ナがために鐘はなる・なんの役にもたたないけれど

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2019年08月01日
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京都シネマに、映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』を見に行きました。

公式はこちら ​。



海外ドキュメンタリーって感じの映画だった。
一部、ドラマっぽいシーンもあったけど、それも説明の一部という感じかな。

第一次大戦前後のウィーン、
前の時代とは違う、新しい芸術をという作家たちの活動。

性によって決めつけられたことへの疑問、違和感に着目するようになってきた、
表わされてきた時代ということなのかな。


シーレを最初に知ったとき、すごいなと思ったものでした。
すごく惹かれるものがあった。映画の中で言われていたように、
若い人が心揺さぶられるものがあるよね。

痛々しく感じる線、
表面を取り繕うために隠しているものを
描き尽くしたいという感じ。
あばいてやりたいというわけではなさそうなんだけど、
そんなところに、若い魂(//∇//)は惹かれるんだろうな。

でも、映画の説明を聞く限りでは、
今の私から見たら、やっぱり痛々しいシーレと思うよなあ。
モデルとして描いてきた、恋人の女性は、

なんとなく、「彼女は頭が悪いから」と言ったという、事件になった東大生のセリフを思い出した。

でも、わいせつな絵を描くということで長く拘束されるというのは、
やっぱり辛いなと思う。


クリムトのは、大きい作品を見たいなと思った。
体力、気力の半端ない人だったんだろうなという気がする。


映像で、観光案内にもなる感じ。
ちょっとずつだけどね。
ここは行ったなーとか、なんで行かなかったんだ?とか思いながら見ました。

私はあの頃、ベルエポックとか、両大戦間とかに関心があって、テーマだったので、
分離派美術館とかあの辺は見に行きました。
それで、シェーンブルンは行ってないという(^^;;
フロイトの家は行ったのを思い出した。

フロイトばやりで、実験台として
調査されつくした子の自殺とか、
クリムトらの絵画だけではなく、
工房の発達とか、
女性カメラマンでアイデアて売れっ子になった人とか、
クリムトの恋人のデザイナーとか新しい社会の波に乗った女性、
また古くからのサロンのマダムというかパトロンの女性や、
舞踏会デビューの若い男女たちの話も出てきて、興味深かった。

音楽も楽しめた。
すぐ曲が代わって、もうちょっとたっぷり聴きたいという気はしたけど。
ブラームスの交響曲第3番第3楽章、『翼ある人々』を思い出させる^^
メロディックでせつない曲もあったし。
ベートベン、マーラー、シェーンブルクと
ウィーンの音楽と美術のつながりが深いことを思い出させてくれる。

一番いいなと思ったのは、
ずっと流れていたクラシックの名曲じゃなくて、最後のバンドネオン?の曲。
なんていう曲だろう。

そして、バンドネオン奏者のいた、ウィーンの街を見下ろす丘みたいなところからの
風景がよかった。

あふれるような情報量の映画でした。





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Last updated  2019年08月10日 10時13分37秒
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