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じゅんち&光流

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2006.09.21
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カテゴリ: 夏祭り【健side】
 姉が俺の頭をなでる。くそう、子供あつかいしやがって。
 お参りが終わり、姉が腕をつかみなおしてきた。もうつかまないものと思っていた俺はビックリした。
「帰ろっか?」
「う、うん」
 姉はスタスタと歩き出した。もう何も食べないのかな?と思っていると姉がピタッと足を止めた。
「ねぇ、金魚すくいやっていかない?」
 姉はそう言うと俺の返事も待たずに金魚すくいの屋台のほうに歩いて行ってしまった。引っ張られていく俺。
「おじさん、一回ね」
 姉はおじさんからポイをひとつ買うと金魚のいる水槽の前にしゃがみこんだ。

「あ~もう!!絶対あの子が欲しいのに!おじさん!もう一回!」
 どうやら狙っている金魚がいるらしい。必死になって追いかけている。可愛いな…。って俺は何を考えてるんだ!?
「また破れた!もう一回!」
 なんでそんなに必死なんだ?
「しょうがないなぁ、かしてみろよ」
「あっ、あの子よあの子。赤い出目金」
「はいはい」
 俺は姉のために赤い出目金を捕ってやった。こーゆーくだらないことはうまいんだよね。俺。
「お、おじょうちゃん彼氏さんが捕ってくれてよかったねぇ。はい」
 おじさんが出目金をビニール袋に入れて姉に渡していた。か、彼氏じゃないっつーの!
「うん。有り難う」

「さ、帰ろうか」
 姉が俺を引っ張る。俺も姉に引っ張られるがまま屋台から離れる。
「金魚…。捕ってくれて有り難う」
「どう致しまして。なんでそんなにそいつにこだわったんだ?」
 俺がそう聞くと姉は恥ずかしそうに言った。

 び、びっくりしたぁ。そんな台詞が出てくるとは思わなかった。俺は顔が赤くなってしまった。
「何よ?悪い?」
「いや別に…」

>>つづく





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Last updated  2006.09.21 20:53:17
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