今日の素敵 ~猫の散歩日記~

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December 28, 2003
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カテゴリ: カテゴリ未分類
フェルナンド・ボテロ展がマイヨール美術館で11月から行われている。


ああボテロ。
いきなり大サイズの作品が並ぶ。カップルでおどっているものやら楽団やら風景やら・・・
どれもこれも当然なのだがボテロ。
誰もが太っていて、風船のように空気でふくらました体をしている割には胸が小さかったり。女性はほぼみんな髪の毛が長かったり。
実際の逆を行ってるのだろう。
ワインのボトルまでもが、コミカルに太っている。
風景全体を、魚眼レンズよりもっと広角にしたような、風景。


もっと、はっきりした色を使っているのかと思っていたら、意外と色がやさしい。
そしてピンクやエメラルドグリーンや、オレンジ、などをふんだんに使う楽しさ。私の好きな色ばかり。

みていて心が和む。楽しくなる。
色の使い方、書いてる対象がわりと日常のものが今回は多くて、親しみを感じる、そして笑える。

今回はそれに加えて、彼の故郷、コロンビアでの2000年の大虐殺事件を題材にした作品をそろえた部屋もある。今までの作品とはうってかわり、日常の楽しさはずたずたにひきさかれ、なんとも残酷な証明作品。
御伽噺に出てくるような牧歌的な教会の前で、子供を殺そうとしてる男。
何十という棺おけを担いだ人の行進。
美しい教会内部での庶民の虐殺・・・
胸も目も痛かった。

そのほか彼の水彩、デッサン、下絵なども展示。
ほとんど最近の作品が多かったが、見ごたえ十分。


しかし、かれは若いうちに自分のスタイルというものを確立し、それを今まで忠実に再現してきた。表現してきた。しかもあの独特のスタイル。そうすることによって、誰もが「あっ、ボテロ!」とわかる。
しかもマスコミの使い方がうまい。
表に出るのをちゅうちょしない。自分を売るのがうまい。自分の仕事を隠さない。
ある友人は、まるでピカソのようだ、という。
なるほど。


彼の作品は、キャラクターグッズにしやすいので、飛ぶように売れていた。

しかし、今彼70歳くらいだが、あの仕事量。
2000年に入ってからの作品が結構な量を占めていただけに、う~ん、またしてもプロ中のプロの仕事に感嘆。
本物をみる幸せ。







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Last updated  January 12, 2004 07:37:36 AM


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