時はやさしく流れ行く

2008年11月11日
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カテゴリ: 生きる




私のような者がその道を目指すには、まだ早すぎて、
未熟すぎてとても辛かった。


それまでも、生きていてよかったなって思うことは、少ししか無かったけど。

でも、そのあとの14年間は、
ほんのちょっとの、素晴らしすぎる経験、
大部分が、辛すぎて、貝のように固く心を閉ざす日々だった。


大好きなこと、信じた道は厳しすぎて、却って自分を傷つけ、
もう生きる希望さえ失われていた。


でももう、時は取り戻せない。


特にこの2年間、本当は行くべきところがあったのだけれど、
そこには行けなかった。
今行ったら、もうそこは間違いなく、嫌悪の場所でしかなくなりそうだったから。

行かずに時間をムダにしているかのようだった。


それから、長かった冬から漸く回復し、温かい光が差し込み出した自分に、
最後の試練のように、2つの大きな試練が起きた。


私の手からこぼれ落ちようとしているものは、まだ私には必要だった。
それが無くなったら、何も残らない。

気丈にしていたけれど、だんだん弱って行く自分。


この道は、違っていたのかもしれない。




この道は諦めて、新しいことを、今までしようと思ったことをしてみよう。

この数ヶ月、新しい場所に出かけ、新しい人にも出会った。
新しいことにも挑戦を始めようと試み出していた。



でも分かったんだ。

これを自分は求めてはいない。

これをしたかったから、自分は生まれて来た訳ではなかった。


出会うべき人にはもう出会った。


目新しいこと、珍しいもの、新しい知識、新しい技術。
全て、私にとっては一時的な遊びだった。

そうやって自分を信じて行けば、いつかは願いは叶うだろう。


誰よりも美しく舞い、歌れるだろう。

誰よりもおいしい料理を創り、皆を楽しませることが出来るだろう。

誰よりも美しく、誰よりもセンスよく暮らすことも出来るし、
誰よりも、美しくあることもできるだろう。

願い通り、誰よりもいろんなことを知っていて、誰よりも力を持ち、
誰よりも、皆から尊敬されるかもしれない、
皆を動かし、皆の中心になるかもしない。


素晴らしい努力と経験、素晴らしい自信。

でも、私はそれを求めていなかった。


もちろん、何も出来ないことで、
人から馬鹿にはされたくないし、必要以上に下に見られるのも嫌だ。
卑下もしたくない。失礼な態度を取られるの嫌いだ。

でも所詮それは、見る人の価値観であり、それを変えることは出来ない。

自分が傷つけられた相手に、いくら傷ついたと言っても、
私の気持を理解出来はしない。



人はそれぞれいろいろな事情を抱えて生きていて、
相手の要望に叶えられないことだって沢山ある。

それをいちいち報告出来ないし、問われても、
自分がどうしてそういう行動をしたか、正当な理由などすっかり忘れていて、
あとで思い出したりする。

いくら感じよく振る舞ったところで、
いくら相手のことを思った行動だったとしても、そんなこと、
相手の好み次第、結局なんにもならない。


自分の行動の微調整を、繰り返していて、どうなるというのだろう。
彼や彼女が、私を見る目が変わらない限り、ずっと一生それの繰り返しだ。



世の中を変えられると信じて、日々かけずり回っている彼は、
忙しすぎて言葉が荒くなり、それで自分が人を傷つけていることすら、分からない。
何かの拍子に、彼よりも秀でたことをしてしまうと、それが現れる。
それは彼が、私を見下していることの現れでもある。


自分が高くあることに夢中な彼女は、まわりにいくらでも愛を与えられるくらいの
恩寵を授けられているにも関わらず、まだそれを求め続けて、
周りが見えていない。


自分は女神のように皆を愛し、皆に光を与えていると信じている彼女も、
相手から、自分の容量以上の行動をとられると、怒り、相手を攻撃する。


みな、夢から覚めない。




だから気づいたのかもしれない。


自分はムダなことを求めていたことに。

ただ、それは起きる時に、起きる。



だから自分は、一番大切な人の側で過ごそうと。

ただ、そこにあるだけでいい。

あなたなしで、私はどうやって過ごすことが出来るのでしょう。

深いハートの奥に住まわれる方。

ただあなたと共に在りたい。













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Last updated  2008年11月11日 21時30分40秒


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