星とカワセミ好きのブログ

2020.05.30
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2020年5月29日12時40分ごろ、航空自衛隊のブルーインパルスが都心上空を飛行するということで、12時30分頃から、東京都千代田区にある霞が関ビル前広場で待っていました。
今回の飛行は、新型コロナウイルスに対応する医療従事者に感謝を伝える目的だそうで、埼玉県の航空自衛隊入間基地を離陸したブルーインパルス6機と、飛行を管理する1機が編隊を組みました。
青空には月がうっすらと見え、ヘリコプターが何度も旋回していました。

霞が関ビル前広場からは、12時44分と、12時55分の2回、6機のブルーインパルスの飛行と白いスモークを見ることが出来ました。速い飛行なので、ビル影から見えたと思ったら、あっという間に反対側のビル影に消える感じでした。
カメラはCANON POWER SHOT SX720 HSです。

私の部屋の本棚に「ブルーインパルスの科学 知られざる編隊曲技飛行の秘密/赤塚聡/サイエンス・アイ新書/SBクリエイティブ」があるので、見直してみました。
ブルーインパルスは1960年に発足しましたが、1964年の東京オリンピック開会式で青空に五輪を描いたり、1998年の長野オリンピックなど、一大イベントでの飛行は大変印象に残っています。

本には白いスモークがどのように発生するかも詳しく書いてあります。
右側エンジンの排気口のすぐ後方に配置されたノズルから発煙油(スピンドル・オイル)が噴射されます。高温のエンジン排気に向けて噴射された発煙油は、熱により一瞬で気化しますが、すぐに大気中で冷却されて凝結し、その微細な油のしずくが白いスモークとなって表れるそうです。


ブルーインパルスの6機について、それぞれ高度な専門性を持った役割を与えられているため、それぞれのパイロットが自分の担当以外のポジションを操縦することはなく、交代は不可能だそうです。
(P44~45 6機に与えられた役割とは?)



↑ 2020年5月29日 12時33分。東京都千代田区霞が関、霞が関ビル前の広場にて。
青空に月がうっすらと見える。(写真では黄色の丸の中に月がある)



↑ ズームにして月を写す。


↑左は霞が関ビル。中央は霞が関コモンゲートビル(金融庁)、右は合同庁舎7号ビル東館(文部省、会計検査院)。


↑ 月とヘリコプター。





↑ 霞が関ビル前広場の上空を飛ぶヘリコプター。


↑ ヘリコプター「JA520H」。ズームで写す。




↑ 旅客機が上空を飛んできた。


↑ ズームにして写した。









↑ ブルーインパルス6機と白いスモーク。6機に並行して、1機が後ろから編隊の動きを確認している。


↑ 12時44分。


↑ 12時44分。








↑ 12時44分。


↑ 12時46分。





↑ 12時55分。2回目の飛行の姿を見た。6機+後方に1機。



↑ ブルーインパルス6機編隊。


↑ 12時55分。6機編隊の後方に、1機が6機を管理するため追尾している。


↑ ブルーインパルス6機編隊。


↑ 6機+後方に1機。





↑12時55分。この後、ビル影に消えた。


↑ 12時56分。スモークが残る。








↑ 2020年5月30日、朝日新聞朝刊、1面。


↑ 「都心上空 感謝描く」。






↑ 「ブルーインパルスの科学 知られざる編隊曲技飛行の秘密/赤塚聡/サイエンス・アイ新書/SBクリエイティブ」。


↑ P73。右側排気ノズルの後方には、発煙用のスモークノズルが配置されている。


↑ P70~71。


↑ P45。ブルーインパルスの基本隊形である「デルタ隊形」。





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最終更新日  2020.06.01 23:50:31
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