星とカワセミ好きのブログ

2023.05.14
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カテゴリ: 河合奈保子さん
1981年10月5日、河合奈保子さんはNHKホールの小ゼリから4.5メートル下に転落し、第一腰椎圧迫骨折で入院しました。

病院では長期にわたりギブスで体を固定していましたが、コルセットに変わり、入院して約1か月後の1981年11月4日、奈保子さんは自分の足で立つことができました。

「わたぼうし翔んだ 奈保子の闘病スケッチ/河合奈保子/ワニブックス/1983年5月20日初版発行」P175~176に、「ペンギン娘」としてこの時の事が記載されており、紹介します。
「ペンギン娘」
昭和56年(1981年)11月4日(水)
今・・・たった今。自分の足で立てたんです、私!
昨日も少し立ってみたけど、すぐダメになってしまって・・・・。
今日も立った時には、ヒザがガクガクして自分の足っていう感覚がなかった。
でも、勇気を出して、左足を一歩、前へ。すごく怖かったけれど。一歩、二歩、三歩・・・歩いた。

うれしかった。うれしくて、しばらくボンヤリ見てた。
こんな喜びは、自分しかわからないだろうなあ。

*今日から付き添いの渡辺さんは、自分のお家に帰ってしまいました。一か月ものあいだ、本当にありがとうございました。

昭和56年(1981年)11月5日(木)
今は夜の11時5分すぎ・・・。アハ! 今日は、別に何もなかったけれど、なんだかとっても楽しいのです。
だって、昨日より、また少し歩けるようになったんだもん。
朝には、お花にお水もあげられたの。でも、今日は少し、歩きすぎたみたい。
私が歩くと、みんなが「ペンギンみたいだ」っておもいっきり笑うのです。
失礼な・・・。真剣に歩いてるっていうのにね。
(日記より)






↓「わたぼうし翔んだ 奈保子の闘病スケッチ/河合奈保子/ワニブックス/1983年5月20日初版発行」 









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最終更新日  2023.05.21 09:43:32
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