奮するスポーツイベントが目白押し。大相撲は朝青龍が薄氷を踏みながらも六連覇達成。やはり横綱の意地か。Jリーグも優勝の行方から目が離せない。 学生スポーツも楽しみだ。ラグビーは対抗戦リーグが始まったし、秋の神宮六大学、そして何といっても箱根駅伝の予選会である。毎年母校の出場権獲得を夢見て応援に出掛けるのだが、まだまだ箱根路は遠いようだ。今年こそ頼むぞ! とにかく大一番を前にした緊張感がたまらなく好きだ。精神的に極限状態にある選手の表情からは、ただならぬ気迫がにじみ出ている。しびれるプレーとは、こう言う瞬間を指しているのだろう。 時はまさに決戦の秋。歓喜と落胆の織り成す人間模様を、今年もじっくり楽しませてもらうことにしよう。(L2 零崎 愉識さん)いよいよ読書の秋。だと言うのに、殆ど活字を読んでません。マンガは大量に読んでますけどね。こないだは一日でジョジョ全巻とバキ全巻、ぶっ通しで読みました。合計、約150冊ほど。問一、あなたはアホですか?解、はい、アホです。それはさておき。ゲームの秋・・・と言うのをご存知でしょうか?知ってるわきゃぁありません。今考えたし。でも、これ、中々良いと思うのですよー。春にゲームするのは何か引き篭もりだし、夏は夏休みです。ゲームなんざやってる場合じゃないです。冬も何かしら忙しくなってきます。ですが、そう・・・秋は殆ど何もないのです!さぁ、皆さん、ゲームをしましょう!冗談ですけどね。食欲の秋、に関しては満喫してます。納豆ご飯とか卵掛け納豆ご飯とか納豆味噌汁ご飯とか。・・・アレ?体良く騙されているような気がする。昨日の晩飯を思い出せ。・・・納豆ご飯とチキンカツでしたな。今日の朝は?何も食べてませんぞ。今日の昼は?はっはっは。納豆ご飯とチキンカツだなぁ。・・・・・・・。結論:今日こそはうどんを食ってやる。(L3 三洞さん) いよいよ食欲の秋・・・・ということで、前々から一度入ってみようと思っていた、新規開店の近所の中華料理店に行く。 店内は夕食時だというのに閑散としている。 一抹の不安を覚えつつ席に座ると、NANA風メイクの女子高生アルバイトが、ガムをクチャクチャやりながらくわえ煙草でメニューを持ってきた。「ひどい店に入っちゃったな~」 そう思いつつも、席に着いてしまった手前、注文をする。「ビールと・・・・この、前菜三種盛と・・・・坦々麺ください」 すぐにビールが出てきた。 缶のままである。しかもビールではなく発泡酒・・・・。 あまりのことに呆然としつつ、それでも発泡酒を一口飲むと、前菜三種盛がやってきた。 コンビニで売っているナムルを皿にあけただけ・・・・。 そもそもナムルは中華ではない。韓国料理だ。 そしてメインの坦々麺は、悪い予想が当たってカップ麺。もちろんカップのまま。「5分経ったらこのタレを入れて食べてください」 さすがに私も怒った。「ビールを頼んだのに発泡酒だぞ、しかも缶のままで!」「ってゆ~か~、そっちのが安いし~」「ナムルは韓国料理だろ!」「ってゆ~か~、アタシ、中国も韓国も行ったことないし~」「これだって、カップ麺そのままじゃないか!」「ってゆ~か~、それ、カナリ美味いし~」・・・・中華料理店ではなく、「ってゆ~か~料理店」であった。(L4 なおりん89さん)いよいよ作家の秋。去年の9月から始めてもう1年。私はとうとう夏には作家デビューしました。身内には大反対を今でもうけてます。どうして本なんて書いてるんだとね。本は私の心のオアシスです。心のオアシスを書くのが私の生きがいでもあります。夢でもあります。夢は何歳でも持つものです。私はいづれはノンフィクション作家になるのが、本当の夢です。今は自分が何を書けるのかわからないので、何でもチャレンジしてます。今までチャレンジしたのが絵本、ビジネス今、チャレンジしてるのが小説です。小説は本当に難しいものです。私は、これからも、「命」をテーマにどんなジャンルでもチャレンジしたいです。これからも自分を見せる作家になりたいです。ありのままの自分を見て欲しいです。秋は芸術の秋、作家の秋。そんな秋もあっていいんではないんですか(L5 オトボケmeguさん)いよいよ食欲の秋!何故 秋になるとこんなにもお腹がすくのかしら?美味しいモノがたくさん出回るからかしら?気候が良くて体調バッチリだからかしら?かしら?つくね?タン?ハツ?コブクロ?選べないから全部食べちゃうからかしら?でも 待って!私ったら一年中 こんなコトを言ってはいないかしら?食欲の秋 ならぬ 食欲の四季 ではないの!!アー またお腹の虫がグーって鳴きました!!!♪秋の夜長を鳴き通す あー恐ろしい腹の虫。。。トホホ(L6 銀卯さん)いよいよ芸術の秋田舎に住んでおりますと、いろいろ芸術的な現象に出会えるものです。実りの秋を迎えた田んぼは、爽やかな秋晴れの日に見渡せば、さながら、黄金の海原。畦には、色とりどりの秋草が咲き乱れ、見上げれば彼方の山々が紅葉に身を染めております。更に仰げば、西洋画かと見まごうような、見事な雲の光と影、雲間から帯状に斜めに射す日差しは神々しいまでに清らかです。自然とは、なるほど偉大なる芸術家。この秋、皆様も田舎へ是非。以上、投稿順。絵文字は省略させていただきます。
2005.10.04
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「南人も楽しい作文道場 WEB編」に、たくさんの楽しい作品をご応募いただき、ありがとうございました。ご応募いただいた方にとっては、今度は他の方々の作品を読むことが、また別の楽しみであることがわかっていただけるはずです。共通のテーマで書きながら、これだけ違う発想があるんだ、という発見ができるからです。今回ご応募いただいた全作品をここに発表し、その中で、「面白い!」「うまい!」と思う作品に、皆さんで投票していただきます。投稿と同じように、 Mail メッセージを送るに、1番面白かった作品、2番目に面白かった作品の番号と作者のお名前を書いてお送り下さい。掲示板でも可とします。投票の締め切りは、10月8日(土)とします。投票はお1人1回とします。また、投稿者の票は2倍カウントとします。今回投稿できなかった方も、ぜひ投票にご参加下さい。尚、今回の発表は、ショート・コースのみとして、ロング・コースについては次の日記で発表させていただきます。今回のショート・コースのお題は、2005年の夏は終わりを告げた。この後に一文だけ加えて、文章を作って下さい。<ショート・コース> 全35作品(S1 ローグ ギャラクシーさん)2005年の夏は終わりを告げた。僕の夏休みの宿題は終わりを告げない・・・。(S2 和吉8663さん)2005年の夏は終わりを告げた。2006年の夏が待ち遠しい。(S3 杉田るは及ば猿がゴト師さん)2005年の夏は終わりを告げた。ということは、南半球は冬の終わりを告げたことであろう。(S4 三洞さん)2005年の夏は終わった。秋からは塀の中の暮らしが始まる。(S5 三洞さん)2005年の夏は終わった。しかし、デブな私にとっては秋が終わるまでは汗の季節だ。(S6 三洞さん)2005年の夏は終わった。2004年の夏よりもさらに虚しかった。(S7 三洞さん)2005年の夏は終わった。私の監督生命も完全に終わった。(by堀内)(S8 三洞さん)2005年の夏は終わった。不能の私なのに妻が妊娠した。(S9 三洞さん)2005年の夏は終わった。妻の生理も上がった。(S10 三洞さん)2005年の夏は終わった。娘は貞操を失った。(S11 三洞さん)2005年の夏は終わった。唯一の友達も去って行った。(S12 三洞さん)2005年の夏は終わった。ボーナスも終わった。(S13 三洞さん)2005年の夏は終わった。夏休みを明けたら会社の席が無かった。(S14 三洞さん)2005年の夏は終わった。今まで2004年だと思っていた。(S15 三洞さん)2005年の夏は終わった。そして僕は女になった。(S16 零崎 愉識さん)2005年の夏は終わりを告げた。そして、冷蔵庫に隠しておいたプリンは黄緑色になった。(S17 DJ SAKAIさん)2005年の夏は終わりを告げた。しまっておいたネクタイたちに、久しぶりに出遭った気がした。(S18 DJ SAKAIさん)2005年の夏は終わりを告げた。大相撲の秋場所の終わりとともに。(S19 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。着なかった水着をそのまましまおう。(S20 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。 日焼け止めの残り方が微妙。(S21 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。出せなかったカモメールは懸賞用に。(S22 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。ビーチサンダルの裏から砂がこぼれた。(S23 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。寄り添いたくなるような風の吹く日。(S24 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。夏物を全部しまったら生まれ変われる?(S25 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。アスファルトの蝉を土の上に置き直す。(S26 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。来年までダイエットはオヤスミ。(S27 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。うーん、この絵日記は来年、提出しよう!(S28 ききみみやさん)2005年の夏は終わりを告げた。2005円の梨のお釣りをあげた。(S29 まさ吉!さん)2005年の夏は終わりを告げた。三段腹を隠せる秋が来た。(S30 まさ吉!さん)2005年の夏は終わりを告げた。1人で過ごす四季の下半期が始まった。(S31 オトボケmeguさん)2005年の夏は終わりを告げました。愛知万博も尾張 イヤイヤ 終わりを告げました。(S32 オトボケmeguさん)2005年の夏は終わりを告げました。終わり行く夏に乾杯!来るべき秋に乾杯!!って乾杯しどうしかよっ!!!(S33 銀卯さん)2005年の夏も終わりを告げた。買った浴衣に袖も通さず・・・。(S34 ナツアカネさん)2005年の夏は終わりを告げた。2006年の夏に、レイザーラモンHGの腰振りは、すでに消えているであろう。フゥ~!(S35 ナツアカネさん)2005年の夏は終わりを告げた。たった1つの恋も終わって、焼けた素肌だけが、未練がましく、夏の名残りを惜しんでいる。以上、投稿順、全て改行させていただきました。
2005.10.04
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24日から開催している「南人も楽しい作文道場 WEB編」の締め切りは、いよいよ明日、1日(土)です。現在の応募状況は、ショート・コース 28作品ロング・コース 4作品一気にショート・コースが増えました。ロング・コースも、明日で急に増えるでしょう。明日は「ファイト」も最終回ですか。ブログを読んでいると、電車男とドラゴン桜が終わって寂しい、という感想がよくあります。確かにこの番組の入れ替わる時期、好きな番組が終わるのはさみしいものです。朝の連ドラで、こんなに毎回見ているのは「ちゅらさん」以来です。ファイトは終わりを告げた。そして、優と太郎は、西郷ジョン子は・・・。
2005.09.30
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めったにないほどのいい天気。ノースリーブの女性もいれば、カーディガンを着たお父さんもいた。これは見るからに暑い。よく感じるのは、白人男性の気温に対する抵抗力。鈍感とも言えるか。真冬に半袖のポロシャツにリュックを背負って歩いているオッサンがいるかと思えば、梅雨のさなかにスーツの上にレインコートを着て颯爽と歩くビジネスマンを見かけたことがある。赤坂の、全日空ホテルからアークヒルズに向かうあたりで、外国人のビジネスマンが多く、格好良く見えたが、とても真似できない。確かにレインコートとは、文字通り雨の日に着るコートなのだろうが、どう考えても日本の梅雨にはなじまない。ただでさえむし暑く、上着を着るのもいやなのに、その上にレインコートなど着込んだらサウナスーツになってしまう。今は、まさに快適な気温。阪神が優勝。パ・リーグはこれからプレーオフだ。日本シリーズの頃は、ぐっと涼しくなる。残念ながら、この最も過ごしやすい、ワイシャツ1枚がちょうどいい季節は、非常に短い。
2005.09.29
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9月24日から10月1日(土)まで開催中の、「南人も楽しい作文道場 WEB編」は、きょうが中日ですね。現在の応募状況は、ショート・コース 18作品ロング・コース 3作品ロング・コースは最終日にまとめて来そうですが。詳しくは、24日のブログをご覧になって下さい。ここ数日は、一気に涼しくなって、明け方に目が覚めると身体が冷えていたりします。いよいよ秋本番。まずは運動会シーズンですね。ただし、明日はまた暑い日になりそうです。今日は、ビリー・ジョエルの古いアルバムを聴きながら、車で移動。「ストレンジャー」「素顔のままで」「イタリアン・レストランにて」(でしたっけ?邦題は) と3曲いい曲が続くのだからすごい。イタリアン・レストランという言葉は聞き取れるが、最初の部分で、ボトル・オブ・ホワイト、ボトル・オブ・レッド、とワインのことを言っているとわかったのは、初めて聴いてからだいぶ後のことだった。「オネスティ」「ピアノマン」「マイライフ」「プレッシャー」など、好きな曲はいくらでもある。
2005.09.28
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「南人も楽しい作文道場 WEB編」を開催中です。現在の応募数は、ショート・コース 17作品ロング・コース 2作品皆さん、どんどんご応募下さい。締め切り日の1日(土)まであたためておく人も多そうですが。「いよいよ○○の秋」いよいよブログの秋? いよいよ恋の秋? いよいよダイエットの秋? いよいよビールの秋?? いよいよ笑いの秋?? いよいよ作文の秋???南人にとっては、リハビリの秋、風邪の秋(今年は予防したい)・・・楽天イーグルスの田尾監督の解任が、杉村衆議院議員と並んで話題になっている。議員の話はおいておくとして。どうも、横浜の山下元監督とダブってしまうのだが、選手に慕われる兄貴分タイプというのは、最下位に低迷するチームに喝を入れるには向かないのかもしれない。どちらも個人的には大好きな監督なのに、残念だ。一番残念だったのは、7月にかなり上り調子になったにも関わらず、8月以降また一気に連敗し始めたこと。ここでどこかに慢心がなかったか。連敗を何とか止める手立て、基本に戻る姿勢、1試合・1球ごとの真剣勝負、チームの雰囲気の転換、これらをもう少しできなかったのだろうか。ソフトバンクの宮地選手の報道を見るほどに、そんなことを思ってしまう。ただし、1年目の監督にこれら全てを期待することはできない。来年なら、今年の経験を生かして、もっと活躍してくれたはずだ。ここで大規模な選手補強が行われ、野村監督が率いたとして、今年と成績だけで比べて評価されたら、それはあまりにも酷である。横浜ベイスターズが、今年はAクラスを狙えるところまで来た。ピッカピカの山下監督が基礎を作った部分も確実にあるのだ。話は変わり、相撲のウィンブルドン現象ということが、マスコミでよく言われている。ご存知の通り、ウィンブルドン現象とは、世界的にメジャーになるかわりに活躍するのは外国勢ばかりということで、金融の世界などでもよく使われる言葉だ。確かに、優勝決定戦は、モンゴルvsブルガリアという、外国勢の争いになった。しかし、世界的にメジャーになったと言えるだろうか?柔道の試合の点数制は、最初見ていて違和感を感じたが、世界的なスポーツになるための譲歩だったのだと思う。相撲がウィンブルドン化しているかどうかという話は別として、もっと開かれたスポーツにしていって欲しいと思う。
2005.09.27
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「南人も楽しい作文道場 WEB編」現在の応募数は、ショート・コース 15作品ロング・コース 1作品ロング・コースがなかなかとっつきにくいようです。皆さん、どしどし応募して下さい。詳しくは、24日のブログをご覧になって下さい。締め切りは1日(土)です。和歌山に続いて、埼玉でも模倣犯が。車を盗んで運転していたのは小学生とか。この国はもうおかしい。せめて、みんなで作文をして、日本語を守りましょう!
2005.09.26
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「南人も楽しい作文道場 WEB編」がいよいよ始まり、さっそくショート・コースのご応募をいただきました。ロング・コースも、どんどんご応募下さい。「元祖でぶや」を見ていると、「いよいよ食欲の秋。今年は食うぞ!!」なんていうのもいいかなと思います。あの何でもおいしそうに食らう石ちゃんは最高ですね。老若男女を問わず、人気があるのがわかります。ただ、ああいう番組ばっかりだと、ますます太ってしまうのは目に見えていますね。マラソンの野口みずき選手もよく食べると、解説者が言っていました。充分食べて、よく運動するのが、身体に一番いいことはわかってはいるんですが・・・。
2005.09.25
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いよいよ、「南人も楽しい作文道場 WEB編」を、きょうから1週間の予定で開催します。「お題」は、<ショート・コース> <ロング・コース>を用意しました。<ショート・コース>2005年の夏は終わりを告げた。この後に一文だけ加えて、文章を作って下さい。*冬ソナ最終回に出て来たようなセリフですが、面白い作品を期待しています。「終わりを告げました。」でも構いません。<ロング・コース>いよいよ○○の秋。この言葉から始めて、秋の思い出や計画・意気込みなどを、ブログ風に面白くまとめて下さい。事実である必要はありません。字数は、400字程度とします。*○○の部分の字数は自由です。投稿について皆様のオリジナルの作品を、このページの、「Mail メッセージを送る」より、投稿して下さい。ハンドル・ネームのままで結構です。締め切りは、10月1日(土)までとします。その後、公開を前提としますので、その点はご了承下さい。投稿していただいた方には、その後の投票権があります。最も面白かった作品を選んで投票していただきます。お互い楽しんでいただくことが最大のテーマですので、皆さんどんどんご応募下さい。お待ちしています。
2005.09.24
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新たな試みとして、「南人も楽しい作文道場 WEB編」を企画しました。「南人も楽しい作文道場」は、作文を遊びとして捉え、みんなで集まって楽しい時間を過ごす場です。先日、第5回を開催することができました。その結果は、9月10日、11日の日記で公開しています。WEB上での開催も、実は以前から懸案となっていました。せっかくのブログ仲間なのだから、WEB上で発信しあって楽しむ企画があってもいいのではないか、と思ったのです。そんなわけで、今回も三洞さんにご協力いただき、開催の運びとなりました。やり方としては、まず明日、このブログ上で「お題」を発表します。「ショート・コース」、「ロング・コース」を用意します。どちらでも、両方でも構いません。楽しい文章を書いて投稿して下さい。締切後、投稿された方による投票を行います。作品は公開を前提としますので、ご了承のうえ、ハンドル・ネームでご応募下さい。それでは、明日の「お題」発表を楽しみにしていて下さい。
2005.09.23
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アメリカでは再び巨大なハリケーンが上陸しそうだという。日本だって、台風17号が関東に向かって来ている。このような異常気象は、地球温暖化が原因と言われているが、アメリカが防止に本腰を入れないと効果は期待できない。また、これからの中国、インドも影響が大きそうだ。フォード・モータースがハイブリッド車の販売を伸ばす計画と新聞に出ていたが、地球温暖化防止がどこまでアメリカの世論で盛り上がるかが問題だ。
2005.09.22
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秋。空き、飽き、開き、どれもぽっかりと穴があいた感じの言葉。セイコー・スーパー陸上では、男女とも400mの活躍が目立った。トラック競技の基本である1周、400mで日本が強くなることは、とても嬉しいことだ。あとは、もう1周、そのままスピードを持続できる選手が出て来れば最高なのだが。夕方から、絵本の展示+ウクレレの演奏のライブへ。出展・出演は、みんな同年代の男性。自ら楽しんでいるというのが一番の印象。自分で絵本(文)を書く構想は、なかなか進まない。これも、自分で楽しみながらやらなきゃ、と気付いた。こう思うと気が楽になる。小雨が降ったり止んだりの天気で、傘を持って出かけたが、結局ささなかった。気温は低いのだろうが、むし暑い。作文道場は10月29日(土)の午後、「死語を掘り起こす」のテーマで開催予定だが、その前に一度、「WEB編」を計画中。
2005.09.21
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少しずつ涼しくなってきたせいか、いくらでも眠れる。昼寝をし、夜も普通よりむしろ早めに寝て、朝はまだまだ眠い。久々の連日の運動で、身体もガタガタだ。夕方、5時半ごろに車で出かける頃、あたりはもう暗くなっていて、寂しい感じがした。夜、鳥人間コンテストを見る。こどもも面白そうに見ていた。しかし、随分放送時間が遅くなったな・・・。
2005.09.19
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朝に床屋を済ませ、午後からプールへ。昨日の運動で、時間がたつほどに脚がボロボロになって来た。浅いプールで、こどもと遊んでいるうちに、せっかく来たんだから少しは泳ごうかと思い立ち、50mプールへ。かなり混んでいて、立ったり歩いたりしている人が多いので、2コース分だけ区切られた専用コースへ。これがいけなかった。脚が痛くてバタ足はほとんどできず、かと言って手のかきも弱い。100m泳いだだけですっかり疲れてしまった。
2005.09.18
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久々のランニング。トラックに行こうと思っていたが、あまり気合を入れてまた足首を痛めてもまずいので、こどもと近所の公園に行くことにした。まだリハビリの段階だ。昨日買ったシューズを履いて出かける。軽くジョギングで身体を温めたあと、体操。家で多少の運動はしていたが、思いっきり身体を伸ばす、曲げるというような体操はしていないので、硬くなっているのがわかる。結構、真夏のように暑く、すぐに汗をかく。脚の補強運動などをして終了。セミの鳴き声がすごく、また、黒いアゲハ蝶が飛んでいる。3連休の初日。高速道路の渋滞はすごいようだ。
2005.09.17
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ランニング・シューズを買いに出かけた。今まで、レース用のシューズばかり履いていたが、足首の保護にはもっとがっちりしたジョギング・シューズのほうがよいと思い、購入することにした。様々なメーカーの靴が並ぶ中で、一番いいものを選ぶのは難しく、全てを履いてみていたらキリがない。ワイドというのを履いてみたら、ワイド過ぎて横が余る。結局、見た目がシンプルで、底は厚いが軽量のアディダスのシューズを選んだ。
2005.09.16
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パソコン関係のリース物件の定期点検。これを機会に、まわりに産卵、いや、散乱した書類を片付ける。すると思わぬものが出て来たりする。捨てるものと、保存するものに分けるが、捨てるものでももう一度目を通したくなるものもあり、それを始めると時間ばかりが経過する。せっかく発掘したものをどこにしまうかが問題だ。
2005.09.15
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先日、日記のタイトルに「ことわざ」と入力しようとしていたら、途中でエンター・キーに触ったらしく、「こた」で登録されてしまった。すぐに編集画面で訂正し、本文を書いたのだが、リンクしていただいている方々のもとへは、最初に登録したものだけが反映するようだ。自分からお気に入りのブログを読みに行くと、おすすめ新着の一番上にくっきりと「こた New! 南人さん」の表示があってがっかり。ここは、削除して書き直すべきでした。失礼致しました。話変わって、先月の世界陸上。10時間以上をハードディスクに録画。それをレースのいいところだけDVDにダビングするつもりだったが、どうもうまくできそうにない。結局VHSに入れることにしたのだが、これが疲れる作業だった。それぞれをちょっと戻してダビング、のはずが切り替えの間違いでやり直し、スタートするかと思ったらCM、CMが終わったら突然見たい種目の決勝、こんなことの繰り返しで悪戦苦闘、疲労困憊だった。
2005.09.14
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笑い飛ばそう あんな客の言い草64億分の1の変な奴なんかに惑わされることないよまたどこかで きっと同じようなことを言ってるよそれが趣味なのさ笑い飛ばそう あんな上司の態度会社のためじゃなく、自分の出世のためしか考えていないんだけど ああいう猛獣みたいなのも たまには会社にいたほうがいいらしいよ全員が羊よりも笑い飛ばそう あんな先生の言葉生徒の前なら何言ってもいいと 勘違いしてるんだよ先生を教える先生が必要だね 厳しい先生がでも 誰がなるんだ?笑い飛ばそう あんな親の一言こんな子に育てたつもりはないって言われたってこっちだってあんな親から生まれるつもりはなかったんだからけど これが遺伝ってものなのかな結局 似てるよね笑い飛ばそう あんなわがままな女なんで気を使って お付き合いしていただかなきゃいけないんだよちょっとわがままなほうがかわいいって 自分で言うなよしかもちょっとじゃないだろ笑い飛ばそう あんなケチな男セットにはドリンクぐらいつけてよそれとね 私はラーメンはチャーシュー入りが好きなんだよ下り坂をニュートラで走ってると ブレーキ壊すよまあ 男なんてあと30億人ぐらいいるからね笑い飛ばそう笑い飛ばして 前へ進もう
2005.09.13
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今回の選挙では、自民党の事実上の分裂で票が割れ、民主党が漁夫の利を得るだろうという説が、選挙前にはあった。民主党もそう期待しただろう。しかし、全く逆の結果となった。郵政民営化反対派と刺客・新党などの話題で、野党は異種格闘技のリングでロープの外に押し出された格好になってしまったのだ。無党派層は自民党に流れたという総括がされがちだが、従来の民主党支持派の一部が小泉支持に変わったという部分も大きいと思う。噂があった、選挙当日のテロが起きなくてよかった。
2005.09.12
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引き続き、作文道場の報告を。きょうは後半戦について。「酒は百薬の長」 「情は人の為ならず」 「帯に短したすきに長し」 「他山の石」 「千里の道も一歩から」 「河童の川流れ」 「芸は身を助ける」 「後悔先に立たず」 「医者の不養生」 「背水の陣」 「金の切れ目は縁の切れ目」 「七転八起き」「以上のことわざの中から2つ以上を使って文章を書きなさい」 制限時間は約30分投票の結果、最優秀賞に3作品が並びました。<メグさん> 皆さんご存じの通り、私は毎日欠かさず、ビールを呑んでいます。今日一日健康に、ケガもせず過ごせた事に感謝しながら口にするビールは、極上の幸せを私に運んでくれます。明日も又がんばるゾ!と、意欲を涌き立たせてくれます。会社で嫌なことがあって、イライラして帰っても、ビールを呑めば、そのイライラが薄らいで、まっいいか!!ってな気持ちになれます。ちょっと体調が悪いかな?って思う日も、冷蔵庫の扉を開けて、一番最初に目に飛び込んで来るのがビールであれば、全然大丈夫!!私は元気!!!って気持ちになって、呑んでサッサと眠れば、翌日は絶好調に戻ってしまいます。私の心身にとって、まさに「酒は百薬の長」なのであります。だって、お酒が呑めなくなった時のことを考えただけで病気になっちゃいそうですもん。。。<ルーシーさん> 昨晩の出来ごと 昨晩は叔父夫婦のお招きで、義母と私達夫婦の5人でお食事会でした。一次会はおいしい日本食をご馳走になり、二次会は歌舞伎町へ、そこは元TVで活躍されていた72才のオナードニさんのお店、ショータイムは歌に踊りに72才とは思えぬ身の軽さ、声量!さすが芸は身を助く!です。酒は百薬の長とばかりに、少々のみ過ぎた母は、帰り際トイレでゲー、こちらのゲーは身をほろぼしますので、程々に。<チー坊さん>「背水の陣」なんて自ら退路を断てるのはまだまだ余裕がある証拠です。私なんざ物事が行き詰まりっ通しでまさに「七転び八起き」。くじける度に「千里の道も一歩から」なんてなぐさめながら前に進むのですがなかなか思い通りに行かぬものですね。 じゃあ背水の陣をしきましょうとつらい境遇へと追いやると、きまって墓穴を掘る結果に。「後悔先に立たず」ですな・・・。<感想>まずこの12のことわざを書き出し、復習しました。「情は人の為ならず」は、意味を誤解されやすい言葉の代表格。「河童の川流れ」「医者の不養生」は類義語が多い。体育会のコンパで芸達者だとむやみに酒を飲まされなくてすむ。これより「芸は胃を助ける」ともいう。そして途中まで忘れていたのですが、「酒は百薬の長」はメグさんのためにあるような言葉ですね、と指摘しは頃は時すでに遅く、メグさんはこれ一筋でもうどんどん書いていました。あまりに熱中して、2つ以上という点は忘れられたようですが、そのパワーに審判も押されて見逃してしまったようです。まあ、マラドーナの「神の手」のようなものでしょうか。会の最初に、「使わない筋肉が衰えるように、使わない言葉は脳の中で沈殿してしまうので、時々使って脳の引き出しに整理しましょう」という説明をしたのですが、その中で、チー坊さんから、「それでは、死語は?」という質問が出ました。ここから「死語」の話題で盛り上がり、次回のテーマは「死語を掘り起こす」に決定しました。「チョベリバ」はもはや死語か。「ナウい」「ドロンします」「ピッタシカンカン!」「シティボーイだぜ」なんて言葉も出ましたが、次回も盛り上がりたいと思います。
2005.09.11
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「南人も楽しい作文道場」を3ヶ月ぶりに開催することができました。第5回のテーマは「ことわざ」です。今回は、初参加の ‘杉田るは及ば猿がゴト師' さん(略称チー坊さん)の登場により、さらに活気が出て、楽しい会になりました。前半戦の結果です。投票の結果、優秀作品は次の通りです。優秀賞は、同数で2作品でした。 課題 : 「私の好きなことわざ」 時間 約20分 <最優秀賞作品> 杉田るは及ば猿がゴト師(チー坊)さん「運命を受入れるだけでは 幸せになれない」 中学の卒業文集に記したこのフレーズは、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のヒロイン、森雪がイスカンダル星を去る前にスターシアに言ったセリフである。 運命に流されるだけの人生でなく、自らの道を切り開くために努力してこそ自分の人生であり、決して後悔しないことを信条とする生き方に共感を覚えたものだ。 とは言うものの、中学を卒業して数十年、「棚からボタ餅」なんてことわざに、妙にうなずいている自分が今ここにある。 果たして私は本当に幸せに生きているのだろうか・・・。 <優秀賞作品> メグさん「来る者は拒まず 去る者は追わず」 お友達を作るのが得意じゃなかった小・中学生時代、来てくれる人を拒んでいたら、一人もお友達が居なくなってしまう気がして、自分を押し殺してでも、相手に合わせて付き合い、家に帰って一人になると、ものすごく疲れている自分を、情けなく思っていました。高校で部活を始めたのがきっかけで、友達作りが不得意でなくなると、今度は本来持っていたらしいおせっかいの虫がうずき始め、あまりのしつこさに去って行った友達も、居たかも知れません。社会人になって、そんな学生時代の自分をふとふり返った時に、これからの人付き合いのスタンスは、「来る者は拒まず 去る者は追わず」でいながら、自分を殺さず、しつこくつきまとわず、自分から遠ざかって行った人には、「ごめんなさい」と「ありがとう」を心の中で伝えて行こう、と肝に銘じたのでありました。 <優秀賞作品>ルーシーさん 高校時代からなりたかった、体育教師になって2、3年目、指導することに壁を感じ、海外で働きたいという夢が浮かんだ時、英語もできない私がどうやって?と少々悩み、そのまま教員を続けようか?どうしようかと思った時に、「後悔先に立たず」という言葉が私の背中を押してくれ、半年後にカナダへ出発し、夢をかなえる事が出来ました。 <感想>皆さん、意外にも(?)、それぞれ悩みを抱えながら生きてこられた訳ですね。そんな時の一つの指標や、座右の銘として、ことわざが生きていることがよくわかりました。南人自身」、迷った時は後で後悔しない方を選ぶようにしています。メグさんの昔の悩みは、あの「ファイト」でも出てきましたね。最後に、くだらない一句が浮かびました。「クールビズは拒まず ウォームビズは追わず」・・・??後半戦の結果は、明日の日記で報告します。
2005.09.10
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9月9日は「救急の日」だそうだ。初めて知った。それでは「作文の日」は?う~~ん・・・。3月92日??・・・だめだこりゃ。足首を使わず、腹筋とももあげばかりやる日々。
2005.09.09
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ことわざは奥が深い。幅も広い。また、地方によって独特のものがあったり、微妙に言い方が違っていたりして面白い。「君子は危うきに近寄らず」「転ばぬ先の杖」「李下に冠を正さず」などの用心深いことの例えも多いが、一方、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と元気なものもある。「門前の小僧習わぬ経を読む」があれば、「習わぬ経は読めぬ」もある。「船頭多くして船山に上る」のように、まさにその通りだなと実感させられることわざもよくある。どこで作られ、どのように伝えられて来たのか、不思議なものだ。作文道場の前に、しばし勉強。今、テレビの天気予報から聞こえてきたのは、「暑さ寒さも彼岸まで」
2005.09.08
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台風が過ぎて、夕方西の空を見ると、青空と、夕焼けのピンクと、その向こうのどす黒い雲のコントラストがあまりにもすごい。こどもを連れてマンション最上階に上って眺める。黒い雲がすごい勢いで流れていく。三日月のすぐそばに星が見える。これも珍しい光景だ。台風は能登半島沖で、一度進路を真東に変えた。また関東に戻るかと思ったら、また元の進路の延長上に戻った。サッカーのフェイントのようなもの。サッカーといえば、ホンジュラス戦。とにかく「勝った!!」という試合。ホンジュラスってどこ?という話があちこちで出る。こどもの頃から地図帳を眺めるのが大好きで、その影響か旅行会社に就職し、しかも海外出張の営業部署にいた南人も、中米ということはわかっても、具体的にどこということはわからない。情けないことだ。改めて地図で調べると、メキシコの南、グアテマラとニカラグアにはさまれて、カリブ海に面した国。対岸はジャマイカだ。緯度はハワイより南で、かなり暑そうな地域。これより強い国がひしめいているのだから、中米はこわい。
2005.09.07
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きょうは星新一の誕生日だそうだ。nurumeさんのブログに出ていた。自分が一番影響を受けた作家ではないだろうか。中学時代に星新一の本を貸してくれた友人は、今は出版社で活躍している。楽天イーグルスは9月になって調子があがった。後は全部負けても98敗。こういう計算をしなくていいようにして欲しい。一年目ですでに黒字化が見込めそうだというが、節約し過ぎだ。来年はもっと選手を補強しないとファンがついていけない。
2005.09.06
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